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5月31日(木)「建前とスーパー部長」

最近お気に入りのTVCMに酎ハイのCMがある。
三浦友和扮する部長とそのかばんの中にあるスーパー部長の人形のやり取りの
コメディーCMだ。

他にもビール業界では結構キているCMを作っているところもあるな。
効果的にスローモーションを取り入れてギャグを強調したCMは好感度NO1も
取ってたな。
ビール専用冷蔵庫のプレゼントなのに「他社のビールも良く冷える」とか
よくもまあクライアントが許可したものだなぁと感心するものまである。


話はずれたが三浦友和の台詞はあくまでも建前でスーパー部長という人形に
腹話術で本音を語らせているから面白いのだ。

ちょうど後輩と一緒に和気藹々と仕事をしていた時に
後輩が私に聞いてきた。
「あの、これでいいですか?」
本当は余り良くなかったのでこれじゃダメだなと思いつつ
あれ?なんかこの感じはまさにそのCMのシチュエーションじゃないかと。

ダメな先輩は会話の雰囲気をCM通りに進めてとどめに右手を見ながら言った。
「俺が良くてもスーパー部長がなんと言うか・・・」
完璧なタイミングと間違い無い台詞、冗談交じりで良い雰囲気で仕事していた中
なので場の空気の流れもぴったりだ。

自分としてはホームランとは言わないまでも二塁打くらいは行ったかなと
考えていたら後輩がきょとんとした顔で「なんですか?それ」ときた。

・・・すべった。
その場の空気が固まったのが分かる。
しまった元ネタを知らなかったのか。
どんなにうまくパロディー表現してみても元ネタを知らなければ全く効果はない。
ここで説明に入るとどんどん寒くなるのでツッコミチョップを入れて
うまく流すことにした。

かなり苦労して場の雰囲気を作ってもネタを知っている者と知らない者が
混在している中でのパロディーは難しい。
CMというのは思ったほど知名度が上がっているものは少ないのか。
スポットCMというのは狙った層が見ている時間にしか流れない。
確かにTVを見る時間帯がずれていれば見る機会も少なく話題になったと
言われても見ていない可能性もあるのだ。


かつて笑福亭鶴瓶が関東で磁気治療器具のCMネタ「ダッダーンボヨヨンボヨヨン」
を昼のギャグ番組の中で披露して大すべりしたことがある。
関西では放映されていたが関東ではまだ放映されてなかったのだ。
周到なリサーチと鋭い判断の鶴瓶も関西から関東に仕事で来てすぐには
その地域で放映されているかいないかまではチェックできなかったのだな。

仲間内で内輪ネタが受けるのも同じ原理だ。
元ネタを知り合っているからこそ笑いあえる。
ネットの掲示板などで内輪ネタ禁止のところは
他の人が笑えないし話題に入り辛くなるからだな。

でも私はもっと修行せねばならぬか。


5月30日(水)「お誘い」

仕事から帰るとポストに何か入っていた。
まあどうせDMの類であろうと思っていたが取り出して見ると違った。
行き付けのバイク屋からのツーリングの誘いであった。

このバイク屋にはかなりお世話になっている。
先日GLの車検を通していただいたのもここだ。

最近一人でふらふら走りに行くことはあっても
友人が遠くに行ってしまったり結婚してしまったりで
なかなか大勢で走りに行く機会が無いので丁度良い機会かもしれぬ。

お誘いの言葉に今回は峠を楽しみなおかつ長い高速SS区間が魅力、とある。
これは是非600で参加したいものだ。
前回は高速道路の走行中の写真など楽しい写真がたくさんあった。
おそらく今回も何らかの企画を用意しているの違いない
と思うのは私の個人的考えで考えすぎかな。

が、ちょっと待てよ。
現在600のタイヤはスリップサインが出ているので限界の走りは出来ない。
先週末にタイヤ交換及びオイル交換をする予定だったが予想外のイベントが
発生した為に行かなかったのだった。

今回はGLで出撃して荷物持ちとカメラ役に徹するとするかもしくは
今週の土曜日に点検&タイヤとオイルの交換をするか・・・
ここのところの出費増を考えるとしばらく後の臨時収入まで
待たねばならぬか。
まだ自動車税も払ってないしな。

貧乏人の悲哀だな。


5月29日(火)「ファーストフードのように」

仕事の帰りにふらふら走って今日の晩御飯を考える。
さすがに毎日ラーメンでは飽きるので御飯ものの定食にしようと
松屋に立ち寄った。

やはり少し味は濃いがサラダも安いしなにより店内が禁煙なのが良い。
これならば客足が途絶えないのも不思議ではない。
惜しむらくは近くに松屋が無いことか。
しかも一番近い松屋は駐車場が無くコインパーキングを利用せねばならぬ。
まあ20分で済めば100円なのだから駐車違反を切られることを思えば
気にはならないのだが。

定食をかっくらってるところ横に若者二人組が座った。
他に座るところも無いしなかなか今日も混んでいるな。
が、偶然聞こえてきた会話が一瞬私のはしを止めさせた。

どうやら車の修理の話をしているらしい。
見た目予備校生風の若者が車の修理に20万円はかかると言っていた。
するともう一人の茶髪の今時の若者が俺もそのくらい金が掛かるんだよと。
車をいじるのかはたまた壊れたので修理かと思ったのだが全然違った。


若者は速攻で用意しなきゃなと言う。
どうも避妊に失敗して子供を堕ろすことを話しているらしい。
しかも笑っている。
いや正確には金に困っているから苦笑いというところだろうか。

何故笑いながらしかも公共の場でこんなことを話せるのか不思議だった。
子供をなんだと思っているのだろう。
女の子のこともモノ扱いに近い。
その子と今遊べないから他の子と遊ぶ話をしていた。

他人に介入する気は全く無いが久々に男の屑と言える人間に遭遇した気がする。
こんな男に出会った女の子が可哀想だな。
まあ得てして遊び慣れた奴ほど女の子の扱いはうまいのだから
騙されるのも無理はないと言うのは確かだけどね。

世の中たくさん人間がいる。
付き合いのある友人達にはこういう酷いことを平気でできる人はいない。
なかなか聞くことが出来ない話を聞けたのは良かったのか悪かったのか。
少なくとも気分は悪かったということは確かだ。
心の中でこっそりと93Rが火を吹いた。


5月28日(月)「すぐ美味しい」

夜食にラーメンというのは美味しいものだ。
例えそれが肥満になると分かっていても急激に減ったお腹に
ずるずると流し込む快感はなかなか止められない。

ラーメン大好き小池さんではないが私もラーメンのストックは何気にある。
さて今日は何で行こうか。

この間スーパーの安売りで買ったチキンラーメンがあったのだったな。
相変わらずパッケージはシンプルな白とオレンジのストライプの
一目でチキンラーメンと分かるアレだ。
昔に比べて元祖鶏ガラとかゴマの香り云々等書いてあって微妙に変わってる。

でも作る手順は一緒だ。
とりあえず鍋に水を入れて沸かして・・・
チキンラーメンの袋を空ける前にちょっとだけ揉み砕いておくのがポイント。
鍋に入れて煮込んでいる間に食うチキンラーメンの細かいのが美味しいのだ。
ポリポリ・・・ポリ、あれ?あまり美味しくない。
すぐに生かじりの分も鍋に入れてしまった。

昔はこれで作る前の奴を半分ほど食べたこともあったのだが
何故か今日は美味しいと感じなかった。
自分の味覚が変わってしまったのだろうか。
出来あがったチキンラーメンはさほど問題無く味も悪くなかった。
微妙についているゴマの香りが良い感じだ。
とするとこの生麺の匂いがだめなのか。

しかし生食するものではないのだができれば生食でも美味しいと感じるように
メーカーに作ってほしいと思うのはちと変かな。


5月27日(日)「終着点で岐路で出発点」

最近良い季節になってきて周りで寿の話が多い。
今日も親戚の結婚式に出席してきた。

結婚式はいろいろな形があるがおおまかに分けて4種類かな
神前・仏前・人前そして教会でのキリスト教式。
日本人だとやはり未だに神前が多いようだ。
徐々に教会での結婚式や人前も増えているみたいではあるが。

今回は結婚式場における神前式だった。
ホテルの一室に設けられた神殿にて執り行われる。
玉串の奉納や三三九度の盃というお約束のセレモニー。
笙の笛の音が響き荘厳な気配を肌で感じる。
これも一種の特殊空間で行なわれる故の感覚なのだろう。

本当の神社ではないのだが順番に組まれたプログラムに沿って
結婚式が進行していくのをみていると気分が一瞬現実に引き戻された。
結婚式場で結婚するのは別に不思議なことではないが
ずいぶん便利になったものだとつくづく感心する。

この後の披露宴でのスピーチや歌はいかにも披露宴らしく
お約束の連続だったように感じた。
まあ昔から結婚式は本人達のためではなく家同士の結婚式という
感覚があるからこういった披露宴がまだまだ存在するのだろう。

独身生活をここで終え新たな道を選んで再出発する結婚式は
みているととても不思議だ。
いろいろな意味で結婚式まで話を進めるのは簡単でもあり難しくもある。
天涯孤独の二人が結婚するのなら誰も文句はいわない。
しかし未だに家同士の血のつながりを重視する風潮があるから
自由に相手を選べないのもまた事実なのか。
誰にも知る良しもないが嬉しい結婚式の背景には
人生の苦悩や辛さが隠されていることが多々あるように感じる。


今時分の若者は教会で行なったり人前式で行なったりするのが
多くなってきているのは家同士の付き合いが希薄になり
核家族化が進んだからだろうか。


5月26日(土)「楽しい機械いじり」

久々に味のある車を触った。
製造年が昭和62年だから私がまだ学生してた時分の頃の車だな。
さすがに15年近く前の車だから各部に古さを感じるのは否めない。
でも旧車というものはそれを理解した上で乗るものなので
それでいいと思うのだ。

ただやはり車検というものがある以上ある程度の手入れは必要だ。
特に落ちやすいのが光軸やスピードメーターかな。
現在の車はブレーキの性能が上がっているのでブレーキで落ちることは
まず無いといっても良い。
バイクもそうだが光軸はなかなか調整が難しいのだ。
そのために専門のテスター屋があるくらいなのだから。

触らせてもらった車の光軸は明らかにおかしかった。
本人はぶつけた拍子にステーが曲がっているというので見てみることに。
・・・
ライトを外してみたのだがこれと言ってステーが曲がっているようには見えない。
だとしたら取りつけのナットが曲がっているのか?
実は私の車もバンパーを少し当てた時にライトの光軸調整用のボルトが
ナットごと歪んでしまった経験があった。
それで光軸がずれてしまっていたことがあるのでそれを疑う。

ん?ナットを良く見ると何か違う。
通常入っていないといけないところまでボルトが締まっていなくて
途中で止まっていた。
しかもこれ以上締まらない上に微妙にボルトセンターが出ていない気がする。
我々はこれを「ねじ山あがり」と呼ぶ。

本来「ねじ山あがり」を直すにはタップと呼ばれる道具をもって新しいねじ山を
切ってやるのが通常の修理だ。
でもここにはタップはおろかインパクトレンチも無かった。
工具も車載工具というお粗末なものしかない。
それにこのあがったボルトを下手にねじ込めばオーバーサイズという
最悪な事態にもなりかねないのだ。
当然ヘリサートも無いからオーバーサイズを起こせば本格修理するまで
片目になってしまう。

どうしよう。
でも運の良いことに光軸調整ボルトは同じものが三本あるのだ。
緊急処置であがっていないボルトをタップ代わりに使うことにした。

失敗して上がりグセが付いたらまずいしオーバーサイズにでもなれば最悪だ。
ドライバーを握る手がなめないように感覚を研ぎ澄ませ探りながら慎重に廻す
半回転しては戻し四分の一回転ずつ進める。
押す力7割廻す力3割と頭で唱えながらゆっくり進めてゆく。
手応えが軽くなった!がオーバーサイズの手応えではなく貫通した感触だった。
大きく息をして作業を続ける。
その後はもう楽だった。

今の車は性能こそ良くなったが材料と行程の簡素化の為に使い捨てのパーツが多い。
さらに電装系が複雑になりブラックボックスとなっているところがありすぎる。
古い車はまだ自分で手を入れる楽しみが残っているから面白い。
車は生きているのだ。
古い車でも手を入れ続ければ必ずそれに応えてくれる。
今回の作業は自分の心に何かを灯したような気がした。
もしかすると私が車を買い替えられない理由は心の奥の何処かに
新車の時のときめきを持ちつづけているからかもしれないな。

その車の命が朽ち果てるまで。


5月25日(金)「つまみかあてか」

私は酒を全く飲めない人なのだが酒のあてになるような食物は結構好きなのだ。

ビール・コークは置換の法則が当てはまりだいたいコーラで旨いと感じるものは
ビールでも十分に楽しめる食物であると思われる。
例えて言うならフライドチキンやピザなどの油系でスパイスが効いた奴が
その代表格とも言えるか。

さすがに大量には食さないが剣先するめやかわはぎなどの乾物もかなり良い。
中でもドライソーセージは別格の好物でかなり嫌いじゃない。

ドライソーセージというのは俗にサラミと呼ばれたりカルパスと呼ばれる
アレのことだ。
水分含有量が35%未満で畜肉しか使用できない為に魚肉は入っていない。
当然保存食として開発されているので長期保存が可能だ。
それでも今の製品は保存料としてソルビン酸Kが入ってるのが普通だけど。
ソルビン酸K(カリウム)は添加保存料としてはあまり良い話を聞かないね。
亜硝酸と合わせると発ガン性物質だとかね。
もともと発色剤として亜硝酸Na(ナトリウム)が使用される練り物には
同時に入っていることが多いのだが。
まあこれも制限を決めて摂取すればそんなに神経質になることも無いと
思うのだがね。


先日那須にふらっと走りに行ってとある牧場に寄った時に
天然腸詰のドライソーセージを見つけて思わず20本まとめて買ってしまった。
これがなかなか美味しいので一日一本と決めていたのだが
気が付くともうほとんど無くなってきた。

そこでまとめ買いするのならと某深夜営業の量販店に行って見たのだが
なかなか良い物が見つからないんだな。
かろうじてペンシルカルパスが20本のまとめ売りをしていたので購入する。
見た目は同じような物なのだが味は全然違った。
今まで食べ比べなどはしていなかったのでドライソーセージなんて
どれも同じようなものだと思っていたのだがこの差は大きいな。

また那須に遠征に行った時に買うことにするか。
でもわざわざ足を運んだ時に限って無かったりするんだよな。


5月24日(木)「鏡か鑑か」

今日も雨が降っている。
天気予報では土曜日にならないとすっきり晴れた天気にならないと言っていた。
無論傘を持って出勤する。

ちょうど隣家の人も出ていくところだった。
子供を連れているので一緒に買い物にでも行くのだろうか。

父親は傘を持っていたが子供は持っていなかった。
子供は自分の傘を持っていきたいとだだっている様子で
なかなか親の言うことを聞かない。
結局父親は子供を抱きかかえて傘を差して車に乗り込んだ。

よくある風景だなと思いながら会社の駐車場に。
私の割り当てられている駐車場は会社の中ではなく5分くらい離れたところなので
普通の歩道を通って出勤するのだがちょうど今日は幼稚園のバスを待つ親子がいた。

またまた子供は傘を持っていない。
親の傘に入っていた。
子供は私の方を指差して「あの人も傘持ってる・・・」と言う。
親は傘は大人の持つものよと嗜めていた。

ふとアパートの隣人の親子とこの親子の像が私の頭の中で重なった。
そう子供は自分の傘が欲しいのだ。
それは自分が濡れないためにではなく親や他の人が持っているから
欲しがっているのだ。

子供はなんでも真似をして成長していくという事の意味が分かった気がする。
子供の成長に親が関与するのは当然だが真似られて困ることを親はすべきではない。

子供は真似てみようとして周りから情報を吸収していく。
親が無責任ならそれを真似る子供もまた無責任になっていく。
周りの環境に慣れていかないと生きていけないのであれば自分を変化させねば
ならない生き物なんだと。

私に子供はいないが子供を育てるということはゲームのように簡単にいかない。
親が我慢したり子供に教わるのも重要なことであるということを実経験の中で
思い知らされる朝だった。


5月23日(水)「注意一秒」

雨の日の車の運転は面白くない。
特に夕方や夜は周りが見えにくいので結構嫌なものだ。

車の運転は外の情報を取り入れてそれを元に判断し操作を行なう連続の
作業のようなものである。
だから外の情報が少なければ少ないほど判断が難しくなるとも言える。
見えにくいというのはかなり致命的なのだが多くの人は見えにくくなったとは
考えていない。

日中と同じ感覚で運転しようとするから判断を誤ることが多くなるのだ。
しかしその誤りの多くは特に問題無いレベルの話なので
事故を起こしたりしなければ日中と夕方の感覚の違いに気が付かないのだな。


話は少し違うが高級車というものは静粛性を大切にする。
これは外の音を断音材で遮断しているのだがやり過ぎるとどうなるか。
ドアを閉めると外の音がほとんど聞こえない車になる。
通常の運転は目で見る情報と耳で聞く情報に依存しているのだから
その情報を自ら取り入れないのも同じことだな。

同様に車の中でがんがんに音楽をかけて外の音が聞こえないというのも
大問題であるが通常何も起こらなければ問題は感じない。


ちょうど買い物からの帰りにいつもの道をいつもの速度で走っていた。
時刻にして午後6時半頃だから丁度今時分の日没時間に近いか。
ライトは点けていたが雨が降っているので薄曇りでほんのり暗かった。
人間が一番判断を誤る時間帯だ。

車の中で夕方のニュースをかけていた。
その時アパートの駐車場の車の列の間から一人の小さな子供が前ぶれなく
車道に飛び出してきた。
こちらの時速は約40Km/h。子供まで距離にして7mほどである。
緊急でブレーキを踏むが全然間に合わない。
とても止まれる状況ではなかった。

思ったよりも子供は大きく飛び出していなかったので
その脇20cmくらいを通過しながら1m以上超えたところで車は止まった。
後部座席に置いてあった買い物袋からたまねぎやキャベツが前に放り出される
ほどのブレーキだった。

久々に恐ろしい状況だった。
これで事故をしてもこちらが全面的に悪くなるに違いない。
とびだすな車は急に止まれないという標語が頭の中を駆け巡る。
子供の顔を見ても罪の意識は全く無い。

急に飛び出してきた子供は降って湧いた災難みたいなものだが
どんな状況であれそれを避けることのできる運転を心がけねばなるまい。
判断の甘くなりがちな夕方と夜は特に注意すべきだ。

速く走れるように車を改造する人間が多いが
それに対応して止まる性能も強化しなければ全くの片手落ちなのだ。


5月22日(火)「青年のおもちゃ」

先日麻雀オフの日のこと
ゆ〜のすさんに連れられて川越のケイ・ホビーてっぽう館に初めて行った。
一つの大きな倉庫を改装して作られたような店内は
銃に関して素人の私でさえわくわくするような所だった。

客のほとんどは男性で学生から結構な大人まで年齢は幅広かった。
売っているものはモデルガンやエアーソフトガンだから
いわゆるおもちゃに属するものなのだが
客のほとんどは目を輝かせて少年に戻っていた。


この店の良いところは自由に銃に触れるところと
気になった銃(一部例外ありM60とか)を試射させてくれることだな。
シューティングレンジは店の脇に二ヵ所設けてあり跳弾を防ぐ為に
しっかりとアコーディオンカーテンを閉めてくれる。

購入の際にもシューティングレンジで点検と説明を丁寧にしてくれる。
なかなか好感の持てる店だ。
私は速遅堕氏と同じく93Rが好みなのでMARUZENの93Rを所持しているのだが
さすがにずいぶん年月を経てくたびれている上に作動不良が多いので
もはや鑑賞用にしかなっていないのが現状だ。

今回はKSCの93Rを購入することにした。

KSCの93Rには1stと2ndバージョンが存在する。
感触を確かめるために両方試射させてもらうことにする。
撃った感じとして1stは一発一発のスライドの衝撃があり反動が大きい。
対して2ndは速射性が高く反動は少ない。
実戦で使うならば2ndの方が若干有利だろうか。
ただ銃の感触を楽しむのならば反動の大きい方が気持ち良い気がする。
で、結局1stバージョンを購入した。

分解するにしてもMARUZENの奴とは全然違う。
慣れればKSCの方が簡単っぽい。

これが欲しかったのには理由がある。
こいつは3点バースト機構があるのだ。
3点バーストとは一回トリガーを引けば3発ずつ制限発射される機構で
実銃にもある機構なのだがガスガンで採用されたのはこのモデルだけかな。

撃って見ると分かるがこれも非常に心地良い。
トリガーを引くたびに腕に戻ってくる反動がたまらない。
日頃のストレスが開放されていくね。

後はサイト調整をすれば実戦使用が可能だ。
ハンドガンはサイドアームズとしての位置付けに当たるのだが
こいつはうまくするとメインアームズにも使えるかもしれないな。
ちなみに参考までに画像はここ


5月21日(月)「遠き思い出は遥か」

TOPページにも書いてあったように先日麻雀オフを開催した。
私が主催者というわけでもなかったが仲間内だけでの遊びだったので
特に緊張感もなく和気藹々と楽しめた。
最後に麻雀を打ったのは学生時分以来だから
約10年振りくらいに牌を握ったことになるな。
結果としてはツキの流れがこなかったと言う感じありで
なんとかやきとりは免れたものの大敗を喫したのだけどね。

しかし打っている最中妙な感覚に捕らわれた。
ふと遠き思い出が蘇ってくるのだ。
それも学生時分に打っていた記憶ではなかった。
もっと前のおぼろげな記憶、薄れ掛けた遠い思い出の中に何かが呼んでいた。

白牌と中牌を手にしながら考える。
だんだんと鮮明になる情景、この音、色、背景。
ようやく記憶の海の中に沈んでいたものを探り当てた。

私がまだ小学生だった頃夏休みに父親の会社の慰安旅行だったかで
夏になると伊勢の海に海水浴に行っていた時期がある。
その頃私は海で泳ぐのが楽しみだったのだが大人達は夜に集まって
じゃらじゃら牌を掻き回していたのを覚えている。
それが麻雀だと知ったのはかなり先の学生時代なのだが
子供時代は単純に終わった後の点棒や牌を適当に並べて遊ぶだけだった。
大人達はどうしてこんなことをやるのかなぁと不思議に思ったものだ。

白牌のアンコを手にしながらそうだこの情景はあれだったと。
遠き思い出の父の背中を思い出し何か胸に込み上げてくるものがあった。
もちろん友人の前で顔には出さなかったがノスタルジーをゆっくり味わいながら
麻雀を楽しんでいたのだ。
勝敗なんかどうでもよかったと言えばうそになるが卓を囲むと言う行為が
こんなにもフラッシュバックを蘇らせるとは思わなかった。

自分も麻雀を打っている。
小学生の時に見た夏休みの旅館の大人達のように。
いつのまにか理解できるようになったことを不思議に思いながら
ずいぶん年を取ったのかなと苦笑いするのだった。

次に実家に帰ったときにでも親父と麻雀打つか。


5月20日(日)「現場」

朝軽く走りに行った時のこと。
ちょうどうちの近くの駐車場に止まっている1BOXの車に目が行った。
何時もそこに止まっている車なのだが何か違う気がする。
軽い違和感を覚えて近づいて見ると車高が明らかに下がっていた。

4輪ともホイールが外されてブレーキディスクがブロックの上に直接乗っていた。
・・・これは明らかに盗難だ。
1BOXは重いのでブロックが割れていた。

そういえばこの1BOXは派手なホイールを着けてた記憶がある。
いわゆる流行りのカスタム車と言われる改造を施していた。
私の住む所は通常この車の前を通らないと行けないので
毎日前を通っているが記憶に残るくらい派手だったのは確かなので
その手のカスタムパーツを欲しがる人間にはよほど目立っていたのだろう。


それにしてもこの手口はずいぶん前からあるもので
初めて見たのはもう10年ほど前の鈴鹿でのこと。
寮に住んでいた頃に向かいに止めてあった目の前の車が同じように
被害に遭っていた。

通常この手の高級なホイールを着ける時はロックナットを使用するのだが
着けてなかったのだろうか。
まあ着けていたとしても専門家が来れば一発で外されてしまうから
お守りにしかならないとも言えるが。

しかし未だにこんな族がいるとは驚きだ。
近年不況で盗難が続発している気がするが。
盗みは元手が掛からないから行ないやすいのか。

近くでこういう現場に遭遇するのは自分にもふりかかりそうで少し怖い。
やはり防犯対策は何事においても重要か。


5月19日(土)「別世界」

ものすごく天気が良かったのでぷらぷら走りに出た。
行ったことが無いところで何処かないかなと考えながら走って
とりあえず横浜方面に向いた。

鎌倉も良いが江ノ島には行ったことなかったなと思い一路江ノ島に。

バイクを駐輪場に入れて岸壁の堤防に登る。
他にも結構たくさんの人が日光浴を楽しんでいた。
試しに寝転がってみると丁度良い気温と海からの潮風でとても心地よい。
うとうとしていたら一時間は簡単に過ぎてしまった。

こうなったら今日は江ノ島探索にターゲットを変更して歩き出す。
これを見ている人は江ノ島に行ったことあるだろうか。
江ノ島は道がせまく至るところに階段があって
バイクや車で走り廻れるような道は皆無なので歩いていくしか移動手段がない。
とにもかくにも島の至るところに猫が住み着いている印象が強い。
土産屋にキティーちゃんグッズが多いと思ったのは気のせいだろうが。

途中にエスカーという乗り物が設置してあった。
いや只のエスカレーターなのだが上まで360円と書いてあったので
足で登ることにする。
急な階段を登って頂上に着くと植物園と展望タワーがあった。

でもまだ道が続いている。
やまふたつと名づけられているところから先は全くの別世界だった。
悠久の年月波に侵食されてそそり立つ岸壁が眼前に広がる。
そして道の終わりには太平洋から吹きすさぶ激しい風と荒波が打ち寄せる風景が。

ここまで来ると観光というよりも自然の凄さを見せつけられるという感じか。
岸壁に打ち寄せる波を見ていると全然飽きがこない。
同じ波は二度と来ないのだ。

荒波を堪能してから訪れた秘境が岩屋である。
入場料は500円必要であったが自然の神秘と歴史の探方の興味には勝てない。
只の波による侵食と言ってしまえばそれまでだが
壮大な自然のスケールを目前にできた感動は500円では安いかもしれない。

十分に江ノ島を楽しんで駐車場に帰って来るとバイクが待っていた。
海からの潮風を存分に受けて黒いGLが灰色になっていた。
明日は洗車するしかあるまい。

江ノ島に行ったこと無い人は一度は行って見ると面白いかもね。
また行きたいと思わせるところだったと言うことは間違い無い。


5月18日(金)「出会い系サイト」

最近テレビで良く報道されるようになった出会い系サイト。
勿論インターネットのひとつのカテゴリーだが世間の認知度は結構あるようだ。
まあ殺人事件が起きているのだからあまり穏やかではないね。
でも事件が起ころうとアクセスは減らないらしい。
煽りで街のねるとんパーティーは結構打撃を受けてるらしいが。


出会い系サイトに行きたいのでWEBを始めた人もいるだろう。
これも新しい人との出会いの方法だしな。
私は行ったことないがまあ簡単にメル友くらいにはなれるらしい。
最近の流行は携帯端末に拠るメール人口の拡大にも起因しているな。

今時携帯でメールなどというのはしていて当たり前に近い世の中である。
面倒で金の掛かるパソコンを開かなくてもインターネットやメールが
電話でお手軽にできるのだから一般人は飛びつくわけだ。

友達が出会い系サイトで恋人を見つけたとか聞くと自分もと思うのだろうか。
しかし知っての通りインターネットは不特定多数が集まるところでもある。
国境も無ければ誰も安全を保証してくれない危険の可能性があるということを
認識していないといけない。
大多数が普通の人ではあるが、ある一握りの悪意を抱いた人間と会わないとも
限らないのだ。

いままでは交わることがなかった未知との遭遇。
非常に楽しいが同時に責任は全て自分に掛かってくると思っておいた方がいい。
可能性と危険性を同時に秘めているからね。

まあ出会いの為のツールで使うのは多いに結構。
でもゲーム感覚で人と付き合っていたら何時か大火傷を負うことになるかもね。

しかしつまらない世の中になってきたものだ。
あまりに便利になりすぎたら努力して勝ち取るという楽しみが減るのにな。


5月17日(木)「季節モノ」

仕事が忙しくて昼食を取る余裕もないくらいなのだ。
最近はずっと味の無くなったガムだけ噛んでいるような気がするね。

昼に食えない分は夜に食べるのだ。
一日1食なんてとても身体に悪いよな。
まあともかく夜はゆっくり食べられるので毎日楽しみだったりする。
今日は手持ちが少なかったのでコンビニ弁当にしておくかと
近所のセブンイレブンに寄る。

補充された棚には弁当がずらりと並ぶ。
中でも鶏三色弁当がリーズナブルなのだ。
適当に惣菜でも買うかと思ったら久々にアレを見かけた。

牛冷しゃぶサラダである。
何を隠そうコンビニの惣菜の中ではトップクラスで旨いと思う。
これが出てきたということはいよいよ夏に近づいてきたということやね。

確か昨年はこれのドレッシングはポン酢ベースの和風だったと思ったが
今年のバージョンはゴマダレになっていた。
これはこれで合うな。
冷しゃぶは自分で作ろうとしても出来ないわけではないが
なにせコンビニ物でもお手軽で旨いのだから買ってくる方が多いかな。

それと今更ながらに「家系」のカップラーメンにチャレンジしてみた。
近年有名なラーメン屋の味を研究して開発されたラーメンが出てきている。
今回試そうと思った奴はラーメン好きならご存知の横浜ラーメン博物館にも
出店している「六角家」だ。
実はまだ本物を食したことはないのだがかなりこってり系だそうな。
それと大判海苔が特徴らしい。
パッケージにはほうれん草らしき写真もあるがこの辺はフリーズドライだな。

作っている最中は特に普通のカップ麺と大して変わりはない。
しかし出来あがった物をみると見た目はかなり良さそうである。
味の方はまあまあだね。
カップ麺特有の匂いはあるけどね。

しかしちとこってりすぎだったかもしれない。
スープを飲んでる時に気分が悪くなってしまう。
店の本物とは全然別物だとは思うがこの値段(230円)でこの味ならば許せるかな。


5月16日(水)「喫煙と嫌煙」

最近いろいろなところで禁煙にしていく傾向がある。
飛行機の中や駅のホームなどもそうだが飲食店などにも波及している。
個人的な意見を言えば私はたばこを吸わないので嬉しいことなのだが
喫煙者にとってはずいぶんと肩身が狭くなったと思うな。

本来嗜好品のたばこは現在の法律で吸っても良いとされているので
20歳以上であれば基本的にはどこで吸おうが罰せられることはない。
本人だけがたばこのもたらすものを全て享受すればなにも問題はないが
煙や匂いといったものが周りに与える影響は大きいので
個人の問題とは言えないのが難しいところか。

最近私の働いているところも分煙化が進んできたが
壁を設けて完全に分けているわけではないので喫煙所の近くは煙が漂ってくる。
吸塵機も可動しているが喫煙所が1箇所しかないので
たばこを吸う人間が全て集まってくるから処理しきれないのが実情か。

仕事上喫煙所の近くでずっといなければならなくなって辛い状態だ。
仕方無しにマスクをしているがそれで完全に防ぐことはできない。

問題解決をする立場にあるが、かなり難しい問題なので悩むところだ。
解決の糸口はなかなか見えないな。
単純に隔離すれば良い話かもしれないが根本的解決になるのか。
喫煙者と嫌煙者の意識の格差を埋めることがまず第1歩であろうが。


5月15日(火)「それは本当に必要なのか」

ハードディスクの容量がずいぶんと圧迫されてきた。
いらないデータを貯め込んでいるのが悪いのだな。
特に画像や映像は容量を食う。

デジカメなんか特にそうだがフィルム代が掛からないのをいいことに
いらない写真もがんがん撮ってとりあえずメモリーに入れておき
PCに移管した時に整理すればいいのだがまとめて保存してしまい
恐らく二度と見ない写真がどんどん増えていく。

インターネットにつないだときもとりあえずDLして取っておこうと
いうもので容量を食う。
DLしているときはいいのだがいざアプリを使うかというと
すぐに必要に迫られていない場合は解凍すらしない。
後日何をDLしたのか良く分からない圧縮ファイルが残っていて
でもその時必要だと思ったからDLしたんだろうと消すことができない。
いつまでも解凍しないファイルの誕生だ。

もともと入ってるアプリも重いな。
だいたいメーカー純正のパソコンにはこれでもかと言わんばかりに
使わないソフトが入っている。
中には機種特有の便利なツールもあるがほとんどのバンドルソフトは
市販品やフリーソフトの方が使い勝手の良いものが存在したりするので
全く使わないのが通例だ。

中には常駐しているものもあってメモリまで食う奴がいるのだな。
いらんソフトはさくさく削除するのが一番だ。
どうせリカバリーディスクで全てやり直せるのだから
勿体ないことは何も無い。

ハードディスクの掃除をして容量を確認。
あまり空きができたように感じないなぁ。
こうして大容量のハードディスクに手をだすのか。


5月14日(月)「依頼を聞こうか」

栃木の友人に預けていた銃が返って来た。
東京マルイの電動ガン<MP-5改>だ。

もともと長物としては短めのMP-5だがステアーのロングバレルを入れて
改造されたスナイパーライフルで速遅堕氏の渾身の作だ。
鈴鹿時代に譲ってもらっていたのだがここ数年全然撃ってなく
その為内部がずいぶん劣化しておりメンテナンスが必要だったので
その道の専門家にメンテを依頼していたのだ。

しかしホップアップバレルが組んであるはずなのだが何か問題があるらしい。
あと逆転防止ギアにも問題があるようだ。
とりあえず試しに撃って見ることにする。
もともとこいつの性能としてホップアップによる水平射撃が可能であり
無風状態だと30mあたりまでは250ccのジュースの空き缶に集弾する能力がある。

まともにこいつを撃つのは約4年ぶりかな。
トリガーを引いた瞬間、モーター音と発射音が同時に聞こえる。
これだ!久々の感触がやけに心地よい。
・・・と思ったが発射された弾は水平軌跡を通らずに放物線を描いて落ちた。
その飛距離約10mである。

全くホップが掛かってない状態だ。
0.3のヘビーウェイト弾を使っているのだが明らかに飛ばない。
スコープを覗いていても全く弾道が見えないのだ。
以前は目標物に命中するまでスコープの中に弾が見えてたのにな。
0.2の弾を使えば少々はまともに撃てるかもしれないがそれでは集弾しない。
命中精度命のスナイパーライフルなのだから数撃てば当たるでは意味がないのだ。


そこで今度はノーマルホップアップバレルではなく可変ホップアップバレルの
組み込みを依頼することにした。
可変ホップを入れてスコープの調整をすれば命中率は飛躍的に上がるに違いない。
ということでまた栃木に預けることとなった。

残念ながら和光ではバトルできるフィールドとメンバーがあまり無い。
対戦できるだけの人間も集まらないし。
現状でもマルゼンの93Rは鑑賞用になっているしな。
こうなったら電動ハンドガンを普及させて遊ぶか。
でも電動ハンドガンってまともに使えるのかな?
今度一丁買ってみるか。


5月13日(日)「格闘洗濯機」

いや良い天気続きで嬉しい。
昨日フラフラ出て行ったので今日はたまった洗濯物を片付けることにする。

いつもの洗濯物はいいとしてそろそろ暖かくなってきたので
毛布をクリーニングに出すかと考えたがこんなに良い天気なのだからと
自分で洗濯してみることにする。

が、初めてなので良く分からんから洗濯機の説明書を読む。
・・・粉末洗剤は使うな液体洗剤にせよ、か。
当然そんなものは持ってないのでそそくさと買いに行く。
柔軟材を使えばふんわり仕上がります、か。
まあいいやそれはと買わない。

早速洗濯機に毛布を入れて全自動の布団コースを選択。
水がどんどん注入されてかなり上まできた。
毛布が洗濯曹からはみ出そうだ。
毛布が上にはみ出ないように洗濯キャップをしてください、か。
どこに付いているんだそれ?
探しても見当たらない、欠品かと思ったら別売りと小さく書いてあった。
酷い話だ。

もう遅いよ・・・
なんとかなるだろと手でぐいぐい押し込む。

全自動だから後はほっておいていいと思ったが
布団洗濯はかなり時間のかかるプログラムだった。
1時間経っても全然終わる気配が無い。
時刻は昼を過ぎて一番干したい時間帯なのにと少し焦ってくる。
ここからは手動でやることにする。
手揉みで毛布をぐにぐに洗ってすすぎと脱水。

終わった頃にはベランダが陰ってきた。
乾くのに時間はかかったが日暮れまでにはなんとかなったので良しとしよう。

毛布は直に身体に当たるものだから思った以上に汚れている。
冬の間はなかなか天日が弱いので乾かないから洗えないが
洗うとずいぶん気持ち良くなるな。
しかも手揉み洗いは慣れてくるとなかなか面白い。
来週も天気が良かったら違う毛布にチャレンジしてみるか。


5月12日(土)「皐月の空に鯉泳ぐ」

昨日とは全然違う爽やかな五月晴れになった。
ふと窓から車を見るとボンネットに白い点々が???
良く見ると猫の足跡だった。
・・・とりあえず洗車することにする。

そうそう最近窓ガラスにコーティング剤を塗るのをサボっている上に
都内近郊を走ってばかりなので油膜がぎらぎらしていて
雨の日の視界が悪いのだった。
油膜というものはかなり頑固な汚れだ。
さらに太陽に焼けてガラスに固着しているからたちが悪い。

物理的な方法で取るか化学的な方法で取るか。
今回は研磨剤入りの油膜除去剤を使用することにする。
とにかく根気が要る作業だが夜の雨の日の怖さには替えられない。
きれいに油膜を落としたところで撥水剤を丁寧に塗る。
洗車はたった数分なのにガラス処理だけに1時間近くかける。

コーティングし直したガラスは全然違うものになった。
ティッシュペーパーを上から軽く落としただけでもガラスとのミューが
低い為に滑って下まで落ちるくらいになった。

よしよし復活だな。
気分が良くなったところで軽くドライブに出かけることにする。
東北道を北に向かって爆進することにした。

ゴールデンウィーク明けの週末はがらがらだった。
空いているのでついついアクセルを踏みがちだがそこは理性で押さえる。
と、前方にパトライトが見えた。

走行車線を走っているが何か変だ。
他にも多くの車が取り巻いている。
後ろからかっ飛んできたポルシェも急減速して後ろに付いた。
なるほどパトカーは捕り物を終えて違反車をキャプチャーしているのだったのだ。
後ろに一台素直に付いて行く車がいる。

パトカーの後ろに電光掲示板があり「パトに続け!」と書いてあった。
これは記録しておくしか。
とりあえずデジカメで撮影したのがこれである。
そして彼らは次のインターで降りて行った。

パンダパトカーに昼間に捕まるということは後ろを見てないのだろうか。
まあ良く待避所に隠れているから一概には言えないが
常に注意して走っていないと怖いということだな。

・・・違反しないのが一番だよな。無理だけど。


5月11日(金)「春雷」

朝、天気予報を見ずに会社に出社した。
良い天気だから周りの住人は洗濯モノを干したり
布団を干したりしていた。

そういえば洗濯物がたまってたな・・・
などと考えながら仕事をしていると全館放送が入った。
どうもこの地域に雷警報が出ているらしい。

と思ったらピカッと窓が光った。
後に雷鳴が追いかけてくる。

本当に雷が発生しているのだ。
春のこの時期は大気の状態が不安定で雷が起きても不思議ではない。
しかしWS(ワークステーション)を使って仕事している以上
停電になると今まで作ったモノが水の泡になってしまうので
こまめにセーブしながら仕事をすることにする。
それからほとんど外を見ていないのだがしばらくしてまた警報が出たらしい。
今日一日で晴れたり曇ったり忙しい天気だ。

幸い会社が停電になることは無かった。
ほっとするも少し残念な気分がしたのは変かな。

以前突然の停電によって全ての電気が止まりWSが全く使えなかったことがあった。
横に置いてあったノートPCだけが明るかった光景が何とも不可思議だった。
ノートPCはバッテリー駆動だから電源が落ちても大丈夫なのだが
ホストコンピューターが止まるのでサーバーに繋げないから
結局スタンドアローンでしか使えないのだけどね。
余談だがその時の停電の原因は落雷ではなく
自衛隊機の墜落事故で送電線の切断だったのだ。

さて家に帰ってきたら電話がちかちか光っている。
あーこっちは停電したのか。
瞬断でもいろいろな機器の時計が狂ってしまうので困るんだな。
まあ天災だから誰にも文句は言えない。
とここで一人文句を言ってみたりする。

和光はまだあまり雷は発生しないから良い。
宇都宮は餃子と雷の街だから今年に入ってすでに雷警報は出ているらしいし。
台風一号も発生したからいよいよ梅雨シーズンに突入か。


5月10日(木)「麻雀放浪記?」

久しぶりにPCで麻雀をしたのだ。
基本的にPC麻雀は二人打ちだからあまり面白くない。

ゲームセンターにあるべき麻雀なので一応勝ったらごほうびグラフィックがある。
・・・でもなかなか勝てない。
根本的にいかさま要素が非常に強いのでまともにやると絶対に勝てないのだ。

ゲーム麻雀はコンピューターが最初から配列を決めてるので
いかようにもなるからな。
悔しいがコンティニューしなければ勝ち進むことはできない。

今は昔セタが出したスーパーリアル麻雀のシリーズが超絶的な人気を誇っていた。
それまでの麻雀では動きと言えば二枚か三枚の描き替えであり
アニメーションで描かれた「しょうこ」ちゃんは驚くに値した。
ゲームのキャッチコピーが「ロンよりしょうこちゃんを見せてあげる」だから
なかなか良く出来たコピーだと思う。
そしてそれはその後の麻雀にも多大な影響を与えた。

ただ大勢の果敢な挑戦にも関わらずスーパーリアル麻雀の相手は強かった。
配牌が済んで何も出来ないうちに天和もありなのだ。というか凶悪過ぎ。
しかし人気の方が不条理な難易度よりも高かったためにインカムは
相当あったと思う。

個人的にはスーパーリアル系よりの日物(ニチブツ)の麻雀の方に面白みを感じる。
ホームデータの麻雀クリニックや麻雀放浪記「掟」なども良かったかな。
フェイスの麻雀学園はあまり好きじゃない。
この辺はグラフィックの好き嫌いが分かれるところか。

が現実に4人でコタツのテーブルを裏返して和気藹々と麻雀やる方が好きだな。
でも実は役を良く分かってなかったりするけど。
リーチのみで上がったつもりなのに平和や一盃口が付いてくるとか。
点数の数え方も良く知らないし。
PC麻雀は勝手に点数を数えてくれるので便利だがやはり面白みに欠けるな。
金の要らないPCでの脱衣麻雀はスリルもへったくれも無く面白くないっ。
ゲーセンで負け続けるのも悔しいけどね。


5月09日(水)「危険物注意!」

痛ましい事件が発生した。
青森で起きてしまった消費者金融放火強盗事件のことだ。
ガソリンを店内に撒き「金を出せ」と言っておきながら
現金が出ないと分かると否やすぐに火を放ったらしい。

金を奪う目的だけならば火を放つことまでするだろうか。
放火は最悪死刑の求刑も有る重大犯罪なのだ。

さらに犯人は知ってか知らずかとんでもないことをしている。
現場の店舗は階上にあったわけだがそこに上がるための常設階段が1箇所しかなく
犯人は店内に入る前にそこにもガソリンを撒きながら上がったということだ。
これは店内の人間の逃げ場を断つことを意味する。
完全に殺人に至る計画犯罪なのだ。

この事件で何の罪も無い人に命が多数奪われた。
あまりにも自己中心的で短絡な犯罪としか言いようが無い。


一般にガソリンというのは危険物に指定されているのだが
どれだけの人が本当に危険物だと言うことを自覚しているだろうか。
ガソリンスタンドに行けば1リットル100円そこそこで買えるので
牛乳より安い車の燃料だという認識くらいしかないのではないかな。
学校ではなかなか引火実験などさせてくれないだろうしね。

ガススタでバイトしていた頃の話。
客が車から火のついてないタバコをくわえて降りてきてスタンド内で
火をつけようとした時に慌てて止めた経験がある。
けげんな顔をされたがガソリンに引火したら簡単に車が全焼すると言うことを
知らないのだろうな。

ガソリンの引火点は摂氏約40度と非常に低い。
タバコの火は摂氏650度から800度なのだからすぐに引火するかと思うが
実はタバコの火からではなかなか引火しないのだ。
怖いのはタバコに火をつけるためのライターの火なのである。
直火は距離がかなり離れていても引火する。
ガソリンがとても揮発性の高い液体で空中で火を誘引するからだ。


刑法の一項に「激発物破裂(第117条)」の罪というのがある。
これは何かというと火薬など爆発性のある物を爆発させ
人や財産に危害を加えたり危険な状態に陥れたりすると、
放火などと同じ罪になると決めた条文だ。

爆発物の定義ははっきりしてないので
火薬は当然このことガソリンやアルコール、水素までも含まれるのだな。
でその「挙証責任」の項には「爆発物を製造・輸入・所持または注文した者は、
犯罪の目的でないことを証明できなければならない。
もし証明できなければその時は6ヶ月以上5年以下の懲役に処す」
というようなかなり厳しい一文があるのだ。

私もいろいろ実験はしてきたが人に迷惑のかかる実験はしていない。
爆発物は生死に直結するので本当に慎重な取り扱いが必要だということを
心のどこかに留めておかねばならないのだ。


5月08日(火)「睡眠は必要不可欠!?」

バイクでロングツーリングする時は途中で休憩しながら走る。
この時に面白い道の駅や土産物屋などが見つかればラッキーだ。
道の駅は全国各地にあって新しいのもどんどんオープンしているから
最新の地図を見ながら走るといい。

ただ大勢で走っている場合は一度休憩に入ったらなかなか動かない。
話し込んでしまって休憩は長くなりがちだ。
でも共通の話題をしゃべっているのはとても楽しい。
一人で走っている場合は好きなところで好きなだけ止まっていられる。
気楽に走れて自由に計画立てられるが楽しみを共有する相手はバイクと道だけだ。

どちらかというと私は後者の方が多いかな。
大勢で走るのも大好きだけど何故か先導役が多いのだな。


宿泊ありのツーリングの場合
宿を取っているのも良いがテントで寝るのもかなり良い感じだ。
シュラフ(寝袋)が無いと今の時期でも寒いから注意だ。

大まかに分けてシュラフは4種類ある。
形と材質の組み合わせでシュラフの性格が決まるのだ。
形から言えばマミー型と呼ばれる棺おけのような形のものと
封筒型と呼ばれる読んで字の如くな形のものだ。
材質は羽毛などの自然素材と化学繊維に分類できる。

どれが一番良いというのは無い。
それぞれに長所がある。
マミー型は軽くて小さく折りたためるが大体値段が高いしちと窮屈だ。
封筒型はたたみ方次第で座布団や掛け布団のようにも使えて安い。
一般的なバイクの場合は荷物の制限からマミー型を選ぶ方が無難かな。
羽毛は少ないインナーで非常に温かくて軽いのだが湿気に弱くなかなか乾かない。
化学繊維は水に強く手入れも簡単で安い。

いろいろ選べるのだが私はコールマンのマミー型のタイプのを愛用している。
これが驚くほど軽くて暖かいから便利なのだ。
こうして書いているだけですぐにでもキャンプツーリングに出たくなるな。


5月07日(月)「悪夢」

時として気が付かない方が幸せなことも世の中にはある。

ちょうど本を探して倉庫部屋に入ったのだが目的の本が無かった。
しかし本の代わりに部屋には奇妙な感覚があった。
最も部屋の中で見たくない奴の気配だった。

慎重に部屋の隅々に注意を払う。
やはり奴は存在していた。
実は今年初めて見たのだ。
昨年は運が良くほとんど見かけなかったのだがね。

奴と戦うにはそれなりの装備が必要だ。
二年前から使っているダンボールを丸めた筒と殺虫スプレーが武器だ。
昔、会社の寮に住んでいた頃はエアーライフルも使ったがあれは粉々になるので
後片付けが非常に面倒だから今は使わない。

だいたい奴の行動パターンは決まっている。
刺激が無い限りはあまり動いたりはしないのだ。
しかし一度動き出すとその動きは人間の目では完全に追い切ることが出来ない。
こうして書いているだけで気持ち悪くなってきたな。

ともかく自分に有利な地理的状況に持ち込まねばならない。
障害物が無い方に誘導するようにスプレー噴射を弱く軽くかけるのがポイントだ。
軽くかけておくと動かないから弱めることが可能だ。
奴の武器はすばやさだからじわじわと焦らずに攻撃するのだ。

しばらくすると薬剤が効いてくる。
苦しくなって動き出すところを慌てずに叩く。
大体薬剤によって動きは封じてあるのでよほど困った位置にいない限りは倒せる。
これでミッション終了だ。

後の処理はガムテープを大きく貼ってそれをはさむように貼り返す。
完全に粘着テープで動けなくしてからごみ箱にポイだ。
どの場面でも油断は禁物だ。
完全に仕留めるまで眠ることもかなわない。

殺生と言う言葉は彼らには当てはまらない。
ただプログラムされているように何故か嫌悪感が有り余るほど来るのだな。
根絶することは不可能だと知っていてもとても共存したいとは思えない。
彼らほど理由無く嫌われる存在も珍しいかもしれないな。

どんな極限状態でも生きられる生命力はたいしたものだが
もう少し全く目に付かないところでいてくれないものか。
暖かくなると共に活動し始めるので夏は憂鬱だったりするのだ。

まあ彼らが一度でも出現したら部屋をきれいに片付けておこうという
意欲が出るが・・・考え方が後ろ向きだな。


5月06日(日)「緊急救命現場」

海外の人気ドラマに「ER(Emergency-Room)」というものがある。
早く言えば救急病院での医療をドラマに仕立ててあるのだが
なかなか本物らしくて面白い。

実際の医療現場でもしばしばドラマのようなことがおこるらしいが
通常はそんなに良いものではない。
当然といえば当然だな。
緊急を要する医療にはドラマのような筋書きは無いし
第一リハーサルも無ければカットもリテイクも無いのだから。
現場は真剣そのものである。


偶然だが今日歩道を歩いていると大きな救急車が赤灯を廻しながら走ってきて
目の前で左に指示器を出しゆっくりと歩道に寄って来た。
そのままハザードを焚いて停車してしまった。勿論赤灯は廻したままだ。

運転手が降りてきて左側のスライドドアからまた救急車に入って行く。
ちらりと中の様子が少しだけ見えた。
どうも医師らしき人が乗っていて指示を出している。
運転手も何か手伝いをしているようだ。
そうかこれはドクターカーなのか。

通常救急車は消防署待機型と救命救急センター待機型に分けられる。
消防署待機の場合は医師を後から乗せるので緊急の場合時間に余裕が無い。
救命救急センター待機の場合は人材の確保と費用が莫大になり易いのだ。
だからドクターカーは現場出動型(船橋方式)が主だ。
ただほとんどの場合ドクターカーと言っても病院間搬送型が多く
現場で救命活動することはあまり無いことらしい。

しかし朝霞・和光の救急車はドクターカーを運用していたとは知らなかった。
心肺停止は死に直結するからまさに時間との闘いなのだ。
一般救急隊員と救命士と医師の連携によって救命活動が成功する。

ブラックジャックなどは一人の天才外科医の話で何度も救命を成功しているが
本当の救命活動は複数の絶妙の連携によって成り立っている行為だ。
偶然とはいえそういう現場をこの目で見れたことに少し感動を覚えたのだ。


5月05日(土)「大阪紀行その四」

だらだら過ごしてしまった連休もそろそろ終わりである。
また東京までの600Kmを走るのだ。
幸いなことに天気は帰るまで持ちそうだ。

昼に大阪を出発する。
予定通り鈴鹿に着いて速遅堕氏と再び会う。
彼はXR400、連れが250で待ち合わせの喫茶店に来ていた。
オフ車に本格的に乗ったことはなかったので
丁度良い機会だから乗せてもらうことにした。

トレーニングしていると言う鈴鹿の山に案内してもらうと
そこには本格的に練習できるコースがあった。
しかも自然にできたコースなので使用料などはかからない。
250からチャレンジして400にも乗る。
不整地を走るためのバイクは山の中では生き生きしていて実に面白い。
和光の近くにもこういうところがあれば嬉しいがまず無いな。

速遅堕氏の部屋で休息を取らしてもらい礼をして一路東京に向かう。

夜中の国道23号線は高速道路のようだ。
しかし名古屋に近づいた頃に道が混んできた。
自然渋滞でないことを耳が教えてくれる。
そう金城埠頭近隣名物の暴走族のお兄さん達だ。
600Fならば間単に振り切れるかもしれないが
今はGL1500、仕方なく車の後ろに付いてゆるゆると走る。
未だにまだ生息しているのが名古屋らしい。


岡崎から東名高速に乗る。
SAごとに休息しているのだがなかなか最近のSAはそれぞれ特色があって面白い。

浜名湖SAはいわずもがな上りと下りが共通の施設になっている。
トイレもずいぶんと綺麗で食堂も夜中まで経営している。
牧之原も改修工事が済んで非常に大きく綺麗になった。
富士川などは一般道路側からも人間は上がってこれるようになっている。
これはなかなか良いアイデアだな。
最近はコンビニやファーストフードが併設されているのが珍しくなくなった。

道路公団も新しいサービスを模索しているのだろうが
私としてはもう少し高速道路の通行料金を下げて欲しいと思うのだがなぁ。


そうこうしているうちに朝になった。
丁度富士川SAを出てから白々とし始め
箱根超えは非常に明るかった。
「箱根の山は天下の険〜」と歌われるほど有名な箱根超えも現在では
車を用いると軽々と超えてしまうことができる。

山超えが済み平地に入ってふとそんなことを考えていた矢先にそれは来た。
第二通行帯を走っていると「ひゅーん」というサイレンと共に後方から
GT-Rのパトカー (神奈川県警)が迫ってくる。
直感で自分ではないと感じて第一通行帯にさっと避ける。
するとGT-Rパトカーは第三通行帯に入って加速し始めた。
本気で加速するGT-Rはやはり速い。
まさに俊足バイク並の加速でどんどん遠ざかって行く。

そろそろ視界から消えようとする時に海老名SAに入って行くのを見た。
丁度休憩しようと思ったところだから一緒に付いて入る。

GT-Rパトカーは赤灯を廻しながらゆっくりと何かを探しているようだ。
そしてトラックの多い休憩所にあった1BOXとワゴンの後ろについて止まった。
すぐにワゴンの運転手が事情聴取の為にGT-Rの後部座席に入れられた。
二枚ドアパトカーでの事情聴取は初めて見た。
後部座席の無いNSXのパトカーの場合は外で事情聴取すると聞いたことが
あるが本当だろうか。
GT-Rパトカーの近距離撮影がしたかったのだが残念ながら堂々と写せなかった。
のでちと遠距離で写してみた。これがGT-Rパトカーだ。

東京インターで降りると帰ってきたという実感が湧く。
早朝の空いている環八を北上し何事も無く和光に帰還できた。
もちろん600Fが出迎えてくれたことに良かったと胸を撫で下ろしながら
GLのカバーを掛けたのは言うまでも無い。

休憩を入れて鈴鹿から7時間か。
やはり飛行機や新幹線に比べると遅いがバイクは安く済むな。


5月04日(金)「大阪紀行その三」

ようやく気持ち良く晴れた。
今回の目的はある人物をGLの後ろに乗せて走りに行くというものなのだ。

朝から準備して走り出す。
早朝の風が薫る新緑の中を走る気分は最高だ。
大阪は和泉の山を駆ける。

丘の上から光明池が見えた。
何を隠そう私が高校生の時に初めて運転免許というものを取ったのが
この光明池免許センターなのだ。
残念ながら免許センターは見えなかったが改めて原付免許を取った時の
フレッシュな気分を思い出す。

目的地は槙尾山。
中腹にバイクを留めそこから二人で歩き出す。
しかし山登りを甘く見ていて気分が良かったのは最初の五分だった。
普段の運動不足ですぐに足が悲鳴をあげる。
ふと携帯電話を見る・・・圏外なので電源を切っておく。

頂上まで約40分。
途中で休憩しながらもようやく到着すると気分がまた良くなった。
登っている時は苦しいが頂上に着けばそれも吹き飛ぶ。

山登りに例えるのも変だが仕事も遊びも本気でやれば途中は苦しい。
何かを成し遂げる目的があればその苦労は喜びに変わる。
人生でも何でも山あり谷ありだから面白いのかもしれぬ。


さて下山して思い出したように携帯の電源を入れるとメールが飛び込んできた。
「鳥がいなくなった、バイク屋店長の電話番号教えて」と埼玉からだった。
何のことか一瞬分からなかったがすぐに友人のスーパーブラックバードが
盗まれたのだと気が付いた。
急いで店長と他の友人に連絡するも他には何もできないのが辛い。
例え埼玉にいても何もできないのではあるが本当に残念だ。

長期間動かないバイクがあるとそれは非常に目に付きやすい。
大型バイクを盗む連中はプロが多いから必ず下見をしてから犯行に及ぶ。
更に盗まれた場所は4月にできたばっかりのマンションで住人同士は
ほとんど顔なじみの無いところが裏目に出たのかもしれない。
まだ買って一年であまり走行距離がいってないバイクだったので
本当に悔しいであろう。

今回自分の600のバイクはそのまま置いてきたのでかなり心配になってきた。
明日和光に帰還の予定だがそれまでどうか無事でありますように。


5月03日(木)「大阪紀行その二」

ネットにつなぐ環境というのは場所によってずいぶん違うものだ。

旅行中はできればネットにつないでいる友人宅から電話を借りて
つないでいるのだ。
関西にくれば速遅堕氏やNAKA氏がとても心強い。
しかし本当の問題は実家だったりするのだ。

実家の電話は親子電話なのである。

親機の方はまだプッシュホンタイプなのだが
子機は未だに黒電話が存在しているのが問題なのだ。

黒電話の親子電話を知っている人は分かるだろうが
親機で電話をかけると子機がじりじり鳴るのである。
子機の部屋に誰かが寝ていると親機の回線をつなぐのが大変なのだ。

しかも夜のつながりの悪い時間帯にかけてプロバイダーの
認証がうまく行かなければもう一度という最悪の事態になる。

そうなると活躍するのが公衆電話だ。
しかし夜中に街角のタバコ屋の公衆電話にPCをつなげている様子は
かなり怪しげに見えるので職務質問モノかもしれないな。

昔はアナログモデムでつなぐのが当たり前だったので
プロバイダーにつながるまでに一分以上かかるのは不思議ではなかった。
が、現在ではISDNを契約しているので自宅では2秒でつながるのに
完全に慣れてしまった。

人間一度贅沢に慣れるとなかなか戻れないものだな。

それと今日USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がついに入場制限をかけたらしい。
39000人が入る見こみがあるということだ。
東京ディズニーランドはもっと入場できるはずだが
恐らくこの連休はまたとんでもない人入りであろう。


5月02日(水)「大阪紀行その一」

またも関西旅行記になりそうである。

東名高速はすこし曇っていたところもあるが
概ね晴れていて気持ち良く走れた。
しかし関西に近づいていくとだんだん雲行きが怪しくなる。

鈴鹿で速遅堕氏に会うも話だけですぐに立つことにする。
弟の家が八尾にあるので今日のねぐらはそこに決定だ。

朝から関西は雨だった。
やはり天気予報通りといえばそれまでだが当たってほしくなかったな。

この天気でGLをだすのは吝かではない。
八尾は関西本線が近くに通っているし近鉄もある。
近いほうのJRに乗ることにした。

やはり大阪のJRは少し雰囲気が違う。
車内アナウンスで車掌が旅行切符はJRの窓口で
とかインターネットでもお申し込みになれますとか
しゃべっているのだ。
さらには南海電車のアナウンスも同じように車掌のトークが炸裂していた。

さすがなにわの商人は商売熱心やなと思う。

で、駅に降りて乗り換えのためにエスカレーターの乗る。
エスカレーターの脇に何か書いてある。
<走るのは大変危険です 歩かれる方のために左側をおあけ下さい>
と書いてあった。

あれ?東京は右側が歩くところじゃなかったか?
ずいぶんと長い間関西を留守にしていて忘れているだけだろうか。


5月01日(火)「サンデードライバー」

結局朝に和光を出発することになった。
ちょうど連休に入ってすぐではないから高速道路は比較的空いていた。

入り口に制限速度が記してあった。
そうかそういえば法改正で軽自動車と自動二輪の最高速度が
100Km/hに引き上げられたのだったな。

今回はGL1500での移動だから非常にありがたい。
今までは制限速度80Km/hで普通自動車と同じ速度で走っているだけで
取り締まりの対象となっていたからだ。
さすがに今まで捕まったことはないが制限速度が同じになったと言うだけで
精神的にずいぶん楽だな。

それでも覆面パトカーによる取締りは相変わらずやっている。

この時期は普段高速道路に乗らないドライバーも乗ってくる。
やはり慣れない道を走るのは怖いのか最初はゆっくり走っている。
しかし慣れてくると次第にスピードが出てくるのだ。

調子に乗ってそのまま走っていればやがて覆面に御用となる。

慣れたドライバーは覆面パトカーを良く知っている。
昔はグリルの付いた白のセダンでフェンダーミラーの車で
後ろにカーテンが付いていて鉄っちんホイールを履いていれば
覆面のにおいがぷんぷんしていた。
が、最近の覆面はソアラやスカイラインといったごく普通の
車になってきている。
高速道路でソアラを見かけたら注意したほうが良い。

昔の覆面は回転灯が外に出て車高が変わるので8ナンバー扱いだった。
前述の車で8ナンバーだったら確実に覆面だったのだが
今は3ナンバーの覆面が多数存在する。

サンデードライバーはそんなことまでは知らないようだ。
あっさりと捕まって家族の前で切符にサインするはめに
なるようだ。

警察もゴールデンウィークは稼ぎ時なんだな。



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