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5月22日(日)「時代の終焉」


約20数年前のこと私が就職して初めてのボーナスで買ったのはバイクとTVだった。
その頃のTVと言えばブラウン管の時代。

ファミコンをつなぐのはアンテナ入力からRFスイッチを使って分波させて1chに入れる。
PCエンジンもAVブースターが無ければファミコン同様の入力方法でTVに映していた。
TV側の最先端の入力端子はS端子。

その初めて買ったTVはSONYのトリニトロン管を使った「KV-21DX1」だった。
寮生活で2人部屋だったので自分専用のTVがあるのは嬉しかった。
忘れもしない7月7日に買って2日後に届いてからは毎日点けない日は無かった。

様々な家庭用ゲーム機やビデオをつなぎ、MSXパソコンをつないだ。
そして一人部屋になって空間が広くなったので
仕事を辞めて実家に帰る先輩から買い取ったプロフィールプロを横に置き
其の隣にX68000のモニタを縦画面用としマルチスクリーン化した。

最後につないだゲーム機はプレイステーション2とドリームキャストだったか。
思えば一番家庭用TVゲームをしていたのはその時期だ。
モニターがたくさんあるとゲームの対戦もできたのだ。

ただそのTVも2011年のアナログ用電波が止まったときに静かにその役目を終えた。
捨てそびれて長らく子供の部屋の巨大な置物として君臨していたが
ついに今日廃品回収に出す日が来た。

嫁さんが嫁入りで持ってきたパナソニックのテレビデオと一緒に
廃品回収のトラックに積まれて旅立っていった。
捨ててから気が付いたが国民生活センターに使用中止のお願いの情報があった。
すでに2010年に寿命が尽きていたのか・・・


若い頃は結構テレビを見たがこのごろはどうだろうか。
ニュースも天気も速報性はネットの方が優れているし
コンテンツもネットは無限大に存在しているといっても過言ではない。

青春を一緒に過ごした大きな存在がまた一つ消えた。
部屋は広くなって空間を手に入れた。
同時に改めて私の中でTVの存在が小さくなった。















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