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10月31日(水)「情熱」

最近仕事が少し忙しくてHPの更新が疎かになっていた。
ネタは別に切れている訳でもなく毎日更新出来ないわけでは無い。
ぼーっとしながらいつものように考えてみた。

何故毎日HPの更新するのは難しいのか。

一発企画ならば短距離走のようなもので
全力を出して決められた期限のゴールに向かって全力疾走すれば良い。
しかし毎日HP更新と言うのは例えて言うならばマラソンのようなものと
言えるからではなかろうか。

だいたい誰しもネタが閃いた時にHPの立ち上げを考えて実行するだろう。
そしてHPを作って運営を開始する。
ネタが新鮮なうちは情熱に燃えているから毎日でも更新できるのだ。
その勢いは人によっても違うがまあ何をやっても面白いんだな。

しかし一時の情熱を失ってしまうかネタが古くなってしまうと
自分の中で変化が起きる。
恋愛でもそうなのだが最初に燃えるような恋をして結婚生活に入ると
だんだん慣れてきて刺激が無くなる。
すると倦怠期が訪れるのと同じだ。

HPの更新に限らず新しく毎日何かアクションを起こそうとするのは難しい。
例えば正月に今年の抱負とかいって目標を立てても今までの生活の中に
組みこまれていなかったことを始めて続けるのは大変気合がいるのだ。
人それぞれにやり方があるだろうから自分のスタンスを確立して
それを守ることが毎日更新するためのお守りになるかな。
自分のできる範囲を超えたことは何時か破綻をきたすように。

まもなくこの研究所設立から一年。
私はこの終わり無き道をいつまで走れるだろうか。


10月30日(火)「日の恵み」

現在電気を起こすのには色々な方法がある。
火力と原子力が一番主であとは水力とか風力とかかな。
面白い所では潮力発電なんてのもあるが
光さえあれば発電できるソーラーパネルが一番クリーンかな。
まあエネルギーを電気に変える方法の中では変換ロスが大きいのも事実だが。


さてトキメキ!の会社が面白い物を出すらしい。
超小型太陽光パネルを利用した小型充電器だ。
発電効率が多少おちても携帯電話への充電くらいならば全く問題無い。
昔からソーラーパネルでの電卓などは商品として定着している。
今までどうして出なかったのかが不思議なくらいだ。
まあ携帯電話の充電とほとんど電力のいらない電卓を比べるのは
酷というものか。


携帯電話は研究の末かなりの時間バッテリーが持つようになったが
カラー化されたおかげで(主にTFT液晶使用機種)またずいぶん使用可能時間が
短くなってしまった。
下手な機種だとメール打っているだけで半日持たない可能性がある。


普段携帯の充電は家でするから心配無いが
出先でいつも電源を確保できるとは限らない。
車のシガーライターから取り出すこともできるし乾電池を使用した
簡易充電器もあるにはあるがランニングコストが掛かる。
太陽光ならば光があればいいのだ。
山奥で電気が無いキャンプ場でも充電できるではないか。

でも圏外だったら携帯電話の意味が無いけどな。


10月29日(月)「DigiQその後」

とりあえず走らせて見ないと何とも言えないので充電してみる。
車体本体の充電はプロポにチャージベイが付いているのでそれに取り付けて行なう。
プロポの電源は単三乾電池4本だ。

車体はニッケル水素バッテリーか。
リチウムイオンにしなかったのはコスト軽減かな。
ニッケル水素の場合十分に放電させてから充電しないと
メモリー効果でバッテリーが痛みやすくなるから気を付けないとな。


充電も完了したので実走行に入る。
説明書ではフローリングが一番良いと書いてあったからまずフローリングで試す。
が、思ったよりも車のコントロールが難しい。
やはりフローリングだとミューが小さいから全然グリップしないのだ。

こんどは毛並みの短いじゅうたんでチャレンジ。
今度は上手く走るな。
ただ今度は摩擦抵抗が大きいから低速取り回しが難しい。
ある程度スピード付けないとだめだな。

なんせよくできた玩具だ。
車両が200回の充放電で寿命と言っても2980円ならばそう高くはあるまい。
単純にランニングコストを考えて見ても安くて十分遊べると思う。

問題としては赤外線コントロールなのでTVのリモコン同様
きっちり赤外線受光部にコントローラーを向けないと反応しないな。
だから机の下にもぐりこんだら上からいくら信号だしても反応しなくなるしな。
改造にあたり一番ネックはこの受光部とチャージベイとの接続周りか。

しばらく様子をみるか。


10月28日(日)「永遠の子供」

唐突だがおもちゃ屋は楽しい。
買うことが無くても見ているだけで面白い。
よく女の子がウィンドーショッピングが好きとか聞くが
似たような気持ちだろうか。

良く出来た玩具には人を魅了する何かが存在する。
それが大量にあるおもちゃ屋に行ってドキドキしないことは無い。

TAKARAというメーカーが昔から出している玩具で「ちょろQ」がある。
ぜんまい仕掛けの小さな車の玩具なのだが今でも根強い人気を誇る。
それが大きさはそのままにラジコンになって登場したのだ。
その名も「DigiQ」

初めて知ったのは朝の情報番組だっただろうか。
発売日は知らなかったがこのほど発売された機会に二台手に入れた
亞以研究員に一台譲ってもらった。

それにしても良く出来たおもちゃである。
日本のマイクロ技術はここまで来たのかと感心するばかり。
残念ながら内臓のニッケル水素バッテリーは200回の充放電で寿命らしく
しかも取り替えがきかないのは仕方ないか。
改造でうまく行けば他のちょろQのボディー乗せ替えができるかもしれない。
まあ改造してはいけないと明記してあるので
改造した気持ちになって夢の中でやってみるか。

この年になってとか良い大人がと言われようが面白いものは面白いのだ。


10月27日(土)「新兵器」

アメリカにいた時に発注しておいたモノがようやく届いた。
テロの影響で国際郵便は一時麻痺していたが
ほそモール氏の話によるとすんなり開通しているらしい。

早速週末に組み立てて取りつけることにする。
そのブツはアメリカのGLアフターパーツ最大手「KURYAKYN」のTOUR BARだ。
これは何かと言うとGLのハンドルにバーを渡らせてそのバーに
色々装備することができるようにした便利品だ。


標準装備できるものは・・・
カップホルダー
レーダー探知機(or CDプレイヤー)
カセットホルダー
マップホルダー
であるがカセットはすでに聞かないので装備を止めた。
CDもチェンジャーがあるのでレーダーを付けることに

アメリカでドライブマップと言えば今でも紙の一枚地図が全盛で
それを折ってはさむことができるのがマップホルダーになるのだけれど
日本でその紙の一枚地図は使いにくいのでバーに取りつける部分を改造して
以前から取りつけようと思っていたソニーのポータブルナビゲーションを付けた。
ヒューズが飛んでいたのでほそモール所員の協力を仰ぎ入手。
無事に動作確認に成功した。


取りつけただけでは面白くないので突発で富士山ツーリングを企画して
その勢いで中央高速に乗った。
バイクとナビゲーションの組み合わせは非常に良い。
そもそもバイクは小回りが効く乗り物だから常に行き先表示されていれば
道に迷う心配は全く無い。

あっけないほど簡単に河口湖のパーキングに到着。
簡易コンロで湯を沸かしコーヒーを飲む。
富士山をバックに写真を撮る。
黄昏の富士は雄大で荘厳だ。


帰りは高速を使わずに下道にチャレンジするも道に迷う心配は無い。
・・・これは逆に簡単過ぎてツーリングとしては面白くないかもな。


10月26日(金)「WILLブランド」

様々な業種が寄り集まって起こしたプロジェクトの「WILL」
名前はみんな聞いたことあると思うが果たしてそれを買うだろうか。

このブランドを起案設立したトヨタ自動車、松下電器産業、を始め
花王、アサヒビール、近畿日本ツーリスト、コクヨ、江崎グリコ
といった層々たる顔ぶれの一流企業ばかりだ。

「WILL」とはいったい何なのだろうか?
一種のブランド名であり複合企業プロジェクトであり
恐らくニュージェネレーション世代がターゲットの実験みたいなものであろう。

しかし出てきた商品はあまり話題に上らないのはどうしてだろうか。
一応知られているところでトヨタのWILLシリーズがあるが
あれも大量の広告費を使い世間に認知させたふしがある。
デザインは斬新だが従来の「GOA」構想から外れているのも
問題あるのかもな。


私だって「WILL」ブランドのモノは持っている。
花王のクリアミストがその例でこいつは衣類やカーテン、カーペットの
匂い取りであり匂いに敏感な若者向けとしては方向性は間違っていない。

それでも他の企業の商品があまりHITしないのは何故だろうか。

考えられるファクターはいろいろあるが
一番問題なのはこの世代は熱しやすく冷めやすいというのが正直なところかな。
要するに話題に上ればちょっとは飛びつくがほんの少し流行から外れると
途端に見向きもしなくなる。
それだけ思い入れやこだわりなどを持たない人間が多いからだろう。

車なんて思い入れが無ければ買えないものだ。
「WILL」ブランドで斬新なモノを見てもそれを買って流行に乗れるのは
ほんの数ヶ月でありみんなが慣れてしまうと持っている意味が無くなる。

そう自分の意思があるのではなく他人がどう思うのかを気にするのだ。
こういう年代も一応顧客なのだからメーカーが悩んで出した結論の一つが
「WILL」ブランドなのだろうな。
たぶんこのプロジェクトはこのままだとあまり大HITはしないだろう。
しかしニュージェネレーションを研究するのに功績は残すと思われる。

HITさせようと思ったらニュージェネレーションも含む全ての年代層に
心を震わす何かを入れなければ無理だ。


10月25日(木)「提携」

以前から話は聞いていたが二輪業界のSUZUKIとKAWASAKIが業務提携するという話。

日本の二輪業界の中でもSUZUKIとKAWASAKIは第三位第四位の売上シェア率であり
それを合わせても第二位のYAMAHAのシェアにも届かない。
しかし敢えて業務提携するのだから何か理由があるのだろうと思っていた。

その具体的案が発表された。
KAWASAKIは主に大型バイクの製造メーカーでありスクーターは持っていない。
だからSUZUKIから「スカイウェーブ250」と「アヴェニス150」をOEMで受けて
販売し商品群の充実を図り
SUZUKIはKAWASAKIからオフロード系のバイク・・・恐らくKLシリーズだと思うが
それを米国販売する。
もともとSUZUKIはオフ系に弱いところがあってそこをOEMにすることによって
開発コストや生産計画を調整するのだろう。

今のところの話はここまでなのだが
部品の共通化や共同開発プロジェクトは十分在りうるだろう。
更に本格提携してきたらどうなるだろうか。

SUZUKIのGSXシリーズは現在世界最速の「隼」を有している。
KAWASAKIのZZRシリーズは以前HONDAの「SUPER BLACK BIRD」が出るまで
世界最速だった機種で現在も依然人気がある。

KAWASAKIの航空機技術(主に空力)を用い
SUZUKIの油冷エンジンを搭載すればまた世界一の壁を更新する市販車を
生み出せるかもしれない。
しかしこれはあくまで夢の話であり
たぶんここまでの業務提携はKAWASAKIサイドにはメリットの無い話だから
ちょっと難しいだろうな。

これから各メーカーの二輪戦略が楽しみだね。


10月24日(水)「貯蓄と浪費」

会社を持っているもしくは不動産かなにかを持っていて
毎月一定以上の収入がある人は資産家や資本家などと呼ばれる。
それに対して毎日の労働に対する賃金で生活している人は
賃金労働者と呼ばれる。
これは資本主義経済においての大原則で覆ることはない。


もちろん私も賃金労働者の一人なので働かなければ食ってはいけない。
毎月の賃金の中からそれこそ家賃であったり光熱費であったり
多くの支出が出ていった後に手元に残るお金で生活するのだ。


これでお金の掛かる趣味を持っていると大変なのだ。
バイクや車などは金食い虫の代表だから維持するのにはかなりのお金が要る。
若いうちは勢いで生活することも可能だから
昼食を抜いたりして食費を削りそれをガソリン代やオイル代に当てたりする。
またはアルバイトなどで副収入を得ると言う方法もある。
その代わり時間が犠牲になるのだけど。


全力で好き勝手をしている時は楽しい。
情熱を傾けられる何かがあるのだから例え何回か御飯食べなくても平気なのだ。
俗に三度の飯よりも・・・が好きな状態かな。
その場合自分の興味の無い分野にお金が出る事は無い。
私の場合服装に全く無頓着だから衣料品にはほとんど支出が無い。
そんなものを買うくらいならばオイル交換一回分とか考えてしまうのだな。

しかし車検などで大出費の時にはそれに備えてある程度備蓄せねばならぬ。
元々収入が少なくやりくりしているのに
どうすれば効率良く貯蓄できるのか。

方法は無いわけではない。
それは賃金から天引きで自動振替に別枠の銀行口座を作って
それを聖域として触らなければ良いのだ。
意外に無いものとして考えるとその残りで生活することは可能だ。
まあどれくらい別枠にするかでも違うけど忘れた頃にまとまった金額に
なっているからバイクを買う資金ができたりするのだな。

あくまでも無かったものとして手を付けてはいけないと我慢できる
人にのみ有効な手段だけど。
実際それで今までバイクを何台も買えているのだから。


10月23日(火)「食物」

先日買ったうまい棒を晩飯代わりにぼりぼり齧っていたのだ。
さすがに14本同時に食べるといくら好きでも飽きてくる。
最後のサラミ味のを食べる前にふと原材料を見てみた。
もともとコーンパフに味付けしてある食品だから
原材料はとうもろこしなのだがわざわざ遺伝子組換えではないと
記載されていた。


そう言えば一時期遺伝子組換え食品がマスコミに取り上げられてたな。
大豆やとうもろこしなどバイオテクノロジーによる人為的遺伝子操作で
変種を作りだしたのが問題になったんだったな。

昔から品種改良でいろいろ交配させて新しい品種を作ることはよくあったが
遺伝子組換えの場合キメラ(遺伝子混合種)を作るのだから
自然界には絶対に存在し得ない生物になるのが問題だったよな。
まあ自然界に存在しない物質を人間が食して大丈夫かどうかは分からないが
たんぱく質だって変種になっていたらそれこそ変なDNAが形成されて
子孫に影響が出ると考えられなくも無い。


しかし最近の流行りは狂牛病で遺伝子組換えの話は全く聞かれなくなった。
狂牛病の話も変なもので今更分かったわけでもあるまい。
マスコミが取り上げて騒ぎになって農林水産省が重い腰を上げて動き出す。
その対応のお粗末さはここに書くまでもないか。

いずれも自分の口に入るものの問題なのだが
果たして消費者に安全な食品かどうか本当に確かめる術など無いのではないかな。
自分が農業や酪農をしているのならばともかく
いろいろな流通を経て店頭に並んでいるものを買うのにどこで何が混ざるかなど
分からないではないか。

昔は国産牛肉100%使用と謳ってたところが100%オージービーフですとか
安全な米国産牛肉使用だとかやたら切り替えが早い。
まあ売れなくなったら自分の危機なわけだから政府のとろい対応など
待っていられないのが現状だろう。

どのみちいずれ国産牛肉も元に戻ると思うけどね。
O-157かいわれ大根騒ぎや所沢のダイオキシンほうれん草騒動が
喉元過ぎて熱さ忘れられたように。


10月22日(月)「消費と貯蓄」

モノを買うという行為は楽しいものだ。
欲しいものを買って所持する行為は一種の快楽なのだ。
だからストレス発散に散財に走るという人がいるというのもうなずける。


しかし日本人は消費よりも貯蓄が好きな民族かもしれない。
アメリカ人はさすがに世界消費大国だけあって貯蓄よりも消費の方が好きだ。
将来を考えてないというより心配しないでも何とかなると思えるだけの
国力があり資源があるからだろう。

さすがにテロ事件以来派手な散財しないのかなと思ったが
米国の消費動向をみていてもさほど変わりが無いのは
民衆の先行き不安はあまりないのだろうな。

消費大国になるには前提として物価が安いことが条件だ。
モノが安く買えて価値はあまり落ちなければさらに良い。
例えて言うなら車を買ってもそれは自分で所有しないで
リース会社にレンタル料を支払いその車に飽きたら売るという
楽しんだ分だけを支払うシステムがきっちり構築されているのだな。

日本人の場合いまだに車は財産であり大切にするものだと思っている人が多い。
それは間違いでは無いのだけど残念ながら日本では一度所有した車は
よほどのプレミアがつく車でもない限り必ず値下がりが激しい。
どんなに気に入っていても高く売却するのは無理だ。
そこには中古車を扱う業者の利益などが存在するからだ。


そういう理由もあって快楽の為に散財するのが難しい社会構造になっている。
それで日本人は未来の為に貯め込むのを止めない。
それは昔から農耕民族だったなごりであり国土が小さく資源が乏しいので
明日の米を心配する意味でも貯め込むというDNAが組み込まれているのかもしれない。


10月21日(日)「魔の時間帯」

交通事故が起こりやすい時間帯というものがある。
それは夜中でも昼でもなく街が薄闇に包まれて行く時間
黄昏時とでもいうか彼誰時とでもいうか夕方の時間に発生しやすい。
車のライトを点けたり点けなかったりドライバーによっては
微妙にまだ点けない人もいれば点ける人もいるそんな時間。


意外に他のものが見えにくくなる時間帯だ。
それに勘違いもしやすい。
太陽の位置が西日になっていて
信号が見えにくいときなどは逆に気をつけるものだが
人間の目が昼間モードから夜間モードになる直前にそれは起こった。


バイクで細い道を走っていたのだ。
遠くに見える信号は確かに青だった。
だんだん信号に近づくに連れてそれは黄色になった。
今の自分の速度だと安全に止まれないなと感じてそのまま交差点に
進入しようとした。

その時に気が付いたのは・・・
黄色になったのは自分の信号ではなく交差方向の信号だったのだ。
自分の信号は木に隠れて見えていなかったらしい。
もちろん進入は赤。
そして進入しようとした道は環状8号線だ。

左右の見とおしが悪く全く交通が無いのでこっちが青だと完全に思い違いしていた。
それに交差点に入った瞬間に気がついた。
全身に警戒信号が走る。
運良く全く車は来ていなかった。
もしもあの時に大型トラックでも来ようものなら間違いなく
重大交通事故になっていたことだろうな。

命拾いした自分の悪運に感謝して
魔の時間帯の恐ろしさを再認識したのは言うまでも無い。


10月20日(土)「やおきん」

今の子供達に人気のある駄菓子といえば何だろうか?
少なくとも年代別に人気のあった駄菓子は違うと思う。

ちょうど我々の頃だと「びっくりマンチョコ」あたりのシールとか
その少し前だと「ハリハリ仮面」だろうか。
江崎グリコのおまけのついたキャラメルや
「スポロガム」とかも一時期はやっていたかな。


それらはおまけで子供の人気を引いていたもの達だが
おまけ無しでも立派に絶大な人気を誇っていた駄菓子も多数ある。
その中でも私は「うまい棒」が好きだったのだ。
あれは10円という手ごろな値段設定の上に色々味が楽しめた。

最近でも駄菓子屋をほとんど見なくなったが
コンビニでも買えるのでたまに買ったりする。

先日「うまい棒」がたくさん売っているところがあった
今はどれだけ種類が出ているのか興味があったのであるだけ買い込んで見た。
純粋なソース味というのは無かった。
代わりに「とんかつソース味」があり他に
「サラミ味」
「メンタイ味」
「チーズ味」
「サラダ味」
「たこ焼き味」
「コーンポタージュ味」
「キャラメル味」
「かばやき味」
「チキンカレー味」
「テリヤキバーガー味」
「ココア味」
「チョコレート味」
「えびマヨネーズ味」

の以上14種類があった。
ソース味やサラミ味などが基本で良かったのだが
今ではこんなにも出ていたとは驚きだな。

いずれも10円の値段設定は同じだったが
昔に比べるとアルミ蒸着包装になっていたりして少し豪華だ。
しかし気のせいか少しサイズが小さく見えるのは
自分が成長したからだろうか。
それともコスト削減のためだろうか。

相変わらずドラ○もんのひげ無しのようなキャラは健在だったが。


10月19日(金)「パブロフの犬」

パブロフの犬と言えば誰しも知っている有名な実験だ。
犬に餌をやる時に同じ音楽もしくは合図をしておいて
それを繰り返すうちに餌をあげなくてもその合図をしただけで
犬がよだれを垂らすという。
いわゆる条件反射の実験だな。

犬でもそうだから人間にも同じことが言える。
定刻になって時計を見たら急にお腹が空いてきたり
梅干しを見るだけで唾液が出たりだ。


さて部屋の掃除は継続中だ。
CDの整理をしていたら「KANON」のゲームCDが出てきた。
そう言えばPCのOSを再インストールしてからKANONは入れてなかったな。
懐かしくなってとりあえずインストールしてみる。

やけにインストールに時間が掛かった気もするが
とりあえずタイトル画面が出た。
そしてあのオープニング。
何故か心に訴えるものが、涙が・・・

言葉は何もいらない。
・・・パブロフの犬。


10月18日(木)「不法投棄」

ごみを捨てるという行為は意外に面倒なものだ。
収集所に持っていくのも面倒なのだが捨てて良いものと悪いものの分別に
時間が掛かるのも問題だろう。

おおよそたいがいのモノは燃えるごみとなる。
その中には萌えるごみもあるだろうがそれは別のところに捨てるべし。
金属やガラスなどは燃えないごみの日に
新聞やダンボールは資源ごみの日に。
ペットボトルはそれ専門の日に。

いやそれは良く分かっているのだが
イマイチ心配でろくに捨てられなかったごみが部屋に結構ある。
出すのは良いけど回収されずに残ったらどうしようとか
こんなもの出しても良いのかなぁとか思ってしまうと
ますますもって捨てにくくなる。

こういうときに専用の収集所のあるマンションは羨ましいのだ。
該当するごみの日でなくても一応出しておけるから。
よく山とか河川に不法投棄している輩がいるが
気持ちは分かるがそれはやっちゃいけないだろう。


そういえば寮に入っていた時は何も考えずにごみを出せたかな。
ごみに出しても他の人が欲しければ持っていってくれるから
さながらリサイクルのようだったな。

出して10分以内に確実に無くなるほど人気があって
一番リサイクルされたのは大人の本だったけどね。


10月17日(水)「更新」

更新は憂鬱だ。
いや別にHPの更新のことではない。

もう免許証の更新の時期なのだ。
早いもので前回の更新からもう3年経つのか。
前回はつまらないことで有効期限が3年になってしまったが
今回こそは金色免許をと頑張ってきたのだ。

しかし今回もまたつまらないことでそれをフイにしてしまった。
こればかりは何と言っても自分の行ないなので誰にも文句は言えないな。

それにしても免許の更新の時に講習が付いて来るのだが
今回はちょっと違うみたいだ。
前回軽微な違反で講習区分が一般となり2時間の講習を受けたと思ったのだが
今度来たはがきには運転者区分に準優良と記されており
講習時間も優良と同じ30分となっていた。
まあそれだけでも良しとせねばならないのかも。

今年の4月1日をもって申請書に添付していた写真は不要になったらしい。
おそらく少しでも無駄を省こうということだろうが消費者にとってはありがたいな
しかしそれによって街の自動写真機の可動率が落ちるのだろうな。

今の免許証の写真はデジカメの写真だろうから
新しい免許ができるのに以前ほど時間は掛からないとは思う。
鴻巣の運転免許センターに行かなくても良いので暇なときに行って来るかな。


10月16日(火)「TV電話会議」

最新のTV電話会議システムに触れる機会があった。

昔NTTが家庭用に出したTV電話はCMで見る限りは画像の送受信に
タイムラグがあり動画と言うよりは静止画像で何秒かに一枚書き換える
仕組みだったと思う。
それでも遠くの映像をリアルタイムで映し出せるのだから
まあ大した物だ。

だが所詮アナログ回線の速度で設計されているだろうから
画像の画素は粗くお世辞にも美しい映像とは言えなかったのだが
今回見たものはISDN回線を使ったシステムだった。
基本的に電話回線で繋ぐのは同じだが回線品質が格段に向上していた。
ISDNでも双方向通信は問題無くできるレベルだ。

きっちりと動画でやり取りできてしかも画質もかなり良い。
カメラ自体の解像度が上がって更にその情報を圧縮転送する技術が
向上したのは素人でも理解できる。

会議ということだから大勢が映らねばならないが
少なくともカメラから10mほど離れていても人物が認識できるくらいの
解像度があった。
しかも音声を拾うマイクには方向を検知する仕組みになっていて
しゃべっている人物にカメラが自動で焦点を合わせさらにズームまでする。
なかなか面白い玩具だ。


技術者の説明を聞きつついろいろ試してみたいと思う。
質問の時間にオヤジ連中から幾つか質問が出たが
ほとんど試せば分かるようなことばかり。
まあ素人でも扱えるようにできているから別段問題無いであろう。

が、女性の一人が質問した内容は質が違った。
「海外と繋がっているときに停電でシステムダウンした時に
電話は自動で切れるのですか?じゃないと高い電話代が・・・」

一同ややウケ。
この感覚は主婦感覚とでも言おうか。
こういう意見も大事だなぁと思った次第。
ちなみに技術者は答えに窮していたがしばらく考えて
「心配ならば電話回線を抜いてください」だった。
妥当な答えやね。


10月15日(月)「替え刃」

男性ならば毎日か2日に一度くらいはひげをそるだろう。
薄い人ならばほとんど剃らなくても良いかもしれないが通常は剃るね。

ひげを剃るにも道具を何使うかは個人の好みだ。
多くは電気シェーバー派と剃刀派に分かれるか。
時間が無い場合や水が使えない場合は電気シェーバーが便利だが
電気の使えない場所ではなかなか使えない。


ちなみに私はもっぱら2枚刃の安全剃刀を使用する。
しかも刃が動かない奴だ。
これが一番剃りやすく替え刃も安いと思っている。
床屋が使うような一枚刃のかみそりを自分で使う人はほとんどいないだろうが
三枚刃の剃刀を使う人はいるだろうな。

先日アメリカのスーパーに替え刃を買いに行ったところ売り場には
ずいぶん色々な種類の替え刃が出ていた。
ヘッドが動いたり横に滑らせても切れなかったりの奴が多くで
昔ながらの只の二枚刃が少なくなっていた
しかもアメリカ製だと思っていた自分の剃刀の替え刃が売ってなかった
のには少なからずちょっとショックだった。

日本に帰ってきたらちゃんと売っていたからほっとするも
使い慣れた道具をいつまで使えるのか少し考える良い機会だった。


10月14日(日)「タイミング」

物事には何でも適切な時期というものがある。

先日アメリカがアフガニスタンに攻撃を仕掛けた。
貿易センタービルテロが宣戦布告と受けとめたからには
いずれ戦争になるのは時間の問題だと誰しも見ていたから
それは大して問題ではない。
戦争が起きることによってもたらされる問題は
いろいろなところに波及している。

例えば海外旅行。
今ツアーを申し込んでも通常ならば飛ぶ飛行機が煽りを受けて減便すれば
ツアー自体が消滅したり振り替えたりせねばならなくなる。
客としても困るが旅行会社も航空会社も困っている。

事実海外旅行への申し込みが激減しているそうな。
まあハイジャックテロがそう簡単に行なわれるとは思わないが
それでも今の時期にわざわざ行かなくてもという客はキャンセルするだろう。
それで航空会社が経営行き詰まったり旅行会社が倒産の憂き目に遭っている。

アミューズメントの世界でもそうかもしれないな。
ちょうど9月に発売されたナムコのソフト「エースコンバット4」は
戦争を題材にした戦闘機シミュレーションタイプゲームだ。
今の時期に戦争モノのゲームなど派手な宣伝は打てないから
きっと困っているに違いない。
しかし意外に需要はあるかもしれない。

テレビで戦争のシーンを見て触発されて買う人もいるかもね。
私は元々このシリーズを最初から買っているので
今回も例外無く購入したがTVCFは結局見なかったな。

まだまだいろいろ影響ありそうだね。


10月13日(土)「新生GL」

アメリカに行っている間、バイクは預けてあったのだ。
もちろん今回もお世話になったのはパッセージさんだ。
ただ預けているだけではもったいないので手を加えることにした。
今回行なったのはヘッドライト交換だ。

さすがに10年選手なのでいろいろなところがくたびれている。
ヘッドライトもその代表みたいなもので反射板はよれているし
レンズは煤けている。
だから思いきってヘッドライトASSYの交換に踏みきった。
しかも単なる交換ではなくリフレクターヘッドライト化だ。

GLは年代によってグリル周りが違う。
ヘッドライトはその典型的な変更で99年モデルからリフレクター化され
全然雰囲気が違うのだ。
キラキラと輝くヘッドライト周りは見ているだけでも美しいし何よりも明るい。
話によるとボルトオンで付くらしいからこれはやってみるしかないだろう。

例によって例の如く部品の発注から始まる。
ヘッドライトと共にウィンカーやその周辺も変更しなければならぬ。
調べて見ると本当にごっそりと変更せねばならないようだ。
ヘッドライトユニットが31100円ウィンカーが4740円
バルブも使えないので交換2本で4000円・・・etc・・・
総額は6万円ほどだった。

いろいろ苦労の連続だったみたいだがようやく完成したのを引き取りにいった。
うむ、雰囲気が全然違うのでかなり格好良くなった。
さらにレンズがクリアなのでとても明るい。

やはりここは軽く走ってみるでしょう。
夜の都会を流して走る。
秋の風が心地よくジャケットから流れ込む。
一通り街を眺めたら帰還する。

暑くも無く寒くもない最高のシーズン。
また一段と気持ちも季節も深まったかな。


10月12日(金)「ハードオフ」

最近はリサイクルが大流行で古本を売る店も乱立してきた。
昔は古本屋と言えば神田の古本街のような薄暗くて陰気なイメージがあったが
最近ではブックオフのような明るくて立ち読み自由な古本屋が出来た為に
がらっと雰囲気が変わってしまった。
機械なども同じようにハードオフなどで買い取ってくれるし販売もしている。

昔は質屋などに持ち込む物もリサイクルショップの方が簡単で明快なので
持ち込みやすいのだろうな。
質屋と聞くとちょっと後ろめたい気分になるのかもしれぬ。

まあそれも考え方一つなのだが質屋は消費者金融と考えれば納得いくか。
換金するにも期限付きで質草を入れて借りるというイメージだしな。
対してリサイクルショップの場合はモノを渡した時点で売買成立なので
すでに自分のモノではなくなるからな。


私も物持ちが良い方なので古くて壊れたハードを結構貯め込んできたが
そろそろ邪魔になってきたのでハードオフに持ち込んだ。
持ち込んだのは古いパソコンとワープロと電話とファックスだ。
しかしどれもすでに少し壊れているか古いモノなので
買取りは二束三文で一山いくら状態。

でも粗大ゴミで出せば逆にお金を取られるのだから
わずかながらでも換金できたのだから良かったな。

しかしモノの消費期限の早さには只々驚くばかりだな。
これだけ次から次へと新しいモノが出ればしょうがないのは分かるけど。


10月11日(木)「自然治癒」

先日うっかり紙のふちで手を切ってしまった。
ちょっと油断した一瞬のことだ。
非常に薄い紙は鋭利な刃物と同じで人間の皮膚くらいなら簡単に切れる。
少し血がにじむが不思議とあまり痛くない。

皮一枚切れたくらいだからかもしれないがとりあえず
ばい菌が入ったら嫌なので消毒液をかけて救急絆創膏を巻いた。
今時破傷風になることは無いと思うが念のためである。

考えて見れば学生時代なんかは無茶ばかりしたから
まさに傷だらけの青春だったかな。
消毒もせずに傷を水で洗って終わりとか
とりあえずなめておけばいいやとか適当だった気がする。
バイクでコケても医者に行かずにシップだけ貼っていた記憶もある。
まあそれでも今日生きているのだから人間少々のことなら大丈夫だろう。

最近の親を見ていると子供が少し怪我をしたからといって
大騒ぎしているが子供なんてそんなもんじゃないのかな。
ほとんどの場合放っておけばしばらくしたらけろりと治るのがオチなのだがね。


なめておくといえば足の怪我をした時に飼っていた犬に
なめてもらったということがある。
別に特になめて欲しかった訳ではないのだがボーっとしていたら
いつのまにかなめられていたのだ。

しかし不思議なものでその後あっという間に治癒してしまった。
唾液には消毒作用があるというが犬でもそうなのか。
それとも自然治癒をうながす成分でも含まれているのだろうか?
まあ犬が生まれた子供をいつでもなめているのをみると
あながちありえないとは言えないな。


10月10日(水)「整理整頓」

部屋の再編成中なのだ。
前にも書いたと思うがちまちまやっていると
部屋の掃除というものはなかなか進まないものだ

禁断の倉庫部屋に着手する。
懐かしい漫画本を見つけてしばし休憩。
これで軽く30分経過する。

時間ばかり過ぎてしまい全然はかどらない。
これは捨てるまいかそれとも捨てるべきか・・・
葛藤の末にごみ袋に入れる。
それでも後ろ髪引かれる思いだ。
一度は自分が気に入ったものばかりだから捨てにくいのだな。

シンプルライフに憧れたのは良いもののいざ整理しようとしても
いっこうに進まないのも困ったものだ。


私の荷物で一番厄介なのが「箱」である。
ビデオやコンポの箱は勿論のことほとんどの電化製品の箱は取ってある。
工具入れが入っていた箱や組み立て終わったラックのですら残っている。
箱は意外にかさばるからすぐに邪魔になるのだが押入れの天袋に
ばんばん放り込んでいったから一旦は良かった。
だが気がついて見るとオーバーフローの限界にきていた。

溢れるモノの対処は誰かにあげるか捨てるしかない。
やはり必要なものと不要なものの線引きを早くせねば終わらないか。


10月09日(火)「立場」

結局アメリカ紀行も1ヶ月でかなりの画像になった。
ほぼ毎日更新し続けていたのだが最後の方は少しペースが落ちたかな。

しかし別に手を抜いていた訳ではないのだ。
更新用のページは着々と作成していたのだが一つ問題が。
それはHPの容量制限だ。
私のHPは現在DTIのサーバーにデータが全て置いてある。
個人使用できる容量が15MなのだがLA紀行の画像はその半分強の
7M以上を使用している。

データがオーバーフローを起こしそうになったので急遽サーバーに置いてあった
直接リンクしていないお絵描きデータなどを削って容量を確保した。
かなり画像の解像度を落としたり工夫したがコントロールは難しいものだ。

こういう苦労を経てふと気が付いたのは
昔良く見に行っていたHPなんかはデータ容量削減の為に昔のデータを
タイトルだけ残して削除したりしてあってちょっとDLできなかったりすると
「なんだDLできないのかぁ残念だな・・・もっと容量大きいサーバーを
借りればいいのになぁ・・・」
などとと考えていたのだが、それはいかに自分の身勝手なことかということだ。

いざ自分がHP容量に困ることになってその立場に直面せねば
なかなか相手の気持ちにはなれないのだなと。

もしも次の企画を行なうのならばとりあえずLA紀行のデータをすっぱり切るか
HPの容量UPを行なわねばならぬ。
・・・差し迫ってなるべく早く考えないとナ。


10月08日(月)「記録機材」

長いようで短かった気もするアメリカ出張に関していろいろ気が付いた点が。

記録機材としてDV(デジタルビデオ)とデジカメとAPSカメラを持っていったのだが
結局一番使用頻度が高かったのがやはりデジカメだ。
DVはサンフランシスコやサンディエゴといった遠征時に使用したのみで
APSカメラに至っては30枚強しか撮影しなかった。


圧倒的にデジカメは便利だ。
とりあえず何も考えずにばしゃばしゃ撮りまくって
持って帰ってPCにデータを全部移して後から整理すれば良い。
すぐにHPのネタにもできるしその日の行動を忘れないように
記憶媒体としても便利だ。
SONYのP1でメモリースティックを100MB分用意していったが
一枚約800Kのサイズの画像で撮影しても丸一日分は余裕で持つ。


DVは音声と動画だから生々しく記録できるね。
さすがにHPのネタには使えないが自分の活動記録にはもってこいだな。
但し使用場所は結構限定される。
水飛沫がかかるところは危険だしファインダーをのぞく必要があるから
隙ができやすいために治安の悪い地域では車の中からしか撮影できない
後から見るのに撮りっぱなしだと結構退屈なビデオになりがちだから
他人に見せるのは一番難しいかな。


APSカメラ(銀塩カメラ)は意外に使わなかった。
やはりその場で上手く撮れたかの確認が出来ないし
フィルムに限りがあると思うととりあえず撮るということができない。
しかし後から写真が仕上がってくると一番人に見せ易いのは確かだ。
未だに銀塩写真が駆逐されないのもそういう住み分けができているからだろう。


それと直接の撮影記録機材ではないが使って便利だったのは三脚だったな。
DVの撮影には一脚で使用したりセルフポートレートを撮るのにも
非常に役に立った。
カメラだけを持っていると観光客気分だが三脚にカメラを付けた状態で
持ち歩くと不思議と即席の写真家になった気分になれるのもいい。


でもPCを含む記録機材とメディアの総重量はかなりのものになったので
飛行機に持ち込む荷物が凄いことになったのも事実だ。
一人では持てないから友人に協力を仰いだくらいだからね。
それでも面白いからやめられないんだな。


10月07日(日)「祭りだわっしょい」

10月も半ばに入ろうかと言う時期は全国各地で祭りのシーズンだ。
ちょうど帰国して関西に行っていたのだが
大阪の泉南地方はだんじり祭りの真っ最中であった。

だんじり祭りといえば日本の祭りの中でも激しい方で
勇ましい掛け声と共に街中を山車が駆け巡るのだ。
ケンカ御輿のような直接対立は無いものの
その町毎に様々な山車(だんじり)が存在し
青年会の若人が音頭を取り勇壮さを競い合う。

ゆっくり引いている時と勢い良く引くときのリズムの変調が面白い。
コーナーを曲がる時にどれだけ綺麗にスムースに曲がれるかも重要なポイントだ。
引き手と廻し手の加減を一つ間違えると山車は横転する。
さらに勢いが付き過ぎると民家の壁に激突したり
屋根を破壊したりすることもある。
そのためにだんじり保険が存在するくらいだ。

怪我人が出るのは日常茶飯事でたまに死人まで出ることもある。
祭りだからと言って笑ってはいられないがそれくらい激しいのだ。

祭りが終わると街は元の平静の姿を取り戻す。
若者達の声がかすんでいる以外は普段のままだ。
この静けさはちょっと寂しいものがあるね。

祭りが済んだらいよいよ秋本番。
少し叙情的になるのも不思議は無いか。


10月06日(土)「魔法の言葉」

日本人が弱い言葉に「○○限定」というのがある。
特に初回限定などと聞くと何も考えずに飛びつく場合もあるね。

何故そんなに「限定」と言う言葉に弱いのだろうか。
それはやはり今しか手に入らないと思う心を刺激するのだろうが
それだけだろうか。

きっと所有欲を満たしてくれるものなのだ。
限定と言う言葉にはステータスや優越感が潜んでいる。
他の人は持ってないが自分は持っているとか
誰よりも最初に買ったという競争に勝ったという気持ちが心地よいのだろう。

実際にその通りだと思う。
けどいつまでもその言葉に振り回されているのは馬鹿馬鹿しい。
そこにも企業戦略の一端が見え隠れする。

商売の基本はいかに消費者が欲しがるものをタイミング良く
適量販売できるかに関わってくる。
それを読むことが出来ればきっと成功する。
だから人間心理の勉強は面白い。
使い方によっては悪にも正義にもなるからな。

人間に欲がある限り需要と供給の連鎖はいつまでも続く。
見ているだけでも面白いよな。
魔法の言葉に騙されないように気をつけていても
DNAに刻まれた言葉でかけられた魔法には対向しにくいね。

まあ面白ければ何でもいいけど。


10月05日(金)「業者選定」

日本は貨幣価値が高く物価が高い。
それは商業国家であれば当然のことだけど外国から来た人は驚くよな。
どんなことでも必ず商売にしているからな。
しかもそれを法律で守っているから誰も文句言えない。

これではベンチャー企業が育ちにくいよな。
古参しかないところは一社独占で安定している。
競争原理が働いているところは活気があってどんどん育つ。

以前通信業界といえば電電公社しかなかったが半民間になってからは
一般企業が参入してきて競争原理が働き随分と安くなった。
マイライン競争も最後の追いこみということでかなり激しい顧客確保に
各社全力を挙げているな。
でもどこが良いのか一般素人にはわからなくなってきている。
まあどこに加入してもたいした違いにはならないし
通信会社の過熱を冷めた目で消費者が見ているというのが最近の構図かな。

いや話がちょっとそれたか。
ただ何でも全てを民間にしろとはなかなか言えないのも事実だな。

郵便事業も宅配業者に随分とシェアを削られているが
もしも完全に民間にしたら離島などへの郵便は高く近くには安く
なる可能性もあるわけだ。
全国どこでも50円ではがきが送れるのは大変なメリットだからな。

年賀状なんか地方別に郵便料金が違ったら出さなくなるかもよ。


10月04日(木)「反応」

日本のニュースではアメリカがいつ戦争を起こすのかということと
自衛隊を派遣するのか法案を変えるのかなどといった議論をしている
様子を連日報道している。

これまた何かないと動かない日本の歯切れの悪い対応を暴露する良い機会だ。
未だに勘違いした政治家の先生達は自衛隊の出動を拒絶している。
まあ実際は勘違いではなく分かっているのだろうな。
自衛隊が派遣されようが政治家に直接の被害は無い。

しかし地方から出てきている政治家は地元の票を集めるために
格好だけでも反対せねばならないのだ。
さもなくば次の選挙で勝てなくなるからな。

確かに憲法9条には日本の戦争の永久放棄がうたわれている。
戦争行為は人間のする行為の中でもかなり愚かなことだ。
しかし本当に放棄するのであれば自衛隊すら必要無いのだ。
他の国に攻め込まれればそのまま全てをなげうって服従すれば良い。
さもなくば鎖国で他国の流入を完全に止めるかだな。


しかし世界に向けて門を開いている限り何が起きても不思議ではない。
日本が国際社会の一員となりたいのならば
綺麗事ばかり言っていても仕方ないのだ。
みんなで仲良く手をつないで発展していきましょうというのは
絵空事で実際に貧しい国もあれば裕福な国もある。
隣の国を侵略したくなる事象が起こっても何ら不思議は無いね。


このまま日本は金を出すけど人は出さないということを続けていたら
どうなるだろうか。
国際社会の非難を浴びるのは想像に難くないよな。
だからといって私は戦争を容認しているのではない。

日本だけ土俵の外で何もせずに入場料だけ払っている事態がおかしいのだ。
それで国際社会の一員の顔をすることが恥ずかしいな。
自ら侵略戦争に出向くわけではない自衛隊を援護のために派遣するのが何故悪いのか。
躊躇っている場合じゃないと思うけどな。

戦争は悪いことだがいったん野放しになった悪に対して
世界が一丸となる機会を逃してはならないんじゃないかな。


10月03日(水)「首都低速道路」

思ったよりも早く成田に着いた。
日本に帰った早々天候は雨。
結局カリフォルニアでは一滴も降らなかったのに
日本は出発も到着も雨だったな。

向こうの情報では日本はまだ30度を越える残暑だと聞いていたが
そんなことは無くむしろ肌寒い気がした。


空港からはバスで新宿に。
リムジンバスは少し高いが目的地のごく近くまで連れていってくれるから便利だ。
成田付近の高速道路は比較的空いているが首都高速に入ると途端に動きが悪くなる。

バスは高速を降りて下道で新宿に向かう。
でも一般道路も渋滞の嵐。
日本の渋滞はまさに病的だと再認識する。
道が狭いのにそのキャパシティを遙に越える交通量。
東京都知事が車の流入量をコントロールしたくなる気持ちもわかるよな。

日本の道路公団が頭が悪いところは
誰のための道なのかということを間違って認識している点だ。
国民のためではなく自分の利益の為に道路拡張をしたりするから
いくら税金を払っても渋滞は無くならないのだ。

せめて高速料金を取らないで運営していけば
国民の理解も少しは得られようが。


雨の新宿のエンパイアステートもどきのビルが見えてきた。
そういえば猿真似は日本の得意分野だったな。
形だけアメリカの真似をせずに物事の本質を考えてほしいものだ。


10月02日(火)「テロの爪痕」

日本に帰国する日。
ホテルを早々にチェックアウトし空港に向かう。
まさかこういう形で帰国するとは夢にも思わなかった。

空港に向かうフリーウェイで警察車両が検問を行っており
自家用車での見送りなどは全て停車させられて探知機による
爆弾捜索やその他銃器等の危険物チェックをされる。
タクシーやバスは素通りだ。

貿易センタービル倒壊後テロ活動に対する防御の姿勢が
各所で見られるようになった。
空港の中は比較的緩やかなのかなと思ったが
出発ロビーに入る検問は非常に厳しいものであった。

聞いた話だと携帯裁縫用の小さなはさみや鼻毛切りまで持ちこみ禁止だったようだ。
かく言う私も金属類は全て外してトレイに置いて金属探知機を通過したのだが
それでもブザーが鳴ってしまった。
ベルトまで外して再度トライしたがだめだったので女性係員にボディーチェックされた。

私の想像だとおそらくGパンのリベットに反応したのだと思う。
さすがに警戒レベルが最高だとここまで厳しくなるのだな。


帰りの飛行機ももちろん機内食が出た。
しかし行きの飛行機と違うのはナイフとフォークが樹脂製に変わっていたのだ。
行きの飛行機は金属製だったのにな。

危機管理というものはここまでやってこそなのかな。
普通の乗客にとっては迷惑な話だな。
しかし現実には事件を起こそうという分子がいる限り
あらゆる危険の可能性をつぶすのは仕方の無いことだね。


10月01日(月)「意見」

ニュースを見ていても街を見ていてもアメリカの内情は余り変わらない。
いつ戦争になっても不思議じゃない感じだ。
そんな中我々が帰国するというのでアメリカ人の室長が
慰労会を開いてくれた。

ちょうどいい機会だからアメリカ人に質問をぶつけてみた。
アメリカ大統領は戦術核を使用するかどうか?と。
答えは結構あいまいなものだった。
今の世論を見ていると若い世代はどんどんやれとけしかけているが
一方熱が冷めた人達はそこまで強要しないだろうと。

私はこう思うと冒頭に付けて室長は色々語ってくれた。
大統領も難しい選択を強いられていること
アメリカの未来がかかった戦いであること
そして仕事や生活への影響のこと

そうしたしっかりとした意見を持っていた。
街角の中継でもインタビューから逃げる人はいない。
そこに我存ぜぬと言う態度は無い。

ここでも日本人との違いを見出すことができる。
果たして我々はマイクを向けられた時に自分の意見をしっかりと
主張することができるだろうか。

しがらみと義理人情に縛られた日本人には
自分以外の関係するすべてに波及する問題だと何も言えずに
答えに窮するのではないだろうか。

YESともNOとも言えない日本人はそこに原因があるのだろう。
それが日本人の良いところでもあるし悪いところでもあるかな。



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