2001年4月の研究開発記録&雑記帳>


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4月30日(月)「キャラクターモノ」

また旅行に行く機会ができた。
しかし持って行く着替えがもうないことに気が付きスーパーに行く。

最近のスーパーは本当に便利になったものだ。
夜の9時まで開いているのは普通で10時まで開いている店もある。
下手にコンビニに行けば確実に高いのは目に見えている。
あくまでもコンビニはエマージェンシーなのだ。

衣料品売り場でも男性向けの下着売り場は地味だ。
まあ派手な宣伝しても誰も見ないと思うから当然だと言えばそうだが。
対して女性向けの下着売り場の華やかさというと
豪華絢爛でまるで花畑のようである。

ちらりと値段を見てみるとそりゃあ驚きの価格。
男がこの値段で下着を買うことは通常絶対にありえないような
べらぼうな値段が提示してあった。

べつにブランドモノ(TVCMしているからブランドか?)でもあるまいに
この布切れにかける女性の意気込みが伝わってくる。

ワゴンセールなどの御買得品と思われるようなものはまあ高くはなかったけど。


さて自分の下着を買おうといろいろ物色していたら
派手な柄物のが目に入った。
若い高校生ならともかく間違ってもおじさんに似合いそうもないので
即時に却下。

しかしその隣を見た瞬間背筋が寒くなった。

男物の下着にとっとこハムタローのキャラクター物である。
しかもサイズ的に小学生向けではないしトランクスを履いた小学生は
見たことが無い。
一体誰が買うのかと思えばその横はもっと衝撃的だった。
ハローキティーのキャラクター物である。
当然成人男性向けである。

確かに無性化が進みつつある現在
男なのか女なのか判別つかない人が街中を闊歩しているのは事実だ。
が、いくらウケ狙いとはいえ銭湯などで見られたら
間違い無く恥ずかしいと思うのだが。
若者にはこれはしゃれで受けるのだろうか。

だとすると私の感性が鈍ってきたのかな。
・・・それでも私はキティーちゃんトランクスなど絶対に履けないな。


4月29日(日)「リゾート計画」

CMでディズニーランドのことをやっていた。

ディズニーランドの楽しみの一つに
ディズニーファンティリュージョンという夜のパレードがある。
前作のエレクトリカルパレードから引き続いて6年。
5月半ばにいよいよ終わるのだという。

実は私は密かにディズニーランドが好きなのだ。
夢と魔法の王国と呼ばれているディズニーランドは18年前にオープンして
以来少年の心を持ち続けるおやじ達の心の拠所でもあるのだ。

あの門をくぐればいつでも違う世界が広がっている。
少年の頃のわくわくする気持ちが蘇るところでもある。
その中でもファンティリュージョンはかなり効果が高い。

夜の帳が降りて園の街灯に火が入って薄闇があたりをつつむ。
軽快な音楽に乗って光のパレードが始まると
雰囲気は一気に盛りあがり心の深いところにまで光と音が届く。
子供も大人も男も女も無い。
無条件に楽しい時間を味わえるのだ。


ディズニーランドノ今後の計画として今年の秋にディズニー・シーという
海をテーマにしたテーマパークを隣にオープンさせるという。
同時に環状モノレールも運行開始するらしい。
ディズニーランド側の話では今後テーマパークからテーマリゾートに
変革して行きたいということだ。

この変革は正常進化だと思う。
リゾートというからにはそこで休暇を楽しむと言う意味合いであろう。
長期滞在型のテーマリゾート計画はアミューズメント業界では
先駆け的な試みだな。

古くから西洋では長期休暇を楽しむためにいろいろな事をしている。
いつもの仕事場や住居から離れてリゾート地でバカンスを楽しむというのは
当たり前のことである。
日本でも湯治や88ヶ所巡りなどの長期滞在型の旅行?があるには
あるが全然考え方が違うといえる。

日本では長期連休と言えば帰省旅行という概念が付きまとうから
休暇の使い方の下手な日本人にとっても新しいリゾートの提案は
選択肢が増える嬉しいことであると思う。

先日関西ではUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)がオープンし
アミューズメント業界を盛り上げている。
私も早く体験したいところなのだがなかなか行く機会がなく残念なのだ。
しばらくは混雑するだろうが機会を見ていずれ行きたいとこだ。

それと5月15日にファンティリュージョンが終わってしまうのは惜しいが
6月から始まる新しいエレクトリカルパレードが楽しみだな。



4月28日(土)「ムード」

世の中の企業の多数はそろそろ5月連休というニュースを
聞くようになった。

私の職場も明日から連休に入る。
しかしそんなこと言ってる場合でもない状況のチームに所属
している私はかなり忙しい。
締切は連休だろうが待ってくれないのだ。
毎日時間との戦いであるのだが大方の人間は気分は
連休モードなのでやる気が違う。

その気持ちは分かる。
頭の中はきっと連休計画でいっぱいなんだろう。
ふと忙しい中立ち止まって考える。
休日を存分に楽しむのであれば仕事は忙しい方がいい。
せめて休みに入るまでは全力で立ち向かおう。

気持ち良く休みを過ごす為に。

いつもよりも記録は短いがその辺少し勘弁していただきたい。
決して手抜きではなく本当に時間がないのだ。

4月27日(金)「喜ばれると嬉しいから」

これまたどこかで聞いた事のあるフレーズであるな。
いや別に飛脚便の宣伝ではない。
あのCMの中にデビットカード決済も可能と書いてあったから
今回はデビットカードのお話。

最近たまに耳にするデビットカードとはどういうカードなのか?
全く知らなかったのでちょっと調べて見た。

早く言えばデビットカードとはシステムの名前で専用のカードは無く
郵便貯金・多数の銀行・信用金庫・農協などが参入していて
通常のキャッシュカードがそのまま使えるシステムということらしい。

メリットは結構ある。
夜間や休日など銀行のATMでの取引だと手数料がかかる時でも
デビットカードは別形態の支払いなので手数料が無料であること。
サインではなく暗証番号なのでうまく入れればセキュリティーもあること。
そもそもキャッシュカードは銀行が発行するものだから事実上誰でも所有できる。

こう書けば良いことが多く感じるがデメリットもある。
クレジットではないので分割払いは不可能。
実は365日24時間使用可能ではない。
金融機関によっては使えない時間帯もかなり存在する、しかもまちまち。
即時決済ゆえに銀行の口座に残高が無ければ使えない。
そしてクレジットカードとの違いの最大のポイントは
全て自己責任なのでもしも暗証番号とカードを盗まれて無断使用されても
全く補償はされないことだな。


これは犯罪者の立場から見ると非常に良いことだ。
銀行のATMの場合監視カメラ等で身元が割れやすいが
買い物での使用だと怪しまれずに済むから一見面倒だが確実にモノを
ゲットできる。
とは言ってもまだデビットカードが使えるところが少ないのだから
もっと普及せねば無理か。


最近はタクシーの支払いでも導入するところがあるし少しずつ整備されている。
いずれ使うことになるだろう。
ただ大手銀行の中でも東京三菱銀行が参入していないところが面白いな。
郵政省に真っ向から立ち向かう挑戦状と見えるけど本当はどうだろうか。

4月26日(木)「出かける時は忘れずに」

えらく懐かしいフレーズで書き出したが今回はクレジットカードの話。

私は基本的には現金派なのでクレジットカードはあまり使わないが
一応一枚だけ持っている。

クレジットというのはいわば後払いだから公然の「つけ」だ。
うまく使えば便利なのだが今手持ちが無いからといってカードで買い物すると
請求が来た時に驚くのがお約束だ。
世の中にはカードでほとんど決済している人もいるようだが
私にはちょっと怖くて出来ない。

膨大な年会費だけ納めてあまり使わないからもったいないおばけが出そうだ。
もっとも最近ではプロバイダーの支払いに使ってるから
毎月定額は使ってるか。

海外に行った時にはカードは切り札として使える。
セキュリティーの面は心配しなければならないがそれは日本でも一緒。

日本ではATMがたいてい何処にでもある。
銀行に貯蓄残高があれば現金を引き出せるから特に困ることはない。
海外の場合長期滞在するのならば現地の銀行の口座を作るが
通常の旅行などの短期ではエクスチェンジで現地の通貨に替えるか
トラベラーズチェックを日本から持って行くかだ。

しかし現地通貨を両替してもどれだけ使うか分からないし
残った場合もう一度エクスチェンジに持って行かねばならない。
トラベラーズチェックでの小さな買い物は面倒なので
そこの微妙なところをカードでまかなうのだ。


さて先日カードの有効期限を確認すると当月で切れることが分かった。
ということはそろそろ次のカードが来るはずだ。
しかしカードが届く前にカード送付済みの案内が来てしまった。
すでにカードは発送されているらしい。

慌ててカード会社に連絡する。
私の加入しているカード会社の案内は非常に丁寧なことで有名だ。
届いていない旨を伝えると何時どんな封書で送ったのか
事細かく教えてくれる。

それで捨ててなかったDMの束をもう一度再確認したら
確かにカードは届いていた。
見た目に目立つ封筒ではなかったからいらないものの分類していた。

こちらの手落ちを伝えるとまるでCMの如く丁重に言葉を返してもらった。
慌てて電話したのはこちらのミスだが気持ちの良いフォローを入れてもらい
無事に一件落着した。

・・・出かける時は忘れずに。
これからもこのカードにはお世話になると思うな。

4月25日(水)「京都紀行番外編~食~」

ここのところ京都ネタが連発するのは新鮮なうちに書いておこうと思うからで
またかと思われるかもしれないがご容赦いただきたい。

さて京都で食事というと何を思い浮かべるだろうか。
京懐石料理、はも、そば、天ぷらなどの和食中心文化と考え易い。
もちろんそれは間違いではない。

小さな屋根付きの門構えを開けてビルの谷間の細い路地を抜けたところで
ひっそりと営業している店や
白壁が周りを覆い庭が竜安寺のような白砂がひかれ川が流れていて
豪華な門で圧倒される一見さんお断りの店もあるから。

もちろん私など一見も一見なのでとてもその手の恐い店は入れない。

ちょっと見方を変えるといろいろな店があることに気が付く。
和食を始め洋食・中華・インド・無国籍料理に至るまで。
店を選べば懐の痛みも少ないもんだ。

前にも書いたが北白川の「ガラムマサラ」は本格的インド料理だ。
平日のランチタイムに入れば実にリーズナブルに楽しめる。

しかしこの店が良いのは料理だけではない。
長年名物のばあさんが店を仕切っているのだ。
客がのろのろとメニューを決め兼ねていると
「これうまいしお得やで、これにしとき」と
勝手に注文を決めてしまいかねない。

ここには他にもハーブ系のお茶やカレースパイス粉も置いてあるのだが
スパイスを買って帰ろうとするとカレーの作り方の一大講釈が始まる。
爆笑ものなのでこれは聞くべし。

四条通りの四条大宮の近くのたこ焼屋も要注意だ。
大阪や京都ではたこ焼屋は他の店舗とくっついていることが多い。

この店も例外ではなかった。
横のドアにはアパートの部屋の見取り図がたくさん貼ってある。
不動産屋がたこ焼屋も経営しているのだ。
しかも10個で300円なので関東に比べれば安い。
とりあえず10個入り一つ注文して待っていた。

ふとガラスに貼られたメニューが目に入って怪しげな雰囲気が漂ってきた。
たこ焼が串に刺さってえびせんの上に乗ってる珍妙な絵が描いてあった。
しかもたこ焼には顔が描いてある。
「たこ焼3兄弟」えびせんも食べれて2度楽しめるとある。

・・・京都は古い街だと思っていたが流行も古いのか。

もちろんすぐに注文したよ。
味の方は・・・機会があったら食べてみてくれたまえ。

4月24日(火)「試験or経験!?」

最近自動車の教習車が多いことはここで書いた。
自動車学校を卒業して十うん年。
用事がないので行ってはいないが今でもカリキュラムは
変わってないのだろうか。

いつも思うことだが適性テストというのは
よほど無茶なことを書かない限り落ちることはない。
誰でも落ちないのでは何の為の適性テストなのか。
これは自動二輪の事前適性テストにも言える。

それにしても教習所は不思議な空間だった。
教習所では車の運転をする中で必要な技能を磨ければいいと
思うのだが通常良く見るとこは練習以前のコースばかり
だった気がする。

四輪はそれでも卒業前に公道での段階があるのだが
二輪は卒業まで教習所の中だ。
狭路クランクに波状路、それに一番変なのは一本橋だな。

おそらく昔から受け継いできてそのままカリキュラムに入ってるのだろうが
通常の道では絶対にないような状況だな。
仮に有ったとしても落ちたらダメなようなサーカスみたいな道を
行く人がどれだけいるのかな。

もう一つ、狭路通過というのもあるがこれはなんの為なのか。
渋滞時のすり抜けの訓練のつもりだろうか。
私が思うにこれは全く訓練にならない。
ポールとポールの隙間は狭いけど絶対に動かないから
安定して走ればポールにミラーが触ることは無い。
これでポールにミラーが当たるようならば公道で擦りぬけなど
しない方がいいだろう。

車ではAT免許もあれば教習車にRVの導入もあるのだから
二輪教習もそろそろ昔の落としてやろうというカリキュラムからの
脱却をすべきじゃないかな。
実践で何の役にも立たない教育を受けても
時間とお金の無駄のような気がする。

ただしバイクの乗車姿勢は教習所で教えるスタンダードなのが
一番安全だし姿勢も良いのだけどね。

4月23日(月)「買いだめ」

京都が意外に寒かったなあと思っていたら
関東も結構風が吹いていて寒かった。

今日は長旅後の念の為の休みを入れていたので
ほぼ一日ゆっくりとしていたのだ。

寒いとどうも買い物に出かけるのは億劫になるが
夕御飯は久々に自炊しようと思い冷蔵庫を開ける。

シャウエッセンが4袋あった。
そう言えば旅行に行く前にスーパーで特売してたので
ついつい多めに買ったんだった。
しかし賞味期限は5月初めなのでそろそろ少しずつでも
処分していかねばならないな。

寒いから春キャベツでコンソメスープを作ろうと思いつく。
買い物に出かけるのは億劫だが材料を買いにでる。

ジャガイモとキャベツとベーコンを買ってくる。
全部で材料費はたったの400円である。

台所で包丁を握っていると楽しい。
じゃがいもを剥いていてもキャベツを切っていても
これからできる料理を思うといろいろな工夫がしたくなる。
京都のカレー屋さんでスパイスを買ってきたから一つまみ入れようとか
ベーコンをほんの少しだけフライパンで炒めて香りをだそうとか

・・・結局4時間ほど煮込んだかな。

春キャベツとジャガイモのスープは空いた腹に染み渡り
寒さをも一瞬忘れさせてくれたのだ。

キャベツの芯まで煮込んだのだがゆっくり時間をかけているから
芯までうまかったな。

4月22日(日)「京都紀行その三」

いよいよ滞在も最終日。
2次会の披露パーティーでかなり疲れたのでホテルのチェックアウトの時間
ぎりぎりまで寝てしまった。
慌てて飛び起きて出発準備をする。

一緒のホテルに泊まった鈴鹿から来ていた友人(速遅堕氏)はすでに
チェックアウトを済ませロビーでたたずんでいた。
何はともあれいろいろあった京都旅行だったが
反省せねばならぬことがたくさんあったな。

まず第一にこのHPを毎日見に来ている方はご存知だろうが
ここのHPのモットーは「毎日何かが新しい」なので必ず毎日更新を
欠かさないように頑張っていたのだが・・・
今回PCを持っていくもプロバイダーの設定がPCに入ってなくて
アップロードが全くできなかったということだ。

インターネットカフェにでも入れば掲示板くらいはと思ったが
その時間も無かったのだな。
友人にアクセスポイントを聞いて設定したが何故かパスワード入力で
弾かれて無念にも断念する。

やはりこれはPHSのサービスを考えておけば良かったのか。

第二に友人同士の連絡が携帯電話をもってしてもなかなかうまくいかなかった
ということか。
意思の疎通は電話ではなかなか出来ないということが良く分かる。
もっと事前に詳しく打ち合わせせねばダメだな。

メールや携帯電話は確かに便利ではあるが
思った以上に伝わる情報量は少ないので注意が必要だ。
それに加えて最近あまりに携帯電話に依存しすぎている現状がある。
使えなくなっても困りはしないがかなり不便だろうな。

最後に帰ってきてから資料の整理を考えてデジカメとデジタルビデオを
編集すべくリュックを漁ったがどこにも無い。
よくよく冷静に考えて見ても車に積んだ覚えがない。
ホテルに連絡してみるとやはり忘れていたようだ。
焦って荷造りするとロクなことにならないな。

でも京都は本当に良い街なのでまた行きたいと思うんだな。
今度は東海道五十三次バイクの旅かな。


4月21日(土)「京都紀行その二」

京都という街が面白いところはいろいろあるが中でも有名なのは
道が東西と南北に格子状に走っており
それぞれの道に名前がきっちり付いていることだ。
だから友人との待ち合わせでも堀川今出川100m上がったホテルといえば
堀川通りと今出川通りの交差点から100m北にあるホテルだなと
すぐに場所が分かる。

碁盤の目のように走った道は走り方も様々だ。
目的地が分かって方角さえ間違わなければ道を知らない人でも
ほぼ間違えずに走れる。

道が分かり易いので交通手段としてバスもかなり発達している。
なんといっても市内循環の環状線が作りやすいのだ。
だから観光名所はバスで巡るのが簡単で安い。
市内ならばどこに行っても均一料金だしね。

五条大橋の上で義経がいた頃から平安の都は計画的に作られた街なのだ。

それに比べて東京はかなり無計画に作られてしまった感じがする。
江戸時代に首都機能が京から江戸に移って行った時に道の整備が追いつかず
幕府に使われる五街道を中心に整備されていった。
もちろん五街道とは「東海道、中山道、甲州道、奥州道、日光道」のことである。
今回は京都の三条も通ったので東海道をほぼ制覇したことになる。

東京の道が適当のように見えても一応放射線と環状線の組み合わせなので
全く分からないことはない。
しかし京都の整然とした街並にはかなわないな。


有名な話で鴨川のほとりにカップルが等間隔で並ぶ現象がある。
これは京都の名物のように言われているが特に不思議な現象でもなんでもない。

言ってみれば電車の座席が埋まり方と同じ理由だな。
両端にまず誰かが座れば次に真中に誰かが座りまたその間に人が座って
座席というものは埋まる。
これと一緒でカップルとカップルの間に違うカップルが座っていくので
等間隔に並んでいるように見えるだけだな。

さて平安神宮の近く祇園は観光名所として名高い。
観光名所となると商売気が出るのが人間である。
このあたりで時間貸し駐車場を借りると10分100円は当然で
下手をすると1時間1000円取られても不思議ではない。

そうなると路上駐車をしたくなるのだが止めておいたほうがいい。

京都の警察はその辺もわきまえているのか対応が迅速なのだ。
1時間も同じ場所で路上駐車をしようものならかなりの確率で
レッカー移動を食らう。
運が良ければ駐車違反のわっかを付けられるくらいで済む。
これほど高い駐車料金を払うのは馬鹿馬鹿しいので
できればホテルの駐車場に車を置いて公共交通機関がお勧めだな。

4月20日(金)「京都紀行その一」

友人の結婚式で京都に来ているのだ。

結局夜中の2時に和光を出て環八で東名高速に乗った。
浜名湖まで走る予定だったのだが仕事疲れで早々に足柄でダウンする。

平日の夜中の東名高速はトラックが多くなかなか気分良く走れない。
途中NSXと戯れながらも午前中には関西に入った。

そのまま京都に行くのも芸がなかったので琵琶湖の湖岸道路を走って
奥比叡をドライブする。
山の上は気候が良く遅い桜が満開だった。
久々にサンルーフを全開にして走行する。
都会ではサンルーフを開けても排気ガスで気分が悪くなるので
なかなか開ける機会がないのだ。


京都での昼食はカレーにすることにする。
北白川のガラムマサラと言えば観光ガイドにも載っている有名な店らしいが
店舗移転をして少し場所が変わっていた。
が、パワフルなおばあさんの経営は変わってなくて安心した。
この店はカレー好きにはかなりお勧めである。
今回は寄らないが実はこの店の前に「天下一品」という有名なラーメン屋の
総本店があったりする。
他にも「餃子の王将」がいたるところに存在するのが京都らしい。


ホテルのチェックインまでまだまだ時間に余裕があるので京都府立植物園に入る。
ここは日本にある植物園の中でも有名なとこで
かなりの規模にも関わらず街中に存在しているところがすごい。
平地では桜は終わっていたが代わりにチューリップがいっぱいに咲き誇っていた。

春の柔らかい日差しが全身に降り注ぐ。
長距離の運転で疲れていたので適当なベンチで居眠りをすることにする。
ゆっくりと流れる時間の中でリラックスしながらうとうとできるのは贅沢だな。

春はこれができるからとても好きだ。

明日は午後から結婚式だが午前中は時間がある。
少し早く起きて京都見物することにしよう。

4月19日(木)「人気なのか実用なのか」

最近季節柄か教習車をよく見かける。
学生達が春休みから通っているのだろう。
教習車は遠くから見るとタクシーのような柄だが車の挙動が圧倒的に違う。

バイクですり抜けするときもなるべく驚かせないように気を使う。
ゆっくりとしかも余裕で車間を開けて抜いていくのだがそれでも結構驚くようだ。
車で後ろに付いた時なども一定の車間距離を取るようにしている。

彼ら(彼女ら)は後ろが良く見えてないから教官に言われて初めて渋滞の原因に
なっていることに気が付く。
渋滞がひどくなったら教官が道路脇に止めるように指示しているみたいだね。

自分も初心者の頃があったことを考えると特に気にはならないのだが
世の中には初心者や教習車を好んであおる不届きな方も存在する。

私の場合路上教習はローレルだったのだが
教習所によっては高級外車を教習車に使っているところがある。
メルセデスやBMWなどだがあれだとあまりあおられにくいのかな。
事故を起こしたら後から当たった方が賠償しないといけないからな。

しかし外車を導入するにはかなりの元手が必要だと思うのだが
教習所はそんなに儲かるものなのだろうか。
まあ大資本が入ってるところは宣伝の意味も含めて導入しているところも
あるみたいだな。

驚きは最近のRVブームかCR-Vなどのクロカンの教習車も存在するのだ。
今までセダン以外はなかった市場にミニバンが殴り込みをかける形か。
時代の流れで考えると凄く妥当なのだがね。
確かにAT免許が欲しい人は一生MTには乗るつもりはないのと同じで
買いたい車がミニバンなのに教習車はセダンしかなかったというのも変な話だな。

しばらくすると教習車の代わりに若葉マークの車が増えるのだな。
自分も初心を忘れないように運転せねば。

4月18日(水)「なじみのコース」

最近のゲームは本当にリアル指向だ。
飛行機にせよ車にせよどんどん現実のデータを取り込んでゲームにしている。
MOTO GPなどはサーキットコースの採寸までして
実際のコースに限りなく近く再現している。

先日WGPが行われた鈴鹿もそっくりそのままだ。
ずいぶん前に一度走ったことがあるがゲームとイメージはかなり似ている。
記憶と違うとすれば昔無かったジェットコースターなどの遊園地が
豪華になってるくらいだろうか。

その鈴鹿サーキットに14年ぶりに改修工事が行われた。
パドックや観客席やトイレなどの施設からコースに至るまでの大改修だった。
特にコースの改修は大規模なものでS字コーナー付近のグラベルを拡大して
コースアウト時のドライバーやライダー・観客の安全性を格段に向上させた。

昨年鈴鹿恒例の8時間耐久レース(通称8耐)の最中130Rコーナーにて
死亡事故が起きたことも改修のきっかけとなってるだろうが
本当の目的は別のところにあると見ている。

昨年トヨタが富士スピードウェイを買収しコースの改修をしたところがきなくさい
鈴鹿サーキットは2006年までF1の日本開催をFIAと独占契約しているが
7年以降も継続して続けて行きたいということだろう。

現在日本に存在する既存の国際レースが開かれるサーキットを
世界レベルで施設を採点するとツインリンクもてぎくらいしか及第点の取れる
まともなサーキットはないのだ。
他は施設の老朽化、観客動員時の施設不足などあらゆる問題がある。

今までF1を開催してきて世界にも名だたるテクニカルコースの鈴鹿だからこそ
これからもそのイメージを保ち続けるために富士(トヨタ)には
負けられないとの戦略だろう。
これからの動向が楽しみである。

しかしMOTO GPのゲームの開発者はコース変更でがっかりかな?

4月17日(火)「洗車日和」

冬の間は寒くてとても冷たい水を使って洗おうとは思えず
可哀相だが車を全然洗わない時期がある。

基本は手洗いでと思っているので
ガソリンスタンドでの洗車機もいままで頑なにかけたことがなかった。
洗車機は水をかけながら細かい繊維の束で車の表面を叩き表面の汚れを
取る機械なのでそのブラシがボディーのクリアー層に細かい傷を付けてしまう。

一時期ガソリンスタンド業界ではガソリン安売り戦争の嵐が吹き荒れた。
他所の店を偵察してガソリンを入れに行くのは日常茶飯事で
一円の差が客の入りを左右するシビアな時代だった。

この頃は洗車サービスというのはどこでも高かったのだ。
ガソリンを安く売る分余裕のある洗車客から
利益を得ていた構図だ。
だから洗車のキャンペーンとは実質利益拡充の時期と見てもいいのだ。

初めてセルフのスタンドができると聞いた時は人件費が削減できる分
ガソリンがかなり安くなるに違いないと思っていたが
それほどセルフスタンドを見かけないということはサービスも値段のうちと
多くの客が納得しているからだろうか。

話はそれてしまったがガソリンスタンドの洗車機に布洗車機を
良く見るようになった。
今までの細いナイロン繊維と違い柔らかい布の繊維で洗うために
傷が付きにくいという。
手洗いとまでは行かないが結構使えるかもしれない。
しかもずいぶん値段も安くなっていて簡単な洗いだと1000円以下で洗える。
この気楽さは多くの一般人の気を惹くだろうな。
特に流行のミニバンはルーフを洗うのに苦労するのだから
ミニバンオーナーが増えたということは潜在需要が増えるということでもある。

友人が給油の際についでに布洗車で洗ったと言うので見せてもらった
車をみて洗車機もずいぶん進歩したものだと感じるが
まだまだ細かいところにはブラシが入らなくて汚れが取れていないので
完全に機械任せにするには当分無理のようだ。

しかしこの気軽さはいいものだな。

4月16日(月)「暗黙の了解」

本音と建前と言う言葉があるように
いろいろな世界でいろいろな約束事というのがある。

政治一つ見てもそうだ。
あれだけ自分は内閣総理大臣に立候補しないと言ってた人間が
舌の根も乾かぬうちに候補としてのうのうと出ているのだ。
日本の政治の悪いところの一つで自分からやりたいと出ていくと
後から大物に推薦されて出てきた方に負けるのだ。
後出しのじゃんけんみたいなもので後の方が有利で
最初から立候補する人間はでしゃばりの烙印を押されるような理論らしい。
これも永田町の暗黙の了解か。


さて友人と食事の時間に話した中であきれた話を一つ。

そのお子さんが幼稚園に通う年齢になったので住んでいるマンションの
すぐ横にある幼稚園に入れるつもりで願書を配る日を待っていたらしい。

しかし馬鹿な親が願書配布の3日前から徹夜し始めたのだ。
これには幼稚園側も困ってしまいそこまで待たせるわけにはいかないと判断し
願書を配り始めてしまった。
そうなると情報はあっという間に知れ渡り友人がもらいに行った時には
もうすでに時遅しで入園させることができなかったという。

これだけでもかなり困った話だがまだ話しは続く。
仕方なく他の幼稚園に入れたのだが少し遠くにあるためにバスで迎えに
来てもらうことになったそうだ。
最近の幼稚園のバスは機関車風ありキャラクター塗装ありでかなり豪華だ。
朝の通勤時間に大きなマンションの下で親と子供がバスを待つ風景が見られる。

友人は幼稚園側に大きな道まで出てきてもらわないと拾えないと言われたので
同じマンションから何人かが通うのだから幼稚園側にバスをマンション
下まで来て欲しいと強く嘆願したところ
園の回答は横に幼稚園があるがためにバスはこれないという。

何故か分からないが他の幼稚園との接触を異常に嫌うらしい。
だから通園バスルートは他の幼稚園の前を絶対に通らない。

これでもバス代はかかるのだから理不尽以外の何者でもない。
園の業界としては暗黙の了解かもしれないが利用者側は本当に困るのだな。

4月15日(日)「陽気も嬉し悲し」

今日は暖かかった。
いや車の中は暑かったな。

昼間の車は直射日光でかなり焼けていて乗り込むとかなり暑い。
堪らずエアコンをつけた。
ほこり臭い風が噴出し口から一斉に吐き出される。
しばらく窓を空けて室内の熱い空気を逃がすが
いつまで経ってもエアコンから冷気が出ない。

あり?
よくよく見たらコンプレッサーの音が全くしない。
エアコンガスをチェックしてみると点検窓から見える気泡が
ほとんど見えない。
見えないということは満タンか空の状態ということだ。

満タンということはあり得ないので空になったと見てもいいだろう。
仕方なく大型車用品店に足を運びコンプレッサーの圧のチェックを
してもらう。
やはり恐れていた通り全然圧が掛からない状態だった。

この時点で選択は二つ。
コンプレッサーの異常を考えてディーラーもしくは工場で点検するか
経年変化でエアコンガス(私の時代の車はフロン12なのだ)が抜けていると
考えて補充するか・・・

もしかすると無駄になるかもしれないが
コンプレッサー異常で交換と言う話になったら考えるかと
補充することにした。

ガスを補充したらエアコンが正常に作動するようになった。
が、今度すぐ抜けないと言う保証は何も無い。
古い車を乗りつづけるにはお金がかかるのだということを
改めて思い知らされる。

税金もそうやけど旧車はいろいろ大変だね。

4月14日(土)「メインスタンド」

バイクの話だがあまり興味のない人は
レーサーレプリカとツアラーの違いを知らない。
大きなカウルがバイクを覆っているのでパッと見は同じに見えるらしい。

着座ポジションもセッティングも燃費や特性全てにおいて全然違うが
あえて見た目だけで違いを言えと言われれば
レーサーレプリカにメインスタンドは付いていない。
一グラムでも軽い方が有利なレーサーにメインスタンドは必要無いのだ。
本物のレース用バイクだとサイドスタンドも付いてない場合がある。

話は全然違うが・・・

高速道路を長時間走っているとだんだん疲れてくる。
高速道路上で休息するのには主にPA(パーキングエリア)と
SA(サービスエリア)がある。

PAは本当に軽く休憩するのに使う場所が多く
小さいところだと車を数台停めるスペースとトイレくらいしかない。
大きいPAだとSAに負けてないくらいのサービスが受けられる。

SAはガソリンスタンドを伴った大型の休憩所だからかなりの車を
飲み込むことができる。

車で休憩する場合は2シーターとかオープンカーでない限り
運転席を倒すとか後ろのシートで寝るとか
まあそこそこの休息を車の中で取ることができる。
聞いた話つわものはビートの助手席の足元でうずくまって寝たと
いうことだから寝れないことは無いだろう。

困るのはバイクの場合だ。
バイクで休息する場合あまり荷物から離れたくないので
休憩所で寝たりベンチで寝たりするのはあまり出来ない。
タンクバックがあればそれを抱きかかえるように眠ることが可能だ。

それにはバイクは正立状態が望ましい。
メインスタンドがあるバイクの場合はそれをかけると簡単に正立状態になる。
これはかなり気持ち良く寝れるのだ。
寝相が悪い場合はバイクからおっこちることもあるがね。

ちなみにGLの場合メインスタンドをかけるとあお向けに寝ることも可能だ。
足を投げ出して眠れるのはかなり楽な姿勢だ。
以前それでシーツをかけてSAの駐車場で寝ていたら通り掛かりの
女性に笑われたことがある。
見た目は何かと思うだろうがかなり気持ち良く寝れるので
笑われてもやめられないんだな、これが。

4月13日(金)「ガス検」

雨が降るとか言ってたと思ったが何故か朝日が眩しかった。
今日はちょうど休みの日で郵便局に用事があるだけだから
バイクを出して乗りまわすことにする。

風が心地よい。
すっかり春になってしまい用心の為に着て来た冬ジャケットでは
とても暑くて辛い。
一度戻って春物のジャケットに着替える。

春の交通安全週間で街にはテントが建っていた。
警らしている警察官の姿もちらほら見る。
橋のたもとでは過積載のトラックの検挙もやってるみたいだ。
運良くねずみ取りは見なかったが白バイの姿もある。

夕方行きつけのバイク屋に顔を出す。
またそこでとんでもない話を聞いた。

知らない人の為にちょっと説明しておこう。
二輪は同じ型のバイクでも国内仕様と海外輸出仕様があるものがある。
国内仕様というのは普通の販売店で買えるごく一般的なバイクだ。
輸出仕様を国内向けに直しているものは俗に逆輸入車(略して逆車)という。
一度海外に輸出してそれをもう一度輸入してくるのだから
面倒なのだが輸出仕様はフルパワー仕様とも呼ばれそのバイクの
本来の姿をしている。
だが面倒な手続きや国内で使用するための保安基準を満たしてからでないと
販売はできない。
例えば灯火類を左側通行用に変更しないと車検にパスしない等だ。

その逆車も4月1日の法改正により排ガス規制を受けることになった。
正確に言えば今年の4月1日以降の工場製造分からである。
同じロットでも3月31日製造分は規制を受けない。
国内仕様はもちろん認可を受けているので工場から出た時点でOKとなる。

排ガス規制を受けるということは車検で検査が必要ということである。
しかもたちが悪いのは最初の新車購入時にも逆車は検査が別件で
必要になりその検査費用は10台で25万円にもなるそうだ。
当然それはユーザー負担になる。
さらに国内仕様と逆車の価格の差が広がるわけだ。

排ガス検査はもちろん天下り企業の巣窟だろう。
環境保全という盾を元にまた金がかかる仕掛けを政府は作っているのだ。
国民の負担は一体どこまで増えるのか。

4月12日(木)「小学生の諸般の事情」

その昔は女子大生ブームという時代があって女子大生であれば
誰でもちやほやされてもてたのだ。

時代は低年齢化を推し進めていく。
コギャル・マゴギャルと進んできたがさすがに小学生までは
落ちないかと思ったらアイドルグループには小学生もいたな。

何でも低年齢ならいいというものではないと思うが
他にもずいぶん低年齢化が進んできたものがある。

それは携帯電話の普及だ。
今や小学生でも4人に一人くらいは持っているらしい。
携帯電話の加入者数も6000万人を突破したのだから閉塞感が出てきたのだろう。
通信業者の狙いは生活に必要ないお年寄りと子供に行くのも不思議ではない。
親も子供に連絡が取り易いから買い与えているのだろうが
子供は親よりも友達同士で話したりメールしたりする方が圧倒的に多いようだ。

携帯電話を持ちたがる理由はいろいろあるが持っていたら格好良いとか
友達が持っていると言うだけで自分も欲しいとか
持ってないと話に入れないとか仲間はずれにされるとかいう
実に子供特有の理由だな。

もちろん分かる気もする。
みんなが持っていて自分が持ってないとほとんどの子供は辛いと感じるだろうな。
ある程度年を重ねるとみんなが持ってるなら自分は持たない方が格好良いとか
分かる時期がくるかもしれないが小学生にその境地はまだ無理だな。

が、お金を自分で稼いでいるわけではない以上携帯も自由に使うものでは
ないとも思える。
おこずかいで遣り繰りとか言ってるが所詮それは自分の労働の対価ではない。
真にお金のありがたみは理解できていない子供の方が多いのだ。

私が考えるに子供に携帯を持たせている親は自分から子供との
直接のスキンシップを放棄したとみなしても良いと思う。
携帯電話が無いと子供と連絡が取れないなどというのは単なる理由で
自分のことで手いっぱいで子供などに裂く時間がないのだ。

小学生に携帯が普及していると言う事実は確かだが
それは子育てができないだめな親が増えているという証でもある。
本当に子供と正面から向き合いたかったら喧嘩をしてでも
携帯電話など持たせるべきではない。

自分自身で物事、特に善悪の判断ができる年齢までは。

便利だからといって首輪のように携帯を持たせていると
子供が離れていってしまうだけだ。
友達同士でいたほうが面白いに決まっている。
親に頼らない以上いろいろな情報元は他から取ってくる。
親はこの時点で単なる金づると化す。

躾を放棄した馬鹿親ばかりのこの世の中では自然な成り行きかもしれないがね。
しかしこの根本を作ったのは他でもない私を含む日本人みんななのだ。

4月11日(水)「音速の夢」

関東から関西に移動するのに自家用車を使わない場合は新幹線か飛行機を
使用するのだが、私は飛行機の方が好きなのでそちらを良く利用する。

乗る便が決まっていれば前もった予約で割り引きが効く。
こうして見ると昔に比べて航空運賃はずいぶん安くなったような気がする。

巨大な塊が滑走路を走る加速感と離陸の瞬間の浮遊感が良い。
どうも飛行機が嫌いな人はこれが苦手なようだが
遊園地の絶叫マシンに比べれば全然迫力は足りない。

飛行機は新幹線と違い全席指定なので定員以上は乗ることができない。
ということは大量輸送にはいささか効率が良くない場面もあるのだ。
航空機メーカーもその辺は理解していて
技術が確立されるごとに大型の航空機を開発してきた。

有名なジャンボ機ボーイング747も最新鋭の技術が投入されて
747Xが開発されていたが、開発期間が延期されてしまった。
ボーイング社は大型機の開発を止めてまで開発したかったものが
あるらしい。

それは航続距離が延びた長距離型の新しい高速ジェット機だ。
定員は200人から300人というから今までのジャンボクラスよりも小さい。
予定巡航速度はマッハ0.95。

余談だが音速というのは気温によって変化するので一定速度ではない。
ちなみに気温0℃で秒速331.5m進む。
換算すると時速1193Km/hとなる。マッハ0.95でも時速1133Km/hである。

昨年航空機事故を起こしてしまったエールフランスの持つ超音速旅客機
コンコルドは最高マッハ2で飛ぶことが可能だからそれに比べると
取り立てて速いとは言えないが通常ジャンボの巡航速度は910Km/hだから
それよりはかなり速いのだ。

ボーイング社の話によれば
「高速性、長い航続距離、高度飛行による快適性、離着陸時の低騒音といった
要素を組み合わせれば、現行の航空機ファミリーを理想的に補完する」というが
国内線では音速を出す必要性は無いだろうから
例え開発されても音速旅客機に乗るのは当分先の話になりそうだな。

4月10日(火)「戦略構想」

今日で吉野家の春のキャンペーンが終わりだということなので
ネタ拾いも兼ねて行ってみた。

この前キャンペーンが始まる9時間前に行った時は食べ終わるまで
私以外の客は誰もいなかった。
しかし昨日はその時と同じ時間とは思えないほどの客がいたのだ。
それに客足も全然途切れない。
なんと一般大衆の反応は正直なのだろうか。
店内は大賑わい状態でそれをさばくためのバイトも増員していた。

メニューに並しか書いていない。
店員に並しかないのかと聞くと持ち帰りは並だけだが店内で食べる分には
大盛もあるという。
いつものように大盛・味噌汁・卵でいく。
キャンペーン期間中は漬物もサラダも無いみたいで
売り切れと書かれていた。

少なくともキャンペーン期間といえども味の変化は特に感じられなかった。
支払いは500円でおつりが来てしまった。
何か悪い気すらしてしまうがよくよく考えてみると
もともと牛丼など利益率はかなりいいと思われるのでこれくらいの値段が
妥当ではないかとも思う。

恐らく今回のキャンペーンはかなりの潜在需要客も掘ったに違いない。
この一週間だけでも全国的に見れば相当な売り上げが出ただろう。
キャンペーンが終わった後にはかなり客足が引くと予想されるが
この先吉野家がどういう選択をするだろうか。

あくまでも春のキャンペーンで終わるのか。
マクドナルドのように恒久的に値下げ方向に走るのか。
ただこの値段を継続されたら他の牛丼屋が非常に困るであろうな。
何か別の売りがあればいいが安さで勝負してきた店は苦しい立場に追い込まれる。

この手の話は牛丼業界だけの話ではない。
大きい話にすればTOYOTAあたりが採算度外視で新車セールスを全て100万円に
すれば国内の他の自動車会社は倒産の危機に追い込まれる。
現在のTOYOTAにはそれができるだけの資本が十分にあるのだ。
他社を全て潰してしまえばその後の価格コントロールは思いのままである。

まあでも間違ってもそういうことをしないのは
あまり民間企業で巨大化してしまうと解体されてしまいかねないからだな。
それと世論が人道的に許さないであろう。
それに一人勝ちだと業界の緊張が無くなりそれ以上発展しないことも考えられる。

消費者としてみると牛丼も安いに越したことはないのだが
あまり安いと質まで落ちそうだから適正価格での販売を
継続してもらいたいものだな。

4月09日(月)「年貢」

春の象徴の桜も散った。
そろそろゴールデンウィークの声も聞こえてくると年貢のことも
考えねばならない。

現代の年貢、もちろんそれは自動車税のことである。
毎年4月1日に車を所有していると無条件にかかってくる。

自動車税は排気量別にかかるのだが
私の場合、2000CC未満の車(5ナンバー)一台で39500円と
バイクが250CCオーバーで4000円の2台なので8000円。
合わせて47500円である。
また金融機関に払い込みに行かねばならぬ。

二輪の場合どれだけ排気量があっても250CCオーバーだと一律4000円なのだ。
GLは1500CCで重量も400KGを超えるのだがもちろん二輪扱いだ。
これがトライクという三輪にしてしまうとヘルメットは要らない代わりに
税金が普通車扱いになってしまう。

側車付きでも基本は二輪と同じなのだが側車側に区動輪があり
側車を切り離した状態で二輪として走行できない場合は
区分は道路交通法第3条の普通自動車に該当する。
但し660CC未満の場合は三輪の軽自動車なので軽扱いである。

要するに後付けのサイドカーは全部二輪と同じ扱いなのだな。

バイクは車に比べ同じ排気量の場合税金が安い。
ちなみに納めるところも軽の場合は市町村税なので自動車税とは違う。

車の場合、排気量の大きさによって税額は全然違ってくる。
2000CCまでは比較的上昇は緩やかだがそこを超えるとがんがん上がる。
2500CCまでで45000円、3000CCを超えてしまうと58000円だ。
さらに恐ろしいのは4500CCを超えると88000円までになってしまう。
ちなみに6000CCを超えると111000円だがこの排気量は所有できる車が
ほとんど存在しないので通常あまり関係ない。

大排気量の車はあまりにも税金が高い。
そこで考え出された抜け道が8ナンバー登録だ。
これはキャンピングカー等が主に取るナンバーで
自動車税が優遇されていることを良いことに普通自動車を8ナンバー登録だけして
その後すぐに元に戻すという手口である。
街中をどう見ても一般の普通車なのに8ナンバーが付いている車を
見かけたらそれはほぼ間違いなくそうだ。
中には普通のセダンを8ナンバー登録しているものもいるから驚きだ。

これらは完全に脱税行為に等しい。
確かに大排気量の税金は高いがそれが支払えないのなら乗る資格はない。

不正8ナンバー取得をしていると正規の8ナンバーの車まで疑われてしまう。
結局とばっちりを受けるのはまじめな人達なのだ。

そしてついに国土交通省は簡易ベッドを取り付けただけの自家用車の
不正行為を防止するため、特種用途自動車の構造要件を定めた通達を改正したのだ。

それが適用されるのは今年の10月からだが肝心の改正内容は
車内に設置したベッドや炊飯・水道設備を立って利用できるよう
車の床から一・六メートル以上の高さを確保するということと、
乗車定員の三分の一以上の大人が使えるベッドを設置するということである。

こうなると通常のミニバンやクロカンは8ナンバー登録は不能になる。
いわんやセダンでは絶対に不可能だ。
今まではキャンピングカーを製作している業界が反対していて
なかなか通らなかった改正だった。

これで少しはまじめな人達が浮かばれるというものだろうか。

4月08日(日)「桜吹雪の舞」

週刊予報では雨だったはずの天気も土曜日から一転し
良い天気となった。
先週末のように花冷えになることもなく
穏やかな週末だったのだ。

こうなるといてもたってもいられないのがライダーの悲しき性だ。
特に用事も無いのにふらふらと出歩いてしまう。

残念ながら関東地方の桜の見頃は過ぎてしまったようだ。
桜はだんだん枝に緑の葉が多くなり惜しげも無く花を散らす。

舞散る花びらの中をバイクで駆ける。
幻想の世界に迷い込んだかのように美しい。
すばらしい日本の四季を肌で感じる。

桜を見ると学校の入学式を思い出す。
鮮やかに咲いた桜に迎えられて初めて行った小学校の景色が
今でもまぶたの裏に残っている。

そういえば学校にはよく桜が植えてあるがよくよく考えて見ると
入学式の時に桜が咲いているというのはほんの一部なのかな。
山の上の学校や東北・北海道は桜前線が届くのがずれるだろうから
もしかすると桜に対しての思いが違うかもしれぬ。

でも日本人なら桜は何かにつけて関わってくる花だね。
一年のうちにたった数日しか咲かないのに一番心に残る花。
いやむしろたった数日の為に一年間頑張ってくる姿に
深い敬意と関心を抱いていると言う方が正しいか。

ようやく今年も季節は走り始める。
明日から新しく学校や会社が始まる人も多いだろうか。

4月07日(土)「新生GL」

長い時間かかっていたGLの車検が本日終わりようやく手元に帰ってきた。

1992年型なので生まれてついに10年目。
前回までやらなかった部分を今回の車検では整備することにした。

エンジン系はクーラントの交換くらいに留まったのだが
ブレーキ系はほぼ全て交換&オーバーホールしている。
特筆すべきはフロントのブレーキホースをメッシュに変更したこと。
メッシュホースは金属の細かい網でホースを覆ったもので
ブレーキの強化には欠かせない。
ブレーキを握った時のホースの変形がほぼ無くなるのでブレーキフィーリングが
かっちりとしてダイレクト感があり制御しやすくなる。
残念ながらリアはライン上に金属のパイプラインが存在するのと
コンビネーションブレーキの関係でフロントのキャリパーから分岐するラインの
パイピングがかなり面倒とのことなので今回はメッシュ化を断念する。

ブレーキキャリパーも完全オーバーホール。
マスターシリンダーもオーバーホールである。
もちろんブレーキパッドも交換してある。

さらにクラッチにも手を入れる。
さすがにクラッチ板は交換しなかったが
マスターシリンダーのオーバーホールも行う。
タイヤも前後交換。
軽くがたの来ていたフロントホイールベアリングも打ち替える。

あと細かい整備もたくさんあるが省略。
出来あがったGLに乗って早速街に出た。

発進から軽い。
軽量化や重量変更などしてないのに今までと加速感が違う感じがする。
恐らくこれはホイールベアリングとタイヤ交換のおかげだろう。
問題のブレーキの使い勝手だがこれが非常に良い感じだ。
今までも何度も急制動を行うシーンに直面してきてそのたびに
もう少し制御できればと思っていた深い部分が制御できるようになっている。

ただ走っているだけで面白い。
あまりの操縦の心地よさに今の今まで乗りまわしていた。
久しぶりにするライディングは春の風も手つだってか本当に気持ち良かった。
生まれ変わったGLは確実にブレーキ性能が上がった気がする。
止まれるという安心感はそのまま精神的安定に直結する。
無理な走りをするつもりは無いがまた更なる武器を身につけたのは確かだ。

しかし整備を担当していただいたメカニックの一言が心に残った。
走行中の転倒はしたことがないかと聞いてくるので
「無いです」と答えると
「ボディーカウル最下部のボルトの頭が削れて斜めに無くなってるけど」と。

・・・深いバンクで何度もステップを削ってるからな。
私の運転が設計よりも深いバンク角度を取ってるのだろう。
もう少し大人しい運転をしないといけないかな。

4月06日(金)「嫌がらせの代償」

最近都内で車に傷を付け回っていた犯人が捕まった。
分かっているだけでも約300台以上修理総額2億円以上である。

容疑者は30台後半の男。
ただ警察の調べに何も自供しないために詳細は報道されていない。
都内で車を所有している人は犯人が捕まったことで
少しはほっとしていることだろう。

犯行は終電で移動し夜中に駐車場に止まっている車を
紙やすりでじゃきじゃきに傷つけて荒らしまわり
始発電車で帰るということを繰り返していたらしい。

極めて悪質かつ異常な犯罪としか言いようが無い。
警察から何も発表はないが単純に考えると精神異常者ではないかと思われる。
明らかに健常者の考える行動パターンではない。
それとも自動車に対して相当うらみがあるのか。

これがもしも本当に精神異常と診断されて支払能力が無いとされると
被害者は全員泣き寝入りということになるな。

以前私の車も鍵のたぐいで傷付けられたことがある。
思ったよりは小さく浅かったので今でもそのままにしてあるが
見るたびに悔しい思いがする。

明らかによその家の前に駐車していて迷惑だったのなら話は分かるが
何も無い広い路上、しかも夜間は駐車禁止ではないところに友人の家に寄る
わずかな時間止めただけなのにというのが悔しい。
これも犯人は多分精神健常者ではないと思われる。
恐らく推測の域を出ないが酔っ払いのしたことではないだろうか。
酒に酔うというのは一種の精神異常状態と定義しても構わないと思う。
もちろん酔っ払いに理論は通用しない。
現行犯で捕まえなければ記憶すら残ってないかもしれない。

とにかく今の日本は駐車スペースが足りないというのも原因かもな。
これが自分の駐車場でなら自衛手段も講じられるが
出先とかだと良い方法がないな。

いっそのことボディーカバーを持ち歩くしか防ぐ手段はないのか。
新車を購入時はその辺が恐い気もするんだな。
案外取り越し苦労に終わることが多いのだけどね。
こういう被害って忘れた頃に来るから怖いのだ。

4月05日(木)「MR技術」

アミューズメントの世界では前からバーチャルリアリティー(VR)の研究が盛んだ。
もともとゲームとかはモニターの中だけに存在する仮想現実だから
実際にはできないことを体験したいという欲求を満たすことができる。

本来ならば何百時間もかけてライセンスを取らないと操縦できない旅客機も
VRでならばいとも簡単に操縦できる。
戦闘機を操縦してミサイルだのバルカンだの好き放題撃ちまくるのは
例え戦争が起きてもまずありえない。

実生活の中でドリフトする人はほとんどいない。
免許も心配だけど壁に当てるかもしれないし人をはねたら大変だから。
ゲームの中では当てようが落ちようが痛みは無いし車も壊れない。
こうして仮想現実は人間の体験できる以上の想像の世界を作った。

さらに現在のテクノロジーはミクストリアリティー(MR)に進化しようとしている。
MRとは画面の中で起きていることと実際の出来事をその名の通りミックスさせる
技術のこと。

モニター内臓のゴーグルをかぶり実際の風景の中にCG等を出して
あたかもそこに本当に存在するような風景を作り出す。
まさに現実の世界と空想の世界が融合するのだ。

人間がどう感じるかは五感に絶えず情報を与えれば良いことであって
人工的に作り出した世界に本当に住むことが可能かもしれない。
この技術が確立されればいろいろな分野に応用できると思う。
サービス業を始め医療・建築・自動車設計全般、そしてアミューズメント。

例えば愛犬のデータを蓄積しておけば死んでしまっても
データを解析し仮想で蘇らせて目の前に現れるとか言うことも可能だろうか。
そうなると仮想人格キャラクターなども本当にいるように見せかけたり
できそうだな。
自分だけのアイドルとかも可能かもね。

とても凄いことだと思うけど一歩間違うと非常に危険かもしれない。
今のインターネットやオンライン対戦ゲームなどでもはまるのだから
自分の好きな世界にずっといられるなら帰ってこなくなるかも。

一億総ひきこもり状態になったりしてね。

4月04日(水)「温故知新は必要だが」

音楽業界にはあまり興味がないのだが一応入ってくるニュースで
宇田多ヒカルと浜崎あゆみのCDが売り上げを競っているという。

たいしたものでこのまま行けば両者合わせて1000万枚に達するという。
この数字は日本の人口の一割である。
だぶっているFANもいるだろうから1000万人に普及しているとは一概には言えないが
ものすごい売り上げだな。

それと最近は昔の歌のカバーやリメイクが流行りでもある。
ウルフルズや井上陽水などが分かりやすいだろうか。
昔のリメイクというのはどこの分野でもそうだが成熟した分野に多く見られる。

モード業界もそうだし車業界もそうだ。
流行は必ず繰り返すのだ。

ゲーム業界を見ているとそれが良く分かる。
リメイク物は新しいネタが出なくて閉塞した雰囲気の中で出てくる場合が多いので
あまり歓迎されないが昔に大ヒットした何々リメイクと言えば
取っ掛かり易いことは確かだ。

しかしその手のリメイクゲームをやり込んで面白いかと言われると疑問が残る。
リメイクは前作の影を引きずる運命にあるのでマニアはその辺を特に
シビアに評価する。
そこで納得行かないとクソゲーのレッテルを貼られてしまう。

成功した例もあるのだが所詮昔の財産を食いつぶしていることには変わり無い。
いや骨に付いている肉をしゃぶっていると表現した方がいいか。

残念ながら今のゲームはずいぶん魅力の無いものになってきた。
クリエイターの力が落ちたわけではない。
評価する人間の目が肥えてきたのだ。

クリエイトするものは新しいアイデアが出ないとそこで止まってしまう。
時代を進めていくには時に振り返ることも必要かもしれないが
常に新しい何かを探すことの繰り返しなのだ。

私からみると今のゲーム業界は先が見えなくて悩んでいるように見える。
どうかプレイヤーを楽しませてくれるゲームを製作していただけることを
勝手ながら一人のゲーマーとして心から切望している。

4月03日(火)「100m先左折」

今日も夜の飯は遅くなったので久々に吉野家にいってきた。
一時期は毎週一回は行ってたこともあったがさすがに飽きる。

入るときに垂れ幕が目に入った。
4月4日の午前十時から牛丼全品150円引き!と書いてあった。
、、、今は4月4日の午前一時。

驚いたことに通常この時間なら客は結構いるはずなのに
誰もいなかった。
もくもくと牛丼を食いながら考える。

吉野家は春になると通例で何らかのキャンペーンをやっているんだな。
一番好きだったのはコインで削る点数券を配って10点たまったらお好きな
牛丼プレゼントという企画だったりする。
ここ数年は牛丼100円引き券だったな

トータルで考えるとどっちも金額的には大して変わりはないのだが
なんとなく只で食べられる方が嬉しかったりする。
でも今年は150円引きか、また大きく出たものだ。

安い牛丼キャンペーンと言えば松屋だな。
全国300店舗オープン記念で並盛290円の牛丼が人気らしい。
この安い牛丼はかなり人気があるようだ。
先日遅い時間行った時には席待ちまでできていた。
松屋のメニューでは個人的にカレギュウが好みなのだがそれはいい。

おそらく吉野家のキャンペーン価格はこの辺も意識しているはずだ。

外食産業の雄のマクドナルドの平日半額のバリューは
シェアーの拡大にも一役買った。
ハンバーガーを65円で出されたら他は鼻血も出ないだろう。

実際現実には安くなってるのだろうか。
企業努力だけで安くなれば全く問題は無いが
目に見えないところでコスト削減が行われていることを忘れてはならない。
結局その負担が消費者に来ていることもね。

4月02日(月)「酒宴」

花見と言えば酒が出てくるのは花見酒という言葉があるように不思議ではない。
人は祭りの時にはアルコールを飲んで酔って騒いでストレス解消している気がする。


百薬の長とも言われる酒だが日本の法律では未成年に販売してはならないと
法律でうたっている。

正月くらいにも都内の公園で中学生10数人が酒を飲んでその中の一人が
急性アルコール中毒になり病院に運ばれるという事件があった。
そこで罪に問われたのはその酒を売ったコンビニとアルバイトの店員なのだ。

店員の言い分は10数人で来られて売らないと恐かったし店の儲けになると
思ったということらしいが恐かったというのは分かる。
そりゃ相手が中学生でも大勢で来られたら恐いだろう。
ただ店長のアルバイトの教育方法に少し問題があったかもしれないな。

ともかく未成年に酒を売ってはいけないわけだが本当に守れているだろうか?

昼間っから自動販売機は稼動しているからボタンに手が届けば
誰だって買うことができる。
直接店に明らかに不良っぽい学生が買いに来たら断るかもしれないが
小さい子供がお使いでおとうさんの飲むビールを買いに来たという小学生に
法律で禁止してるから売れないよと誰が断るだろうか。
ほとんどの場合落とさないでねと言いながら売るだろう。

居酒屋だってそうだ。
未成年には販売しませんと言いながら大勢の中に未成年が混じっていたら
個々に身分証明などさせる店はまだ見たことがない。
これも客の気分を優先させる日本のサービス業の問題。
お客様は神様ですという考えのネガティブな部分かな。

これは酒に限らずにたばこでも同じことが言える。
18禁の雑誌にしても明らかに中学生だと分かっていても
買ってもらえるなら店側としても断れないというジレンマを抱えている。


そのあたり日本の法律はあいまいである。
細かいことを言えばきりがないが
買った方も売った方も罪になるという意識が薄いという事実は確かだろう。

4月01日(日)「花見」

桜がそろそろ満開の時期。
週末に花見に行こうかと考える。
丁度良いタイミングで会社の敷地を開放した花見があったので
それに行くことにする。

その日は朝から非常に寒かった。
しかも雨も降っていてとても花見の気分ではなかった。
屋内にていろいろ催し物をみてから外に出ると信じられないことに雪が降っている。

以前にもこういう光景は見たことあるのだが花冷えという言葉がそのままだね。
まさか花見と雪見を一緒にすることになるとは思わなかったが。

寒さに震えながら帰って寝る。
次の日は信じられないような良い天気だった。

近くの公園では花見が真っ盛り。
しかし路上駐車が激しくパトカーの巡回が激しかった。
花見は祭り気分で楽しむ分はめを外しやすい。
人の迷惑になる行為も多々見かける。

花見が終わった後のごみの処理は自分で持ち帰るのが基本だろうが
公園のごみ箱は惨状であふれかえっていた。
日本人は立つ鳥後を濁さずという言葉を忘れてしまったかのように
マナーもへったくれもない状況になってる。
誰が掃除するのかとか考えたりはしないのだな。

それにしても暑いくらいの陽気だ。
昨日の天気は一体なんだったのか?
・・・そういえば今日は4月1日・・・
天気までエイプリールフールだったのか。



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