小さい頃からの夢だったドックトレーナーへ高校卒業と同時に埼玉の警察犬訓練所に見習いとして入所、 その後7年間修業し在所中にJKC/PD/JSVの各公認訓練士資格を取得その後独立現在は出張専門で飼い主さんと一緒にマンツーマンのしつけ、訓練をおこなう犬の学校を経営。その傍らフリスビードックのJFA千葉支部の支部長、インストラクターデモンストレーターとして フリスビードックのショーや普及に努めまた参加者としてもフリスビーの大会に愛犬と参加して楽しんでいます。
私がしつけとドックトレーナーのあり方について思うこと
私がドックトレーナーになって数十年様々な犬や沢山の飼い主さん色々なトレーニングのやり方を実際に見てきました。
その中で自分なりに考えて行き着いたしつけとドックトレーナーのあり方について書きたいと思います。
現在はしつけ教室や直接飼い主さんに指導するスクールが増えてきましたが私がトレーナーになりたての頃はトレーナーが全てをトレーニングし時間をとって飼い主さんにやり方を教える事は少なかったと思います。
その中でも犬に優しい○○式トレーニングの仕方、一切叱らないトレーニング、おやつを使った誘導的な形の楽しいトレーニングなど様々なトレーニングの方法で各スクールやしつけ教室でトレーニングが行われるようになってきました。
私もそれぞれの方法について否定をしたり間違ったやりかたではないと思います。
犬の心理を良く理解して犬に解りやすく過度なストレスを与えずに速やかにしつけ.トレーニングを進めていくことができればそれが最良だと思います。
でもどうでしょう? 特におやつをご褒美としてただ与えるだけの取引によるのしつけは最初にいろいろな動作を教えて行く時期にはそれは良い効果があると思いますが持っている時には言うことはきくが持っていないとわかると全然言うことをきかないということはよく耳にするところです。
おやつも使い方によっては凄く効果的だと思います。
でも一般の飼い主さんがしつけ教室等で教わったおやつを使ったしつけから使わないで犬をコントロールするようにするまではその切り替えが上手くできない方が多いようです。
私が行っているトレーニングは基本的には必要と感じなければおやつをご褒美として使っていません。
だからといって叱ることでトレーニングを進めて行くわけでもありません。私も意味のない体罰は不必要だと思います。
正しいことを伝えたいときにはただひたすら誉めて誉め上手遊び上手になっていただきます。好ましく思わない行動を正したい時にはりードによるコントロールと精神的な圧力等で出鼻をくじきNoを伝えその何倍もの気持ちで誉めてあげる事でYesを教え思います。
あくまでもリードによるコントロールも精神的な圧力も犬を誉めてあげるための一瞬のきっかけ作りであり誉めることをより際立たせるものでなければいけないと思っています。
ただお座りや伏せ等の動作を覚えたという形だけのしつけではなく良い事もやってもらいたくない事もはっきりと飼い主さんがその気持ちを伝えられ犬かそれを理解し素直に行動するという形ではないそういう気持ちを育むことが本来のしつけだと思います。
その中で沢山誉められたことも、やってはいけない事をした時に飼い主さんに正された事もしつけをしていて何度やって上手く犬に伝わらなかった事も初めて犬が指示に対して正しい行動をしてくれてとても嬉しかった事もあると思います。
そうしたひとつひとつのやりとりが大切でその積み重ねが飼い主さんと犬の経験として残り少しずつコミュニケーションが取れる良い関係が築かれてくると思います。
せっかく縁があって家族の一員として迎え入れることになった犬です。
何もせず犬のペースに合わせて飼っていれば特に困ったことも起こらないと思います。
でも何も起こらない代わりにたいして良いことも楽しいことも無くただ飼っているだけです。
それでは一緒に暮らしている意味がありません。犬を家族としてみなすならしつけをすることによって飼い主さんも犬もお互いの気持ちを理解して尊重する事で快適に犬との暮らしがおくれるようになりその幅が広がっていくと信じています。
そう言った事をトレーナーが飼い主さんと犬と一緒にレッスンを行うことによって伝えることがトレーナーの役割だと考えています。
犬育て塾101ワンオーワン 早川
我が家の愛犬紹介
アトラス ベルジアン・シェパードマリノア/2013年12月1日生男の子
2015年10月に私のところの一員に加わりました。これからトレーニングとフリスビーを頑張ります!
サーフ パピヨン/男の子/2007年11月生まれ
すごく性格の良い男の子。人や犬ともすぐに仲良くなれるためただいま犬嫌いのワンちゃんのためにリハビリにも活躍中。
健康のためにフリスビーもやっています。
アミィ ボーダーコリー/女の子/2008年6月生まれ
ビートの後釜としてレスキュー団体から里親として引き取る。現在ビートに負けないようフリスビードックの修行に日々励んでいます。
BEAT ボーダーコリー/女の子 |
銀ちゃん ボーダーコリー/男の子 |
クリス オーストラリアンシェパード/女の子 |
ガム ジャーマンシェパード/男の子 |
ケイト MIX犬/女の子 |
ウォーカー ベルジアンシェパード・マリノア 女の子 |