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今回の作品発表の機会は、前回の現代音楽アンデパンダンテン展の時から一緒に行ってきた芦川聡さんとのパフォーマンスです。
音と映像による環境との関わりに共に共振するものがみられたものでした。まだまだ不完全ではあるが何かつかみきれない部分での自分に対しての模索であった。何がゆえに音に光に執着するのか、そこにはまだつかみきれないが自身の環境を作用する探求心しか見当たらない。この時の彼のコメントがあります。
我々の日常生活のなかで、音や音楽の果たす役割は大変大きなものだ。古来、人間は音楽を欠かせないものとして生活の中に取り入れてきた。コミュニュケーションとして、治療として、儀式や舞踏のためのものとして。日常の言葉がそのまま音楽化してしまうこともあっただろう。
芸術作品として存在するのは、特殊な社会の特殊な時代においてだけだ。そして、人間は環境の音を大変重要な生活の情報として大切にしてきたし、楽しんでもいた。季節の変わり目を聞わけたり、天候を予知したり、鳥の鳴き声やせせらぎに情感を覚えたり。現在、そういう耳がなくなってしまっているのかもしれない。
この「環境の音楽」は、こういう日常生活における人間と音・音楽のかかわりの再認識としてある。まず「環境の音楽」というテーマをとらえる。書籍を50冊集めた。そしてブック・インを書店にふさわしい理想的な音の環境にする。店の空間に音のデザインを施すわけだ。「50冊の本」と音のデザイン。1ヶ月間、ブック・インは静かに共振する。
(芦川 聡)
この時の映像のパフーォマンスは1983/5/12〜15日まで、イメージフォーラムで行われた新作ショウケースに出品した”小鳥たちのために―風のランドスケープ”の原型になった作品です。
分割された鏡の断片に映写機からの映像(ここでは道路に面した草花)を投影し、始めはゆっくりと変化をあたえ鏡をゆらす力が大きくなると映像が分断され壁面から飛び出してくるというものでした。音は彼の多重録音された緩やかなあたたかな音楽がつかわれました。
それと”水のランドスケープ”の原型になった作品では、写真用のパッドに鏡をいれそこに映写機からの映像を投影し、そこに水を最初は一滴づつ水を入れてゆくというものでした。(自分で言うのもなんだが、この作品はいつみても驚きと感動を与えてくれる)
(江間一義)
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