No。060
牛丼値下げはアカンよ
2001.7.9
ついこの前、徹底的に立ち食いそばのことを考えてあげたと思ったら、今度は、私の大好きな「吉野家」が、並を280円にするというじゃありませんか。
そんなら、今まで食べた総額から、差額を返して欲しいですね。そうすると、週に1回食べたとして、年に50食、だいたい20年くらいは食べているから、1000食(おい、1000食かよ!)×120円で、12万円か・・・。
皆さん、このような、過去に遡って効力を生じさせることを「遡及効(そきゅうこう)」といいます。
え、そんなことありえないって? いやあるんですって、税金の還付とかで、皆さんも結構恩恵を被っていたりするんですから、このおかげで。
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え〜、まあ遡及効はいいとして、私の問題は、吉野家が「混んでしまう」ことですな。だっていやだよ〜。それでなくとも、混んでいる昼時を避けて食べているというのに、夕方とか、明け方(おいおい)まで混みだしたら、ホントいやになっちゃう。
私の主義として、「混んでいるくらいなら、少し高いカネを払っても、空いている店」というものがあります。皆さんは、どうですか?
これ、「私がスキーに行かなくなった理由」のひとつでもあります。ホイチョイプロの映画のタイトルではありません。
たかが、1日券4000円(くらいだっけ?)のリフト券を買って、人人人の林をかいくぐってすべるよりも、1日3万円払って、ゴルフ場でのんびりした方がいいな、と。混んでいるスタバよりも、空いているドトールという感じでしょうか?
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吉野家も、マクドナルドをはじめ、セブンイレブンなどのコンビニ弁当と戦わなくてはならないのはわかります。でも、そうなのかな〜。そうまでして、客を集めなきゃ行けないのかな〜。やめて欲しいです私としては。
280円にしても、お客さんの伸びの予測からして、400円の時よりも売上は高くなるそうなんですが、それじゃ単純に言って、400円÷280円=1.42857・・・・ということで、客が今の4割増になるってことか。そんな混雑するの?
だって、所詮「牛丼」ですよ。メニュー数も「牛丼」と「牛皿」と「牛鮭定食」と「けんちん定食」と・・・、あと「朝定食」か。これだけですぜ、食べられるの。こんなんで、4割増の客が維持し続けられるのでしょうか?
そうなると、メニュー数も増やしたりして、厨房やラインはますます混乱して、効率が下がって、利益も下がって、結局、「大戸屋」や「ファミレス」と差別化できなくなったりして・・・。
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新橋近辺こそ、サラリーマンの数が半端じゃないので、14時から17時くらいの、いわゆる「アイドルタイム」でも、そこそこ客数はいますが、郊外店だったら、(たぶん)ガラガラでしょう?
「主婦」が、「ちょっとお茶の代わりに牛丼でも・・・」なんて、3〜4人で来るわけないし。まあ、中高生は入りやすくなるでしょうな。中高生の財布にはありがたい価格でしょう280円というのは。
とりわけ、「女子中高生」なんかにはね。この層は、「ブームと見るや、そこに(それに)殺到してくれる」から、短期的には、物凄い利益を叩き出してくれることでしょう。
そう、でもこの層が吉野家を占領し始めると、確実におじさん達は逃げると思うんですよね・・・。
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だから短期的には、売上も上がるでしょうけど、長期的に見たら、絶対に失敗すると思います。
吉野家ファンの私としては、そこそこのカネは払うから、空いた店で、私なりにゆったり食べたいんですよ。
ちょっとコワイのは、最近の吉野家に女性客が増えたのは、「朋ちゃん」が「吉牛大好き〜」と言ってからだそうですが、この手のタレントに「吉野家」が支持されてしまうことがイヤですな。
お願いだから、「浜崎あゆみ」に「吉牛はもうダメ」とか言って欲しいんだけど・・・。
と、唐突に「あゆ」が出てきたところで、次回は次の月曜を待たずに、「あゆのドームコンサートを(テレビで)見た」ことをネタに書こうと思います(と史上初の予告)。