いつもあなたのそばに
あなたとわたし
爪月の夜
呆れた男
懲りない男
手習い
胸にある、あたたかい光。
肩たたき
ひなたぼっこ
十二国記とは?
主要人物紹介
海客のための十二国事情
海客のための十二国事情
講義内容
1.国土と王宮
2.国府の組織と行政
3.王と軍
4.生活文化
5.故事
生活文化 -- せ い か つ ぶ ん か
十二国には不思議な法則が全ての国に共通して成り立っていますがそれは建築物の配置のようなところにも多く見られます。
ここでは十二国の代表的な施設を勉強していきましょう。
1.凌雲山
まず、凌雲山の構成を見てみましょう。
ひとつの国は必ず9州からなりたっており、中央の州には首都と王宮をおく凌雲山があります。凌雲山の頂上にある王宮などは各国趣は違えどその配置などに大きな違いは見られません。
燕朝
(えんちょう)/王の住まい、朝廷を置く
内朝
(ないちょう)/臣下のうち高級官吏の住まい、役所を置く
外朝
(がいちょう)/臣下のうち下級官吏の住まい、役所を置く
国府
(こくふ)/--調査中--
雉門
(ちもん)/中門とも言う。市民が出入りできる最奥を守る
皐門
(こうもん)/宮城の入り口を守る門。
*なお、製作者の文章読み取り能力が欠如しているため嘘っぱちを書いている可能性もあります(笑)
2.燕朝
凌雲山の最上、王と麒麟と官吏が働く燕朝は政治の中心地です。
それだけではなく、主上と麒麟が寝起きする王宮でもあります。
めったなことでは入ることのできない燕朝の構成を見てみましょう。
燕寝
(エンシン)/
後宮
(こうきゅう)王后の住まい。燕寝の中心であることから燕寝のことを直に後宮とよぶこともある。北宮・小寝からなる。
東宮
(とうぐう)王の親族の住まい。長明宮・嘉永宮からなる。
西宮
(せいぐう)悟桐宮(ごどうきゅう)鳳凰・白雉など5種の霊鳥が住む
福寿殿(ふくじゅでん)路木をまつる太廟(たいびょう)王が礼拝する廟
正寝
(セイシン)/
長楽殿
(ちょうらくでん)正殿。王の住居。
花殿
(かでん)長楽殿のひかえの建物。
仁重殿
(じんじゅうでん)宰輔である麒麟の住居。
内殿
(ナイデン)/
正殿
(建物名不明)王が執務を行う。
広徳殿
(こうとくでん)州侯である麒麟が執務を行う。
外殿
(ガイデン)/
正殿
(建物名不明)朝議を行う間がある。
掌客殿
(しょうきゃくでん)国外からの賓客用。
*製作者の文章読み取り能力が欠如しているため嘘っぱちを書いている可能性があります(笑)
景国をモデルとしておりますので、他国では名称が異なる可能性があります。
**製作者の読み取り能力欠如のため、「路寝」と呼ばれる場所があるはずなのですがそれがわかりません。(ひょっとすると「正寝」は建造物の名で路寝のなかにあるのかも…ムムム禁門も五門もわかんないよ…)
さらに「○○殿」となっているのはひとつの建物を指すわけではなく、そのなかに正殿がかならず配置されているようです。
その正殿にも名前がついていたりすると思われます。
「内殿は外宮の終り、また外殿は内宮の終り」いう有名な文言があります。外宮は基本的に官吏の働く場所で、内殿より奥には入ることができないことになっています。
また内宮は基本的に王と麒麟の執務する場所であり、王は内殿より外にでないことになっています。
3.里
では里ではどうなっているでしょう。
里は最大25戸から成り立っている最小の行政区分単位ですが、人の誕生を司る里木を祀るという大きな役目があります。
古くから里は里木を祀る社を中心に構成されています。
里府
(りふ)/里をおさめる役所
社
(しゃ)/里木や祖先を祀っている
里家
(りけ)/老人や親を亡くした子が暮らす施設
里閭
(もん)/里にある門。日暮れになると閉まってしまう
*なお、製作者の文章読み取り能力が欠如しているため嘘っぱちを書いている可能性もあります(笑)
里には耕地と家が25戸あり、そのすべてを高い塀で囲って防御を固めています。その塀にそって巡っている道を
環途
(かんと)と呼びます。
里閭と里府をつなぐ、南北に伸びる大きな道を
大緯
(だいい)、東西に伸びる大きな道を
大経
(だいけい)と呼びます。
4.社
社の中をもう少し詳しく見てみましょう。
里木
(りぼく)/
家畜や、その里の夫婦の子を授けてくれる木を祀る。
社禝
(しゃしょく)/
土地神と五穀神を祀る
宗廟
(そうびょう)/
祖霊を祀る