2003年8月の研究開発記録&雑記帳>


過去の研究開発記録

2003年01月
2003年02月
2003年03月
2003年04月
2003年05月
2003年06月
2003年07月










8月30日(土)「12年の歳月」


先日パッセージにて新型のGL1800を試乗する機会があった。
新型GLなんか滅多に乗れるものではないからちと嬉しい。


時間は夜の8時。
夏とはいえ外は暗い。
新型のGLはディスチャージライトが標準装備されていて非常に明るい。
さらに前方を照らすフォグライトもあって全ての灯火を点けると
全砲門オープン状態で真っ暗な山道でも大丈夫だろう。
私のヘッドライトもノーマルからリフレクターライトに変更して
明るくなったなぁと感じていたがやはりディスチャージの白さには敵わない。


またがってみての感想は大きさを感じない、だった。
というよりむしろ小さくなった気がする。
外からみているサイズは新旧で大して変わっていないはずだが
コックピットからの感覚はまるで違う。
これはどういう事だろう?

どうもハンドルの位置が狭く低くなっていることと
ミラーとカウルの見え方の違いでそう感じるようだ。


実際に走らせて見て感覚の違いは歴然だった。


旧型のGLが大きな箱をバイクに着けて振り回している感覚があるのに新型にはそれは無い。
パイプフレームとアルミフレームの剛性の違いだな。

新型はマスの集中が高くそして重心が少し高い位置にある。
これはコーナーで振り回しやすいということだ。
トルクの出方はますます滑らかでクラッチを繋ぐ瞬間にも感じられる
巨大な引っ張られ感。

スポーツバイクを重量級にしたらこんな感じなのかなとさえ思えた。
オヤジバイクだとなめてかかるとあっさりやられそうだ。


これはちょっと良いかも知れない。
フルモデルチェンジまでに12年あったこのバイクは
ツアラーの格好をしたスポーツに進化していた。

でも文句をつける場所が無いわけじゃない。
それは外装だ。
丸みを帯びたデザインはちょうど今風なのかもしれないけど
個人的にはあまり好みではない。

直線基調のシャープなデザインの方が好きだから
その点では旧型の方が良い。
外装が交換できたら良いのにと思ったが全然成り立たないから無理だな。


また乗る機会が有りそうだから
もう少し色々なシチュエーションで比べて見たいものだ。




8月23日(土)「人情ゲーセン」



博物館内部には私の好みのゲームが多数存在していた。


初代スペースインベーダーを筆頭にゼビウス、ギャプラス、空手道
スペースハリアーにガントレットにアサルト(プラス)。
そして忘れてはいけないのがダライアスとダライアス2だ。

ダライアスはハーフミラー使用の3画面筐体で
その巨大さに狭いロケーションでは搬入に大変な苦労を要したり
2人でプレイしないと見られないエンディングがあったり(バブルボブルよりは酷くなかったが)
ヘッドホン端子が標準装備だからウォークマンで録音できたり
ピラニアボスの強さと自機のレーザー装備の弱さがバランスが取れていなくて
せっかくのウェーブ装備にできにくくそれでもマニアは果敢に挑戦したのだが
知らない一般人ではとても太刀打ちできるものではなく
タイトーからレーザー装備の威力が上げられたらエキストラバージョンが出たり

果てはあまりの人気ぶりに連続コインでクレジットされて
店の閉店時間を超えてもプレイヤーが並んでいたという事実から
これ以降のタイトーのゲームは10クレジット以上の投入は
カウントされなくなったりと数々の伝説を残したゲームだ。


タイトーの横スクロールシューティングゲームの中では一番思い出深い作品である。
店の奥にひっそりとたたずむ伝説は元気に稼動していた。


しばらく楽しんだ後カウンターに行ってカップめんを注文する。
「ゲーセンでカップめん」と言えば昔は不思議でも何でも無かったのだが
今時のゲーセンにカップめんは似合わないよな。
おじさん店長がお湯を入れてくれてお盆にタイマーと一緒に乗せてくれた。
ここまでしてくれる店も無かったけどな。

グラディウス2のデモ画面を観ながらすすったカップめんは懐かしい味だった。

店長と雑談をするのも結構楽しい。
ゲームをしているよりも話をしている方が長かったのではないかと思うくらいだ。



結局帰省の行きと帰りにこのゲーセンに寄ったのだ。
帰りの時は店長はいなくて奥さんが店を仕切っていたのだが
やはりゲーム以外の話でもいろいろ話し込んだ。

閉店時間間際にこれから東京に帰るのだというと驚いていたな。

ちょうど車に乗り込もうとした時に店長が店に戻ってきたようだ。
奥さんから私の話を聞いて移動の時にでも食べなさいと
自分たちの夜食に買っていたパンを私に一つくれた。

現代の皆が忘れかけている何かをこのゲーセンは持っている。




8月15日(金)「博物館としての真意」


天野ゲーム博物館の真の姿は奥の部屋だった。
薄暗い照明の中に見覚えのあるゲーム機が並ぶ。

店長に説明してもらって借りた認証カードをスロットに差すと
自動ドアがすうっと開いた。


この博物館(ゲーセン)では基板の寿命を持たすために
レゲーをしたい人が電源を入れるシステムを取っている。
が、そのゲームが終わっても電源を切ることは無い。
後は閉店まで稼動しているのだ。

店長の話では電源の頻繁なオン・オフは接点寿命を短くするという。
確かにそうかもしれない。
電源オンの時の基板に掛かる負担は結構大きい。
電気のコストよりも基板を大切に考えた店長の配慮というところだな。


博物館の特別室のゲームはほとんど、昔はどこのゲーセンでもあったものだ。
例外として「アルティメットエコロジー」や「ウォリアーブレード」があった。


補足説明しておくと「アルティメットエコロジー」は
カプコンが1994年に今は無き「新声社」の発刊していた
ゲーム雑誌「ゲーメスト」誌上で企画募集していたものを
ビデオゲーム化したシューティングゲームだ。
発売本数は非常に少なくカプコンの直営または関係の店舗に
リースで出されていたのが大半だったはず。

もともと「ロストワールド」のコンパネと同一の
ローリングスイッチデバイスを考慮して企画製作されたゲームなのに
一般の店舗ではメンテナンスの都合上ローリングスイッチではなく
通常ボタンの仕様になってしまった不遇のゲーム。

しかし天野ゲーム博物館は日本で唯一ローリングスイッチ仕様の
「アルティメットエコロジー」を所有している。
ここで唯一と言い切れるのは理由がある。
ローリングスイッチは「ロストワールド」と同じだが
そのデバイス運用がサブ基板によって制御されているので
スイッチを転用しようと思ってもサブ基板が無ければだめなのだ。

博物館ではカプコン社に一つだけ残っていたそのサブ基板を
譲ってもらったので他には無いと言い切れるのだ。


うんちくはこの辺で終わるとして
実際にローリングスイッチバージョンをやってみた。
ゲームセンターミアータでボタンバージョンはやったことがあるが
究極まで極めたわけではないので素人としての意見であるが
デバイスが違うとゲーム性が全然違うと言える。

ローリングスイッチだと感覚で砲塔の向きが替えられるのでとてもやり易い。
別のものに例えていうならPS版「リッジレーサー」を通常コントローラーで極めた後に
「ネジコン」を使用した時の衝撃とでもいう事ができるかな。


長くなってきたので次回に続く




8月14日(木)「緊急議題」


友人の運営する掲示板がちょっと荒れ気味なのだ。
そのまま放置しておいても良かったのだがこれ以上荒れると
喧嘩両成敗として両者出入り禁止処分なんかに発展しかねない。
まして掲示板閉鎖とかになると凄く悲しい。
それと後々オフ会などを開きたくても問題が出て困るなと考えたので
ついお節介とは思いながらも口を出してしまった。


私だって人間だから人の性格の好き嫌いはある。
自己主張の強い人は嫌いではないがそれが自慢話ばかりになると
鼻について嫌味に感じてきてしまう。
「適当な相槌とかしこまった敬語が勝利の鍵」とは友人の雑記からの引用だが
正にその通りだと感じるね。


攻撃的な人と守備的な人が上手く融合していれば
言葉のキャッチボールを聞いていても不快ではない。
しかし攻撃的な人同士の会話は聞いていてあまり愉快ではない。


自分の主張のぶつかり合いは人生において必須だと思うが
相手に対するむやみやたらの罵詈雑言は危険だ。
それは言葉の持つ力というのが想像以上に大きいからだ。


自分の発した言葉に責任が持てないのであれば発言すべきではない。
ましてその言葉にどんな威力があるのか深く考えないのは問題外だ。


かれこれ数年ネットの世界を見てきてネチケット等も未だに良く分かっていない私だが
自分の雑記において自分の言葉で発言するならば

サーキットで単独に走るのならばタイムアタックなりエクストリームなり何でも実現可能だ。
でも多数のマシンが競うGPになれば公式のルールが存在し
それを守らなければ強制排除(ペナルティー)されるのは当たり前である。


無論公道では不特定多数の人間がいろいろな思想や宗教や慣習を持って
走っているのだから自分の思う走りは出来ない、すべきではないのだと。

簡単に言えば公道にGPマシンを持ち込んだとしてもそれは只の迷惑でしかない。





もう一つ別の簡単な例を挙げる。
妊婦を助手席に積んで病院まで搬送中
国道の第一車線を流れに沿って走っていて丁寧な運転をしている時
一方的に後ろから煽られたらあなたはどうする?
速度を上げて対応する?


私?もちろん先に行ってくれと指示器が出せればそうするよ(流避的危険回避
最悪どこかに一度入って煽る車をやり過ごすかもね(無視的危険回避



世の中全てとは言わないが相手の立場が弱いかもしれないということも
あるということを忘れて欲しくない。


・・・もちろんどこまでも流れに乗らずに制限速度を守るとか
周りを見ないで車線変更とかする常軌を逸した馬鹿運転まで擁護していないので念の為。




8月13日(水)「天野スポーツのゲームコーナー」


今回の帰省のメインはこれなのだ。
場所は東京から行くと名古屋の手前の岡崎の南に位置する「西尾市」
国道23号線沿いということもあって地理的には不安は無かった。


東名高速を降りて30分ほど走ったところに西尾はあった。


光海さんから以前もらった地図を頼りに天野スポーツを探す。
西尾の街は思ったより小さかったので難なく見つかった。
駐車場に車を止めて建物にゆっくりと近づく。
期待に胸躍らせながら店の自動ドアをくぐった。


だが視界に入ったのは最近の格闘ゲーの並んだ光景だった。
店の入口から20台近くは格闘モノばかりが稼働していた。
もちろん期待していた光景ではなかった。


その時耳に入ってきたのは「パンパカパンッ!」のファンファーレの音。
これはリブルラブルの宝箱が開いた時に鳴る奴!<マニア

ちゃんとS字囲みしてトプカプを一網打尽状態にしていれば即ボーナスステージか
あ、でもちょっと待てよエネルギーをチャージしておかないとタイムが短くなるから
奇跡を起こす前にオーバーチャージしておかないと・・・
けどオーバーチャージのBGMは聞こえていなかったから準備不充分か?
いやバシシが上手くてマーカーをしっかり準備しておけば大丈夫か・・・
いやいやもしかするとスタープレイヤーなら・・・


(この間一秒妄想)


見えない向こうから聞こえてくるボーナスステージの曲に導かれて
店の奥に誘われるようにふらふらと吸い込まれていった。


一人のプレイヤーが「リブルラブル」をプレイしていた。
そこそこのプレイはしていたようだがスタープレイヤーでは無かったようだ。
しばらくしてゲームオーバーになって店を出ていった。

今は平日の午前十時。
店には店員は誰もいなくて只々デモサウンドだけがゲーセンに響いていた。


よくよく見るとオールドゲーがずらっと並んでいる。
妖怪道中記にゼビウスにオーダイン。
最後の忍道にクレイジークライマー、ファイナルファイト。
壁際にはグラディウスシリーズが歴代並び威光を放っていた。
目の前にはタイムパイロットが。

さらに良く見ると店内にはさらに自動ドアがあって薄暗い部屋がある。
そう天野ゲーム博物館の本体は別になっていた。
前もって聞いていた話ではあるが実際に目の当たりにすると度肝抜かれた感じ。

自動ドアの前に認証用のカードを差し込むスロットとパスワードテンキーがあって
勝手に入ることが出来ないようになっていた。


何故か店長が店にいないので奥には入れない。
仕方が無いので手始めにタイムパイロットを始める。
これなら少しは時間が稼げる。
15Roundで敢え無くゲームオーバー。
昔のハイスコアには届かなかったがハイスコアノートの記録は越えていたので
勝手に満足していたらちょっと年配のおじさんが店に入ってきた。


インカムの集計とコインシューターの回収をしていたので
勝手に店長と推測。
話し掛けることにした。


「あの、、、私、今朝早く関東からきた者なのですが博物館に入るにはどうすればよろ しいのですか?」
「向こうに見えているアサルトプラスがプレイしたいのですが」
今、良く考えるとちょっと怪しいヤツだが店長は気さくに答えてくれた。
「ああ、じゃあ申し込み用紙書いて。」
「おじさんが簡単にテストするから。」

きたーーーー!
これが噂の店長チェックか!
話によるとこれを書く半数以上は不合格で認めてもらえないらしい。
ここまで来たら素直に自分の意見を書くしかないだろう。
おじさんと話をしながら全部書きこんで手渡した。

事務所で眼鏡をかけてチェックされる。

久々にちょっとマジ緊張。
自分のゲーマー歴を確認されているようだった。

「あ、じゃあ免許証出して」
右下にOKのサインが。


「・・・その回答で大丈夫ですか?」の問いに
「ああ、120%オッケーだね」の答え。


ああ、博物館に入ることを許可してもらえて良かった。
無事に入った博物館の中にはお宝が電源を入れて欲しいと手招きしていたのだ。


次々回に続く




8月10日(日)「夏休み」


今年は早目の夏休みなのだ。
例年のごとく長期連休は大阪の実家に帰ることにした。
但し今年は嫁サンが妊娠していることもあって
嫁サンは飛行機で私は単独車で大阪に向かうことにした。

飛行機は夕方の5時に羽田を離陸した。
それからすぐに東名高速に乗るつもりだったが
忘れ物を取りに和光に一旦戻った。
環八の渋滞は相変わらず凄い。
羽田から和光まで30km少々が3時間以上かかった・・・


水曜日はTVの誘惑が多い。
気が付くと日付が変わる時間帯。
ゆ〜のす氏のとこに行ってだべる。


少し仮眠してシャワーを浴びて夜の高速を走ることに。
牧の原まで休憩無しで走ったが急に疲労がきたので仮眠を取ることに
台風の影響か大雨が降ってきたなと考えていたら何時の間にか眠っていた。

雨の音で朝の8時頃目が覚めた。
台風情報が気に掛かったのでニュースを見ながら西に走る。
名古屋方面は比較的天気が良かった。


今回の帰省の目的の一つはもう近い。
岡崎で東名を降りて西尾を目指す。
初めて行くところだが国道23号線に近いということもあって
離れているイメージは無い。



待ちうけているドラマティックな出来事を今はまだ知る由も無かった。




8月06日(水)「胃カメラ」


先日胃カメラを飲む機会があった。
もちろん初挑戦。

胃のレントゲン写真を撮るのならばバリウムを飲むのだが
胃カメラは全然違った。

まず前日の夜の9時以降一切の飲食は禁止。
水も飲んではいけないらしい。
もちろん検査当日の朝も絶食状態だ。
この時期朝起きたら喉が渇いているので
これはちょっときつかったがそれだけではすまなかった。

検査直前に前処置が何段階かある。

手始めに胃の動きを押さえるために肩に注射を一本。
それと胃の中の空気を抜く白い薬品を飲まされる。

それから喉に麻酔をするのだ。
歯医者で麻酔をしたことあるならば聞いたこと有るかもしれないが
キシロカインという麻酔をゼリー状にした奴で
それを喉の奥に5分ほど溜めるのだ。

これも相当苦しい。

5分してから吐き出したのだが
さらに咽喉にスプレーでキシロカインを吹きかけられた。
一気に吐き気がこみ上げてくる。
しばらく椅子に座ったまま動けなかった。
うがいは禁止されているので溜まった唾液を何度も吐き出した。

これだけ前処置していよいよカメラを飲む。


ベットで横たわり穴の空いたマウスピースを噛んでそこから胃カメラ挿入。
喉を通過する時の感触が辛い。
胃で止めるのかと思ったら十二指腸まで挿入された。
だいたい60cm〜70cmほど入っている。
ずるずると動いてまさにエイリアンが侵入してきた感じ。
文章で表現すると呑気に書いているように思えるが
実際は吐き気との闘いでとても苦しいのだ。


苦しい中見上げたモニターには自分の体内がカラーで映っていた。
思っていたよりもかなり鮮明な画像で襞の状態などが一目瞭然。
そこで余裕が出てきたので自発的に胃壁を動かして見る。
自分の呼吸に合わせて動く内壁にちょっと感動した。


その後だんだんと抜いていきながら内壁の検査。
胃の中にはさっき飲んだ白い薬品だけが残っていた。


え?検査結果?
結果は全く異常なし。
異常が有っては困る。
飲んだ理由は単に胃の辺りが痛かっただけなのだが。
貴重な体験だけが残ったな。




8月02日(土)「夏の香り」


今日は本来仕事は休みだったのだがとある都合で会社に行くことに
大半の人間は休みなので広い室課に数人と寂しい状態だった。


昨日掲示板に梅雨が明けないなと書いたが
朝から随分と夏らしい天気になって昼のニュースでは
関東地方にも梅雨明け宣言が出たらしい。
昼休みに太陽を浴びに外に出たら夏のむっとした空気の匂いがした。

こんな状態で仕事などしたくなくなるね。
とっとと集中して終わらせてまだ暑い日中に会社を出た。



日も沈みかけてひぐらしが鳴き始めた頃、外出の準備をする。
そう今日は朝霞の街の夏祭りなのだ。

祭りと言えば露店だ。
夜店の近くに来たら香ばしい香りが漂ってくる。
今年は何を食べようか。
残念ながらドネルケバブよ、中近東よ、は無いのだが
定番の牛串焼きのタンとカルビを塩でゲッツ。

それを持って夜店が無くなってほんのり暗くなる場所まで移動する。
適当な場所で折りたたみ椅子を出して陣取り牛串をほうばる。
口の中にジューシーな肉汁が溢れその匂いに食欲が刺激される。
もう一口をかじった時に夜空に大輪の花が咲いた。


打ち上げる場所は毎年決まっているので
穴場から見る花火は格別だ。
至近距離で彩とりどりの華が炸裂する。
しばし呆然と空を見つめる。
夜空に輝く星も今日はほんのり控えめで
刹那の華を盛り上げている。

今年の花火はフィナーレが例年よりも凄かった。
巨大なスターマインが炸裂し終わりかな?と誰しも腰を上げた瞬間に閃光が走り
見えている空全体に無数の蛍が舞うような幻想的な最後だった。


視界いっぱいに広がった火は夜空に溶けるように落ちてくる。
あまりに近い場所だったので本当に上から燃え残った玉のかけらが落ちてきた。
まだ暖かいそのかけらも夏の匂いがした。











BACK