2001年12月の研究開発記録&雑記帳>


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12月31日(月)「パロディーと創作」

コミケも終わり有明は平和を取り戻したであろう。
ま、作家陣は次の申し込みが済むまでは終わっていないだろうし
仕分けの済んでいないグループは戦利品の確認が大変だといったところだろうか。

コミケといえばパロディーやオマージュの宝庫でもあり
創作の場でもありまさに玉石混合というのが相応しい。
元ネタがありそれを題材に磨きなおすものも著作権を無視とは言わないが
2次創作という名前でオリジナルがあるパロディーとして独自の位置を持つ。
きっちり元があると表明しているのが普通だ。
それは元ネタに対する敬意の表れでもある。


さて最近公開されたディズニー100周年の映画「アトランティス」をご存知だろうか。
実は私もまだ観てはいないのだがこれがいろいろな所でちょっとした話題になっている。

ことの発端はアメリカのアニメファンだったみたいだが
「アトランティス」がNHKアニメの「不思議の海のナディア」に酷似しているというのだ。

ディズニーと言えば任天堂並に著作権にはうるさい企業のはずだ。
まあ前作でも「ライオンキング」で手塚治虫の「ジャングル大帝」の盗作だなど
と言われたのにまたやってしまったようだ。

別にプロットが近いとかアイデアが似ているというのは原典が同じならば分かる気もする。
でも登場人物まで同じにするのも考え物だと思うけど。
ディズニーは映画の興業収入やビデオよりもその後のキャラクターを売ることで
収入を得るのだからキャラクターの真似はするべきでは無かったのかな。
ディズニーは真似したとは死んでも言わないだろうけど
誰が見てもあれは壊れたナディアだと思う。


12月30日(日)「餅つき」

クリスマスも終わればまもなく正月である。
都会にいると正月ムードはTVの特番が始まったりすることくらいしか感じないが
田舎に行くとおせちの準備や餅の準備などがあるので雰囲気がある。

餅と言えばせいろで蒸したもち米を臼と杵でぺったんぺったんつくものだが
最近の子供はそういう機会に会うことはあまり無いのだろうな。
○○の切り餅などパックで売っているものが餅だと思うか
機械でぶるぶるやって作るのを見るくらいだろうか。


かく言う私も何年も臼杵でつく餅はついていない。
が、ちょうど今年はたまたま機械で餅をつく現場に居合わせた。
もち米を蒸すのもつくのも一台で行える。
洗ったもち米を入れてボタンを押すだけだ。

しばらくぶるぶる機械が震えてもち米の原型が無くなってきて
次第に丸くなってくる。
湯気がほかほか出てきてしばらくすれば出来あがりだ。
機械でついても出来あがったものは一応餅は餅だ。

風流とかを別にすれば確かに便利は便利だ。
餅のつき手が大勢いなくても勝手に餅はできる。
でも便利さと引き換えにだんだん失うものがあるはずだ。

ただそれが何か気が付く時にはすでに遅いのかもしれない。


12月29日(土)「渋滞の先頭」

帰省のシーズンだ。
東京駅や羽田空港は田舎へ帰る人で混雑し
高速道路は北に南に渋滞が続く。

有明では今頃戦いが繰り広げられているのだろうなと
思いつつもステアリングを握って西に走る。

環状8号線は渋滞のメッカだ。
昼も夜も深夜でも都内を避けて走るトラックが爆走する。
下手に昼間に環八に入ったら目も当てられない渋滞にはまることがある。
昔は井荻の西武池袋線の踏切がありそこで大渋滞になっていたが
現在はトンネルができて少しはましになった。
それでも年々増える交通集中に対策が追いついていないのが現状だ。

環八の交通集中を防ぐには東京外郭環状線の完成が一番現実的だ。
だが東京外環は今一番揺れているかもしれない。
東京外環は練馬の大泉で止まっているがその南は世田谷の住宅街が広がり
地上や高架でかわすのも難しいから地下を通そうとしている。

それができるまで我々は生きていられないかもしれないから
渋滞を回避するには環八を通行しないか時間を外せば良い。
不眠不休の環八もわずかに交通量が減る時間帯がある。
深夜3時を越えて朝の6時までの3時間はわずかに通行量が減る。

・・・などと考えていたら富士の裾野で2kmの渋滞に捕まる。
渋滞の先頭は事故や工事規制のように分かり易いものばかりではない。
自然渋滞は登り坂やトンネルのように軽くスピードが落ちるところが
渋滞の先頭になり易い。
だから渋滞ができるのはその道の設計が悪いとも言える。

交通集中を防ぐことが出来ないのであればせめて渋滞の起こらないような設計に
するべきだと思うのだがね。


12月28日(金)「賀状製作」

年末も押し迫ると二年前の2000年問題騒動を思い出す。
あれだけ騒いでほぼ被害無し。
人間だから火事場見物と同じで怖いもの見たさも少しはあって
何か起こるのでは無いかとちょびっと期待していたが
何も起こらなかったことにほっとするも残念だった気がする。


今回の年末はあまりに私事に仕事、両方忙しかったから
年賀状の作成にも時間を割くことができなかった。
デジタルカメラで撮影してきて画像修正かけて出来あがりだ。
なんの、正味二時間掛かっていない。
いや掛けられなかったとも言えるか。

プリンターも新調したのだからココは一発と思い
昨年同様怪しい賀状も作成するつもりだったのにペンすら取れない始末。
むう残念無念。
でも下手な塗りだったら誤魔化し効かないから余計に大変なことになるかもな。

まだ救いなのは今年も宛名書きをプリンターにさせなかったことかな。
本当に時間が無ければ刷るけどせめて宛名くらいは自筆で書きたい。
賀状は新年の挨拶でもあるからへなちょこで下手な字だがこだわりたいのだな。


12月27日(木)「問題続出か?」

9月に起きた同時テロでは世界の様々なところにいろいろな問題が起きることを
改めて思い知らされたがまたも問題が取りざたされたようだ。

テロ以降アメリカの企業業績は確実に下がっている。
自動車業界は金利0セールを行なって一時的には業績を保ったが
それも長くは続かないようだ。
このところアメリカはずいぶん長く好景気だったせいもある。
不況がじわりと迫って来て焦り始めたのだな。

以前ここでも確定拠出企業年金(401K)の話は軽くしたと思う。
おさらいしておくと企業が毎月一定の掛け金を拠出して
社員は提示された金融商品(自社株他)の運用指示したその運用結果にて
年金額が決まるというある意味博打の要素を含んだ年金額保証無しの年金のことだが

アメリカの企業はコスト削減の為に企業拠出分の年金に手を出して
停止もしくは減額し始めたのだ。
そもそもアメリカが好景気であれば企業業績も上昇するし余裕のある企業は
企業拠出分も多く支払えるから401Kは流行りこそすれ何も問題無かったのだが
不況になって株価低迷が始まると企業拠出どころの騒ぎでは無くなってきた。

こうなると401K加入者は困るわけだ。
株価低迷で自分の運用も失敗かもしれないわ企業からの拠出分まで
減額されるわではまさに泣きっ面に蜂状態である。

でも海外の話だと笑っていられないのだけどな。
日本も尻に火が付いているのだが政治家は日本が沈没するまで
何も出来ない、いや最後まで何もしないのだろうな。
もしも年金制度が無くなっても自分は困らないからな。
最終的に年金受給が80歳からとかいう話になったら誰が責任取るのかな。


12月26日(水)「眠らぬ街」

都会は何かと便利なところだ。
まあ便利であるから人口が増えそれに伴って色々な商売が成り立つのだ。
人口が増えると職種も様々で早朝から深夜まで誰かが働いているともいえる。

深夜といえばコンビニ辺りがその筆頭か。
今やちょっとした町なら必ず24時間営業のコンビニが一軒や二軒存在する。
コンビニが成り立つのはそれだけ人がやって来るからであって
太陽と共に起きて日没と共に寝る生活だと深夜営業は必要無いから
農業中心の地域にはコンビニはあまり成り立たない。
でも都市部では残業帰りの賃金労働者や塾帰りの学生などの憩いの場になっている。
そういえば夜10時を廻っても運行するバスも走っているのだな。
田舎では夕方6時を廻ったらバスも走っていないのだが。
しかも思ったより乗客がいるということは需要があるということか。

さすがに鉄道は24時間運行は無理のようだ。
単発的には不可能ではないのは大晦日から正月にかけては
初詣客の為に24時間運行している鉄道もあるから分かるが
毎日は保全のことを考えると難しいものがあるのだろうな。

でも全く可能性が無いとも言いきれないかもな。
一日おきに集中保全を行なうなどして深夜営業することは可能かもしれない。
そうなると夜の街は終電を心配しなくても良い日ができるから
更なる発展をとげるかもね。

ジーンズメイトや肉のハナマサのように直接遊びとか関係無い分野でも
深夜営業によって新規の客を確保しているし
ドンキホーテなどの深夜客をメインに狙っているところも実際にある。

これだけ世の中が変わってきたから生活時間帯も人それぞれなのだろうが
本来の体のリズムと違う事をしていて何か変わってしまわないだろうかと
思うのは考えすぎだろうか。


12月25日(火)「きた」

今年もついに年末に来てしまった。
何が来たのかと言うと風邪である。
もともと身体は丈夫な方なのだが一年に一度か二度ほど体調を崩す時がある。

私の場合それは一気にやって来る。
突然めまいがしてつっぷしてしまう。
気分もすぐれなくて食欲も無くなる。
だいたいそういう場合は熱を出している時が多い。

もともとの平熱が35度台だから37度を超えると動くのも億劫になる。
思考もはっきりしなくなり行動も鈍くなる。
こんなときは体力を回復させるためにじっとしていることしかできない。

体温を測ると38度を超えていた。
・・・こんな文章を書いている場合ではないな。
何も考えずに寝ることにしよう。


12月24日(月)「聖しこの夜」

別に私はクリスチャンでは無いのでイエスキリストの聖誕祭を祝うわけではないが
世の中はクリスマスムード一色だ。

街でも店でもクリスマスソングが流れ人々はチキンやケーキを買い
カップルはこの時とばかりに寄り添い合う。
・・・でも私にはそんなの関係無いのだな。
祝日の振り替えだろうがクリスマスだろうが関係無しで仕事なのだ。

しかも家に帰ったら今度は年賀状の宛名書きが待っている。
一枚、二枚、三枚・・・
サボっていた訳ではないが今年は何かとすることが多いのも事実だな。

忙しいという理由でHPの更新も若干遅れ気味だ。
毎日のように見ていただいている方には非常に申し訳無い。
ネタが無いわけではないのだけどね。
この開発記録まで更新を止めるとHPが死んでしまうからこれだけは止められない。

・・・そろそろHPの内容も見直す時期が来たかもしれないな。
聖なる夜にふと朧気に浮かんだ計画。
実行できるかどうかは分からないけど。


12月23日(日)「物価スライド」

デフレだ。
デフレの場合やはり不況なのだがモノが売れないので物価も下がる傾向にある。
しかし賃金労働者の給料も下がり易いという困った現象なのだ。
賃金は下方硬直性が非常に強く一旦上がった賃金は簡単に落ちにくい。
まあずっと右肩上がりな訳もないのだがみんなどこかで夢を見ているのだな。

でも会社がつぶれるよと言われるとよほど組合の力が強いところでもない限り
それに従うしか取る術は無い。
賃金奴隷なのだから仕方ないのだけどね。


そこで問題になるのは国民年金や厚生年金なのだ。
インフレの時は物価が上昇するのだがそれでは年金生活者が困るといけないからと
前年度の消費者物価に応じて支給金を増減させる「物価スライド制」を適用したのだが
今になって困ったことになってきた。

デフレで消費者物価が下がったのだから物価スライド制の場合年金も下がるはずだが
それをすると年金生活者の消費が落ち込むということで見送りになったのだ。
もちろん消費者としてはありがたい話である。
ちなみに1999年から凍結してあるのでその分公的負担は大きい。
そこで自動車重量税を一般財源にという話に繋がるのだ。

まあそういうことなら仕方ないなという気にもなるのだが
その前に政府の支出をもっと押さえろよという気にもなるよね。

一般財源化する方針は塩川財務相と扇千景国土交通相との協議で決まったと思ったら
一年間だけの暫定措置だと扇国土交通相は後から言う・・・
本当に役人には困ったものだね。


12月22日(土)「食玩フィーバー」

昨年あたりから食玩がかなりの勢いで売れてきている。

基本的には食玩モノは子供向けだ。
古くは紅梅キャラメルのカード辺り?から最近ではキンダーサプライズとかであると
思われるが私的にはグリコのスポロガムのビュンビュンカーがHITだろうか。
そう言うと知っている人にはだいたいの年がばれそうだな。


昔は食玩と言えばちゃちいおもちゃと相場は決まっていたから
そこそこ売れるといっても爆発的にHITするものはほとんど無かった。
古田製菓が出したチョコエッグから一気に売れ出したのでは無いだろうか。

それまでは食玩を買う大人といえばマニアしかいなかったわけだ。
でもチョコエッグは外見のこそキンダーサプライズと同じだったが
中身は全然違うモノだった。

リアルな動物シリーズは普通の大人にウケて一般人の支持を集めた。
そうなると他の製菓会社も黙ってられない。
恐竜から妖怪から果ては宇宙人やゲームキャラなどリアルで大人向けの
ミニフィギュアシリーズががんがん出た。

こんなに売れる市場ならばと飲料メーカーも参入してきた。
ペプシマンでおなじみのペプシ、ダイドードリンコのミューなど
ボトルキャップにフィギュアを付けて売り出したところ
それらも結構な勢いで捌けている。


そもそも食玩が売れた理由は何だろう。
恐らく大人が簡単にコレクションできる手頃な値段と
大人も鑑賞に耐えられる精巧な作りだろうな。

ただもう一つ忘れてはならないのは
昔、子供の頃に買えなかった玩具は大人になれば普通は買わなかったけど
でもそれを買っても良しとする大人が増えたからだな。
それは時代の風潮が明らかに変わってきつつあることの証明でもあるのだ。


12月21日(金)「忘年会シーズン」

ちょうど今週末あたりが忘年会のシーズンだろうか。
街はクリスマスムードが漂いほろ酔いの賃金労働者が白い息を吐きながら
居酒屋から出てくるのもすっかり普通の風景になった。

最近はお酒の飲み方も上品になってきたのか飲む人は飲むが
飲まない人は烏龍茶やジュースなどを飲んでいても昔ほど強要されることは無いようだ。

それでも若い学生などは違うんだろうな。
○○君のぐぐっと飲むとこ見て見たい〜!から始まって
一気飲みの発展していくのは不思議ではないがいつ見てもあれは危険だと思う。
はやし立てている周囲は楽しいから良いがターゲットにされた人間は
堪ったものじゃない。

特に若いとアルコールに慣れていない場合が多く
自分の飲酒限界を知らないのに雰囲気で一気飲みをする節がある。
こうなると急性アルコール中毒になっても不思議ではない。

アルコールが体内に吸収されてアセトアルデヒドになると心臓に負担がかかる。
酵素によってすぐに分解されれば二酸化炭素と水になるので無害だが
まれにその酵素が弱い人もいる。
分解する力が弱ければそれだけ体にかかる負担も大きく
ひどい場合は卒倒してしまう。
その場合たいがい心拍が弱くなっているのに末端血管は拡張しているから
非常に危険な状況になっていることも少なくない。
そうなると分かっていても毎年救急車で運ばれる者が後を断たないのだな。

私は基本的に自分がアルコールを飲めないことを知っている。
チューハイをコップ半分でもう限界だな。
体育会系の飲み会にはちょっと出られないな。


12月20日(木)「低金利時代投資」

今現在の銀行の金利は政府の超低金利政策の為に非常に低い。
金利を高く設定していると銀行が破綻するからなのだが
この低金利の時代は庶民には辛い。

賃金労働者が年齢を重ね定年退職した場合
退職金が出た後は年金と貯蓄でやりくりしていかねばならない。
今まではまとまったお金を銀行に預けその利息が生活の足しになっていたが
低金利ではそれもままならぬ。
最近は保険を利用した資産運営もなかなか良い商品が無い為に難しい。
リスクの無い商品はバックもほとんど無いからだ。
後は国債を購入するとか金利自由商品を買うとかかな。


もう一つ庶民でも投資できるものがあった。
それが株だ。
難しいように見えるがその実仕組みはとても簡単だ。
ある企業の株価が200円で安いなと思いその企業業績が上向きならばそれを買う。
同じように買う人がいれば株価はどんどん上がる。
そうすると企業は資金を集めることができまた発展してゆき
その業績に応じて株主配当を出す。

株価が買った値段よりも高い時に売って手数料を差し引いたときに
投入資金よりも多かったらそれが利益になる。

買うときの判断は人によっても違うが
企業の中で新しい技術開発が成功したとか今まで見向きもされていなかったのに
何らかの社会現象で注目を浴びたりするとかすれば株価は上がるし
経常利益で損失が大きいことが新聞で報道されたり
信用を失墜される不祥事が起こると株価は下がりやすい。

最近は情報がTVや新聞ではなくインターネットの場合が増えてきた。
ネット上の掲示板でまことしやかに噂が流れて株価変動も起きるらしい。
偽情報でもそれが妙に真実味があるとやはり気持ちも揺らぐのだろうか。

ネット取引も可能になってきてずいぶん株式もお手軽になった感じもするが
これを貯金とかと一緒にしてはいけない。
あくまで余ったお金でする一種のギャンブルと考える方が損したときに腹も立たない。
小額で小遣い程度を動かすくらいが平和だろうな。

まあ自分が好きな企業を応援するつもりで株を買うのは良いことだと思うけど。
いろいろな買い方があるからそれはまた次の機会に。


12月19日(水)「必要?不必要?」

最近忙しかったためか自分のHP以外NETに姿を現わす事はあまり無かった。
せっかくフレッツサービスしているのだから思う存分出来るはずなのだが。
だいたい知り合いの掲示板をのぞいて巡回のHPを見て終了だ。

面白いソフトがあるよと友人から情報をもらい久々にソフトのDLをしようと思ったら
そのソフトの容量が実に10Mオーバーなのだ。
こんなの落としたらとてもじゃないが時間掛かるなと考えたが
はっと友人達の環境を見てみるとADSLか光ケーブルばかりで
ISDNなど私だけなのだ。

そりゃ時間を掛ければフレッツなのだから100MだろうとDLできないことは無い。
しかし大容量高速通信がだんだん標準化してきている現在ではISDNは遅い。
ISDNを導入したのは昨年の夏でその時はADSLは無かった。
光ケーブルはアパートの都合で残念ながら断念した。

せっかくデジタル回線にしたのにADSLを導入しようと思ったらもう一度
アナログ回線に戻さなくてはならない。
その上にADSL用にTAも買い直し(もしくはレンタル)せねばならない。


NTTは最初ADSLの普及をしなかった。
むしろ東京めたりっくの妨害でISDN普及をしていたようにも見える。
その裏でADSLにどんどん顧客を奪われていくのを見て急いで整備していたのだ。
それで満を持してADSLサービスを始めるのだから騙されたと言えよう。
一年前の自分の判断が甘かったのだ。
こんなことになるのであればわざわざ遅くて基本料金の高いISDNに変える必要は
無かった。


ただ自分のNETの使い方はそんなにDLするわけでもないから
別にISDNでも困ることも無いといえばそうなのだ。
たまにDLするだけだと本当に必要なのかそうでないのか・・・
もちろんストレス無しで出来た方が良いに決まっているのだが。


12月18日(火)「ETC時代の幕開け?」

最近外郭環状線の入り口付近であれ?と感じた。
入り口2つのうち片側がETCの専用口になってたのだ。

時同じくして高速道路の出口でもETC専用ゲートが出来ている。
以前は一般でもETCでもどちらでも通行できたはずだ。
この流れは首都高速でも同じみたいだ。
もしかすると全国各地の高速道路で一斉にETC政策が始まったのだろうか。

もしそうだとすればちょっと時期早々だと思う。
ETC装置が車に搭載されている割合はまだ5%もいっていないはずだ。
これは国土交通省の賭けなのかもしれない。

あまりにETC装置の搭載の普及が遅いことに無理やりでもETCゲートを
設置してしまった感がある。
そう言えばETC搭載してからの一年間は通行料を安くする政策も打ってたっけ。

が、恐らくこの賭けはあまり分が良くない。
ETC装置の値段は約5万円。
例え一割が割引負担されていても50万円分高速に乗らないと償還できない。
50万円と言えば単純に東京大阪間が約1万円だからを25往復できる。

一年に50万円分など業務で使用するならともかく個人で行くとは思えない。
もしも運送業界で使えるならば搭載する業者もでるかもしれない。
しかしそれは少数のトラックに積んでそれを何回も走らせることになるだろう。
全部にETC機材を取り付けてそれだけ償還できる余裕のある業者を除いて。

やはりJHのHPは冒頭から広末を起用してETCの拡充を宣伝している。
ということはこのまま押し切ってしまえという強引な手法に出るつもりだな。

せめて新しく機材を開発してカーナビにETC機能を付けるとか
携帯電話にその機能を付けられればもっと普及すると思うのだが。


12月17日(月)「総合戦略」

浮き沈みの激しい自動車業界でもFITが売れていることについては先日書いた。
広い室内空間に高効率燃費で価格も安いとなれば売れても不思議は無い。
ただ全く問題が無いわけではない。

少しディーラーに詳しければ分かるだろうが
ホンダの販売店は「クリオ」「ベルノ」「プリモ」と3チャンネル制で
FITは全てのチャンネルで売っている。
どこの販売店でも買えるのならば競合させて安く手に入れたいのも人情。
だから販売店同士のサービス争いを引き起こしやすい。

実際は価格カルテルをしなくても売れているのだから
値引きはあまり無いかもしれないが細やかなサービスと仕入れの早さが
販売台数に直結するだろう。

今を去ること十数年前。
3チャンネル体制になったのは1985年のことだ。
「クリオ」ではアコードやバラードが売られ「ベルノ」ではあのプレリュードが登場した。
「プリモ」はシビックのイメージが強いかな。
それぞれのチャンネルに明確にキャラクターが割り振られていた。

クリエイティブムーバーの頃からだんだんそれが不明瞭になってきた。
オデッセイは全チャンネルで売っていたがステップワゴンとCR-Vは
「ベルノ」と「プリモ」で売っていた。
それらがヒットしたものだから黙っていられなかったのは「クリオ」だ。
それが原因だかどうだか思いっきり若者向けのSM-Xは「クリオ」専売車になった。

販売店だって売れる車が欲しいと思うのは当然だ。
だけどそろそろチャンネルの意味をもう一度良く考えて
最初に立ち帰った方が良いかもしれない。


12月16日(日)「今年のキーワードは」

「あんぽんたん」らしい。
何の事かと言うと年末HIT商品番付の内容だ。

あんぽんたんとは「安・本・単」のことで
それぞれ「安い・安全」「本物・本物志向」「単純明快」の略。
やはり不況下における社会不安の中でもしっかりと明確に何かを指標している
ものが受けるようだ。

ユニクロに代表される「中国製・MADE IN CHINA」は高品質で低価格のモノ作りで
中国の安い人件費なのに高い技術力を象徴している。
蛇足で言うと数十年前の日本もそうだったのだが
団塊の世代を経て一億総中流階級と勘違いし始めてから
何時の間にか忘れられているだけだけど。

話がそれた。
安さでは一坪二十五万円台住宅や200円台牛丼等が人気を呼び
安全神話の崩れた日本を象徴するかのように高級外車の盗難が相次げば
盗難防止商品やココセコムのような位置探索サービスまで登場した。

デフレで賃金は押さえられてきているから余分なモノにお金は出せないが
真の本物はその価値が揺らぐことは無いと安定した消費を見せる。
チョコエッグのおまけなどは海洋堂の商品がリアルで本物志向なのが受けた。
イチロー人気も本物の天才だから米国でスターになれるということを実証した。

有り余る情報の波に翻弄される昨今。
簡単に安心できる本物を見極められてそれが手に入る・・・

何かあまり歓迎できる時代じゃないね。


12月15日(土)「高付加価値商品」

電話は便利だ。
それは遠く離れた人と双方向コミュニケーションができる道具だからだ。
それが発展してファックスになり携帯電話になった。

勿論普及するには時間が掛かったが携帯端末の販売が認可されて
いろいろな端末が製作されそこから爆発的に普及しはじめた。
それこそ最初は通話料が高く端末の値段も高かったが
何とか一般庶民にも手が届く価格に落ちてきていたし
十分魅力のある商品だった。

今では小学生からお年寄りまで日本の人口の半数以上が契約している。
そして携帯は第二世代に代わりインターネットに接続できる端末になった。
メールなんかできて当然でメールできない端末は時代遅れで売り場に出ない。

最近まで通信事業者の快進撃は続いていたが
やはりその勢いは落ちてきていると言わざるを得ない。
みなに第二世代の携帯端末が行き渡り新規加入者がほとんどなくなった。
買い替え需要などは新しいもの好きな人やよほど魅力ある商品出ればともかく
そんなに発生するわけでもない。

NTTが実験的に始めた第三世代携帯の「FOMA」も使用範囲の狭さと端末の値段の
高さに加入者増を見込めるものではない。
TV電話機能も携帯の使用方法を考えるとまだまだ実用的ではない。

最初の携帯電話は単純明快に個人から個人に電話がかけられる機能に
第二世代携帯はメールという文章で意思の伝達が出来る機能に魅力があった。
しかし第三世代携帯には訴えてくる明確な何かが感じられ無い。
果たして何の為に携帯で映像を見る必要があるだろうか。

本当に欲しい機能が付けば黙っていても消費者は買う。
画期的な新技術が確立するまでしばらく携帯電話の大幅需要はないだろうな。


12月14日(金)「ゲームセンター嵐」

その昔20年ほどまえだろうか、すがやみつるの描いたマンガだ。
昔からゲームに興味がある人は名前くらいは知っているだろう。
まだヘッドオンやスペースインベーダーくらいしかゲームセンターに無かった頃
そのマンガはマニアに受け入れられた。
内容は少々大袈裟で今で言う対決モノの走りだった。

そこに登場するゲームだってほのぼのとしていて分かり易かった。
毎週コロコロを読むのが楽しみだった。
わくわくする気持ちがあったのだ。


最近のゲームはあまりわくわくしない。
いつからこんな気分になったのだろうか。
ゲームがマニア受けしていた時代は市場規模も小さくて
結構無理なゲームでも製作にチャレンジできたのだ。

かつての怪しい雰囲気で場末のゲームハウスはそこに出入りしているだけで
不良のレッテルを貼られかねないところだったのに
それがある時に一般人が大量に入ってきてゲームセンターのイメージが変わってしまった。

ゲームセンターもイメージアップのために明るい雰囲気と明朗なスタッフを用意し
以前はしょぼい駄菓子やパンツくらいしかなかった景品取りを
人気のぬいぐるみが取れるUFOキャッチャーに変えた。


一般人が増えたら一気に客層が変わりマニア受けするゲームは次第に流行らなくなり
いつしかインカム(収入)だけを気にするオペレーターが増えてきた。
マニアはある意味固定のゲームしかしなくなった。
オペレーターにとってそんなマニアは不用だった。

一時的に対戦ゲームでインカムは莫大に増えた。
瞬殺と呼ばれて一瞬で終わってもまたコインを入れる。
インベーダー時代にも無かったような空前の売上の増大が経営を変えた。
同じような対戦ゲームが各社から出た。

そしてそれは熱いうちに家庭用に移植されやはり人気を呼んだ。
家庭用のゲーム機の性能が上がりゲームセンターでしかできなかったゲームが
パソコンやコンシューマ機で出来るようになると
プレイが好きなマニアはそれで満足できた。


でも・・・流行が去るのはあっという間だ。
一般人に飽きられたらゲームセンターなんてお金を入れてゲームするだけの場所。
ゲームだけでは一般人は持たないから休憩スペースを設けたり
食事施設と一緒になったり変化を及ぼした。


結局流行を牽引するのは誰だったのか。
ゲームセンターの本当の客とは誰なのか。
無意味にアミューズメント施設にコストを掛けて拡大して何が残ったのか。
ここから更なる先は何があるのか。

それは時代だけが知っている。
確かなのはそこにマニアは存在しないことだけ。


12月13日(木)「自由競争」

資本主義の基本は自由競争である。
カルテル(企業協力)や談合などは自由競争から相反した行為なので
あまりおおっぴらにすると独占禁止法に抵触して罪になる。

まあ企業間での価格協定などは上手く行けば企業にとって収入が安定するが
自由競争世界では抜け駆けで利益を得るのが基本なので
現実にはなかなかうまくいかない。


最近電化製品とかオープン価格といってメーカー希望小売価格を出さないものも増えてきた。
もちろん販売目的で生産しているのだから製品原価はきっちりあるし
その上に流通利益が乗ったものが希望小売価格なのだが
現代ではメーカー設定の価格はだんだん意味をなさなくなってきた。

それは小売店が大型化し外資企業も入りメーカー希望価格よりも確実に
何割か引いた金額で販売できるようになったことと
技術革新でモデルサイクルが早いことが関係してくる。

激安量販店で希望小売価格の何割引きなどやられた日には
メーカーのブランドイメージの下落に通じる。
さらにモノは市場原理で価格が決まるので新しいモノは高く古いモノは安くが基本だ。
半年もしないで次の製品が出れば古いモノは例えほとんど同じ機能でも
安くしなければ売れない。
そうすると希望小売価格があると困るのだ。
価格表示の混乱をきたしかねないし小売価格の改定もしくは撤廃をせねばならない。
そうなるとメーカー側もカタログの改定などで余分な費用がかかるから無駄である。
だから電化製品はオープン価格が増えてきたのだな。

もちろん消費者にとってはオープン価格の方が何かと都合が良い。
定価がない分安い店を探せば買い得なのだから。
まあ地方に住んでいて販売店や情報が少ないところだと厳しいね。


12月12日(水)「トロン」

TRONといえば1982年に封切られたディズニー製作の映画である。
コンピューター技師がコンピューターの中に入ってOSと戦う内容だったかな?
ちと記憶がはっきりしないがTVCFでは電脳世界の舞台でバイクに乗って
チェイスしていたような記憶の断片があるのだが・・・
まあその辺はすでに20年の歳月の彼方なのでご愛嬌というものだ。
別に今更20年前のCG(擬似?)映画の批評をするのではない。

先日アメリカで長いこと謎の発明品として話題先行していたものが
ついに白日の元に秘密のベールを脱いだ。
それが電動二輪スクーター「セグウェイ」だ。
これを開発したディーン・カーメン氏の説明によると中には小型のジャイロスコープと
傾斜センサーを搭載し百分の一秒毎に操縦者の重心を測定し
走行方向やその速度を計算で割りだし思いのままに操縦できるものらしい。
この「セグウェイ」の話を聞いてなんとなくトロンを思い出しただけだ。
ちなみに関連性は全く無いと思う。

ただこの発明に待ったをかけた日本人がいた。
そう知る人ぞ知る自称発明家のDr.中松氏だ。
しかも「セグウェイ」が以前「ジンジャー」と言われていた頃に
自分も発明していたとして「ジンジャー」ならぬ「ニンジャー」という
どう見ても靴にラジコンの4輪をくっつけただけのモノをマスコミに
披露していたから驚きだ。
というかあまりな出来にためいきしか出なかったが。


この「セグウェイ」は一晩(8時間か?)充電すれば24kmほどの走行が可能らしい。
電気代は12円程度だ。
大概の傾斜だと登れるし降りれる。
狭いところでのUターンも可能で緩い階段も走行できるらしい。

これが近距離都市型コミューターになれるだろうか。
たぶん日本ではなれないと思う。
こいつは日本の道交法上では歩行者扱いにならないと思うからだ。
普通の二輪スクーターと比べればかなり不便だろうし。

一時期キックボードが流行ったことはあるが今では乗っている人はあまりいない。
それも値段が安かったから普及しただけでこれに3000ドルも出して買おうとするかな。
確かに面白い発明だけど。
どうせ日本で売るなら深夜の通販番組で売ってくれれば面白いのにね。


12月11日(火)「古き良き時代」

約1ヶ月前に新日本企画という会社が倒産した。
通称SNKと言った方が名前は通るか。

ずいぶん前からNEOGEOの運営で痛手を被っていて危機的状況だったが
いよいよ今年の4月に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請して
パチンコ機器メーカーのアルゼの下で経営再建を進めていた。
が、結局再生計画案を期限までに提出できず10月に民事再生手続き廃止を決定
自主再建の道は閉ざされた。

新日本企画といえば古くはきこりの与作から始まりサスケ&コマンドーで一世を風靡し
ASOでその名を轟かせた。
ちょうどその頃SNKと社名変更したのも記憶に新しい。
考えて見ればその頃が一番脂の乗っていた時期なのだ。
TANKに怒、バミューダトライアングルや怒号層圏はループレバーのでの操作だったし
アテナやサイコソルジャーと言えばギャルゲー全盛期になる前の布石だったようなものだ。

ただNEOGEOを出した辺りからだんだん傾いていく。
ゲーム業界は時代の流れに逆らえないからカプコンのストリートファイター2の
大ヒットの二番煎じがどんどん出た。
餓狼伝説や侍スピリッツはいわゆる対戦ゲーだったがそのキャラの魅力と
システムが受けて当たり始めた。

ここで気が付けば良かったのだがすでに時遅しだった。
対戦格闘ゲーの流行が廃れ始めても同社はその先が無かった。
追い込まれたところにアルゼから救いの手が入ったがそれでも時流は容赦無かった。

今でもSNKには根強いファンがいるが
会社が無くなった現在その歴史はゆっくりと伝説に変わるだけなのか。


12月10日(月)「敵か味方か」

車やバイクに乗っている人でも現在の車は故障知らずで特にメカに対する
知識などは必要無いところまできた。
でも燃料は入れなければ走らないからその違いについては多少なりとも
知っているだろう。

レギュラーガソリンとハイオクガソリンはオクタン価の違いや含まれる
洗浄剤などの添加物でグレードが分けられている。
まあ一般の人だったらハイオクはレギュラーよりリッター単価10円ほど高い
くらいの認識だろうか。

現在のエンジンはよほど圧縮比が高いエンジンでもなければ
取りたててハイオクをいれる必要がないくらいで
レギュラー指定されている車にハイオクを入れるのは気分の問題とも言える。
かく言う自分はハイオク主義者だから圧縮比9.8のGLにでもハイオク入れるけどね。


普通のガソリンスタンドだったら軽油も置いてあるだろう。
ディーゼルエンジンを積んだ車にしか入れられないが
ガソリンとは税金が違うのでリッター単価は安い。
ただディーゼル独特の匂いやエンジン音、ノッキング音で
アンチディーゼルの人も結構いるみたいだな。


前にもここで取り上げたと思うが高濃度アルコール燃料が揺れている。
アルコール系燃料だから税金はガソリンと違って安い。
しかしそれが元売系の石油業界から問題視されているのだな。
その上にホンダオデッセイでの燃料漏れによる火災事故報告などで
かなりイメージが悪くなっているのが事実だ。

現にとあるガイアックスのスタンドは閉鎖されていて
「閉鎖は周りの圧力によるもので我々は被害者である」と垂れ幕まで掛かっていた。
同社は国やホンダを相手に総額二億円の損害賠償を求める
訴えを起こしている。


果たして本当の被害者と加害者は誰だろうか。
少なくとも自動車の取り扱い説明書にはレギュラーなりハイオクなりガソリンの
指定はあっただろうが高濃度アルコール燃料を入れろと推奨はしていないはずだ。
なのにそれを入れた客が悪いのか売っている店が悪いのか
アルコール燃料に対応していない車が悪いのか。

考えれば責任は誰にあるのか分かるよな。
まあ問題はアルコール燃料を売っても良いと認めた国にもあるのだがな。
何にせよ自動車会社が推奨しない燃料を入れるのだからそれは
燃料を選んだ自分の責任が大きい。
PCで例えて言えばCPUのクロックアップをして壊れたって誰も同情してくれないのと
基本的には同じだと思うけどね。


12月09日(日)「冬の準備」

12月に入って随分寒くなってきたもんだ。
特に今日は風が強いから体感温度が低く感じる。
風の入ってこないひなたは暖かいが少しでも北風が来ると冷たい。
そろそろ冬の仕度をせねば。


車にスタッドレスタイヤを積んで洗車場に向かう。
さすがにこの寒さでは洗っている人はほとんどいなかった。
まず先にタイヤを交換する。
12年も同じホイールだとアルミも年季が入っていて少し腐食している。
鉄のさびと違ってアルミの腐食は白いカビのようなものだ。

こいつを落とそうとすると物理的にこそぎ落とすかケミカルで処理するか・・・
サンドブラストができれば一番いいのだがそんなものは持っていないので
諦めて洗うだけにする。

フロントはブレーキに負担が掛かるのとパット交換したばかりだから
茶色のブレーキダストが凄い。
焼きつく前に落とさないと非常に頑固な汚れが残るからな。

一本ずつ丁寧に洗えばそれだけで1時間は軽くかかる。
ついでに洗車もしてふきあげてやる。
灰色に汚れていたボディーがグレイメタリックに復活していく。

新車の頃は毎週のように洗車と掃除は欠かさなかったのに
いつのまにか車が足に変わってしまった。
年齢の加算による心境の変化だろうか。
未だに捨てられない思いと新車が欲しいという欲求で複雑な気分。

あと何回こいつにスタッドレスを履かせてやることができるだろうか。


12月08日(土)「セカンドインパクト」

いよいよ11月にホンダの「FIT」が新車販売ランキングで
カローラを抜き首位になった。
今までトヨタ「カローラ」は14ヶ月連続で首位だったのだが
鈴鹿製作所の生産ライン変更などで増産に対応したFITがそのまま
販売台数につながったとみて良いだろう。
セカンドと書いたのは光海研究員が寄稿したように
ホンダ「オデッセイ」が2000年6月に車名別首位になっているからだ。

ただ「カローラ」が常に首位といっても単一車種ではない。
セダンを始め5ドアハッチバックもスパシオもフィールダーも全てそうだ。
古くはレビンにトレノ、マリノやセレスも全部カローラの販売台数なのだ。

だから単一車種でその台数を抜こうというのは非常に大変なことだ。
市場の動向と消費者のニーズを的確に捉えて計画生産しなければこうはいくまい。

ただやはり鈴鹿製作所もかなり苦労しているだろうな。
鈴鹿のNO.2ラインは最盛期の頃から比べ減産体勢に入っていたが
FITの好調でNO.3ラインからライフやダンクなどを全て移管し
臨時でもまた増産体勢に入っているし
今後NO.3ラインでFITとその派生機種だけを生産する小型体勢の構築が
できればいよいよNO.2ラインはその役目を終えるだろうし。
生産効率の変動で生産車種が変わるのは大変なことだな。

またいずれトヨタが巻き返しを計ってくるのは目に見えている。
その時にホンダがどうやって迎え撃つのかが楽しみだな。


12月07日(金)「キャラクターの強さ」

世の中にはキャラクターと呼べるものがたくさんある。
例えばディズニーのミッキーマウスなどは典型的なキャラクターだ。
今やディズニーランドと言えばミッキーマウスというほどまでに
一般に認知されている。

キャラクターというのは時にそれが持つ強烈な個性を放つ。
人気ゲームなどのキャラクターなどで言えば
マリオは任天堂の顔だしパックマンといえばナムコのキャラクターだろう。
一度認知されたキャラはその強烈な個性故に他の企業が使うことはできない。
ある種の所有物であり財産であるからだ。

例外もあるにはある。
そもそも日光江戸村のキャラだったにゃんまげはネコにちょんまげを付けた
安直なキャラだったがその憎めない顔とCM効果で人気が出た。
だから他の時代村も是非使いたいと打診し今では他でも見ることができる。
これはキャラの持つ特性(テーマ)が共通で失われないからできることだ。


さらに半年前から面白いキャラが出始めた。
アフロ犬と名づけられたキャラはサンリオが所有しているが
そのとぼけた顔に虹色のアフロヘアーというかなり強烈な個性で
巷の若い女性に受けいれられた。

しかもそのキャラのテーマは変身。
髪型を変えればいろいろなキャラに変身する。
ちょんまげ乗せればとのさま犬、富士山を乗せればしずおか犬と
実に多様にしかも柔軟に変身する。

この手のキャラは企業にとって使いやすい。
トヨタの食指が動いてネッツ系列で使うネッツ犬まで登場した。
さらに車のことが良く分からない女性向けに髪型をスパナにした
安心点犬も導入して女性受けを狙っている。
したたかだが実に理に叶ったキャラの使用法だな。

ダイハツなどは女性向けにキティーちゃん仕様の車を出したりしている。
それを車に望む女性がどれくらいいるのかは疑問だが
あえて出すからにはそこそこの採算は考えているのだろう。
総じて考えればキャラはあくまでも付加価値なのだから
あまり踊らせられてもなというのは冷めているかな。


12月06日(木)「期待と失望」

小泉総理になってから国民の政治に対する関心が少しは高まったようだ。
国民支持率も相変わらず高い。
パフォーマンスが結構大袈裟だからテレビ映りも良いからな。
森内閣までの国民は政治に辟易していたからその反動が凄かったとも言える。

実際に改革と言っても長年変わらなかった政治が今日明日でどうにかなるとは
誰も思っていないが多少なりとも変わるかもしれないという望みはあるのかな。
今の政治に求めることはいろいろあるが国民の関心で暮らしに直結するのは
やはり金銭に関わること、すなわち税金問題だろうか。

自分も自動車やバイクに乗るものだから税金は多少なりとも納めてきた。
車を買えば自動車取得税、毎年払う自動車税、車検の時に払う自動車重量税
ガソリン税(揮発油税、地方道路税)などだな。

便利と引き換えにずいぶん払わなければならないのだが
これらの自動車に関する税金の多くは道路特定財源なのだ。
基本的に道路建設や保守点検費用などに使われるのが正当である。
しかしここに道路族議員の悪の温床があるのは確実だ。

今年の予算を使わねば来年の予算は同じように取れない。
年度末に無理にでも道路工事が増えるのは予算の使いきりだ。
見た目に無駄でさらに税金の無駄使いなのに国民は反対できない。


小泉総理の自動車重量税を一般財源化しようとする気持ちは分かる。
揮発油税は使い道が法律で決まっているが自動車重量税は法律で
縛られていないからな。
ただ自動車重量税は重い車ほどたくさんの税金を納めその財源で
道路の修復を行なうのが基本じゃないのかな。
まだ法律改正しても揮発油税を一般財源にする方が道理だろう。

いくつも不満があるが失望せずに期待しておこう。
JHの分割民営化が簡単に上手く転がるとは思えないが
高速道路が無料開放される日を夢見て。


12月05日(水)「脱税疑惑」

某著名人が脱税疑惑で告訴されたそうな。
脱税額は約二億円というから一個人にしては多い額だね。
会社ぐるみの脱税だともっと巧妙にやっているだろうが
あまり大々的にやると国税局も黙ってはいまい。

タレントの収入や不動産収入などは自分が公表しない限り
なかなか外から見えにくいものだ。
それを言えば多かれ少なかれ自営業を営むものは節税対策をしているな。
脱税ならば犯罪だが必要経費による節税といえば聞こえは良い。
消費税を徴収しているところもきっちり国に納めているところはあるだろうが
そんなものも自己申告制だから大体の低めの数字で納めたいのが人間だろう。

が、賃金労働者の給与はガラス張りで脱税はおろか節税もできない。
必要経費なども年間一律65万円しか認められない。
税金は源泉徴収だから収入と同時にすでに所得税が引かれている。
それはアルバイトも同じだ。

一応最後の救済措置に年末調整がある。
毎月源泉徴収される1年間の税額の合計と1年間の給与総額が確定する年末計算
される実際に納めるべき税額との間には大抵過不足が生じその差額を12月分の
給与やボーナスから徴収または還付する精算手続きのことだ。
大抵生命保険料控除などがあるから還付される場合が多い。

しかしそれも悲しいかなすずめの涙ほどのものだ。
どう考えても二億円など届くことは無い。
絵空事のようにニュースを聞いていると哲学的になってくるな。


12月04日(火)「金利0」

金は面白いもので金利と言う言葉の基に金が増えたりする。
逆に借金をすれば利息で余分に金を返さなければならない。

現在は銀行や証券保険会社などの金融機関を救済する為に
超低金利政策が取られているから利息はほとんど0に近い。
銀行で100万円預けていても0.02%の金利だと年間200円の利息だ。

その分借金をしても金利が下がっている分少しは助かっているのだが
未だに7%とかの自動車ローンなどがまかり通っているのだから
消費者というのは存分に搾り取られているのだな。


アメリカで自動車の販売が好調だ。
先日起きたテロ事件で消費が落ち込んでいるはずなのだが
自動車販売には影響していないのであろうか。

実はビッグ3が行なっている販売政策によるものだ。
現在金利0%キャンペーンをやっているのだ。
以前日本でも外車販売で金利1%販売などをやっていたことがあったが
金利を0にすることは無かったと思う。
当然ローンを組んでも金利がつかないのだから今のうちに買おうと
消費者が考えるのは無理も無い。
私だって自動車が無利子でローンを組めるとか聞いたら欲しくなるかもね。

ただその利子分を払っているのは自動車会社だ。
確かに無利子販売をすれば消費を煽動することはできるだろうが
ちょっと安直じゃないだろうか。

大量に安く売っても今までと同じ車であれば利益率は単純に低くなるだけで
会社に入る金は減る。
となると企業体質はどんどん弱体化を辿るだけになりはしないだろうか。

景気の先食いかもしれないな。
バブルとはまた違った崩壊が見れるかもしれない。


12月03日(月)「なまず」

久々に大きな地震が東北と北関東地方を襲った。
テレビの速報では震度5弱の地域が宮城県だった。
震源は岩手県内陸部らしい。
プレート型地震ではなさそうだから津波は来ないか。
まあ大津波などはめったに起きるものでもない。
せいぜい波の高さ20cm以下で津波なのか普通の波なのか分からない程度が多いか。


関東に住んでいるとあまり地震は珍しくない。
軽い地震だとわざわざTVを付けて確認することもない。
しかし東北地方での強い地震はある意味怖いかもしれない。

関東の電力のほとんどは東北地方の発電所から供給される。
そしてその中には原子力発電も含まれる。
発電所、それも原子力発電の場合地震に対して強い構造になっているはずだが
直下型地震がもし起きれば耐えられまい。

発電施設の損傷による停電もだが核燃料事故が起きれば大問題だな。


関東大震災以降あまり関東に大きな地震は来ていないが細かい地震は数知れずある。
これは自分の勝手な考えであるが大陸プレートがあまり変形せずに
適度な具合でエネルギーを放出しているから
細かい地震になっているのではないかと考えるのは変だろうか。


12月02日(日)「制服」

日曜日に用事で池袋に出たのだ。
最近あまり繁華街には出歩かないから久々の人混みに酔った。
池袋の駅はサンシャイン通りの近くまで地下で行ける。

地上に上がったところにはいつものティッシュ配りのお兄さんがいる。
でも男は全然貰えないんだな。
あのバイトもあまり割りの良いバイトとは思わないけどね。


人は師走の街を忙しなく歩いている。
そう何気ない景色なのに違和感を感じた。
渋谷系の決めている兄ちゃん、恋人同士の語らいそして制服の高校生。

ちょっと待て今日は日曜日じゃなかったか。
学校は無いだろう。
よしんば部活の帰りにしても多すぎる。
しかも色々な制服が闊歩している。
新手のファッション・・・では無いよな。

少なくともいつからこうなったかは知らないが我々の高校時代は
繁華街を制服で歩いていて生活指導の先生に見つかったらどうしようとか
近所の人に見られたら不良に思われるのではないかとか
うしろめたい気分になるから必ず私服に着替えたものだが
そういう感覚はきっと無いのだろうな。

たぶん理解できないだろうが一度理由を聞いてみたいものだ。
制服の方がナンパや声掛けされるからとか言われたら嫌だな。
でもそうだとすると悪いのは女の子よりも声を掛ける連中だね。


12月01日(土)「航空勢力」

飛行機に何年に一回とか乗る場合はあまり気にしないのだが
ちょくちょく乗るようになると航空会社が気になってくる。
もちろんそれは機内サービスやマイレージサービスなどが大きい。

特にマイレージの場合同じ航空会社で無いと意味が無いから
固定客を捕まえる為にも有効なサービスの一つだ。
一人で複数のマイレージカードを持っていても良いが
それでは効率良くマイレージを貯めるのは難しい。
私は全日空派で先日のロスの時も運良く全日空だったので結構マイルが貯まった。
国内線だとほとんど貯まらないんだな。


さて日本航空と日本エアシステムが経営統合するらしい。
日本航空といえば国内最大手の航空会社であり持っている旅客機も多い。
日本から出発する国際線でもかなりの便数を誇る。
日本エアシステムと言えば前身が東亜国内航空というのでも分かるように
国内線の細かい空路をネットワークで結んでいる。
その二つが協力するとかなり巨大な航空会社の誕生だな。
全日空はそれに対抗して行かねばならない。


航空旅客業は国の許認可事業なので簡単には営業できない。
しかし規制緩和に伴ってスカイマークエアラインやエアドゥなどの
小さいながらも旅客機を準備して料金を安くすれば採算が取れる事業に
なってきたのもまた近年の傾向だ。

ただ米国のテロ事件後には飛行機の利用率が落ちこみ
これからという矢先にニューヨークで航空機事故が起こり
完全に冷え切ってしまっている。
前々から何時かは統合するかなと思ってきた日本の航空事業にも
いよいよ変革の時期が来たのかもしれない。

世界の航空会社の勢力マップが激変するかもしれないな。




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