税の不思議 一口メモ(1) “億万長者天国”日本!
会報「ノー消費税」2009.6 第215号

 グラフは、申告納税者について所得税の負担率を所得階級別に計算したものです。驚いたことに、負担率は年間所得1億円の26・5%をピークに急激に下がりはじめ、100億円超のクラスでは、わずか14・2%の負担率に低下しています。
 なぜ、こんなことが起こるのか?その原因は、国際的にも異常な低税率となっている、株式譲渡所得など金融所得の大半が1億円を超える高額所得者に集中しているためです。国会でも、与謝野馨財務大臣は「上場株式等の譲渡所得等について10%の軽減税率が適用されていることを含め、金融所得課税の在り方が影響している」と答弁しています。証券優遇税制が税負担の累進構造を破壊し、日本がいかに億万長者天国≠ノなっているかを如実に示すものです。看過できないのは、政府が「金融所得課税の一体化」と称して、新たな証券優遇、大資産家優遇の恒久的枠組みをつくろうとしていることです。
  「貯蓄なし」世帯が22%にもなっている「格差社会」で放置できない大問題です。
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