2001年7月の研究開発記録&雑記帳>


過去の研究開発記録
2001年01月
2001年02月
2001年03月
2001年04月
2001年05月
2001年06月




7月31日(火)「ビバ!一人暮し」

私も考えて見ると結構一人暮しが長い。
会社の社員寮に住んでいたということもあるが親元を離れてかれこれ十年以上か。

最初一人暮しというものは自分勝手にきままに生活できるので
あこがれていた気持ちが強かった。
親と同居では口うるさいし自由が少ないと感じていたからだ。
学校を卒業して一年ぷらぷらして仕事に就く。
さあ念願の一人暮しと思ったが社員寮は二人一部屋だったのだ。
もともと知らない人との共同生活は大変だったが面白かった。

何年かしてようやく本当に一人で生活をするようになる。
それはもうひたすら全開で仕事と趣味に突っ走った。
噂に聞く一人暮らしは寂しいということは決してなかった。
むしろ自由というものの楽しさを謳歌し時は過ぎた。
それが出来たのも気の合う友人がいつもそばにいたからでもあるな。


女性の場合は親との同居も理解できる部分も確かにある。
恐らく私に年頃の娘がいたらなかなか出て行けとは言えないだろうな。
最近では成人独身の男性も親との同居は珍しくない。
勿論金銭的な面でも楽なのだろうが昔と違う気がする。
それは子供と親とが友達みたいに仲良しな関係が増えているのに原因がある。
親子の仲が良いのは良いことだと思うが実は親の子離れ子の親離れが
しにくい状況なのでは無いだろうか。

実家から遠い学校に行くことがあればそれも一つの転機だ。
次は学校を卒業して就職する時か。
しかしなんとなく家にいてしまうともうなかなか出られない。
こうなると次の転機は結婚だかまでいくことになる。
それでも親に庇護されている間に自分で自分の事を何でもする癖を
つければそんなに問題ではない。
が、全て親任せの生活を送ってしまうと結婚してからそれを全て
配偶者に求めることになりかねない。
・・・果たしてそれに耐えうる相手がどれだけいるだろうか。
今の離婚が多い現状はそういうこともあるんじゃないかな。
それが全てだとは言わないけど。


子供はいずれ親の元から自立して行く。
それは大切なことだ。
「親」という漢字は「立つ木に見る」と書いて表されるごとく
本来遠くから見守っている存在であるべきではないだろうか。
間違った道を歩もうとした時に手助けすることが出来れば放っておいても
子供は間違い無く成長すると思うのだ。

いつまでも子供を庇護しているのは真の意味では自立を損なっている気がする。
そのことに気が付いていない子供に罪は無い。
現在子供と同居している親に全て当てはまるわけではないが
千尋の谷に落とす獅子のような親はもういないのだろうか。

虐待こそすれ子供の為にあえて自分から切り離すというような考えは古いのか。


7月30日(月)「好き嫌い」

いろいろな食べ物の中でも人には好きなものと苦手なものがある。
なんでも食べられるに越したことはないのだが
なかなか全て克服するのは難しい。

別に関西人だからといって全員納豆が嫌いだとか関東風うどんが食べられない
訳ではないが地域によっても好みが分かれているのは確かだ。
ちなみに私はもともときのこ類はあまり食べない。
あとセロリも食べないかな。
にんじんやピーマンは好きなのだがね。

一体何が好き嫌いを引き起こすのだろうか。

もちろん色や匂いが筆頭にくるだろうな。
チーズの嫌いな人や魚介類がダメな人は匂いでアウトみたいだ。
香草系もそれに入るかな。
次に食感だろうか。
しいたけや高野豆腐など独特の舌触りがダメな場合もある。

しかし食べたことが無いものを嫌いだという感覚はどこから来るのか。
やはり余りある想像力と匂いと見た目だろうな。
口に入るのが嫌悪感を感じる食物も無いわけではない。

ただ情報をカットすれば意外に食べられるものも多くなる。
人間の舌は厳格に言えばかなり鈍感なので匂いが無ければ
味を確認する力は半減する。
子供が目をつむって鼻をつまんで苦手なものを食べるのはそういうことだ。
見た目と匂いをシャットして飲み込んでしまえば食べられる。

まあそこまで無理に食べる必要があるかどうかは疑問の残るところだが。
好き嫌いを無くすだけで人生が少しは明るくなるかもしれないな。
でもどうしても苦手なものはあるんだよな。


7月29日(日)「参政権」

今日は参議院選挙の投票日だった。
なんとか投票時間に間に合うように関東入りできたので投票所に向かう。
時間は午後7時50分。
午後8時が最終なのに10分前でもかなりの人が投票に来ていた。


選挙に入る前から自民公明の与党が有利だと言われていたが
本当に出来レースに近いものになった。
小泉人気が票を集めたのは言うまでも無いことだが
これは果たして悪いことだろうか。

今回の選挙はマスコミ選挙のような気がする。
マスコミが国会や議員をドラマ仕立てにして国民の目を
政治に関心を持たせたのは間違いではなかろう。

事実、外務省の首相の田中さんなどもテレビ出演回数が非常に多い。
ワイドショーも森内閣とは打って変わって報道の内容があら捜し的な
ものではなく本格的な切り口で見ているものが増えた。

国民の目が政治に向いている間に今の小泉内閣は出来ることをすべきだ。
構造改革が中身が無いと言われ続けていても国民をしっかり見据えた
方針を打ち出しさえすれば人気は落ちることはないだろう。

午前一時現在で与党の議席が過半数を超えている。
与党が過半数を占めているからと言って小泉改革が進むわけではないが
うまく手綱を操作すれば小泉内閣は確実に日本の政治の歴史を変える
ことができるであろう。

まずは内容ではない。
国民がまじめに政治を考え直す機会になった選挙に拍手をしたい。
これで結果が悪ければ次で変えて行けばいいのだから。


7月28日(土)「蝉時雨」

たまにいつもと違うところで目が覚めると状況の違いに
一瞬戸惑うことはないだろうか。

今朝もそんな感覚で目覚めた。
何が違うのだろう。
そうか蝉の鳴き声か。

和光では近くに神社があるからある程度は蝉がいるのだが
大阪ではもっとたくさんの蝉の鳴き声が朝から聞こえてくるから
気分が違ったのだな。

蝉は地中で7年過ごして地上に出てきてわずか数日でその生涯を終える。
昔はまだ舗装されていない地面がたくさんあったから蝉がたくさんいても
当たり前だったがずいぶん地面が舗装され住宅のために整地されて
地中にいた蝉が出てこれなくなって鳴き声も減ったのかもしれないな。

蝉取りをしたのは小学生の頃。
猛暑に負けず藪蚊にも耐えて何も考えずに走り回ったあの頃。
住宅地にも空き地がまだたくさんあって野球や泥警遊びが出来た。

今の都会の子供はカブトムシも買う時代。
自然は遠く小川のせせらぎも聞いたことがないかもしれない。
でも人生において何が本当に大切なのだろう。
塾に通って良い学校に入学することなのか。

本当に大切なことは人それぞれ違うだろうが一つ事実が言えるとするならば
小学生達は外で遊ばなくなってきているのではないだろうか。


7月27日(金)「オールドフォトグラフ」

先日ふとした機会に昔の写真を見ることになった。
私が生まれた当時の写真だ。
当たり前だが記憶には残っていない。
ただ不思議なことにふすまの模様や壁の色とかは妙に覚えていたりする。

乳児の頃の自分は他人のようだ。
まあ自分に対する認識が出来ていないのだからしょうがないか。

しかしそれよりも興味のある写真があった。
それは私が生まれるはるか前。
親達の学生時代の頃の写真だ。

今まで見たことが無い顔ばかりだった。
生まれてきてからずっと親というものは存在しているのに
今の私よりも若い時代の写真を見るのは初めてに近い。
正直に言えば驚いた。
あれだけうるさくてうざいと思ったこともある親の知らない面を
見て愕然とした。

もしも遠い将来自分に子供がいたとして昔の自分の写真を見せた時に
どう言う反応をするだろうか。

古いアルバムのセピア色の白黒写真
それは実に良い雰囲気を醸し出していた。
今のデジタルカメラの普及でデーターで残っていても果たして
同じ雰囲気になるのだろうか。
大切なスナップ写真は銀塩フィルムに収めておいても
良いかもしれない。


7月26日(木)「ローミングサービス」

昨今ではインターネットがずいぶん普及してきたものだ。
日本は電話代が高くさらにプロバイダーのサービスの内容によっては
回線品質が悪いところもあって先進国の中では通信の後進国とまで言われている。

最近ようやくケーブルTVやADSLなどのサービスが浸透してきて
少しはましになったかな。
でも電話代は依然高いのは事実だ。
マイラインのおかげで少しは競争原理が働いてきているが
NTT主導の通信ではこの先少し不安かな。

さて全然話は違うが世界各国でインターネットが普及してきたので
日本から出たときにインターネットにつなぎたいという人も増えてきた。
今までは日本に国際電話をかけてつなげるか現地のプロバイダーと契約するか
という選択肢しかなかったのだがここ数年でローミングサービスが充実してきた。

ローミングサービスとは日本のプロバイダーと海外のプロバイダーが手を結んで
AP(アクセスポイント)を共有しようという考えである。
「GRIC」や「i-pass」などが有名どころか。

自分の契約しているプロバイダーのHP等をみるとサービスのところに
ローミングがあるところがある場合海外でもつなげる可能性がある。
可能性と書いたのはつなげない場合もあるわけで日本でできる限り
しっかり準備しておかないと海外に出た場合どうしようもない事象も
あるからだ。

それでも海外から書き込みやUPが出来たら面白いだろうな。
もしも海外に行くことがあれば是非チャレンジしてみたいものだ。


7月25日(水)「苦労の代償」

再三言うが世の中の犯罪が増えている。
傾向として自分勝手な犯罪が増えているのは事実だ。
強盗にしても子供殺しにしても人を虐げて自分は助かろうとする。

妊娠してから堕ろす費用がかかるからといって産んでそしてすぐに殺す。
非道としか言いようの無いことなのだが今の世の中はそうなのだ。

子供の頃から甘えてきて苦労することを知らない。
ちょっとばかり辛い経験をするとすぐに逃げる。
それを繰り返すとどうなるだろうか。
仕事していても一攫千金の夢をみて働いて稼ぐよりも楽に稼ぎたいと思うだろう。
人間関係で嫌なことがあれば仲良くなる努力もせずに憎み
恋愛でも気に入らなければ自分を変えることはせずに別れてしまう。

楽なほうへ逃げるのは人間の持っている特性かもしれないが
逃げられない辛さが来たらどうするのか。
自殺するのだろうか、、、こう言う人間はしないな。
恐らく自分のせいにはせずに責任転嫁するのじゃないかな。

私は年寄だから一言いわせてもらうが
若いうちの苦労はかってでもしろというのは本当だと思う。
辛ければ辛いほどそれが経験になりまた辛いことが来ても
ふんばれる力になるはずなのだ。

人に責任を問う前に自分に改善できることはないか考えてみる訓練をお勧めする。
権利を主張する前に義務を果たすことを実行してほしい。


7月24日(火)「健忘症」

いわゆる忘れるということなのだが脳の記憶容量には通常限界があるので
物事をずっと正確に覚えていることはできない。

物事を忘れてしまうというのは痴呆症などのマイナスイメージにつながりやすい
のであるが実はそうではなさそうだ。

忘れるということは人間にとって大切なことで
いつまでも忘れられなかったら困ることもしばしばある。
例えば事故のシーンなどのショッキングなことがいつまでも鮮明に
残っているといったトラウマが癒えない心の傷になっては辛いだろう。
ある歌の歌詞にも「忘れること、それは乗り越えたことなんだね」というように
嫌なことも克服すれば記憶に残さずに忘れられるだろう。

これだけ記憶媒体が発達した世の中になったのだから
正確に覚えさせるのはコンピューターに任せておいて
必要無いことは忘れた方が精神的に楽になれると思う。


自分が昔書いた日記を読むとなかなか面白いことが書いてあったりする。
もちろん全く覚えてないことがほとんどだが記憶に鮮明に残りやすいのは
初めてとか最後にとかのキーワードの付く事柄が多いね。

友人とかと昔話をすると両方が強く覚えていることもあれば
片方は全く覚えていなかったりすることがある。
その時点での物事に対する取り組み方の力の入れ具合だとか
極度に嬉しかったり悲しかったりの感情が入ると鮮明になるようだね。


忘れることは良いことだと思うのだが
この雑記のネタもふとした時に思いつくことが多く
その時に何かに書かないと夜には完全に忘れてしまったりするのだ。
なんでも都合良くはいかないか。


7月23日(月)「デジタル文化の弊害」

一般にデジタルという言葉が普及し始めたのはたぶんデジタルウォッチだと思う。
今から20年以上前はデジタル時計は非常に高価であった。
あまりにたくさん生産されたので量産効果で今や100円でも買える時代になった。

それから普及し始めたのはコンパクトディスクいわゆるCDだな。
アナログレコードを駆逐するのにそんなに時間は掛からなかった。

テレビもビデオもデジタル化の波が押し寄せている。

そうカメラもだ。
誰でも当たり前のようにデジカメと言えばデジタルカメラという認識が
世間一般にずいぶん浸透している。
PCを持ってる人で写真を撮る人はたいてい持ってるんじゃないかな。
私も例に漏れず一台デジカメを持っている。

先日友人から写真をもらいそのお返しに写真を撮ろうと思った。
でもよくよく考えると持っているのはデジタルモノばかりなのだ。
30年前のペンタックス一眼レフは持っているがスナップ写真だから
それを出すほど大袈裟でなくてもポケットカメラでいいのだ。
コンビニでカメラ付きフィルムを買うのもなんだし。
いい機会だ、ポケットカメラを一台買うのも良いかもしれぬ。


この辺はオーディオテープにも同じ事が言える。
すでにカセットテープを廃止してMDに替えて約十年。
あるテープをデジタル化するのに問題になった。
デッキは一応あるが動くかどうか分からない。
ラインで出せるが光デジタルでは出せない。

まだ今は笑える話だからいいけど
これから先に意外な問題が出るかもしれないな。
VHSのテープを全部バックアップ取ることに・・・とかね。


7月22日(日)「傍若無人」

自分さえ良ければ他はどうでも良いと言う考え。

人に構わず自分の思っているように行動するのは
今や最近の若者だけではなく社会全般に広まっている現象だ。

例えば駐車場の問題とか。
駐車違反のとこだけど銀行に行く5分だけとかならまあ良いと思う。
いや厳密にはだめだが事情と実情を照らし合せることが必要だからな。
最近の駅前などは駐車スペースが空いていないし同乗者がいれば
車を動かすことも可能だしな。


しかし人の駐車場の前に車を停める神経はどこから来るのだろうか。

私のアパートはすぐ前が駐車場になっているのだがアパートと駐車場の間は
通路として車一台分しか空いていない。
要するに車が出るには通路に一台ずつしかだめなのだ。

今日帰ってきたらその通路の途中に一台車が停まっていた。
夜といってもまだ8時だから仕方なく軽くクラクションを鳴らす。
・・・5分待っても出てこないのでちょっと強く1秒くらい鳴らした。
慌てて住人の所から客と思われる人物(おばさん)が出てきて車に乗り込んだ。
私はバックして入り口まで戻り余裕を空けて待つ。
その車が出てようやく自分のスペースに車を収めた。

通常ここで普通の神経をしていたら何か言ってくるはずだ。
通路の途中に立ってじっと待ってみる。
しばらく待っていたが車の中でごそごそやっていて出てこない。

近づいて窓を叩く。
と、窓を開けた途端に謝ってきた。
駐車場の通路に停めていたことは悪いことだと理解しているらしい。
分っていて何故そこに車を停めるのだろうか。

小学生でもここに車を停めたらどうなるかくらい分かると思う。
ということは自分に対して甘えが生じているのだ。
ちょっとだから良いやとかすぐ横のお宅に訪問だからすぐ対応できるわとか
それくらいしか考えてないのだろう。

それが人に迷惑をかけているということは考えに入ってないのだ。
すぐに謝りにこない態度も卑屈だ。
この場を乗り切れば帰ってしまえるという後は野となれ根性だろうか。

でもそれはおかしい。
誰だって過ちを犯すことはあるのだ。
一言反省もしくは謝罪すれば円滑に物事が運ぶことが多いのに
それが出来なくなっている。
明らかにコミュニケーション不足だ。

これは自分勝手というよりも人とのコミュニケーションの取り方を
知らない人が多くなってきた結果
一見傍若無人に見えているのかもしれないな。


7月21日(土)「ロング?ショート?」

いや別に女の子の髪の長さの好みではない。
個人的には少し長めの方が好きだけど似合っていればショートでも
あ、いや全然違う話に行くところだった。

今日は久々にバイクでツーリングに行ったのだ。
前に長野に行ったきりだから約2ヶ月遠出していないのかな。
まあ千葉には行ったがあれはツーリングとは言わない。
移動というのだ。

世間は3連休の中間日で学生は夏休みに入りたてだからやはり道は混んでいたな。

おまけに天気も良いものだからたくさんのバイクともすれ違ったね。
さすがに暑いらしくかなりの確率でTシャツで走っている。
もちろんその気持ちは分かる。
私と長森さんはフル装備だから長袖ジャケット着用だ。

休憩中に長森さん曰く他の車のドライバーから見た我々は相当暑苦しいので
しょうねと。
確かに知らない人が見ればこの暑いのに長袖を着ているのは暑苦しいだろう。
でも本当は違うのだな。
バイクで走っている時はエアインテークからかなりの風が入って後ろから
抜けて行くので暑くないのだ。

むしろTシャツで乗っている方が後から日焼けしてしまい熱いのだ。
それにもしもバイクが転倒した時のことを考えたら
Tシャツの危険性など少し考えただけでも分かると思うのだがね。

小排気量のバイクに乗っている人ほどその意識は低いようだ。
特に原付スクーターの場合サンダル履きでノーグローブで半ヘルでTシャツだ。
さらにそれでタンデムしている者もいるのだ。
しかもタンデム側は女の子の方が多い。
ライダー本人は絶対に転倒しないと考えているのだろうなきっと。
まあ運が良ければ何事もなく済むだろう。
自分の命を守れるのは自分だけなのにね。

でも一般道路では何があるのかわからないのだよ。
事実我々の目の前でZZ-RがニューインテグラタイプRに追突転倒したのだから。
状況としてタイプRが停車中のトラックを避けようと急ブレーキで止まったのに
ZZ-Rは止まれなかったという感じらしいが。

冷たく言うようだが事故を起こしてから何を後悔してもすでに遅いのだ。
一般道路はサーキットじゃないから速い奴が格好良いのではない。
事故を起こさない、人に迷惑かけないのが一番スマートでクールなのだ。


7月20日(金)「地震・雷・火事・親父」

俗に昔から言われる怖いものの順番だ。
でも最近はあまり親父が怖いと言う人が少なくなってきた。
むしろ子供に嫌われないようにフレンドリーになっていることが多い。

小学生を子供に持つ友人に聞いたところ運動会などでは最前列の
席取り争いが熾烈でハンディーカムで子供の撮影をするのが当たり前だという。
この辺はCMの影響もあるかな。
企業の戦略にまんまと乗せられているのが悲しいかな現実か。
楽しければそれで良いとは思うがね。
今更親父の偉大さとか言うつもりは無いが在る意味孤高の存在であるような
親父というのは格好良いものだ。

まあそれはともかく今朝寝起きに地震があった。
関東に住んでいると地震は別に珍しくないのだがいつも感じることがある
この地震がだんだん強くなって震度5以上を超えたら・・・と

今まで震度5を超えた地震は体験したことがない。
関西神戸震災の時もすでにこちらに住んでいたしね。
大地の揺れは自然災害の中でも直接受ける被害は大きい。
地球規模で見ればわずかにほんの一部の振動に過ぎないのだが。


私の部屋はTVやオーディオを鉄フレームのでかいラックに全て入れている。
寝ている時に倒れてきたら無事ではきっと済まないね。
対策としてL型金具とか天井ポールとか付ければ良いのだろうが
ついつい先延ばししてきた。

一度大掃除の際にでも部屋の危険個所の洗い出しと抜本的対策をせねば。


7月19日(木)「肥やし」

と言っても堆肥のことではない。

たまに買い物に行って安売りを見かけるとついすぐに必要でないものも
買ってしまうことはないだろうか。
特に冷凍食品や缶詰、お菓子や保存用ごはんなどだ。

安いと思って買うのはいいのだが
それはいつ食べるのだろうか。
病気をした時?震災などの保存食?それとも買い物が面倒な時?
昔と違って店がいつでも開いていると思うとたとえ買い置きがあっても
今度食べようとか思ってしまう。

こうして食べる機会を一度失うと冷蔵庫や戸棚の肥やしになる。
冷蔵庫を新しくしてからは何も入れないように努力している。
スーパーなどに行くとつい買いたくなるのだがそこは我慢だ。
ちょっと気を許せば冷蔵庫が密林かと思わせるくらい溢れかねないからな。

でも気が付くと賞味期限ぎりぎりのモノがかなりあるのだな。
ダイエット企画なぞやってるからお菓子はまず食べないので
積みっぱなしだしサラダが主食になっているからカップ麺も食べない。
レトルトのカレーもあるがレトルト食べるくらいなら自分で作るほうが
美味しいに決まっている。

なんて無駄な生活なのか。
いざというときは来ないと思ってもいいかもしれない。
それこそ賞味期限が長い乾燥食品がある程度あれば困らないだろうな。


でもついついやってしまうのが悲しい性だな。
堆肥ではないと冒頭に書いたが賞味期限がきて捨ててしまうのだから
在る意味堆肥よりも役に立っていないのかもしれない。


7月18日(水)「グッドバランス」

徐々に体重が落ちてきて64Kg台に突入しようかという今日この頃。
でも今日は付き合いで飲み会に出席して少し食べてしまったので
少し戻ったかな。

普段体脂肪率を計るには電極の付いた専用の体重計に乗らねばならない。
もちろんそんな上等なものは持っていないので判定にはBMIを用いる。

BMIとはBody Mass Indexの略で身長と体重による体格指数だ。
こいつは簡単な計算で割り出せる。
計算式は
BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
である。

要するに体重を身長で2回割ればいいのだ。
ついでに判定表も載せておこうか。

BMI
18.5未満 低体重
18.5〜25 普通体重
25〜30  肥満(1度)
30〜35  肥満(2度)
35〜40  肥満(3度)
40以上  肥満(4度)

である。
ちなみに私は身長170cmで体重64Kgだから
64÷1.7÷1.7=22.145328で普通体重になる。
日本人ではBMIの値が22に近いと病気になりにくいというデータが出ている。
から今がちょうど良い感じになっているな。

身体的なことでもかなり実感できるようになってきた。
痩せた?と聞かれることも増えてきたが自分でもベルトが緩くなり
ズボンがサイズオーバーに感じてきた。
風呂に入った時の身体の締まり具合も良い。

でもここで気を抜いたらだめだ。
リバウンドが来て逆に太ってしまう。
特に身体は栄養を欲している状態だから何を食べても体重に反映する。
この夏を乗り切れば定着するだろう。
もうしばらくだ。


7月17日(火)「雷雨」

今日は夕方から天気が悪い。

ほとんど雨は降ってないがずっと空でゴロゴロいっている。
大気の状態が非常に不安定なのだろう。

連日の猛暑で地上からかなり水が蒸発して雲になっているはずだ。
せめてざーっと雨でも降れば多少なりともこの状態は緩和されると
思うのだがね。

関東地方が梅雨明けしてしばらく。
梅雨明けの頃はまだ太平洋高気圧の力が十分ではないから
梅雨の状態に戻ったような日もあっても不思議ではないか。

梅雨前半に結構雨が降ったと思ったが後半はあまり降らなかったな。
降ると予想されていた週末も降らなかったしな。
水不足で取水制限などにならない程度にもっと山の方に降って
もらいたいのだが。

夏の暑さは得意ではないが鬱陶しい天気よりはカラッと晴れてほしいな。
このままの蒸し地獄よりはね。

むう、今日の雑記はまるで日記のようだ。


7月16日(月)「怪しい行動」

いつも怪しい行動している私なので今更なにをやっても驚かないのだが

急に写真が必要になった。
まあ俗に言う免許用とかいう類の奴だ。
普段は写真屋に行って撮ってもらっているのだが
当然今日も仕事は夜中までで明日必要となっては写真屋に行く時間が無い。

仕方ないな、あれに頼るか。
もちろんあれとは街角に置いてある自動写真機のことだ。
でもあれ本当はかなり好きじゃないのだ。

考えてもみてくれたまえ。
一人で中に入ってカーテンを閉めて中でごにょごにょやって写真を撮る。
外から足は丸見えで写真のアングルを決めあぐねていたらかなり時間がかかる。
まあ100歩譲ってそれは良いだろう。
その後現像されて出てくるまでの時間が長いのだ。

実はあの時間が苦手だ。
友人と行けば話している間にでも出来あがるし
写真を撮る瞬間までああでもないこうでもないとわいわい話ながらできる。
一人だと待っている時間が手持ち無沙汰なのだ。
かといってその場から離れるわけにもいかないし。

駅前などの人がたくさんいるところではとても入る勇気が無い。
だからかなり人気の無い深夜のスーパーの前に置いてある写真機に
つい先ほど行ってきた。
今夜は風が強く入り口のカーテンがばさばさと揺れる。
まあなんとか無事に済んだ訳だが・・・やはりな。

何故にこの手の写真は指名手配のように人相が悪くなるのかな。
もともと人相が悪いからしょうがないのかもしれないが。


7月15日(日)「テーマは永遠」

このページを読んでいる人は基本的に「ONE」「KANON」「AIR」等の
ゲームを理解している人が多いと思う。
それを前提に久しぶりにゲームの話をしようか。
分からない人は今日の文章は読んでもあまり意味が無いかな。

結構長くご無沙汰だったゲームだが人に勧められて少しやってみた。
「Seein 青」はストーリーがありふれてはいるが設定でちょっと意外な
ところがあったりしてアリスソフトのイメージが少し薄い気がした。
もともとアリスソフトのファンではないので詳しくは説明できないが
少し鬼畜系なイメージが強いソフトハウスだったので見直したかな。
陵辱モードをオフでやればまあ誰がやっても問題無いだろう。
ちゃんと感動するところのツボは押さえてあるし。

問題なのは「シスタープリンセス」だな。
元ネタ連載は電撃G'sマガジンなのでまあ言ってみれば柔らかい系の
全年齢問題無しなのだが・・・
妹が12人いる時点でちょっと設定に無理があり
しかもデートの相手が妹では気分がイマイチ乗らない。
ただしギャグとしてはどたばた系が入っているのでかなり面白い。

実際に妹のいる友人に言わすと妹はあまりに近くにいるので
良い面と悪い面がはっきり分ってしまうのが現実らしい。
ま、ゲームでならなんでもありなのかもな。
ちょっと私には向いていないが。

そしてふとある掲示板で見たのが気になっていた「君が望む永遠」
これはカラフルピュアガール8月号に体験版が入っている。
当ページの掲示板にも書きこんでいただいている電気ブランさんが
強力に勧めていたものだ。
偶然時間が取れたので夕方から少し始めてみる。

・・・

体験版にしてはかなりのボリュームだ。
終わった時にはすでに夜になっていた。
暖かくて大切で純粋で友情と愛情が交差するストーリーは
共感するところも非常に多く随所にほろりとさせられるシーンが挿入してある。
そして・・・
正直「AIR」で得られなかった何かをこのソフトは持っている。
前に進むことの大切さを教えてくれる気がした。
もしもカラピュ8月号を持っているのならば眠らせないで是非やって見て欲しい。

きっと感じる何かがあるはずだ。
私もあまりの衝撃に久々に日替わりお絵描きに描いたくらいなのだから。


7月14日(土)「爆走湾岸線」

昨日いつもより早くHPを更新したのは千葉に行くためだったのだ。

仕事が終わってからバイクを出しエンジンをかける。
昼間の蒸し暑さは夜まで残っていた。
それを振り払うように走り始める。

夜の首都高速はさながら巨大なサーキットのようだ。
こんな時間にめったに走ることはないのだが都内は郊外に向かうタクシーと
トラックで埋め尽され深夜だというのに渋滞していた。

湾岸に入ると状況は一変した。
車線が広くなりテールライトの流れがだんだん速くなる。
車の平均速度がぐんと上がったのが分る。
広い道路の直線はかっ飛ぶ車も多いので注意が必要だ。
光の帯の中を滑るように走る車達。
抜いたり抜かれたりを繰り返している。

横羽線の方が平均車速は速いのだろうが
京葉線もかなり速い。
ほどなく幕張に到着した。
同じ道なのに昼間と夜では全く違う顔をしている。
もちろん制限速度は昼も夜も変わらない。

何か合理性に欠けた話だ。
空いているのであれば昼と夜で制限速度を変えればいいのにな。
まあその辺は警察の取り締まりや周辺住民の苦情からできないのだろうが。
日本はこういうところが遅れているな。


7月13日(金)「はぁはぁ」

別に〜〜たんハァハァと言うわけではなく気温なのだ。
7月の中旬にしてはかなり暑いと思ったら39度もあったらしい。
これなら体内調節機構が壊れても不思議はないやね。

外では光化学スモッグが発令されたりしているらしい。

そう言えば最近光化学スモッグはあまり聞かなくなってきていたな。
昔小学生の頃は学校の前に「光化学スモッグ発令中」の垂れ幕が下がり
それを見るとプールに入れないので大変残念な気持ちになったものだ。

光化学スモッグとは工場や自動車などから排出される窒素酸化物と
炭化水素が太陽の強い紫外線を 受けて光化学反応をおこし発生するもので
光化学オキシダントとも呼ばれる。

要するにオゾンなどの酸化性物質のことなのだが
これが日本で発生するようになったのはおおよそ30年ほど前のことらしい。
モータリゼーションと工業地帯の設立が大気汚染の元凶と考えるならば
時期的に合うな。

実際子供の頃は夏には日陰を歩きなさいとか
帽子を忘れず被りなさいとか言われて馬鹿正直に守ってた記憶がある。
だからかどうかは分らないが被害には遭ったことない。
目に見えないものだから余計に怖い気もするが注意するに越したことはないな。

でも今日実は冷房が壊れたくらい効いた部屋で仕事していて
風邪引きそうに凍えていたのだが・・・
何か間違っている気もする。


7月12日(木)「減量ミッション」


ここのところ車の話ばかり続いてしまった。
毎日見てくれている方には私のどうしようもない独り善がりな文章を
読ませてしまって申し訳無い。

さてダイエットを実行し始めてからそろそろ一月になる。
今のところ65Kg台の前半から64Kgの後半あたりでうろうろしているが
一月前の開始時には確実に68Kgあったのだから3〜4Kgは確実に落ちている。

運動もしているが一番大きいのはやはり食事制限だろう。
一日の摂取カロリーが1500Kcalを超えないように調整した食事を続けている。
空腹状態は好きではないから全く食べないということはしたくない。
毎日同じモノばかり食べるのは飽きるということもあり結構考えるのだ。

最近のお勧めはサラダのドレッシングについてだ。
コンビニのサラダでドレッシングが別売りになっているものがある。
ちょっと前までは一緒にドレッシングも買っていたのだが
ある日違うことにチャレンジしてみた。

ドレッシングの代わりにキムチを買いそれをサラダにぶちまけた。
む・・・これはかなりいけるかも。
唐辛子のカプサイシンは脂肪燃焼に効果的だしこの辛さは食欲を増してくれる。
キムチ自体も白菜メインなのでコレステロールは無い。
それと冷やしそばが最近の夕食の流れだ。

思ったよりも効果が目に見えて顕れる。
ズボンのベルトの穴にかなり余裕ができた。
仕事着のベルトも長さが余ってきた。

最初ダイエットというものは苦しいものだと思っていた。
確かに好きなものが好きなだけ食べられないというのは残念だが
日に日に標準体重に戻って行く様子を見ていたら
体重計に乗るのが楽しくなってきた。

標準体重まで後少し。
ほぼ計画通りになりそうだ。


7月11日(水)「悪癖」

たまたま友人のトルネオユーロRを運転させてもらう機会があった。

さすがに良く出来た車でかなりの低回転でクラッチを繋いでも滑らかに発進するし
少しラフにアクセルを開けて繋いでも暴れることはなかった。
良く調教されていてMT車に乗るのは久しぶりな私でも安心して運転できた。

ジェントルでおとなし目だがVTECサウンドもきっちり堪能できる。
1速からきっちり7000RPMオーバーまで廻しながらシフトチェンジすると
小気味良いエグゾーストノートを響かせながら
「ぬうわkm/h」まであっという間に加速した。
橋の上は横風が結構吹いていたが非常に安定している。

自分の車と比べて格段に性能が上がっていて
これが十年の歳月の差なのかと実感できる

近所を一周りして友人が帰った後に自分の車が運転したくなった。
私の悪い癖なのだが車やバイクに長く乗れなかったりすると帰って来た時に
無性に運転したくなるのだ。
別に用事も無いのに走りに出ることにする。

乗り慣れたはずの車なのにわくわくする。
コックピットに座っているだけで嬉しい。
今回の車検でエンジン周りも基本の整備はしてあるし
いろいろ手を入れてあるので車検前より軽快に走れた。

コーナー一つ曲がる時にも全身で路面や横Gを感じながら走る。
ピュアスポーツカーというわけでも無いけど楽しい。
ユーロRは面白かったけど慣れていないので操り切れなかった。
自分の車だとまるで自分の手足のように操ることができる。
一挙手一動作が面白くてたまらない。

十年の歳月を経て未だに恋をしているような気分。
きっといつまでも忘れない恋心。


7月10日(火)「共に生きる」

一週間ぶりにようやくプレリュードが帰って来た。
12年目ともなるとかなり不具合が出ているのは前にも書いたと思う。

もう少し詳しく書いてみようか。
もしかするとこれを読む人が何かの参考になるかもしれない。

実施した項目は以下の通り

タイミングベルト周り交換   ・・・部品代30725円、工賃30240円
フロントバンパービーム交換  ・・・部品代6360円、工賃3600円
エアコン周り修理       ・・・部品代83075円、工賃28800円
ブレーキマスターシリンダー交換・・・部品代17100円、工賃5040円
ATシフトソレノイド交換    ・・・部品代19200円、工賃2880円
助手席シートベルトバックル交換・・・部品代4740円、工賃2160円



部品代の総計は167040円で工賃総計は104690円だった。
これに通常の車検整備が加わるので払った総額は30万円を軽く超えたね。

支払い総額としては想像を超えなかったのでひとまず安心。
決して安くは無いが車は命を乗せて走っているようなものだから
きっちりと点検整備してもらえるのならばこれくらいは当然かもね。

さて下世話な話はこのへんで止めよう。

代車のアコードワゴンから乗り換えてつくづくプレリュードは低いアイポイントだと思う。
アコードの最新のEPSに慣れたせいかプレのステアリングが重く感じる。
しかし地面を掴んでいるダイレクト感はプレの方が分りやすい。
ブレーキの効きもアコードよりプレの方が良い。
これはやはり重量の問題か。
乗車定員乗ったときの動力性能は余裕で断然アコードの方がある。
たった300CCの排気量の差だがやはりトルクの差は大きいかな。

最新の車は確かに便利だった。
だけど何かもの足りない。
進化するごとに人間に負担をかけないようにだんだん賢くなっている。
そうか機械との対話が減っているからそう感じるのかもしれない。
今まで自分が行なっていた操作を機械が代行してやってくれているからか。
便利なのに不便を感じるのはやはり天邪鬼なのかな私は。


7月09日(月)「限定解除するということ」

一昔前昭和50年までは普通自動車の免許を取れば自動二輪も付いて来た。
しかし日本のモータリゼーションは進み街中を車ががんがん走るようになると
二輪を取り巻く環境が大きく変化し
四輪と二輪の特性の違いなどを教育するために免許制度が変更された。

小型は51CCから125CCまで中型は126CCから400CCまでそれ以上は大型と
排気量によって免許が変わるという日本独特の制度だ。
小型と中型は教習所に通えば免許は取れた。

しかし大型(限定解除)は不遇の道を辿る。
教習で取ることはできないために練習を積んで試験場にて合格せねばならない。

それこそ初期の試験は落とす為の試験であったと言える。
バイクの引き起こしの科目があるのだがガソリンタンクに砂が入っていた。
8の字を書いてバイクを押せないといけないのだがふらついて白線から
はみ出したただけで減点の対象であるとか合格率はほとんど0に近い状態であった。

免許制度が厳しくなったのは一時期のバイクブームからの暴走族の増加とも
言われている。
しかし暴走族は無免許でも乗りまわすのだからそれは何の意味もなさない。

当時は大型の免許を持ってる絶対数が少ないのだから需要もそれほどは無い。
メーカーも新規に開発しても海外に輸出するのがほとんどで国内では
大型をあまり見かけない時代が続いた。
私が限定解除した時には世の中が少しずつ変わり始めていた頃で
バブルがはじけ不況だった。

世の中は規制緩和が叫ばれていた。
まだ大型教習は無かったが練習はできた。
GLに出会ったのもその頃だったな。
初めて大阪の花博の駐車場で見た金色のGLは巨大で圧倒的な迫力があった。
いつかこれを乗りこなしたいと心に決めて合格率の低い試験に挑んだ。

試験場は様々な人が試験を受けに来る。
取れればいいなと簡単に考えている人もいれば早く来てコースを何回も下見
する人もいる。
試験を受けるたびに受験票にハンコを押されるのだが合格しないとずっと
その受験票を使うことになるのでハンコを押すスペースが無くなって
別紙を張りつけている受験票を持つ者も結構いた。

いつ合格するのか分からない不安。
明かりの無いトンネルを出口を探して手探りだけで歩きさまよう感覚。
未来は全く見えなかった。
ひたすら心にGLの勇姿を思い描いて・・・それだけが支えだった。
運良く4回目にして合格できた時は心が震えるほど感激だった。
高校に受かった時以来の思い。
死ぬほどの緊張と泣くほどの感動をというのを同時に経験した。


数年前また免許制度が変わって大型自動二輪の免許が教習で取れるようになった。
今まで一発試験で取れなかった人が教習でも取れることになったから
教習所に殺到したのは記憶に新しい。
結果事故が増えるかと思われたがそれほどでもないな。
むしろ需要が増えて新しい大型バイクがどんどん開発される良い環境になった。
事故が増えない理由は大型所持者は年齢層が高く心に余裕があると考えられるか。

落とすだけの試験などという暗黒の時代に二度と戻らないように
ライダー一人一人の意思で未然に事故を防がねばなるまい。


7月08日(日)「2輪オフ!?」

結局昨日より引き続き長森さんと一緒に起きるところから今日が始まる。
昨日買っておいた冷奴を食べながら今日の予定を立てる。

週末の天気は雨だと誰が言ったのだろう?
見事なまでのピーカンで長袖を着ないと日焼けまっしぐらの予感がした。
せっかく晴れたのだから俺は大型を選ぶぜとは言わなかったがGLを出してくる。
長森さんと共に岩槻を目指して出発。

特にトラブルも無く岩槻に到着。
光海さんのところに行くもまだ寝ている様子なのでそっとしておく。
結局埼玉レジャーランドに全員集まった後に近くのレッドバロンにてバイク見物。
みんなヘルメットを所持しているから和光に行くことに。

二輪のタンデムは免許を取ってから一年は禁止されている。
中型と大型で4人行動する場合運転者は私と光海さんしかいない。
必然的に長森さんがGLのタンデムに乗ることになった。
タンデムで乗ることに私は慣れているので特に問題は無い。
むしろそれより光海さんと10円さんのタンデムの方が辛かっただろう。
まあそれでも無事に和光に到着した。

車で行動するのはとても楽だし一度に何人も移動できて便利だ。
でもバイクで行動を共にするのは改めて違う爽快感があるなと
再認識することができた。
いずれ本格的に2輪オフ会をしたいなと思う。


7月07日(土)「爆音CB」

今週も千葉に遠征した。
長森さんに先週渡すはずのネットを届けるのが目的だった。
が明日埼玉に来ると言うことなのでそれならとついでに家に誘って
泊まってもらう事にした。

長森さんのCB400に付いているMORIWAKI「ZERO」のマフラーは虹色に光って美しい。
さらに試乗させてもらったがかなり良い音がする。
とても400CCの音とは思えない重低音の強調された音色だ。
下からそこそこトルクもあって非常に扱いやすかった。

さすがに600に比べると車体は小さいのだが座って見ると
ネイキッドならではの良いポジションに収まって良い感じだ。

一緒に湾岸を駆ける。
案の定夕方の首都高速は大渋滞だった。
でもお構いなしに擦りぬけを開始する。
免許を取って間も無い長森さんもかなりのペースでついて来る。
さすがはS2000やインテグラタイプRを乗りこなしていた人だ。
もともと運動神経の良い人は環境の適応も早い。

結局10Km以上の渋滞を抜け埼玉にたどり着く。
さすがに東北で住んでいた頃とは違い東京の渋滞に驚いているようだ。
が、これから住むのだから現実を知っていてもらったほうが良いだろう。

私は滅多に首都高速を使うことは無いが久々に走ってみると
いかに渋滞がマイナス経済に貢献しているかがわかる。
道路公団もいつまでも高速料金を取って車を乗せてないで
いっそアメリカのようにフリーウェイにしてしまえば
渋滞などかなり減ると思うのだが。
ETCが期待できるかどうかは今後の流れ次第だが料金所で何時も思う。
早くバイクに搭載をして欲しいと。
でも役所はそんなこと考えたりしないのだろうな。


そういえば今日は七夕か。
大阪の友人もついに欲しかったバイクが納車されたようだし
これからの季節きっと何かと熱いな。


7月06日(金)「悪燃費」

約束だとそろそろプレリュードの修理は終わっているはずだがまだ連絡がない。
一応金曜日に今借りている車を返さねばならないのでガソリンを入れに行った。
満タンで走り始めて1週間だと35km程度だった。
まあ通勤にしか使ってないからこんなものだろうな。

しかし思ったよりもフューエルメーターが下がっている。

満タンまで入れたらなんと11リットルも入った。
ってことは実燃費はリッター3km弱なのか!
最初に少し満タンに足りなかった分もあるだろうが
いくらなんでも走らなさすぎだ。

確かにアコードワゴンは重いしさらにT4だから4WD車だな。
それにしても悪すぎる。
最初にプレリュードに比べてなにもかも良いとか誉めたが
いきなりげんなりしてしまった。
これを実用で使うのは辛い。
満タンでも航続距離が200Km行かないではないか。

しかし変な気もするな。
いくらなんでもこれではカタログスペックに満たないであろう。
乗った感じだと不調気味のところはなかった。
でも何らかの原因があるのだろう。

最初に渡されたときは車検で預かる車よりも良いグレードを貸すことに
少し不思議に思ったがおそらくこれは乗ってもらって買い替える気を促進する
ためであろうと思っていたのだが・・・
さすがに借りている車で燃費についてまで文句を言う気にはならないが
もしもあなたがこんな車を貸し出されたら欲しいと思うだろうか。

もしくは他に何らかの意図があるのか。
単に燃費が悪いというだけで妙にいろいろ考えてしまうのだ。

ちなみに結局修理は間に合わなくて来週の火曜日になるようだ。


7月05日(木)「重心と最小回転半径」

今週末まで貸してもらっているワゴンは4日乗ってもなかなか馴染めない。
理由はいろいろあるのだが一番大きいのはコーナーを曲がる時の感覚の差かな。

シート高があるので自分の頭の位置が高い。
ということはコーナーで横Gがかかった時に頭が外側に振られるわけだ。
これはちょっといただけない。
前に友人から借りたステップワゴンもかなり重心が高いために
コーナーで変な気分がした。
あの時は1BOXだから当然かなと思ったがワゴンでもこんなに顕著に出るとはね。

それともう一つは最小回転半径の違いだろう。
ご存知かもしれないが私のプレリュードには最小回転半径を小さくするために
4WS(4ホイールステアリングシステム)が付いている。
鋭角コーナーで後輪を積極的に逆位相に動かして車の向きを変えるシステムだ。

初めてこのシステムの搭載された車に乗ると後輪が滑っているような感覚に
とらわれるという。
しかし慣れてしまえば便利であることこの上ない。
縦列駐車時にも切り返し回数は少なくて済む。

今の本田車でこれが搭載されている車はもう無い。
今の流行はフラットフロアなので後輪シャフトを通すセンタートンネルを
確保しにくいのだな。
4WD車だったらトンネルがあるから設計上は可能かもしれないが
ステアリング機構を全て見直しだからやはり無理か。
少し前まで最後のプレリュードにハイパー4WSが付いていたがそれも無くなった。
前時代的な機構であるわけではないのだがやはりコストの問題だな。

ちなみに私のプレはメカニカル4WSなので停車時にステアリングをきっても
後輪が動くからハンドルをどこまできったかによって後輪がどの位置に
あるか把握できる。
しかしハイパー4WSは速度感応型電子制御なのでCPUの判断で後輪の位置が
決まるため運転者は今後輪がどうなっているのか知る術はない。
まあ知らなくても運転に特に支障はないけどね。

もちろん貸してもらってるワゴンに4WSは付いてない。
だから最小回転半径が大きく違いコーナーで同じようにステアを切っても
曲がらないわけだ。

何気に今の技術で言えばVGSを付けて欲しいと思うな。
最小回転半径が変わるわけではないけど。
少しは楽になるかもしれない。


7月04日(水)「ドアの数は」

昼休みに友人達と話しをしている時に車の話しになった。
ほとんどの既婚の友人はいわゆる1BOXの車に乗っている
生活設計の調査では車の購入は就職時、結婚時に変化が起きる。

学生時代は金が無いので維持費の安い軽自動車もしくは1.5L以下の中古車で
就職してある程度まとまったお金が入るようになると
自分の好みの車を選ぶことになる。
もちろんこの時代が一番楽しくて車での思い出が出来易い時期だ。
私のプレリュードなどはもちろんこれだ。

結婚してしまうとかなりの変化を見せる。
自分一人で決めることはできなくなるので配偶者の意見が重要なポイントになる。
さらに大蔵省が自分で無い場合そこでも苦しい選択を迫られることになる。

家族が増えると必然的に乗車定員や荷物の積み込める量などの点で
クーペやオープンなどはまず除外されていく。
積載量や乗り易さを重視していくと今の流行の1BOX車になるわけだ。
もしくは燃費からみて最新スモールカーという選択もあるね。


最近は1BOX系が人気なので独身時代から乗る人間も少なくない。
むしろスポーツタイプの車は狭いので最近のお嬢様達は敬遠しがちという
結果も出ている。
時代によって格好の良さの着眼点が違ってきている良い例だな。
そしてなによりドアの数が少ないと大勢で同時に乗り降りできないので
遊びに行くときに不便なのだ。


・・・果たして本当にそうだろうか。
クーペは死んでしまったのだろうか。
私はクーペに不変の美しさを感じるし
なにより割りきった空間の使い方に贅沢すら覚える。

いささかアナクロニズム的であるという自覚もあるけどね。

いつか時代はもう一度クーペに光を当てることになるのだろうか。
そしてその時まで私はクーペに乗り続けているだろうか。


7月03日(火)「続・ドックイン」

昨日車検の為に車を入れたサービスファクトリーから連絡がきた。
修理個所の報告と予算の兼ね合いの連絡だった。

タイミングベルトに始まってサーモスタット・プーリー・オイルシールは
セットで交換。
ブレーキのマスターシリンダー及びピストンの交換。
バンパービームと助手席シートベルトのバックル交換。
最大に問題なのはエアコンだ。
コンプレッサーとコントロールユニットはASSYで交換。
レシーバーとエキスパンションバルブにエバポレーターも交換。

他多数損傷あり。

分かってはいたが目の前に提示されると辛い。
エアコンの部品に至っては生産終了でバックオーダーのパーツすらある。

幸いまだほとんどの部品は手に入るので修理を依頼することにした。
まっとうな考えだとここで新規に車を購入するのかもしれないが
昨日も書いた通り捨てる気はまだ全くない。

少々のお金と時間がかかるのは贅沢かもしれない。

安くて走る車ならFITだってあるしストリームだってある。
新車を買えばしばらく修理など考えることもない。
いつ止まるか心配しながら不安になることもないだろう。

しかし車に何を求めるのか。

私は思い出を買って乗っているのだ。
昔まだ乗れるのに泣く泣く手放してしまったNSR50に幻影を重ねて
あの悲しい思いをしたくないという未練をひいているのかもしれないな。
いまや私にとって自分の車は空気のような存在。
そばに在るのが当たり前になってしまって無くなることはないと思っていた。
でも現実はモノだから壊れてしまうし無くなってしまう。

悲しみたくない弱い心の自分に気が付きながらも
自分の心をだましだまし生きていく。
いつの日か見なければならない現実から目をそむけて。

どうか最後まで笑っていられるように。
しっかり思い出に残るように。


7月02日(月)「ドックイン」

早いものであれから2年になるのか。
新車時から通算12年目5度目の車検の時期がやってきた。

友人達の中で新車からのワンオーナー車で見てみると
いよいよもってダントツで買い替えていない人になってしまった。
欲しい車も特に無いしあくまでプレリュードが好きなのだから
買い替える必要性を感じていないのだな。

しかし現実はシビアだ。
タイミングベルト類を一式交換の上にエアコンの異音
はたまたシートベルトのアンカーの不調とバンパーの歪み。
細かく言えば塗装の割れや経年変化による変色などもある。
当然油脂類は問答無用で交換だしワイパーラバーも交換だ。

軽く見積もっても法定点検費用(重量税及び自賠責保険等)を入れなくても
30万円近くかかる計算になる。
もしもエアコンのコンプレッサーの交換なんかまで入ったら
簡単に40の声も聞こえてくる。
担当者までもこれは廃車手続きが大変ですねと言う始末。
ほっといて欲しかった。

奇しくも今日は新型インテグラの発表の日でもあった。
タイプRとノーマルの同時発表だった。
時代は進化しつつある。
私のプレリュードの新車価格で今はタイプRが売られている。
もちろん走る曲がる止まる性能は段違いだ。
ベルノ店からプレリュードの看板はとうに消え
スペシャリティークーペはインテグラに統合された。
かつてのビッグネームも今はその名残すら新車販売でみることは出来ない。
それでもこの車を簡単に切り捨てることはできない。
めいっぱい味わい尽くして完全に出涸らしになるまで捨てられない。
いやすでに出涸らしかもしれないが。

代車に現行のアコードワゴンを貸してもらった。
確かにキーレスエントリーは便利だしプロスマテックATは賢い。
室内は広いしHID(ディスチャージヘッドライト)は非常に明るい。
プレリュードに比べると何処をとっても上回っている。
でも乗りやすいはずなのに腰高感に馴染めずに戸惑う自分がいる。

旧車のオーナーはその車に魅力があるからこそ保有するのであって
単なる日常の足であるならばこだわる必要はないのだ。
これから税金も上がるかもしれないしいろいろ壊れるかもしれない。
出来が悪くても可愛い我が子のようにいとおしい。

陳腐な言葉を吐くと自分の身体の一部のようになっている。
社会人になってから築いてきた歴史に深く関わっているモノ。
生活に無くてはならないレベルまで到達しているそんな気持ち。

まだまだ乗り続けていたい・・・本当に最後の瞬間を迎えるまで
お疲れ様と言ってワンオーナーで終わらせるその日まで。
だから今は無事にドックから出てくる日を心待ちにしている。



7月01日(日)「秋葉原のバイク事情」


今日は朝から非常に天気が良く気分も良い。
まずはGL1500を出して来てぐるぐる乗りまわす。
久方振りだったのでちょっと機嫌が悪かったが
気温が暖かいので簡単にエンジンは始動した。

でも一時間も乗ってたら暑くなってきた。
部屋に戻ってシャワーを浴びGLをしまう。
そうだ仙台から来た友人長森さんらと秋葉に行くことにしてたのだ。
今度は600Fを出して来て一路秋葉に向かう。

秋葉は週末になるとメインストリートが巨大な歩行者天国になる。
車は全く入ってこられなくなって歩道の脇にずらっとバイクの列ができる。
これが非常に壮観なのだ。
色とりどりで滅多に見られないバイクも見ることができる。

隼やブラックバードを皮切りにX11、RVF、FJ、SVにRF、KSR等の国産車の他にも
ドカティーやアプリリア、BMWも見ることができる。
GLも一台いたかな。


長森さんはX11とV-MAXがお気に入りのようだ。
長身の彼がその手のマッチョ系のバイクに乗ったらさぞ映えるであろう。

秋葉では趣味が偏ってる気がする。
確かに特殊な街なので偏っていても不思議ではないがね。
まだなかなか納入されていないはずのシルバーウィングも2台いたし
ブロスも何台もいるのはかなり変であると言っても過言ではなかろう。
X11もそんなに売れてないはずなのに3台いるのが趣がある。


やはり人と違う趣味を追求するとこうなるのであろうか。
それとも単にその手の趣味とバイクにしかお金をつぎ込まないから
特殊な進化を辿るのだろうか。

まあ私も全然人のことは言えないがね。



BACK