No。040
景観と利便性
2001.2.19
ちょっと鎌倉まで行ってみました。
さすがにこの時期だと空いていて、結構よかったりして。
で、まあネタも探しながら、ブラブラしていたんですけど、ちょっと無理矢理思いついたのが、「景観」についてです。
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鎌倉といえば寺あり、史跡ありで、いい国作っちゃった鎌倉幕府というくらい、有名な街ですよね。
でも、何か「品」がない気がしました。
どうして、日本の街は、こうなっちゃうんでしょう。
マクドナルドあり、デニーズあり、スカイラーク(ガーデンズ)あり、ローソンあり、ミスタードーナツあり・・・。
まあ、普通の街と変わらないです。
それっぽい店、例えば「●●料理の店」みたいなのもあったりしますが、街で目立っているのは、ファミレスやFFです。
よくテレビに出てくるヨーロッパの街並みは、まあ、テレビに映されている部分だけなのかも知れませんけど、ある意味、本当に「画一的」ですよね。屋根の色も、指定されていたり。
シックというんでしょうか。たぶん300年くらい前から変わらないのかな、という感じ。
ウィーンとか、アムステルダムとかに、マックはあったりするんですかね?
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たぶんあるんでしょうね、そういう外国の街でも、どこかには。でも、少なくとも目立っていないです。
日本の街は、どこもかしこも、「新宿」になろうとしている気がします。24時間、なんでもある便利な街に。
史跡のある街くらいは、景観にもう少し気を遣って欲しいですよね・・・。
といってしまうと、その街に住んでいる人から文句が出そうです。そして、そこを訪ねている人からも・・・。
「コンビニくらいないと困る」と。
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要するに、これが「文化度の差」なんでしょうか?
自分たちが守るべき歴史と、利便性との葛藤。
この葛藤で、利便性が勝ってしまうのが日本。グッと堪えているのがヨーロッパ。
ちょっと短絡的すぎるかも知れませんが、そんな感じでも言い過ぎではないと思います。
たしか、京都のマクドナルドの看板は、赤色を少し弱くして、えんじ色っぽいと聞きましたが、そんなもん、鎌倉だって守って欲しいと思います。
自治体が、もっとしっかりしなければいけないのでしょうか。
今、こういうことを公約に掲げて、政治家になろうとしたら、なれるんでしょうかね。
「え〜、私が当選した暁には、この鎌倉の街から、コンビニとファミレスをなくします」
当選できそうにない気がするな〜、やっぱり。
でも、「この街にある店は、コンビニだろうと、ファミレスだろうと、看板の色は守ってもらいます」、これだったらダメですかね。
このくらいは、理解を示して欲しいよな、住民も。
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日本のあちこちの街は、空襲で焼けてしまったという過去がありますね。
本当に、何百年という昔の街並みが残っているところが少ないのかも知れません。
そういう過去を引きずっているところもあるから、一概には言えませんが、でもだからこそ、鎌倉みたいな街は、もう少し守るべきものを守って欲しい気もします。
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といいながら、私も、どっちかというと、「コンビニだけじゃなく、ファミレスがないと、子供を連れて行くには困るな」と思ってます(^-^;)。
これ要するに、発想の中心が「子供」なんですよね。「子供っぽい」というべきか。
目線のレベルが、子供っぽくていけません。
「人にやさしい街」であることは大切でしょうが、「ガキっぽい街」はいけませんね。
※最近、文章にまとまりがなくて・・・すみません。もう少し考えて書くようにします(^-^;)。