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7月23日(火)「映像データサルベージ」


仕事で古い映像をデジタルデータにして欲しいという依頼があった。
ソースはHi8のビデオだ。
もちろん自宅にHi8の再生機は無い。
会社の倉庫にはデッキが3台あったが全て腐っていた。

そもそも現在生きているHi8のデッキは貴重品に近い。
実家のハンディーカムもとっくの昔に死んでいて
昔撮った映像はデッドストックで塩付け状態なのだ。

知り合いに色々声を掛けてみると
神は居るもので会社の同僚が生きているデッキを貸してくれることになった。
貸してくれたのはSONYではなくFUJIXのハンディーカムとそれを組み合わせるデッキだ。

残念ながら会社のテープにはたいした映像は入っていなかった。

しかし実家から持ち帰っていたテープを再生してみると
十数年前に死んでしまった飼い犬の映像が飛び込んできた。
これは保存しなければ。
デッキを借りていられる時間はそんなに無い。
タイムリミットまでに何本のテープを起こせるか・・・
すぐに実家に電話をし必要なテープを取り寄せた。

再生してみるとまだ学生上がりの社会人ほやほやの自分が映っている。
20年近くも昔の映像だったがそこそこ綺麗に再現できた。


Hi8はアナログなので映像の取り込みに実際に取った時間分必要だ。
テープ6本12時間分の映像を2日に分けてMPEG化することに。
デジタルデータにしてしまえばこっちのもので後は複数のHDDに書き出して保存。
夏休みにデータを実家に持って帰って上映会をしよう。

撮り貯めた映像や古いデータの保存は避けて通れない道だがなかなか腰が重くて
デジタルデータ化するのがおっくうだ。
もちろん外注にすればやってもらえるが結構費用が掛かる。

デッキやカムコーダが死ねば再生することができないと分かっていても
なかなか面倒でできない。
今回は偶然デッキを借りることができたので
そこでモチベーションを持続することが可能だったということだな。

いつでもできる状態というのは裏返してみればやらないでもいい状態ということ。
やはり何事もリミットを設けてやる気を保つのは大切な心掛けだと再認識した。


















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