2010年11月の研究開発記録&雑記帳>
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11月14日(日)「アニバーサリー」
先週末仲間内にてBBQをした。
私は前回の雑記に書いたダッチオーブンを持って参加した。
ダッチオーブンを屋外で使うのは初めてなので
メニューをどうしようか色々考えたが結局食べやすいフライドチキンと
鶏雑炊を作ることにして下ごしらえを行なった。
炭火でするオーブン料理は色々応用が利きそうで研究のしがいがある。
火加減の感覚が慣れるまで大変かもしれないが
多少アバウトでもいけるところが屋外BBQの醍醐味だろう。
そんなこんなで料理も作り一段落した時に
スイーツタイムが設けられていた。
そこで出てきたのが特製のケーキだった。
それはうちのHPサイト10周年の記念のプレートの掛かったケーキ。
完全にサプライズだった。
チョコレートプレートに描かれたGLはかなり上手く再現され
食べるのが惜しいくらいである。
まさに私のバイクそのものだった。
細々とHPを運営してきたがその中でもこれはとても嬉しい出来事だった。
これを用意してくれた仲間は皆ニコニコしていた。
最近仕事に忙しく心を動かされることが少なくなってきていたところに
これは良い薬となった。
記念のプレートは持ち帰りたいなぁと思っていたが
ウチの子供はそんなことお構い無しに食べ始めたのだ。
いやはやホント子供は正直だこと。
まあいつまでも取っておける訳でも無いから
こういうものは一番盛り上がっている時に食べるのが最高なのだろう。
ともあれこのHPがスタートして10年の月日は長くもあり短くも有る。
途中嫁をもらい家族ができた。
その上共に進む友人があるのは本当に嬉しいことだ。
長い人生を歩む上で心からありがたい話だとつくづく感じる。
当初のHPからは少しずつ進路が変わりつつあるけれど
今後もぼちぼち続けていこうと思う。
11月7日(日)「ダッチオーブン」
良く行くアウトドア用品の店からフェアのお知らせが届いた。
会員には店の全商品が表示価格の2割引だという。
以前から欲しかったものにダッチオーブンがある。
それをこの機会に買う事に決めた。
ダッチオーブンとはその原型を
アメリカの西部開拓時代にオランダ人が
行商で売っていた物と言われる鋳鉄の重い鍋のことだ。
ダッチオーブンにも色々種類があり
有名どころではやはりアメリカ・ロッチ社のオーブンなのだ。
ロッチのオーブンはこれ以外は邪道と言う人も居るくらい
使用者が多く正に老舗のメーカー。
でも私が欲しかったのはユニフレーム社から出ているスーパーディープシリーズだ。
ロッチのオーブンより個人的にはユニフレームのオーブンに魅力を感じていた。
それは黒皮鉄板という業務中華鍋の材質を使用し
4.5mmの厚さの鉄板を大型プレス機で深絞り加工した鍛造鍋。
鍋なのに蓋と本体の精密加工ぶりに日本の技術を感じる一品。
買って帰って箱から取り出す至福の時。
ものすごく重たい鍋の重厚感がたまらない。
まるで初めて買った携帯電話をいじる時のように飽きずに眺めた。
しかしダッチオーブンは買って来てすぐには使えない。
鉄鍋にはお約束のシーズニング(焼き入れ)の儀式があるのだ。
次に週末、家の前にてカセットコンロでシーズニングを行なうぁゃιぃ親父が出現。
いよいよデビューとなるわけだが
何を作るか色々悩んだ挙句鍋の成長も考えてフライドチキンに決定。
しかし初めての鍋での調理は火加減が分からずいきなり苦労することに。
IHヒーターでの加熱なのだから火加減は温度調節が可能なのに適温が分からず
最初のチキンはキツネ色を通り越して哀れこげ茶色。
「失敗したか!」
しかしこれは面白い。
元来の研究癖が深みへと誘う。
試行錯誤の上3回目にはようやくまともに齧ることのできる硬さに仕上がった。
1回目と2回目のチキンは子供に超絶不評の嵐。
食わなくても良いと言ったが目の前にあるとやはり食べるのか。
少しトラウマになったかな。
次の日は野菜焼。
洗った野菜を鍋に入れて焼くだけの簡単な調理だ。
しかしこの調理はオーブンに上の火が必要だ。
そこでキッチンに炭火を持ち込むことにした。
昭和中期の日本家屋は炊事を練炭や薪で行なっていたのだから
平成のキッチンで炭火を使っても問題あるまい。
下の火はIHで上火は炭という時代混合の末に完成した野菜焼は
シンプルだがホクホクの食感でとても美味であった。
しかしその後3日は炭の匂いがリビングに居座っていて
嫁から説教を食らうことになったのだが・・・
何事も暴走はいかんな。
やはりマングローブの黒炭は煙は少ないが匂いがあったか・・・
次は匂いの少ない備長炭を使用することにしよう。
しかし備長炭は跳爆するから屋内では危ないかな。
まだまだ研究は続く。
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