2002年2月の研究開発記録&雑記帳>
過去の研究開発記録
2002年1月
2月27日(水)「JET LAG」
早い話が時差ぼけのことである。
海外に行くとしばしば体験できるのだが個人差があるので一概に出るとは言えない。
西に向かうと一日は長くなり東に向かうと一日は短くなる。
誰しも知っていることだがイギリスのグリニッジ天文台のある場所を0度と定めて
地球をすいかの模様のように等分しているのが子午線だ。
それを15度おきに割って時差が定められる。
子午線は別名経線とも言うね。
日本で一番大きな経線が通っているのは兵庫の明石市で東経135度線だ。
日本は縦に広い国で経度は無いから日本国内に時差は便宜上無い。
アメリカのように横にも広いと西海岸から東海岸で4時間の時差を持つことになる。
今の海外旅行はジェット機で移動が普通だから
地球の自転速度よりも速く移動してしまう。
だからハワイと日本の時差は19時間あるのに8時間ほどで移動してしまうから
現地時間と身体の時間がずれてきてしまう。
日本時間は夜中なのにハワイに到着すると朝だったりするから
かなり気だるくなってしまうのだな。
これを防ぐ方法は飛行機内での対策としてひたすら眠ることなのだ。
目的地に到着時が朝ならばその時間に目覚めて体内時計を合わせてやれれば
多少はぼけなくてすむ。
しかしなかなかできないんだな、これが。
何故ならば飛行機の中はいろいろと誘惑が多いのだ。
食事や飲み物が頻繁に出るわ機内アナウンスはあるわで
思った以上に寝ることができない。
どのみち狭い機内で動かないのだから食事時間を減らして睡眠にすればいいのだけど
出された食事は食べてしまうのだな。
そうするとまたしばらく目が冴えてしまうという悪循環にはまる。
いっそのこと食事無しでいいからもっと安い航空チケットとかがあれば
目的地までひたすら眠ることもできようかと思うのは貧乏人故の思考だろうか。
2月23日(土)「移動の足を確保せよ」
カウアイ島での二日目は自由行動なのだ。
旅行会社の人にしきりにオプショナルツアーを勧められたがやんわりと辞退し
自分で全てのスケジュールを組むことにした。
LAで学んだことの一つにやはり自由行動には足が必要だということ。
朝からレンタカーを借りにオフィスに訪れた。
一応国際免許は持って行く方が手続きはスムースに行なってもらえるのだが
驚いたことにハワイでは日本の免許だけでも運転できるらしい。
まあ万が一事故でも起こせばかなり面倒なことになるから
国際免許は持って行った方が良いね。
残念ながらここのハーツレンタカーにはホンダ車は無かった。
仕方無しにカローラを借りることにした。
しかしちと古い型(94年式くらいか?)でエアバックは着いていたけど
キーレスはついていない。
エアコンもマニュアルだった。
まあ一応ついているだけマシか。
手始めにシダの洞窟に向かう。
どうも目的地には陸路では到達できないために船に乗ることになった。
船の料金は一人13ドル。
もちろんオプショナルでもシダの洞窟ツアーとしてあったが
旅行会社で頼めば昼食付きで一人75ドルだ。
レンタカーや昼食の費用を考えても自前で手配した方が安く済むのだ。
ここでもツアー組の日本人を見かけることになる。
日本人のツアー客は雰囲気を損なう部分もあるが時としてありがたいこともある。
それは写真を撮ってもらう時だ。
外人に取ってもらうのはやはりリスクを伴う。
日本人ツアー客ならば目的は同じだから声を掛け易い。
船を降りて昼食をアメリカレストランで取りワイメア渓谷に向かう。
これまた日本では考えられない道なのだ。
アップダウンが激しい上にワインディングが続くので対向車が見えにくいのだ。
しかも10度近い坂もあって壁を登っているようだ。
結局助手席で座っていた嫁が乗り物酔いを起こす羽目になった。
さすがに私は運転していたので酔わなかったが
他にも途中で停まって休憩していく車が続出していたから乗り物酔いは万国共通か。
サスが柔らかいアメ車にも原因があるのかもしれないな。
2月22日(金)「手付かずの大自然の島へ」
今日はオアフ島からカウアイ島に渡るために朝早く出発なのだが
さすがに5時に起きる日程は少し辛かった。
本来だと空港までのバスは自分で時間を選べるはずなのに
旅行会社で決められた時間のバスしか乗れないのだ。
何を隠そうこれもテロの影響でこうなったらしい。
日本の旅行会社が組む時間割はやたらと余裕が取られている。
バスは8時前に空港に到着するのにカウアイ行きの飛行機は予定だと11時15分発なのだ。
恐らく海外旅行を初めて経験する人のために遅れたりすることが無いように
そこまで余裕を取っているのだろうけれど
空港でぼーっと3時間以上も過ごすなど無駄なことをすることもない。
「More early plane,OK?」
と窓口で係員に言って早い時間の飛行機に振り替えてもらった。
カウアイ島の上空から島を見ると人工建造物が非常に少ないのだ。
この辺はオアフ島とは大違いだ。
空港も鄙びた良い感じだしなんと言っても飛行機からタラップで降りるなんて
珍しい体験をさせてもらった。
これこそ昔のハワイ旅行の気分だ。
予定よりも二時間早くカウアイ島に到着しピックアップの為にツアーデスクに電話をする。
が、ここではたと困った。
電話をしようにも小銭が無かったのだ。
近くにショップもエクスチェンジも無いのでインフォメーションに聞いてみる。
「Can you speak Japannese ?」
「No!sorry」
やはりな、想像通り。
カウアイ島はオアフ島と違って日本人観光客が少なく日本語が通じにくいのだ。
まあそれでも何とか意思の疎通は図れたので小銭を手にすることが出来た。
その後ツアーデスクでカウアイ島のことを一通り聞いてホテルにチェックインした。
このホテルでは非常に美しいプールと専用ビーチがあったが
プールが気持ち良さそうだからそこでのんびり過ごすのだ。
時間の流れもここではかなり遅い。
ハワイに来て久しぶりに優雅に過ごすことができた気がする。
フロントで明日のレンタカーを手配して食事だ。
近くのレストランまで歩いて10分。
その歩いていく間にも絵葉書に出てきそうな景色がふんだんにある。
オアフ島では変な日本人がうようよだったがこの島ではほとんどいないので
とても良い雰囲気だ。
やはり命の洗濯をするならばこうでなくてはね。
2月21日(木)「ハワイ州日本村」
さてやはりせっかく海外に来たのだから観光しないとな。
というわけで日本のツーリストの主催する観光バスに乗ってオアフ巡りをしたのだ
アロハタワーに始まってカメハメハ大王像やダイヤモンドヘッドなど有名な場所を
重点的に巡るのだ。
乗客は当然全員日本人である。
ドライバーはウィットに富んだ流暢な日本語をしゃべる日系二世だ。
老若男女に非常にうける分かりやすいギャグと観光名所案内の上手さは筆舌し難いほど
だから三時間のコースは島内観光であっという間に終わってしまった。
私が今回泊まったホテルはシェラトン・ワイキキである。
エレベーターで会うのも朝食で見かけるのも日本人だ。
移動のためのトロリーは日本人オンリー、
土産物屋で買い物をするのは学生服を着た修学旅行生達で
ブティック巡りをしているのは小金持ちのOL達だ。
街中は日本語で溢れ看板もメニューも日本語で書かれている。
以前のロスなんかよりも日本人人口が圧倒的に多いのだ。
よほど鄙びた土産物屋とか行かなければ
英語をしゃべる必要などほとんどと言って良いほど皆無だ。
ハワイが簡単に行ける海外の代名詞となって久しい。
これでも昨年のテロ以降日本人観光客が減ったらしい。
日本人が来てお金を落とさないとハワイの人は食べていけないとまで言われる。
その現実を目の当たりにして少し愕然とすると共に疑問が浮かぶ。
ハワイに単にパックツアーで観光に行ったのではとても外国に行ったとは言えない。
別に厳しいことを言うわけではないがパックツアーだけで面白いと感じているのであれば
それは快楽だけを享受していることと同じだと言うこと。
本当の海外の楽しみは人から与えられた旅行会社任せのパックでは無く
自分で何を発見したかに尽きると思うのだが違うだろうか。
諸行無常の心と共に明日はいよいよオアフから移動して大自然の島カウアイへ。
2月20日(水)「天空の花嫁」
今回の旅行イベントはやはりこれを外して語れない。
やはり結婚式と言えばメインは女の子。
朝からプロのメイクさんが来て仕度するのだがとても念入りに化粧をするのだ。
髪のセットからフルメイクまで迎えの人が来る直前まで。
今まではウェディングドレスを着るのが時間が掛かると思いきゃ
着るのは5分だった。
教会まではリムジンで移動する。
それが一生に何回乗れるか分からないような車体の長さ約10mで
ホイールベースが6mはあろうかという巨大さだ。
サスペンションはとても柔らかくというか段差を乗り越えても
ごつごつ感は全く無い、もろにアメ車全開である。
フリーウェイを走って教会に行くのもアメリカならではだなぁと思っていたら
車は程なく教会に滑り込んでいった。
教会は海に面した小さいチャペルだった。
一度だけリハーサルをしてから何も考える間も無く本番なのだ。
式の進行はまったくもって厳かだった。
陽気な神父さんは巧みに日本語と英語を交えうまく進行させていく。
天気も絶好に良いし青い澄んだ海の見えるロケーションも最高だった。
どこで撮っても良い写真が撮れそうなそんなところ。
本気で違う世界に迷い込んでしまったのかと錯覚させるような
そんなひとときだった。
ハワイアンの音楽は心地よく響き
吸い込まれそうな空と海に囲まれた自然の中で
また一つ人生にフラグを立てたのだ。
・・・この後さらわれたりしないよな。
2月19日(火)「憧れのハワイ航路」
空港にはかなり余裕を持って行った。
なんせ今日は現アメリカ大統領ブッシュが来日していて韓国に移動の日だったのだ。
そのニュースも空港ロビーでやっていて
無事に羽田から向かっていた風景が映し出されていた。
影響は全く感じず全日空ホノルル行きは定刻で成田を出発した。
日本の航空会社の飛行機なので客の9割は日本人だ。
飛行機に搭乗した人を見ていると学生から主婦や家族連れが多い。
思っていたよりも新婚旅行の人は少ないようだ。
前回は仕事だったのでビジネスクラスだったが今回はあくまでプライベートだから
エコノミークラスで飛ぶ。
エコノミーは国内線と同じ座席なので長時間固定されるのはちときつい。
ホノルルまでは約6時間のフライトだから会社で座っていることを思うと
そんなに違和感は無いか。
ただ動けないのにこれでもかと食べ物が出るのはどうかな。
何にせよ日本の航空会社だとサービスがきめこまやかだから文句は無いけどね。
ハワイ到着まであと1時間になって急速に空が明るくなってきた。
真っ暗だった空に薄暮れの光が走る。
到着予定現地時間は朝の7時。
ホノルル空港は白く輝いていた。
・・・飛行機を降りるとすぐに暖かさに包まれる。
さすが南国、朝から心地よい日差しが差し込み太陽光線の強さが肌で感じられる。
ロスの朝は必ず曇りだったがハワイはいきなり光が眩しい。
テレビの見過ぎかも知れないが飛行機のタラップを降りたら
南国美女がフラワーレイをかけてくれて・・・というのは無かった。
空港からバスで移動、久々に乗るフリーウェイはやはり広く右側通行だ。
標識もアメリカ本土と変わりは無い。
ハイウェイを降りてアロハタワーに案内される。
昨年のテロ事件以来閉鎖されてしまって何人も立ち入りができなくなってしまっていた。
改めて事件の影響の大きさを感じる一瞬だった。
2月19日(火)「国外逃亡」
昨年夏にロスに出張したのはまだ記憶に新しい。
アメリカと日本の文化の違いを目の当たりにして色々新鮮な衝撃があった。
楽しかったことや怖かった出来事などがまだ鮮やかに蘇る。
ただ残念なことながら米国同時テロによって帰国を余儀なくされた私は
その時非常に口惜しかった。
まだまだ終わっていないスケジュールの未練が多々残っていたからだ。
その頃から約半年が経過した。
アフガニスタンの戦乱も戦犯が未発見のまま
一応の収束を迎えあれだけ恐怖であったテロの影も薄くなってきた。
その短期間に世界情勢は相当変わってしまった。
半年前だと為替レートは1ドル=125円だったのにそれが136円である。
この円安はちょっと行き過ぎの感じが否めないが
日本経済が立ち行かない状況では外国の投資家も日本売りを始めても
全く不思議ではない。
先日銀行に行ってチェックとドルの両替をして愕然としたのものだ。
まあそれは仕方が無い。
せっかくの休暇なのだから存分に楽しんでくることにするか。
いよいよ本日夕刻成田より出発だ。
余裕があれば現地からレポートをお送りしよう。
2月16日(土)「ガス対電気」
世の中デフレなのだが一向に値段が変わらなかったものがある。
税金と公共料金だ。
電気事業やガス事業は独占企業に近いから料金を変えなくても
競争する相手がいないということで顧客離れの心配があまり無いからなのだが
だんだんそうも言ってられなくなってきたようだ。
東京電力は四月から大阪ガスは三月から家庭向けの料金を引き下げるとのことだ。
もちろんこれはデフレだからではない。
2000年に電力の自由化があったのだがやはり企業体力が違うということで徐々に
均衡が破れてきた。
そしてパイの奪い合いで電気対ガスの争いが始まってきたのだ。
中でも大阪ガスと関西電力の争いは凄い。
お互いの大口顧客の争奪に猛烈な価格競争を展開してきた。
そしていよいよ大阪ガスは関西電力の重要な顧客の中小口ユーザーに狙いを付けた。
もちろん関西電力も黙ってはいないだろう。
きっと対向策を繰り出してくるはずだ。
ただこの争いはもしかすると面白いことになるかもしれない。
関西電力が値段を下げてくれば隣の中部電力や中国電力にも当然波及するだろう。
そうなると日本全土を巻き込んで価格再編の嵐が吹き荒れる可能性もある。
東京電力が値段を下げる戦略に出たのは分散型電源の自家発電による顧客離れだが
こちらも隣接の東北電力の顧客を奪う可能性も十分にある。
水道や電気、ガスなどのライフラインはすでに必需となっている。
我々消費者としては長年動かなかったこの公共料金が競争原理により
さらに安い方向に動いてくれることを期待している。
後は税金の徴収はできても無駄な出費の削減ができない無能な政治家を
罷免することなのだが・・・
2月13日(水)「日産リバイバルプランの顛末」
カルロス・ゴーン社長が大鉈を振って改革を開始した日産自動車だが
その日産リバイバルプラン(NRP)も三年計画を一年前倒しにして終わることが
決まったらしい。
ゴーン社長曰くNRPが成功したと言う事だが結果はまだ出ていない。
単年度だけの決算が良くても改革は長期的視野で見ないと判断できない。
だから歴史的に見れば改革はまだ終わっていないのだ。
NRPとは何をしたのかというと簡単に言えば
日産の負債を減らす為に本社社屋の売却や座間・村山工場の閉鎖、
そして二〇%の購買費削減か。
もちろんどの政策も関連企業にとってはかなり大変な問題であっただろうと予測できる。
日産の完全復活を訴えるゴーン社長にも言い分はあるだろうが
その難題を克服した部品メーカーなどにはすでに疲労の色が濃くなっている。
必至の営業努力にも関わらず鬼怒川ゴム工業、自動車電機工業の二社は営業赤字に陥った。
カルソニックカンセイも大幅減益でもう企業体力が相当落ちている。
さらにここに来てゴーン社長は日産の新三カ年計画「プラン180」を提示したのだ。
その内容は「世界販売の百万台増」「連結売上高営業利益率八%」「有利子負債ゼロ」
というある種の夢物語のような内容だ。
傘下メーカーはNRPで部品購買費を削減され一気に業績悪化に直結したのは言うまでも無い。
ただメーカーも手をこまねいていただけではなく人員削減や合理化により経営努力しただろう。
しかし肝心の日産の車が売れないのでは量産効果でコストを吸収も期待できない。
このままではメーカーの死活問題になりかねない、いやすでに死んでいるかもしれないな。
でも無常にもゴーン社長は三年間で世界販売台数を百万台増やす約束は出来ないと言いきった。
日産の社員はその目標に向かって努力するということは約束しようと。
今後は新型車の設計段階から部品の低コスト化を検討するほか、
資本提携先の仏ルノーとの共同購買も進めて発注量を増やすことも付け加えた。
この問題は誰も責める事はできないが傘下の部品メーカーは果たしてこの波に耐えられるのかな。
2月12日(火)「怪しいメール」
普段決まったところくらいからしかメールが届かないのだが
見たことの無い人からメールが来ていた。
とりあえずウィルスボムでは無いようなので見てみると
チェーンメールだった。
以下内容抜粋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サイドビジネスに最適!!月10万は行きます
これはマネーゲームです。こんなモン真面目に考えたって無駄です。
やるか、やらならいか、どうせダメ 元、元手はたったの3000円。
先月、DMの中にこれを見つけ、そんなオイシイ話があるかい!と思ったのですが、
まあ3000円ぐらいやし騙されてみてもいいかなぁと思い、参加してみました。
しかしそれがマジでビックリ!そのDMに書いていた通り一ヶ月で100万円なんて
事はなかったけど、2〜5万ぐらい口座に入ってました。
えっマジで?イイの?て感じでした。 そしてこの一週間ではナ、ナント23万です。
実際問題批判多々あるようですが、やっぱり金はある方がイイですよね。
それに今の所、法に触れる事はないし。参加方法は以下の通り。
1.まず下記3人の口座に1000円ずつ振り込みます。必ずATM(振込機)で
○○銀行 東○○支店 459721
○○○○銀行 ○支店 1648330
○○○銀行 ○○○支店 0213769
2.同じような文章を作り、1.で書いた3人の口座の一番上の人を削除します。
そして、リストの一番下に あなたの口座を加えて順位をくり上げます。
3.後はできるだけインターネット上の掲示板に載せたり、メールで宣伝していけば
それを受け取った人がどんどん同じように振り込んでくれます。
注)3人の口座の一番上の人は絶対に削除して下さい。そうしないと法に触れます。
一人が抜け、一人(あなた)が入るワケですから、ネズミ講に代表される無限連鎖講
やマルチ商法ではありません。
不正はスグにバレますし、そしてやらない方があなたの為です。
ルールは守りましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上抜粋終了
わざわざネタを提供しに送ってきてくれたと思えば面白い。
今時こんな手口で入金する輩がいるとでも思っているのだろうか。
この文章だと自分でも「批判多々あるようだが金はある方がイイ」とか
良く分からない言い訳をしているし
とにかく笑えるのは「不正はバレる」「ルールは守りましょう」と言い切る所。
これを実行する人間なんざ入金せずに口座番号だけ書くに決まっているではないか。
入金したかどうかなどどこの誰が調べられるというのだ。
まじめな人間だけを騙す手口にしてもあまりにお粗末過ぎるね。
仮に友人にこんなメールを送ったら一気に信用が落ちるのは明白。
だから関係無い人間に送るのだろう。
それこそネット資源の無駄と言う物だ。
2月09日(土)「資産運用」
あなたの資産はきっちり守れるだろうか。
社会情勢は日に日に悪くなり企業倒産も相次ぎ失業率がじわじわ上がってきた。
株式相場は全体的に冷え込み為替相場もどんどん円安方向に向いている。
しかも金融情勢はイマイチ良くない。
相変わらず銀行保護の超低金利政策は解除されずそれでも銀行の破綻も聞かれる。
さらに追い討ちを掛けるように銀行はペイオフ解禁を迫られている。
ペイオフとは定期預金などの払い戻し保証額を元本一千万円とその利息までと
する措置でそれ以上は返ってこないかもしれないのだ。
こう書くとそれは金持ちだけの話だから銀行にそんなに預金はないから安心だと
思うかもしれないがそれは大きな間違いだ。
ペイオフ解禁で銀行はどういう影響を受けるか
当たり前だが、安全と認知された銀行には、預金がどんどん集まり、
逆に預金者の信頼を得られない銀行からは預金が流出するだろう。
政府の護送船団方式による銀行保護が端から崩れてきているのだから
一気に倒産しなくても終戦直後の預金封鎖のような事態が起きたらどうするのか。
預金している人間が大口から優先で払い戻しを受けたら自分の番には現金が無いかも。
今必要な現金が手に入らなければ生活に支障が出るかもしれない。
対策として資産を持った裕福者は各銀行に1000万円ずつ仕分けしているだろう。
でも本当に信頼の置ける財務体質の銀行が日本にどれくらいあるのか。
これから銀行の大競争が始まる可能性も十分にある。
円建てでは円安になったときに不安だからドル建ての貯蓄も保険にはいいかも。
外貨の場合金利が少しばかり日本の金融機関よりも良いがその分リスクもある。
例えばある一定以上の預金をしないと預かり手数料を取ったり
キャッシュディスペンサーが無いから簡単におろせないとかね。
目的は為替相場円安時の保険だから金利を考えるよりも安全の意味のほうが強いか。
それと日本の国債はかなり危険だと思う。
日本の将来の借金はそれこそ毎日の金利だけでも考えたくないくらいだ。
アルゼンチンのようにすぐに国がバンザイしてしまうことが無い分
子孫代々まで大借金地獄だ。
日本の国際競争力を考えるとトヨタのような無借金経営ができる企業の株を
買っておいたほうがまだきっちり投資できるだろう。
国民が虎の子をどうして良いのか分からない今の経済を政府はどう思っているのか。
国会はすぐにでも予算を審議すべきなのに外務省及びその周辺の話で大混乱中だ。
日本沈没とは陳腐な言いまわしだが本当はもう沈没しているのかもね。
2月06日(水)「一つの時代の終焉」
自動車会社が大競争時代に入っていることはここでも何回か書いた。
巷では1BOXもしくはワゴンタイプ2BOXが主流で幅を効かせている。
まあ何時の時代にでも無難に売れるというセダン神話も崩れてきた。
以前は冠婚葬祭、特に葬儀などにRV系の車で行くなんて非常識な考えもあったが
現在ではそんな厳格なことを言う人も少なくなってきた。
セダンが死ぬことは無いがこれからシェアを盛り返すのも難しいだろう。
でもセダンはまだ官公庁などの役所関係で使用されているからまだいい。
やはり致命的なのはスポーツタイプもしくはピュアスポーツ。
環境を重視すればコストやスポーツ性に関わってくるし
ましてや積載量や日常の使い勝手などは無視されやすいスポーツでは
今のご時世理解が得られにくいだろう。
現行GT―Rは新しい排ガス規制値をクリアできず今年八月で
生産終了することが決まった。
日産はモーターショーで新たなGT-Rを提示したがそれもまだ幻の段階。
世の中に出るにはまだ数年掛かるだろう。
先月の二十四日に受け付けを始めた最後の「スカイラインGT―R」の
特別仕様車は「Mスペック・ニュル」と「VスペックII・ニュル」の二種類で
サーキットの耐久レースで使うエンジンをベースにした特別仕様のエンジンを搭載する。
この記念モデルが、即日千台の限定予約台数に達したというのも
熱烈なファン達の最後の応援だったのかもしれない。
ここに一つの時代が終わりを迎えた。
マツダもRX-7の販売を終了するとかしないとか。
排ガス規制をクリアしたスポーツは生き残るだろうが
ライバルがいない世界での切磋琢磨は難しい。
逆らえない時代の波の狭間で我々は歴史の一ページを確実に歩んでいる。
2月03日(日)「P211i評価」
さて先月買ったP211iだがなかなか気に入っている。
今までは白黒液晶のP502iだったのだが今回から初めてカラー液晶である。
かたくなに白黒にこだわってきたのはメールは白黒の方が読みやすいと
思ったこととそれとバッテリーの持ちが大きい。
どうしてもカラー液晶、特にTFTを使用するとバックライトの関係もあるが
非常に電気を食うと考えられる。
だから携帯電話として持つのに毎日充電せねばならないのでは辛いと。
しかし思っていた以上にはバッテリーが持つことが分かった。
使い方にもよるだろうが私の場合ほとんど待ち受けで使用し
メールも一日二回以下くらいしか打たない。
良く考えて見ると折りたたみなので開いた時にしかバックライトは点かない。
だとすると待ち受けだけならば今までのP502iよりも長く持つ。
実際のカタログ数値を見てみるとP502iが約300時間だったのに対し
P211iでは実に約500時間の待ちうけ時間を誇る。
さすがに二年の設計の進化は省電力にもかなりのものがある。
それにやはり65536色のTFT液晶は非常に美しいから魅かれるものがあったのも確かだ。
そして一番の目玉はやはりサウンドだろうか。
最初32和音なんて必要無いと思っていたがいざ実物を聞くと怖いくらいに
臨場感のある音楽を奏でている。
机の上で鳴らしっぱなしにしてBGMに使えるほどのクオリティーなのだ。
もちろんずっと鳴らしていてもバックライトは消えているので電力の問題はない。
同時に32和音などほとんど使用するような音楽はないが
いろいろな楽器音を使用できるのでその分深みの有る音色になる。
昔のゲームに採用されたFM音源のようなものか。
おかげで今まではファミコンの音楽などが3和音で完全に再現されていたが
今度は懐かしいビデオゲームの音楽から最新のゲームなどまで
良い感じで再現できるようになった。
お気に入りはイシターの復活のローパーのテーマかな。
その上音楽の再現性を高める為に専用スピーカーが一番目立つところに設置されている。
本機を閉じていても後ろにも専用スピーカーがあるので問題無く聞こえる。
購入時に比較でN503isを持ってみたのだがあちらはやはりずっしりと重い。
211シリーズはJAVAの機能を省いてメールと着メロに特化した軽量モデルだ。
携帯でゲームをしようと思わなければほとんど使わないJAVAを選択しなければ
多少は軽くできるのか。
それにプログラム的に見て機能が単純であればあるほど
バグやコンフリクトも起こしにくいだろうしな。
が、実は何より気に入っているのはそのサイズだったりする。
折りたたみの中でもコンパクトなこいつは何と今まで使用していたP502iの
ケースに入ってしまうのである。
しかもこのケースはP201からP207、P502iと三代に渡って使用してきた奴だ。
まさか折りたたみ機種がこんなにコンパクトになるとは
最初の携帯を所持した時には思いも寄らなかったのにな。
2月02日(土)「幻の先行者」
掲示板で書いていたように日本科学未来館に行ってきた。
目的はいろいろだったがやはり「ROBO−ONE」がメインだった。
「ROBO−ONE」とは二足歩行ロボットの格闘競技大会のことで
今回が第一回の大会である。
アニメではおなじみのロボットバトルだが現実世界ではかなり難しいだろうと
思っていたが気合の入った参加者達が持ってきたロボットは結構まともにできていて
玩具メーカー顔負けの奴も多数。
全てオリジナルだから十人十色百種百様のロボットがいた。
幅や奥行きよりも身長が高いという条件と身長制限を除けば
可動方法も操作体系も全てフリー。
ラジコンのプロポで操縦もありノートPC制御もあり
コンシューマーゲーム機のコントローラーもあった。
一体一体から情熱が伝わってくる。
観る者に感動すら与えてくれる大会だった。
そしてその横で展示してあったのがネットの世界で何故か大ブレイクした
知る人ぞ知る中国国防科学技術大学の二足歩行ロボットの「先行者」だった。
正確に言えばそのプロモーションビデオとパネル展示だったのだが。
ビデオで見る限りその二足歩行の技術は日本の技術の上を行くものでは無かった。
あたりまえだけどコマネチもしなければ中華ビームも無かったね。
一応階段は登っていたし手も動いていた。
開発者も直接来ていてインタビューに応じていた。
よもや先行者が日本でこれほどまでにメジャーになるとは思って無かったろうに。
中国人よりも日本人の方が先行者を知っているのでは無いだろうか。
一応国家機密と言う事で先行者本体の来日が無かったのが残念だね。
でもやはり実用化には程遠い気もするけど・・・
なお「ROBO‐ONE」は明日、日曜が本戦だ。
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