2002年1月の研究開発記録&雑記帳>


過去の研究開発記録

2001年12月





1月30日(水)「やる気と惰性」

つい先日年が明けたかと思えばもう2月だ。
時間の経つのは早い。
新年の抱負で何かしようと考えては見たものの普段の生活に流されて
なかなか思ったようにことが進まないと考えの御仁もおられるだろう。

何かをするには勢いもしくはパワーが必要なのだ。
それは新しいことに取り組む興味でも良いし
好きなことに熱中しその道を追求することでも良い。
もしくは近くにそのパワーを持つ人がいればそれは自分にも伝播する。

イチから何かを始める場合
どうして良いのか分からない場合も多々ある。
ただがむしゃらに走って見るのも悪くは無いが効率は悪い。
若いうちで勢いだけは有るのならばそれもまた良しか。


ただ年を経るに従い勢いというものが無くなってくる。
毎日何かの繰り返しというルーチンワークは身体には楽だが
次第に刺激は薄れ惰性で生きるようになる。
こうなると自分で気が付くまでこの状態が続く。

人から何を言われても興味も持てずただ無駄に毎日を過ごすようになると
一気に老けてしまう。
生きて行くのにハリをつけたかったらやはり何かに打ち込んでいる方が
生きがいがあるものだ。

今年も後残り11ヶ月。
年末に後悔しない為にも何かに向けて走ろう。
喩えそれが自己満足であったにせよ自分に残るものがあればそれで良い。


1月28日(月)「円安の背景」

変動為替相場が円安に向かっているのだ。
円安になると輸出中心企業は潤い輸入中心企業はあえぐことになる。
喩えて言うならトヨタは円が一円安くなれば半期で約100億円の円安差益の利益だ。
ホンダであればおよそ80億円の利益というところか。
ソニーなどもプレイステーション2がアメリカで売れているので
その好販売状況が続けば大幅に利益が出る。

が、その反面輸入製品やアジア諸国での生産に切り替えた業種にとっては
頭痛の種であろう。
せっかく海外の安いコストで製品を作っても円安で完成品の値段が輸入時に上がれば
その分直接損害を被ることになる。

食品産業も困るだろうな。
狂牛病で手痛い打撃を受けている牛肉使用食品産業は更なるダメージを受ける。
マクドナルドや吉野屋はこのまま円安が続けば低価格路線を変更せざるを得ないだろう。

ただ今のところ円安がすぐに物価に跳ね返る事は無い。
急激な為替変動に備えて輸入各社は為替予約をしているはずだから
その影響が出るのは早くても来年以降の話だ。

・・・大手産業は為替予約しているから良いけど
個人の海外旅行にはちょっと手痛いのも事実。
昨年の8月の時点では125円台だったのに今では135円前後。
10円違えば1000ドルで1万3千円は違うのだから今の時期に行くのは随分損だなぁ。


1月27日(日)「感情移入」

久々にのんびりした休日を過ごした。
いつまで寝ても誰も怒らないから起きたのは昼過ぎだった。
穏やかな休日の午後は好きなことをして過ごすに限る。
PCを立ち上げPS2を立ち上げ思う存分ゲームして楽しむことにした。


戯れに古いナムコのゲームを幾つかクリアする。
他にもバイオハザード2なども立ち上げて見るものの完全にMAPやイベントを忘れていた。
あと棚の奥に買ってからプレイしていないソフトがあることに気が付いた。
チュンソフトの「弟切草」だった。

これはサウンドノベルと言って小説を読んでいくゲームなのだがマルチシナリオで
読むたびにストーリーが変わって面白いと評判のソフトだった。
ホラーは得意ではないがバイオハザードのようにアクションは必要無いので
穏やかな休日には丁度良いかなとやってみた。

・・・結構怖い。
驚かす為に作られたゲーム構成はまさにホラー映画のそれ。
静寂と衝撃の折り込まれた物語の流れは音響効果の見事さもあって
かなり雰囲気が出ていた。
サウンドノベルシリーズは最初怖い話にしておきながら最後には
感動や落ちつきを見せる点で秀逸だ。
何時の間にか物語に感情移入し引き込まれている自分がいる。


その後ふと思い立ってカノンを立ち上げた。
狙うはあゆシナリオ。
時間はそれなりに掛かったが問題無くあゆの最後までシナリオは進んだ。
そしてエンディングで思ったよりも心落ちついている自分がいた。
・・・何故か腑に落ちない。
1ヶ月ほど前にした真琴シナリオではぼろぼろだったのに
今回のあゆシナリオではそうでもなかった。
カノンは自分の記憶や体験をオーバーラップさせて感情移入を図るところがあるから
プレイする時期やその時の状況によっても感じ方が違うのではないか。

でもそれはカノンに限らず何事においてもそうではないのか。
だとすれば昔感じたことを同じように今やろうとしてもなかなかその時の思いまで
蘇らせることは出来ない。
人の心は何時までも同じではないからか。
当たり前のことだが改めて年月の重みを感じさせる一日でもあった。


1月26日(土)「記憶」

人間にとって記憶すると言う行為は非常に大切だ。
今までの体験や学習などを覚えておくのは生きるためには必要な行為だ。
一度間違ったことをしたと思ったら次はその記憶を元に
間違えないようにすれば良いのだ。

記憶するのはコンピューターで言えばハードディスクみたいなものだから
今までの記憶情報よりも新しい情報が入れば古い情報はペンディングされるか破棄される。
最初はあまり入っていない情報も何かする毎に学習し蓄積される。

ただ記憶の容量には限度があるから何でも全て完全に覚えられる訳ではない。
普段繰り返し使い頻度が高い情報が残りやすい。
それと覚える覚えないは成長時期にも関係があるようだ。

三つ子の魂百までとは良く言ったもので
小さい頃とか若い頃に覚えた出来事というのは後々まで記憶しているものだ。
反対に20歳を過ぎると脳細胞がどんどん失われて行くので
物事を新たに覚えるのも大変だし記憶を保つのはさらに難しい。

またその記憶が楽しいことや興味の湧くことであればあるほど
忘れにくいということもいえるだろう。


記憶することの反対は忘れるということで
その行為はネガティブに聞こえるけどこれが無いともっと人間は辛いだろう。
辛いことや苦しいことがあっても時間が経過してしまうと
だんだんぼんやりとしてきて辛かったなぁ苦しかったなぁと過去形になる。
それが何時までも新鮮なまま記憶から離れなければ生きるのは辛いだろうな。

記憶力が良いというのは一種の才能ではあるが
物事を忘れられる才能の方が生きて行く上では幸せなのかもしれないな。


1月24日(木)「トヨタの戦略」

俗にトヨタというとどんなイメージがあるだろうか。
人によっては様々な意見があるだろうが私としては
カローラに始まりいつかはクラウンで現されるように
セダン主体のヒエラルキー構造のメーカーという感じが強い。

セダン主体というとその顧客は言うまでも無くおじさんなのだ。
カローラからカムリでマークツーに乗ってクラウンへ。
現代ではその上にセルシオがあるか。

最近でこそBbやファンカーゴなどの比較的若者ターゲットの車(基本シャーシはビッツ)
があるがその前の時期はセリカにスープラにMR2と言ったクーペしかなかった。
あと強いて言えばカローラのスプリンターとかターボ付きの小型車だろうか。
でもそれだけでは商品群としては希薄で若者に求訴する何かが足りなかった。


結局安定を求めるおじさん群は十分な収入を持ち定期的に車を買い替えてくれる。
しかしそれには落とし穴があるのだ。
おじさんはいずれ年齢を重ねて車を買い替えることのなくなるという寿命が来る。
その時には昔の若者世代が台頭してくるのだ。

若いうちに乗っている車には思い入れが有る場合が多いし
ディーラーに付き合いがあるとその次もそこで買おうかと考えるファクターもある。
結果として若い頃からの馴染みの有るメーカーというのは重要なのだ。
だからトヨタがF1に参戦するのも富士スピードウェイを買収したのも
若者の囲い込み戦略の一環という名目なのは火を見るより明らかだ。
何せ若者には初期イメージが重要だからかなり本気であることには違いあるまい。

今年のF1はそう言う意味でも面白いものになるだろう。
三月の開幕が楽しみである。


1月22日(火)「盗難ラプソディー」

ここにきてまた車両盗難防止・位置検索サービスに参入する企業が増えてきた。
昨年ココセコムの名でセコムが車両盗難防止機材を市場に出してきたが
今度は矢崎総業と綜合警備保証が同じようなサービスの提供を始めると言う。

矢崎総業のサービスの場合
不正なドアの開閉やバッテリーの取り外しや駐車場所から五百メートル以上
移動した場合に利用者に電子メールで知らせてくれる。
矢崎独自のサービスとしてあるのが「盗難見舞金制度」
盗難車両の位置検索のための通信料金や、盗難車両が発見された場合の
回収運搬費などを矢崎が利用者に払う。
この辺はセコムでは無かった制度だ。

また綜合警備保証は電子機器会社のオムロンの技術提供を受け
携帯電話を使った車両盗難防止サービスを始める。
不正なエンジン始動などを感知しユーザーの携帯電話に警告の電子メールを送信する。
また警戒モードの入力・解除も携帯電話で操作できるシステムだ。

なおユーザーが携帯電話を操作し、クラクションを鳴らしたり、
ハザードランプを点滅させ、不審者を威嚇することもできる。
この機能はちょっと昔のTVのドラマのようで面白い。
今までにも単独で同様の商品はあったが携帯電話で操作できる商品は
初めてではないだろうか。

もちろんどちらの車載機にも全地球測位システム(GPS)の受信機能があり
車が行方不明になった場合には、ユーザーがパソコンや携帯電話の画面上で
居場所を検索できる。


なんにせよココセコムが先鞭を付けた市場だが
後追いの企業もサービスの内容で努力している。
でもこんなサービスが安い料金で運営できるということは
いかにこの手のサービスが要求されているかということ
ひいては自動車盗難が増加しているということ。
それは治安と景気の悪化が具体的な形で見えているということでもある。

新しい保険のようなサービスだが盗難防止対策として果たして何処まで有効だろうか。


1月21日(月)「夢への挑戦」

東京・上野の国立科学博物館に日本版自動車の殿堂が設立された。
日本の自動車産業の発展に貢献した人々の名を歴史に残したいという有志の
民間非営利団体(NPO)「日本自動車殿堂(JAHFA)」が設立され
第1回「自動車殿堂入り」にトヨタの豊田喜一郎氏とホンダの本田宗一郎氏
学界において自動車工学の分野を確立した東京大学の平尾収氏らが選抜された。
各人とも日本の自動車史上有名人であり尽力を尽くした人だ。

まあ平尾氏はそんなに名前が出ていないのであまり一般には知られていないが
人・社会・環境のかかわりにおける人間−自動車系の特性を含めた自動車性能論
の体系化による動車工学技術の進歩・発達への貢献ということで
1981年に自動車技術会賞の斎藤賞を受賞している。

ちなみに余談だが1974年に本田技研の入交昭一郎氏もCVCCエンジンの研究開発で
技術賞を受けているのだ。


毎年様々な技術や機構が開発され自動車はどんどん進化してきた。
残念ながら今の不況化では私の好きなスポーツ車の開発は
非効率ということで縮小気味である。
どこの自動車メーカーもワゴンや1BOXの開発優先でスポーツタイプは
だんだん切り捨てられてきた。

と思っていたら思いもよらないところがスポーツカーを開発するという。
カー用品専門店最大手のオートバックスセブンだ。
その子会社「オートバックス・スポーツカー研究所」にトミタ夢工場「トミーカイラ」
シリーズ開発者で元F1メカニックとしても世界でも名高い解良喜久雄氏を
迎えるのだからかなり本気だろう。

オートバックスが今年10月に発売する独自ブランドスポーツカーが我来也だ。
この車は車両重量を極力軽くして走行性能を上げる方法を追求し
軽自動車並みの約800キロに抑えてある。
NSXのタイプSの基本重量ですら1320Kgなのだから圧倒的な軽さだ。
年間販売台数が100台というのも微妙なラインだが
顧客の注文が入った本格スポーツ車が650万円で買えるというのは凄い。
たびたび比較に出すのもなんだがNSXのカスタムオーダープランだと
1000万円は超えるからな。

また夢に向けて静かに一つのプロジェクトが走り出す。


1月20日(日)「デパ地下」

久々に池袋に出かけた。
今まで池袋に出向くと言えばイベント会場かハンズに直行だったが
贈り物のお返しを買いにという極普通の用事だ。


普段まず行かないような子供服の売り場は未知の世界だった。
大人服も顔負けの品数も凄かったが値段も凄い。
たかがシャツやズボンが大人用よりも高いものがたくさんあった。
それでもゆっくり見ているとだんだん見分けが付くようになる。
やはり良いものは作りがしっかりしているし生地も良い。
デザインもピンキリだけど高いものはやはり格好良い。

こりゃ子供が何人もいたら破産するよなと思わせられるね。
贈答だからこんなとこに来るのは今回限りだけど
子供にはお金が掛かるなと感じた一瞬。

・・・用事自体は思ったよりも早く済んだのでついでに買い物の為に
地下に降りて見ることにした。
デパ地下と言えば古今東西食料品売り場と相場が決まっている。
いろいろな店が並び惣菜を始め世界の珍味や日本各地の地酒も売っている。

私が目を付けたのは量り売りのパンやだ。
美味そうなクロワッサンにメロンパンが量り売りだったので思わず買うことにする。
また別のパンやでは定時限定販売でプリンパンを売っていた。
これは行列が出来ていたのでついでに並ぶ。
どうやら有名な店のようだが呼び込みも激しかったな。

世の中は不況だと言われているのにデパ地下は随分な盛況ぶりだった。
まあ不況だから高い耐久消費財は買い替えられない分
せめて食料品で贅沢をということだろうか。
蛇足だがクロワッサンは非常に美味かったのでまた今度行って買うことにしよう。


1月17日(木)「ガソリンスタンドのぼやき」

最近のガソリン価格は一時の値引き合戦も一段落して落ちついている。
が、やはりセルフ給油方式の価格には通常スタンドはついて行けないから
その分サービス内容で勝負することになる。

ガソリン価格で勝負にならないのだが部品販売も低迷しているのが現状か。
スタンドでタイヤ交換やオイル交換をしなくても専門店や量販店が普及して
安くて品質の良いものが程なく手に入るからだな。
水抜き剤は冬期や梅雨時のスタンド利益ブツだったがこれも量販店価格を
知ってしまえばスタンドで高いモノを買う必要は無い。

さらに最近の高度な車にスタンドのバイトの兄ちゃんの知識が追いついていない場合も有る。
ハイブリット車を始めとするハイテク装備の車には多少の専門知識が必要だ。
もっと言うと普通の車だってユニット化された部品が多くなっているから
下手をすれば点火プラグの交換も面倒なのだ。


だからスタンド業務で稼げるのは洗車と車検代行ということになる。
洗車も過当競争だからやれ布洗車だのイオン洗車だのと洗車機のリースも
ばかにならないな。
洗車だけではなかなか利益が見込めないが常連になってもらって
車検代行も付けてもらえればそれも営業努力の一環か。

ガソリン自動車が今後どうなって行くかによって業界の運命も左右するが
しばらく化石燃料エンジンが開発される以上は頑張って欲しいのだが。


1月16日(水)「交通事故の責任」

昨年末のニュースだが道路交通法が改正され飲酒による罪が重くなった。
同時に危険運転に対してもより厳しい処罰が適応されることになったのだが
先日その危険運転致死傷容疑で全国で初めての逮捕者が出た。

その罪が成立されるには「赤信号無視」「大幅な速度超過」なのだが
容疑者は赤信号無視は勿論のこと右折車線から強引に前に出て
信号で止まる直進車を抜いて交差点に進入したと供述している。


確かに気持ちは分からなくも無い。
理由はともかく急いでいる時は誰でもそうだが
その一瞬交差点を速く抜けて前に出ることができたら
ほんの少し時間を稼げたことで安堵に似た気持ちになる。
目的地まで事故が無くしかも時間に間に合えば儲けた気分になるのも分かる。

でもそれはあくまで独り善がりの行為と言う事を自覚するべきだ。
他のドライバーから見れば只の危険運転に過ぎない。
一瞬を得る為に一生を棒に振る可能性も有ることを思えば
いろいろな車が走る一般道路で危険運転をするリスクは非常に高い。
普段バイクでかっ飛んでいた私がこんな説教じみたことを言うのは
筋違いだと怒られそうだがね。


そもそも危険運転致死傷罪は、三年ほど前に東名高速で酒酔い運転で
女児二人を死亡させた大型トラック運転手が懲役四年になり
業務上過失致死よりは殺人に近いということで議論になり
交通犯罪の厳罰化につながったことだ。
その時の炎上した高知のなすのトラックは今でも記憶に新しい。

飲酒による運転も危険速度による運転も他人に迷惑を掛ける可能性が
有る以上はすべきことではないのだがそれがいっこうに無くならないのは
人間の弱い意思なのか誘惑が強いのか。
厳罰を持って対応せざるを得ない状況は情けないとしか言えないな。


1月15日(火)「携帯事情」

先日二年ぶりに携帯電話を買い替えたのだ。
今まで使っていたのはP502iで白黒液晶の大画面だったのだが
最近バッテリー寿命が少しずつ短くなってきたこともあり
手頃な携帯を物色していたのだ。

本当は年末に買い替える予定だったのだが
ちょうどその頃欲しいと思う機種も出てなく
N503isにしようかとも考えたのだがいかんせん人気があって値段が高い。
その上に今まで携帯はP201・P207と替えてきて
突然Nシリーズに変わったら操作系に手間取ると思ったのも止めた原因の一つか。

で、年が明けてからパナソニックが出してきたのがP211だ。
50xシリーズではないからiアプリは対応していないが
そもそも携帯電話にゲームが付いていても暇つぶしですることもないし
JAVAを使ったアプリを動かすのはトラブルの元にもなりそうなので
現時点では不必要と判断した。

初の折りたたみ携帯である。
N503isよりも軽いしデザインはP211の方が好きだ。
不必要と思われるほどの32和音も専用スピーカー付きだと
贅沢だが重厚な音がきっちり再現されていて素人ながら凄いと思うね。

ただやはり弱点はTFTカラー液晶。
65535色は美しいがいかんせんバッテリーが持たない。
ほんの20分ほどメール打っていたりするとゲージが減ってしまうくらいの大食らいだ。


しかしNTTドコモは携帯の買い替えに付いては不満が残る。
端末を回収されてしまうから下手すると個人情報が丸ごと流れてしまう。
もちろんそれは嫌だからPCでバックアップを取って中の電話帳や
メールアドレスはもちろん履歴も全て消去してから端末を渡した。

面倒だが新しい携帯に一から入れ直しをすることにした。
最近はどこから個人情報が流れるか分からないからな。
こんな面倒なことをみんなやっているとは思えないから
携帯事業者は個人情報を取り放題かもしれないな。


1月12日(土)「時は金なり」

いろいろな意味で時間はお金に良く喩えられる。
一番手っ取り早いのは時給換算だろうが今日の話はそうではない。
時間を削減して同業他社との差をつける企業が増えてきたのだ。


街中で忙しそうに走りまわるバイク便は今日都会で見ない日は無いほどだ。
以前はコールセンターに荷物の発注依頼を出しても何時取りに来れるのか
配達完了は何時なのかは即時回答できなかったが
携帯電話の普及とGPSシステムがそれを可能にした。

都会の中で一番速く目的地に到達できる配送がバイク便だ。
何よりも速さを売り物にしているのだから
何時に何処にというのがきっちり答えられるというのは
顧客にとっては非常にありがたく知りたい情報なのだ。
ハイテクの利用でコストも削減できそれによって料金も下げられる。
価格破壊は競争を生みさらに各社はしのぎを削る。

自由経済とは本来こういうことではないのか。
何もしないで規制に守られていて利益を上げるというのは
だれが考えても後ろ向きであり無駄が多い。
たまには無駄を省いて更に時間を削減できないか考えて見るのも
何においても大切なことだと思うのだけどね。


1月11日(金)「暗い話題」

正月明けて早々暗い話をするのはなんだが今年を占う意味でも
ちょっとはしておかねばなるまい。

日本の男性の完全失業率が5.8%を超えまもなく6%に迫る勢いだ。
これは相次ぐ企業の倒産やリストラ策によるものに他ならない。
しかしその中身を見ると面白いことが分かる。
製造業をはじめとする二次産業がだんだん衰退して行っているのに
サービス業が中心の三次産業は少しずつではあるが伸びている。
これはどういうことかというと二次産業は男性中心の雇用だが
三次産業は女性の雇用機会が多いのだ。

一例を言えば大都市の郊外にあった工場が閉鎖になり
やがてそこは他の企業が買い取る。
で、郊外型の大型ショッピングセンターになるという寸法だ。
だから微妙ではあるが雇用の形態が変わって働き方も変わってきている。


新しい産業が生まれればそこに雇用の機会も出るが
現在の政府にそんな余裕は有るまい。
せいぜい既得権益を守りに走るくらいしかできはしまい。
銀行もあれだけ税金の投入を受けても負債処理はできずに倒産しているのだ。
政治献金して守ってもらうのに慣れた企業などには生き残る術も力も無い。

日本の景気は徐々に悪化してきているのは為替レートにも出てきている。
夏辺りまでは1ドル125円前後だったが現在では133円の円安だ。
円安になれば輸出産業は製品利益が出るが原材料費も上がるから
利益率の低いところは辛いかもな。

このまま企業倒産が増えて失業率が20%を超えたら
アルゼンチンのように暴動が起きても不思議じゃないかもな。
そうなると治安は一気に下降するから今から自衛手段くらいは
準備しておくべきだろうか。


1月10日(木)「高機能低価格」

さて早くも年が明けて10日も経ってしまった。
市場は昨年に引き続きあまり明るい話題は出ていない。
昨年まで繊維の牽引役だったユニクロもその成長ぶりに待ったが掛かった。
ブームも一段落して安くて着心地が良いのが定着したようだ。

ユニクロサイドもその辺は良く分かっているから
有機栽培野菜の販売に手を出すと言い始めた。
よほどバックに何かがあるのかわからないが
全然違う畑に手を出して成功する例はあまり無いから
もしも一時期の業績落ち込みをリカバーするつもりで他業種に
手を出すのであれば本業に専念した方が良いと思うのはおせっかいだな。


さて今年はどこの分野が活躍するだろうか。
あくまでも予測に過ぎないが昨年あたりから徐々に市場に出ている
液晶テレビやプラズマTVが高性能で低価格になれば
ワールドカップの中継の要素も加味して伸びる可能性もある。

それらを録画する為の機材も忘れてはならない。
HD市場が記録メディアでもだんだん勢力を高めてきているから
DVDレコーダーもうかうかしてはいられないだろう。
MDとカセットの事例もあるから急激な需要の低下は無いだろうが
VTRの時代はそろそろ終わりを迎えているのは間違いないところか。


1月9日(水)「使えないフレッツ」

困ったことが発生した。
昨日から現在までフレッツが使用できないのだ。
何回やっても接続に失敗しましたと出る。
ただ正常切断と書いてあるから交換機の問題だろう。

仕方なくISDN回線で繋げて見る。
私が使用しているプロバイダはDTIなのでまずはアナウンスを見てみる。
確かに工事情報が載っているがすでに工事は昨日終わっているはずだ。
しかも工事の時間は夜中に40分ほどらしい。
さらにNTT東日本のページにリンクしていたのでそっちでも情報を探すと
いろいろ出てくるが現在も工事中というアナウンスは無い。


ならばと失敗を繰り返しても接続を試みると数十回に一回接続できる時があった。
良かった繋がったと思ったが・・・ちょっと待て全然良くない。

DTIはアクセスポイントで万が一ビジーが出る恐れがある場合は
入会制限を実施するくらい厳しい回線品質だったはず。
ということは今回の工事によってアクセスポイントもしくは交換機に
何らかの負荷が掛かっていないだろうか。

このままでは非常に不便だ。
原因ははっきりしないので何とも言えないがこういう場合DTIにメールを出すのが得策だろうか。
NTTに文句を言っても改良されないことは分かっている。
早く光回線が来てくれることを願うばかりだ。
YAHOO-BBも良い話悪い話が入り交じっていてイマイチ乗るのも怖い。

最近は毎日何気なくネットを見ている。
ネットワークが途切れるのが怖いという現代病にかかっているのは分かっているが
一度始めたら止められないのだな、これが。


1月8日(火)「清算」

マイカルグループが会社更生法を受けたニュースはまだ記憶に新しい。
そのマイカルグループが明日から滞留在庫処分セールをするというのだ。
その規模も日本各地にあるサティで行なうのだから凄い。
おおよそ元売100億円分の在庫を8割引で販売するという。

とすると単純計算で20億円の利益(正確には純利益ではない)ということか。
通常売れないものでも8割引ともなると消費者の反応は違うだろうな。
いつもは見向きもしなかったり高くて手が出なかったモノも
この機会にということで購入する人もいるだろうな。

勘違いの無いように書いておくけどサティの売り場全てが8割引ではない。
あくまでもファッション衣料・服飾雑貨・肌着・インテリア・寝具・家庭用品他であり
食料品などは対象外だ。

でもおもちゃや家電についても割り引き対象となっているから触手が動く。
家電はさすがに5割引だがそれでも高級電化製品でも半額だから凄い。
明日仕事じゃなければ行ってみたい気もするのだがね。

おおよそネットやニュースで見た主婦連が大勢押し寄せるのは想像に難くない。
大勢の人間が押し寄せれば入場制限が掛かったりしてね。

でも問題になるとしたら支払いは現金のみでクレジットカードは使用できない。
だから実際に買うといっても桁外れの買い物はなかなかできまい。
一般家庭の消費限界を超えた消費行動はできないのだから
一般主婦が押し寄せてもモノが即刻売り切れる事は無かろう。

それより業者が買い付けにきて大量買占めをしないかだな。
ちなみに売り切れなければ1月14日までやっているそうだ。


1月7日(月)「参入」

自動車業界が少し面白くなってきた。
景気の後退に伴い大企業がデフレで苦しむ中
地方で生まれた新しいスタイルの事業が少しずつ現実味を帯びてきた。

地方生まれの新しいスタイルと言えば「ユニクロ」や「ダイソー」が
まず一番先に思い立つだろう。
あとは「ブックオフ」に「ハードオフ」か。
それらは今までにも既存のものがあったにも関わらず
ヒットし続けているパワーを持つ。

自動車業界の最近の動きでは小型車や電気自動車が静かに芽吹いている。
本格的なスポーツカーを国内ではなくイギリスで作るオートバックスの「我来也」
を筆頭に自動車の部品メーカーも家庭用100Vで充電可能な電気自動車を開発し始めた。
部品メーカーのゼロスポーツの「ゼロEVセラビュー」は四輪駆動の電気自動車で
車体価格も優遇税の適用を受けて200万円以下に押さえるという。

YGKという聞きなれない会社も本格高級スポーツを開発販売するという。
YGKは本来学習教材の製作販売企業だが社長の趣味が昂じて
エンジンから車体までおよそ15億円の設備投資で自社開発に乗り出した。
通常本格的に車の開発をするには相当な資金と人間が必要なのだが
この会社の凄いところは大学などの教育機関と部品メーカーの完全外部委託によって
設備投資や開発費の削減を行なっているところだろう。


町の零細工場でもあなどれない。
世界でここでしか作れないというような独自技術や特許を持つところは不況には縁遠い。
「人といかに違うことが出来るか」
この簡単なようで非常に難しいことを成し遂げることが出来れば
まだまだ世界は広がる。


1月6日(日)「更新のリズム」

正月は更新をサボりまくりだった。
あ、いや別に遊んでばかりではないのだが
更新のリズムが狂ったから更新できなかったのだ。

人には毎日の日常のリズムというものがある。
休みが長く続いたり旅行などに出たりするとそれが壊れてしまう。
近くに電話が無かったり久々の友人宅で夜遅くまでしゃべっていたりすると
キーボードを叩く時間もネタもずれる。
そうなるとまた明日にしようと思ってしまう。

この正月はずっとそうだった。
移動などは真夜中に行なうから移動日はまず更新はおろかネタ打ちもできない。
毎日いろいろするからネタはたまる一方それを打てないのは実にもどかしい。

だから毎日の行動パターンが狂うのは非常に体力を消耗する。
毎日安定した更新をかけたいけど難しいね。
まあ仕事ではないから更新は強制されていない分自分に
ある程度プレッシャーをかけないとできないことなんだけど
一旦狂ったリズムを取り戻すのは少し時間が必要だな。


1月1日(火)「新年」

いよいよ新しい年だ。
昭和から平成になってもう14年だから早いものだ。

紅白も終わり除夜の鐘の音を聞きながら
みかんが置いてあるこたつで午前0時になった瞬間に新年の挨拶をして
新年を迎えるという典型的な日本の家庭の年越しをする。

日本の正月と言えば初詣を忘れてはいけない。
独身の頃は毎年初詣と言えば夜中にドライブがてらふらふら出ていったものだが
今年は元旦の昼間に出かけることにした。
せっかくだからと少し有名な寺に行ったのだがそれが間違いだということに
気が付くまでにそう時間は掛からなかった。
車が多いところで気が付けば良かったのだがとりあえず行ってみると
参拝客が境内から山門を越えてずらっと並んでいた。

しかも全然進まない。
客層が違うだけで大手サークルにでも並んでいる気がしてきた。
日本人はなんて行列が好きな民族なのだろうか。
あまりにもアホらしいのでショートカットをしていきなり境内に乗り込んで
賽銭を投げて祈って終了。

寺側もいつも正月には参拝客が多いと分かっているなら
もっと効率良く参拝させるような配慮を心がけるべきだろう。

行列が延びたらその寺社は有名になったような箔を付けたいのだろうが
それをする前に多くの路上駐車が出る対策もせねばならないし参拝客の誘導もすべきだ。
年の最初から文句を書いてしまったが別に怒っているわけではない。
文句があるならば他の寺社仏閣に行けば良いことだから。
結局破魔矢は他の寺で受け取ってきたけどね。

何はともあれ新年明けましておめでとうございます。
今年もDDZ技術研究所をよろしくお願いします。




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