税の不思議 一口メモ(4)
「大金持ち優遇」の証券税制 日本はフランスの3分の1
会報「ノー消費税」2009.9 第218号
 表は、証券税制の税率を国際比較したものです。
 日本では、株や債券の配当金所得への課税、株式売買で儲けた利益金への課税とも、20%ですが、優遇税制で10%に軽減されています。
 これに対し、フランスでは30・1%の課税ですし、アメリカ、イギリス、ドイツはいずれも日本よりずっと高い税率になっています。日本の「大金持ち優遇」ぶりは国際的に際立っています。  
 07年分申告所得調査をもとに試算すると、100億円を超える莫大な利益を得た者が一人当たり約35億円ものたいへんな減税の恩恵を受けています。
 小泉自公連立内閣がこの優遇税制を実施しましたが、2003年度?07年度までの5年間の累計減税額は、4兆300億円にも達しています。
 この証券優遇税制にたいして、民主党は、「証券税制については、現行の優遇税制を延長する」(昨年12月
24日、税制抜本改革アクションプログラム)と明言していますが、証券優遇税制は廃止し、税率をただちに20
%に戻すべきです。
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