ガンダムシリーズはそれこそロッキーや男はつらいよ並に続編が出ているので「機動戦士ガンダム」を単に「ガンダム」と呼ぶと「やっぱり1×3だよね!」なんて暗号が返ってくる可能性も否めません(笑)。
「機動戦士ガンダム」は主にファーストガンダム・初代ガンダム・一年戦争編ガンダム・0079ガンダムなどと呼んで区別されています。
ファーストガンダムの一番の魅力はなんといっても「シロウトくささ」だと思います。パイロットもクルーもみんな実戦経験なんかありゃしません。 それ故悩んだり怯えたり、無茶したり。
恐くて恐くてしかたないけど戦わなくちゃいけない、でもやっぱ無茶苦茶恐えー!という少年パイロットたちの決して格好よくない、叫び声や表情がいい!
ありがちなロボットアニメのように戦いの最中にやたら浸った台詞を喋ったりしないこと!普通っぽいのがいい感じなのです(一部根っからキザな方もいますが)。
正義の怒りをぶつけろ、なんて歌詞が主題歌にありますが、ガンダムに正義なんてありません。戦争に絶対の正義がないのと同じで、作品の中で繰り広げられる一年戦争という戦いの中、「戦争中だから戦争しているに過ぎない人々」が、戦車や戦闘機の延長線上に存在するモビルスーツに搭乗して戦いに明け暮れる物語です。
そこに描かれる少年たちの思いが、いいのです。
すこしでも機動戦士ガンダムに興味を持っていただけたら幸いです。
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