2003年7月の研究開発記録&雑記帳>


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7月25日(日)「外食」


子供が生まれると色々な面で制約されることが増えるが
その代表的なことが食事、特に外食だ。


赤ちゃんと言う生き物は生まれて半年はミルクだけを飲んで成長するのだが
その飲む時間と言うのが大体決まっている。
お腹が空くと泣くのだがその間隔はだいたい4時間くらい。
だから母乳をあげている場合その時間帯は食事時間を外さなければならない。


それよりも大きな問題として寝かせる場所はあるか?とか
たばこの煙は来ないか?などの問題もある。
ただそれらを全てクリアしたところで安心して食事は出来ない。


なにより食事中に泣かずに静かにしていてくれるか
これが最大の問題だ。
大声で泣かれたら周りへの迷惑が非常に大きい。
即座に片親が退出してなだめすかし残った方は周りに謝らねばならない。
だから雰囲気の良いところで食事など絶対に出来ない。

周りが煩いからそれほど構わなくて良いようなファミリーレストランに
子供連れが集まるのもうなずける。


しかし私は個人的にファミレスは好きではないのだ。
だから必然的に外食の回数は減ってくる。
けれど外食が減るということは嫁さんが食事の用意をするとなり
その負担が高まるとこれまた問題が発生するから困ったものだ。


今までは価格と味と利便性を追求して外食を探求してきたが
今度は子供連れでも安心して食事のできるというのを加えて模索している。


結局一番無難なのはオープンテラス式になっているところだった。
夕食にはあまり使えないがランチにフードコートを利用するのは
まあ妥当なところかもしれない。

もちろん味はあまり期待できないけど。
対策として美味しいパンを買ってみたりスタバのコーヒーを持ち込んでみたり。


日本食や焼肉もチャレンジして見たけど
いつ泣くか分からない状況では気が気ではなくて
食べてて味が分からなくなってね。




7月15日(木)「in浜松」


少し早めで短めの夏休みを取得して浜松に旅行に行って来た。
目的は浜名湖で現在開かれている花の博覧会だ。

花の博覧会と言えば1990年に大阪の鶴見緑地で開かれたのが有名だが
浜名湖のはそこまで大規模ではなく巨大な世界植物園と言う感じ。

当日は非常に天気が良くとても暑い日となった。
まだ五ヶ月の子供を連れて行くには少し辛かっただろうけど
せっかくの初めての家族旅行なのだから楽しんでおかないとね。


半日で会場のほとんどを廻ってきた。
さすがに暑さで親も子もぐったりである。
けどモネの庭園を観る目的は達成したし
休日にはあっという間にチケットが売り切れる展望塔も
登ることが出来たから満足である。


次の日、浜松から帰る前に市内観光をすることにした。
観光と言っても今日中に東京に帰るから昼までに行けるところだな。

浜松は仕事で3ヶ月ほど滞在したことがあるので土地勘は少しある。
どうしようかと考えて航空自衛隊の基地を見に行くことにした。
もちろん直接自衛隊の基地見学はできないのでその横にある広報館である。


そのメイン目的はコックピットに乗り込んで行なうフライトシミュレーターだ。


平日だから空いているだろうと思って駐車場に入ったら
そこには数台の観光バスが。
そしてぞろぞろと出てくるおばさん軍団。
それもおばさんからおばあさんくらいの年齢層でお姉さんは一人もいない。
ぱっと見ても200人はいるような婦人会だか何かの集団である。

よりによって何故こんな時間の無い時に・・・

おばさんという人種は行列が大好きである。
フライトシミュレーターにもおばさん行列ができていた。
別に文句言うつもりは無いけどホントに乗るのか?と思っていたら
横で最初の人のシミュレーターが動き始め
実際の動きを見ておばさん連中の行列がさっと消えたのには脱力した。


それでも順番まで時間があったので他を見学。
パイロットスーツの貸し出しがあったのでそれを着てみることに。
この服装でコックピットに乗り込めば気分だけはシン・カザマ。


フライトのコースは3種類あって
補給だけで操縦不要の初級と離着陸操作のある中級、
離着陸に加えて敵機とのコンバットフライトもある上級。

無論ここまで来たら上級を選択するしか無いだろう。

エースコンバットやG-LOCなどでフライト系のゲームにも慣れているから
問題無いだろうなという読みは当たった。

離陸はとても簡単でスピードコントロールとランディングギアだけ。
操縦も多少コントロールの違いはあるものの背面飛行も可能だし
敵にロックオンされることも無い七面鳥撃ち状態。
機銃で敵機を落とせるからミサイルを使う必要は無かった。
着陸はこれまた相当ハードランディングでもOKのようだ。

少しでもフライト系のゲームに自信がある人ならば
迷わず上級を選んだ方が楽しめるだろう。
ただ残念ながら点数が出るわけではないのでその辺はシミュレーターと割り切って。
あともう少し筐体動いてほしかったな。

シミュレーターが終わったらもう昼前。
他にも興味を引く展示がたくさんあって後ろ髪ひかれたが
ぼちぼち浜松を後にした。


今回の旅行でもETCは役に立ってくれた。
夕方の東京インターの出口も全く渋滞に巻き込まれること無かった。
家族サービスのはずが趣味に走りまくっていたような・・・




7月11日(日)「腕時計」


初めて腕時計をしたのは小学生の時で
クリスマスプレゼントに両親から贈られたシチズンのベガだった。
その頃デジタル時計はまだ珍しくて
とても嬉しかったのを覚えている。

私が中学生だった時には腕時計は貴重品だったので
身に付けて行っても良かったが
体育の授業の時には貴重品袋に入れて保管された。


高校生の時もデジタル時計だった。
その頃からデジタル時計は安価な物が出回り始め
特に珍しくもなくなり手に入れやすくなった。


働き出してからはカシオのGショックを付けていた。
バイクに乗る際に雨や振動に耐えられる時計として愛用している。
ベルトが切れるまで使っては何個か買い替えたが
機能はてんこもりでストップウォッチは勿論
方位磁針・気温・高度・気圧などが測定でき
ちょっとした天候の変化も予測できる。


でも結婚して嫁さんに時計をプレゼントしてもらって
Gショックは付けなくなってしまった。
代わりに付け始めたのはタグホイヤーの機械時計である。

タグホイヤーと言えばF1の公式時計にもなったメーカーで
日本に入ってくるスイスメイドの時計の中でも有名である。
機械時計なので自動巻きとはいえ毎日捲かないと止まってしまう。

毎朝起きて腕に付ける時に振ってぜんまいを捲く。
だから時々休日の次の日には止まっていることもある。


わざわざクウォーツにせずに機械式にしたのには理由がある。
それは子供の頃父親の時計がSEIKO社の自動捲きだったからだ。

今ではうっすらとしか覚えていないが確か「GS」のマークが
刻まれていたと思う。
とするとあれはSEIKO社が世界に誇るグランドセイコーだったのかな。



クウォーツ時計は水晶の振動を利用して正確な時間を刻む。
電池が切れるまで正確に動きその精度に機械時計は足元にも及ばない。
けれど機械時計にはクウォーツに無い何かがある。

普段毎日接するモノには自然に愛着を感じる。
それが手間を掛けて動かしているならなおさらだ。
一応クロノメーター精度なのでかなり正確なのだが
毎日ほんの少しだが進む方向にずれる。

クウォーツなら1秒の狂いも許せなかったが
機械式ならそれも味だなと思って許せてしまう。
それは我が子を育てている気持ちに近い。


ある日気が付いたらGショックの電池が切れていた。
クウォーツが嫌いになった訳ではないので電池交換はする予定だけど
Gショックは専門店に任せないと防水性能が落ちるからちょっと面倒かな。

もちろん機械式はそれ以上にメンテナンスが必要なのだが・・・




7月03日(土)「ETC」


新しくて安いユニットがパナソニックから発売されたので
車にETC「CY-ET700D」を取り付けることにした。

というのも5万円のハイウェイカードが廃止されて
帰省の度に1万円のカードを買っていたのだが
このままでは効率が悪いし計算では二年程で元が取れると踏んだからだ。
それに車のETCカードはバイクでも使用可能という点。


手続き等は簡単にできると考えていたのだが結構問題点があった。


ETCの機械の登録は車検証があればすぐにできるようだ。
しかし登録料に3000円かかる。
これも役所が儲かるシステムなのだが逆らえないのが悔しい。
さらに車検証の内容の登録だから個人情報もだだ漏れである。
まあこの辺は割り切って掛かるしかない。


機械の購入と登録は簡単に終わった。


それとETCは専用のカードが必要だ。
クレジットカードのようなものだが厳密には料金支払い専用カードで
買い物などには使えない。
これも別途カード会社に申し込みせねばならない。

これも複数の会社が発行しているが
年会費が無料のカードは「まいどプラスカード」「JAFカード」だけであった。
いずれにしても新しくクレジットカードまで申し込まねばならない。

管理が面倒だからクレジットカードをこれ以上増やす気にはなれないし
しかも両方ともETCカードのデザインが気に入らなかったので
年会費を払って現在契約しているカードのETCカードを作ることにした。

WEBから申し込んだETCカードは約1週間で届いた。


これで機材は一式揃ったが車載する必要がある。
オーディオ等の車内配線を専門の業者に任せているので
ディーラーに車を持っていって配線をお願いした。

ここで問題発生。
ナビのTVアンテナはフロントガラスにあるがそれがETC受信と干渉して
正規のETCアンテナ位置ではETC信号が受けられない可能性が出た。

フロントガラスに何かを貼り付けられる位置は
法律で決まっているからどうしようかと思ったが
何回かのテストを繰り返した後
かろうじて1ヶ所だけぎりぎり干渉を避けられる空間があったので
そこにとりあえず固定してもらうことにした。

運が悪ければ受信に失敗するかもしれないというリスクを背負いながらも
一応車載状態まで漕ぎ付けた。


しかし手続きはこれで終わりではないのだ。
通行料金の割引サービスを受けるためにETCプラザ登録をせねばならない。
これもWEBからの申し込みが可能だが機材とカードの番号が必要なので
今まで登録が出来なかったのだ。
申し込んで書類が届くのに1週間ほど掛かった。

書類が届いてIDとパスワードを用いてようやく割引料金の
通行料金が登録できた。


この時点で最初の機材購入から数えて約2週間掛かった。
長期間契約している自前のクレジットカードがあったお陰で
これくらいで済んでいるが新規に一から申し込むと
あと1週間から2週間ほど余分に時間が掛かっただろう。

もしも旅行か何かの目的のためにこれからETCを付けようと思っている人は
日程にかなり余裕を持って考えておいた方がいい。


・・・そして首都高速池袋線で実験して見る。
ゆっくりの速度でETCゲートに近づくとゲートと機材が無事反応し
あっけなく通過することができた。

一緒に乗っていた嫁さん曰く
「わーっゲート開いたよ!」
「窓あけなくても良いから排気ガス臭くないね」
「ホント簡単に通過したね〜何で今まで付けなかったの?」

・・・最後まで取り付けに反対していたのは誰だったかな?




ETCは問題点をたくさん抱えてスタートしたシステムだと思う。

まず通行するのに機材を自分で買わねばならない点。
これの解決策としては最初はJRの「SUICA」のようなデポジット制や
ADSLモデムのようなレンタル制等も取り入れると良いのではないか。
携帯電話のように魅力のある機種が出てきたら買取でも問題無いだろうし。

それと通行料金の決済にクレジットカード会社との契約が必要な点。
これだとクレジット契約が出来ないユーザーが使用できない。
偽造不可のプリペイドカードのような現金買取型のETCカードを
作って差せるようにすれば解決するのではないか。
もちろん料金不足の場合はゲート手前で知らせるシステムを構築する
必要はあるが。

ノンストップ料金収受が目的なのだから入り口のゲートも必要無いだろう。
これもゲート前でカードの有無や通信エラーの検出を行なうように
すれば良い。


個人的には通行料金を無料にしたら料金所渋滞の問題は簡単に解決
すると思うのだけどね。
とりあえず機材の元を取るまでに無料にはならなさそうだけど。










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