No。045
番組改編に思う
2001.3.26
ここのところ、テレビCMや番組のことを書いてきましたが、その中で、私が「面白い」と取り上げてきた番組が、この3月に2つとも終わってしまいます。
1つが、テレビ東京系の「イカリングの面積」で、もう1つが、テレビ朝日系の「ひざくりげ」。
やっぱり、ダメなのかな〜。「ひざくりげ」はしょうがないと思うけど、「イカ面」は、まだこれからという感じがするんですけど。
さっきやっていた番組でも、どこか「続きがある雰囲気を残している感じ」がしたので、正直来週以降見てみないと分からないんですけど(各局のサイトや、テレパルで調べればいいんですね)。
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毎年4月の番組改編期は、人気のある番組は、3月中旬頃から「特番」にして、そのさなかに、(たぶん)低視聴率番組を整理する。
3月下旬から4月上旬は、「テレビ局の威信を賭けた特番」が目白押し。どこも似たようなものばかりなんですけどね。
で、実はここ数年は、新番組は4月2週目くらいから始まっているって、気付いてました?
ヘタしたら、3週目に始まっているものもあるはずです。
これなんかは、もしかしたら、タレントの手当がうまくつかなくて、収録が進んでいなかったからなどの理由もあったりするんでしょうけどね。
私、2年前くらいまで、新番組の予想視聴率みたいなものを調べていて、各局のエーかげんな番組改編に「どのタイミングで調査をしたらいいのか分からなくなって」、頭に来て止めてしまいました。
別に誰に頼まれてやっていたわけでもなかったし。
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しかし、テレビ朝日は「ジャングル」も終わってしまいました。
ということは、結局、「プロ野球ニュース」や「うるぐす」に勝てなかったということなのでしょうか?
私としては、読売はキライですし、プロ野球ニュースも元選手の下手くそな解説を中心にするようになってからは見ないようにしていたので、非常に重宝な番組だったんでした。
まあ、中居クンのコーナーをハズして見ていたんで、ちょっと苦労して見ていたんですけどね。
でも、最近「トゥナイト」に、往年のパワーがなくなってきたように思えて(だいたいカントクは、もう降ろさなきゃダメ。いくら功労者でも)、政治ネタから、風俗ネタまで、幅広く情報を吸収できる数少ない番組が「ジャングル」だったんです。
しかも、土・日の深夜という、酔っぱらい族には確実に視聴できる時間帯でもあったし、ジャーナリストとしては一級品と思える鳥越俊太郎氏も出ていたので、よかったのに・・・。
でも、ろくな解説もできない江川や、デーブみたいなのが出ている番組の方が、やっぱり好評なんでしょうな。
むなしさが残ります。
ぜひ、「Get Sports」をもっと早い時間帯にしてくださいよ、テレ朝。
あの番組なら、TBSの「ZONE」に負けないと思うのに。
これも、「ニュースステーション」を、うち切るにうち切れない弊害ですね。
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それにしても、どの局、どの番組も、視聴率が勝負なのは分かるのですが、本来硬派系の番組でも、やたらとチャラチャラ芸能人を使ってしまいますね。私、あれが許せないんですよね。
最たるモノが、プロ野球やサッカーのゲストに呼ばれる芸能人。たいていは、その改編期の番組宣伝絡みがミエミエで、もう「スポーツを冒涜するな〜」と怒りを禁じ得ません。
テレビ局関係者の発想が貧困なのか、消費者が視聴しているデータを分析された結果だからなのか、こうなるとニワトリとタマゴの関係ですね。
政治家が悪いのか、それを選んだ選挙民が悪いのかの問題と、どこかつながっているような気がするのは、私だけでしょうか。
この春からは、いい番組が見たいですね。