2012年5月の研究開発記録&雑記帳>
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5月6日(日)「ナイトランナーズ」
夜走り。
若いころはただバイクを走らせるだけで楽しかった。
もちろん爆音をたてるわけでもなく純粋に夜の道を走るのが面白かったのだ。
車で夜明けまで走ることもあった。
仕事が終わってから何も考えずにお気に入りのテープを流しながら
どこかの海に向かって走るのだ。
人通りも無く寝静まった街。
交通が途絶えた中を一人走るのは本当に気持ち良かった。
所帯を持ってからそれはできなくなった。
何かを得ると何かを失うということ。
夜走るということは色々なリスクを伴う。
若さのままに突っ走れるのは若い故の行動だ。
おっさんにその代償を払って走ることはなかなか許されたことではない。
でも昨晩久々にその機会を得ることができた。
夜の首都高速を友人らと湾岸に向けて走る。
普段なら家族でディズニーに向かう道。
好みの曲を聞きながらライトアップされたスカイツリーを横目に駆ける。
更に他の友人らと合流して湾岸線を西に向かう。
海底トンネルを越えて海ほたるPAに到着。
さすがに夜も遅いので駐車場にはすんなり入ることができた。
ただ明日も日曜ということでそれなりに賑わっていた。
友人らとはそこで1時間ぐらい色々と話をした。
共通の話ができる年齢の違う友人は貴重だ。
普段の生活ではなかなかそんな機会は少ないから。
帰り道、レインボーブリッジを渡り半分だけライトアップされた
東京タワーの横を過ぎ渋谷の街中を走る。
何回転するのか分からないくらい螺旋状の大橋JCTを北上し
長いトンネルを抜けると地元はすぐだ。
見覚えのあるICを出るときに後ろを走っていた友人に手を振り家路に向かう。
住宅街はひっそり寝静まり家族もすでに全員が夢の中だ。
ガレージのグリーンのネオンサインが帰還したバイクを迎え入れてくれた。
出発から帰宅まで約150Km
立夏間際の涼しくて暖かい東京の夜はとても走りやすかった。
そんな機会をくれた家族と友人に感謝している。
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