2002年8月の研究開発記録&雑記帳>


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8月31日(土)「車内清掃」


某氏の日記を読んではたと気が付いた。
そう言えば最近自転車通勤が主で車に乗っていない。
車中も掃除していないかなと。

思い立ったら即実行が私のモットーなので
残暑厳しいお昼に車のドアを開けた。

むわーんと熱気が立ち込めているのを構わず
ドアポケットからごみを取り出す。
古い高速道路の領収証が大量と古くなったチューインガムが数枚出てきた。
即ごみ箱行き。


ナビの搭載によって使わなくなり日に焼けた地図を発見。
しかも関西版。

インパネの上に何時までも干してあるウェスの布を回収。

そもそも車の芳香剤は使わない人間なのだが
昔気まぐれで積んで置いた匂いのしなくなった植物物語の石鹸を回収。

中身の乾いたウェットティッシュを回収。

残念ながら電気のコードが届かないので掃除機が掛けられない。
仕方ないので手で拾えるだけのチリを取った。


車は油断するとついモノを放っておきがちだから
思いついたら掃除しないとな。




8月25日(日)「発掘」


昨夜ちょっと気になったので部屋を捜索してあるものを探した。
結婚してから使わないものはしまわれてしまったか捨てたので
何処において置いたか忘れていたのだが
和室の天袋の中に入っているのを発掘した。



発掘したものは「ファミコン」だ。
もちろん初期の奴、といっても一応丸ボタンのだ。
一緒にソフトも出てきたので懐かしくて思わずスイッチをいれた。
エミュレーターでプレイするのもお手軽だけど
やはり実機を稼動するとより昔の印象が鮮明に蘇る。


何個か手を出したがやはり印象深いのは「ポートピア連続殺人事件」だな。
ファミコン初の推理アドベンチャーゲームだったと思うが
原作者はドラゴンクエストと同じ堀井雄二。

現在の親切なゲームに慣れ親しんでいる人だと
電源を入れてすぐに何をすべきなのか分からなくなること請け合いのゲームだが
無理矢理ファミコンのPSGで再現したサイレンは私に当時を思い出させてくれる。


もしかするとやったこと無い人でも犯人を知っているのではないかと思うくらい
有名なエンディングで最初にして最後のストーリーと言われたものだ。
もちろんここで犯人をばらすような野暮なことはしないが
改めて箱やインストカードを見ると堀井雄二の仕掛けた幾つものトリックが
今になって分かる。

パッケージ一つにでもその全てを凝縮させてあるセンスは今更言うまでもなく
今なお輝いているソフトだろう。
箱を開いたところに謎の蝶の絵が書いてあるところまで。


8月21日(水)「サイクロン」


友人の新築祝いと結婚祝いで家電がほしいとのことだったので
近くの大型家電屋に偵察に行ってみた。
欲しがっているブツは「掃除機」「アイロン」「空気清浄機」だ。


最近の掃除機の流行はサイクロン方式らしい。
ごみを吸い込んで中のフィルターで上手く空気と塵に分けるのだが
その時に塵が透明な筒の中で回りながら集まっていく様子が
サイクロン式の名前の由来のようだ。

ごみだけハードな入れ物に分離して分けることが可能なため
従来大昔の埃まみれのフィルターを掃除するとかではなく
お手軽にごみだけ捨てられる。
少し前までは手を汚さずに捨てられる紙パック方式が主流だったようだが
最近はサイクロン式と排気を循環活用して吸気のパワーを上げる奴が人気のようだ。


紙パック方式は構造上どうしても吸気のパワーが弱いし
ごみを捨てるたびに紙パックのコストがかかる弱点があったから
世代交代の時期は早くて当然かもしれない。


アイロンは主にコードレスかどうかが分かれるところか。
アイロンと言ってもピンキリで安い奴は980円から高いのは16800円ほどする。
高い奴はスチームの他に霧吹きが付いていたりしておおっと思うが
ビデオやテレビなどと違ってそんなに機能の差が違うものでもあるまい。
確かに重さは昔のに比べると明らかに軽くなっているが。


ちなみにうちのアイロンは私の母親が嫁入り道具として持ってきたモノでかなり古い。
コードは当然コタツのように繊維が巻いてある奴だし
スチームも出なければ霧吹きも付いていない。
それでも何の問題もなく使えるのは
その頃から特に進化していないということだな。


8月18日(日)「オールドゲー三昧」

連休の最終の日である。

せめて最後の日くらいは好きなことをして過ごそうではないか。
とりあえず洗濯と掃除をして用事を全て済まして準備完了。

実家で昔のゲーメストが発掘できたので懐かしげに読む。
1987年の奴だ。
「R-TYPE」や「妖怪道中記」などが攻略されていた。
そういえばまだ「忍者君阿修羅の章」もクリアしてなかったな。


早速プレイ開始。
久々の忍者君だが壁キックはまだ腕が覚えていた。
ゲーセンで引っかかっていた場所もゲーメストの攻略を見て解けた。
なるほどなるほど。
喉の奥に刺さっていた小骨が抜けたようで気分が良い。
時間は掛かったが最終面の阿修羅も倒せて満足だった。


もう一本やろう。
勢いが止まらない。
そして手を出したのが「妖怪道中記」だった。
こいつは学生時代にほとんどやっていない。
精々竜宮城に行くのがやっとだったはずだ。

この頃のゲームはマニア向けで異常に難しいのが特徴だ。
とてもじゃないが1コインで最後まで行くのは無理だな。
何回かコンティニューして最終面到着。
ここ「輪廻界」での行いでエンディングが変わるのは知っている。
金も取らず敵も倒さずお釈迦様のところに行けば天界のはず。


・・・とんでもない困難な道だった。
時間だけがどんどん過ぎる。
忍者君の最後も異常に難しかったがこいつもハンパじゃない。
しかしゲーマーの意地で2時間後に天界エンディングに到達。
何回も悔しい思いをしながら撃破した後はとても気分が良い。
しかしこれをゲーセンでやってた当事のゲーマーには頭が下がるね。

とりあえず2本はエンディングまで到達したがここで時間切れ。
また時間のある時に何かやるかな。




8月12日(月)「緊急自動車」


緊急自動車とは「道路運送車両の保安基準」の第1条13において定められている。

「緊急自動車」とは、消防自動車、警察自動車、検察庁において犯罪捜査の為に
使用する自動車又は防衛庁用自動車であって緊急の出動の用に供するもの〜云々以下略


要するに国が法律で定める緊急自動車はパトロールカー・救急車・消防車その他だ。
これらの車の特徴として赤色灯を廻して緊急の意味を出していれば
特別な権限を与えられる。


私は子供の頃2回ほど救急車に乗ったことがある。
その時は自分が怪我をしていた上に幼少だったので
搬送されたことは事細かには覚えていない。


先日再び乗る機会があった。
救急車を電話で呼んだらその電話が終わらないうちに遠くからサイレンが聞こえてきた。
・・・速い。
夜とは言え5kmほど向こうの消防署から3分弱で到着した。



救急車に乗りこんで連絡先等を記入する。
自分は冷静に判断できる状況だったので外を見ながら観察していた。
信号はフリーパスで他の車も全て避けてくれる。
夜の救急車というのはまた一種の特殊な雰囲気を持っている。


病院にはすぐに到着した。
降りて救急車の運転手に挨拶したら
「なるべく揺らさずに搬送したつもりでしたが揺れて申し訳無い」と
いや十分すぎる程速かったので全く文句は無い。


病院の時間外受付には結構夜遅くにも関わらず人が待っていた。
ここでも救急車からの急患が優先される。
結局、今回は何事も無く良かったのだが
この原稿を書いている最中にも遠くで救急車のサイレンが聞こえる。
できることならあまり緊急自動車にお世話になりたくは無いものだな。


8月08日(木)「フリーウェイクラブ」


そろそろ企業も夏休みの時期が近くなった。
連休を利用して帰省する人も多いだろう。
日本の企業は一律同じような時期に休みを設定するので
行楽地も道も混雑するのだ。


車を使って遠くに以降と思うと大抵高速道路に乗ることになる。
昨今日本道路公団のダメ経営振りが世間に浸透してきて
ようやく動きが見え始めたがアレもなかなか上手くはいくまい。
赤字道路の建設に超前向きな政治家がいる限り。


そんな道路行政に反旗を翻した市民団体がいる。
その名もフリーウェイクラブ。
自分の住所氏名等を書いた無料通行宣言書なるものを独自に作り上げ
高速道路の出口で渡して通行するという行動によって
自分達の意志を道路公団にぶつけようとする団体だ。


その志には賛成だが実際に宣言書で通行するのは気が乗らない。
同クラブの説明によると法律には触れていないと言うが
いかんせん行き過ぎ感も否めない。
一歩間違えると只のだだっ子と同じだからだ。


日本国民のお上に対する従順さ故に何も言えなかったとも考えられるが
もしもこの運動をドライバー全員が賛同すれば
たちどころに道路公団は大打撃を受けるだろうな。
事実阪神高速ではかなりの被害(抗議!?)が出始めているらしい。


国会では道路公団が民営化する動きが本格化してきた節もある。
高速道路の無料化が恒久的に無くなるかもしれない報道もされた。
この後どう動くのか分からないが
民営化するのでも上手い方法にしてほしいものだ。
例えば東名高速と中央高速を別会社にしてサービス競争を展開させるとかね。


8月04日(日)「レトルト」

スーパーで買い物をしていると普段食べないものを
無性に買いたくなる時がある。

ある日カレーが食べたくなったのだが
自分でカレーを作るほど元気ではなくご飯が炊飯器にあったから
手っ取り早くレトルトに挑戦してみるかというだけなのだが。

そもそもレトルトカレーに美味しかったということは無いが
それは昔のボ○カレー位しかなかった頃の話。
今ではレトルトのカレーはそれこそピンからキリまで陳列されている。

今までほとんど買ったこと無い分野の食品だけにどれを選ぶか迷う。
一番安そうな部類は大して味も良くないだろうから
真ん中付近の値段帯のモノを買ってみた。
ついでに惣菜コーナーで売り切りのトンカツを買ってカツカレーにするか。


レトルトカレーは湯で温めるだけだから何の手間が掛かることは無い。
封を切ってご飯に掛けると独特の匂いを発する。
あ、この匂いはと思ったがとりあえず食べてみる。


・・・やはり美味しいとは言えない。
何故にレトルトカレーは美味しくないのだろうか。


まず第一にレトルトパウチの匂いがあるだろうな。
ポリビニールの匂いのするモノが美味しく感じるわけが無い。
それによく見ると油とルーが分離している。
スパイスも貧弱でこれでは風味もへったくれも無い。

確かに手軽だけどまだまだ改良の余地は残されている食品分野だ
という感じは否めない。
鍋に移して再加熱すればまだ食えるのだろうか?
手持ちのガラムマサラ等のスパイスを加えて味を調整してもいいかもしれない。
時間があれば面白い研究材料になりそうだ。


8月03日(土)「夜空の彩」


夏真っ盛りだ。
朝セミの鳴き声で起きると外は真夏の日差しですでに暑い。
こうなると食欲も落ちてくる。
冷たいモノばかり口にして胃腸を弱らせやすい。


でも今日は夏のお楽しみの日なのだ。
毎年恒例の市の主催のお祭りの日。
昨年は8時間耐久レースを見に行っていたので参加できなかったが
今年は逆に鈴鹿に行けないのでお祭りに参加なのだ。


祭りといえばやはり主役は屋台だろう。
たこ焼きにお好み焼き、カキ氷に綿菓子お面屋等
ありとあらゆる屋台のオンパレードは見ているだけで
楽しくなってくる。

でもやはり実際に食べなきゃな。
ということで選んだのは焼き鳥屋だ。
というより牛カルビ串や牛タン串もあったから串モノ屋かな?

お金を払って歩き出した直後にお腹に響き渡る音と共に歓声が挙がった。
朝霞の花火は打ち上げ場所の近くで見物できるから大迫力なのだ。

ボタンや菊の基本的な奴から始まって仕掛けの連発花火が炸裂すると
夜空に無数の見事な華が咲く。

途中に型モノ花火(蝶や土星など)で盛り上げたところに
一気にスターマインで辺りは昼のような明るさに。
観客からは感嘆の歓声が挙がる。


頭上近くで炸裂する花火は体全体で味わえるので本当に面白い。
視界全体に広がる火の華は本当に清涼感と爽快感を感じる。
打ち上げ時間の45分はあっという間だった。
錦冠柳を中心とした大スターマインが最後に打ち上がり
花火大会を締めくくった。


この瞬間を見るために繰り出して良かったと思える反面
祭りの終わった後の独特の切ない気持ちもじわじわ来るのだ。
また来年見に行ければいいな。


8月01日(木)「夏休み」


8月に入り学生達がいなくなった朝は通勤がとても楽だ。

学生の頃は夏に長期の休みはあたりまえの感覚で
毎日楽しかったことを覚えている。
夏休みの友とか宿題とかは最初少しやるけどその内に飽きて
8月の最終日まで放って置かれる運命なのだ。

社会人になると長い休暇はあればありがたいと感じる。
湯水のように時間が使えた頃とは感覚が全然違うね。



小学生の頃は男の子なら虫取りは基本だ。
朝早く起きてラジオ体操をしに神社に向かう。
神社の木にはセミがうなるように鳴いていた。

体操を終えると捕まえに走る。
アブラゼミなんていくらでも捕れる。
じーじー鳴いてうるさいから家に帰る前に放した。



忙しい日常の中の白日夢。
気が付いたら仕事に向かう車の中だった。
うちのアパートの周りは和光市の森林保護区で神社があるから
まだセミの鳴き声が良く聞こえる。


でもだんだん自然が少なくなっている現在
7年前に土だったところがどれだけアスファルトになったろうか。
都会の真中で出て来れないセミもたくさんいるのだろうな。
きっと小学生時代を過ごした神社は今頃セミの鳴き声に包まれているに違いない。

ほんの数秒で数十年の時間を往復する時間旅行は
楽しくてちょっと切ない。







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