No。026
ワンポイント首相
2000.4.6
別のコーナーで、「小渕恵三の存在意義」とやってしまっているので、ここで、新首相ネタを取り上げないわけにいかないでしょう。
いつの間に、「森さん」で決まったんでしょうか。
誰が決めたんでしょうか。
政治家? マスコミ? それとも病床のあの方?
と言っても、お二人いらっしゃいますが、もちろん、前から腰痛で入院されている方です。
日本の首相は、やはり国民が決めていないということが、本当によくわかりました。
しかし、恐ろしいのは、いつの間にか、「次は、森」となってから、マスコミも、本当に全く何も疑問を投げかけないところですね。
まあ、「国政に空白を作ってはいかん」というのが理由なのでしょうが、では「真空総理」とか言っていたのは誰?
もともと空白みたいなものだったのだから、別に半年くらい首相がいなくたって、結構、日本は変わらなかったりして。
いやいやむしろ、よくなったりして。
余計なことをしなくて、かえって景気回復のスピードが一気に速まるとか。
いけませんね、国政批判は。でも、マーケティング的には事実だと思います。
何なら、新橋で酔っぱらっているオヤジに、街頭調査をしてもいいです。
「どう思います」と。
しかし、就任早々から、「ワンポイント」って言われるのも辛いですよね。
「日本国第85代総理大臣」と、歴史に名を残すのに、いきなり「ワンポイント」ですもの。
そりゃマスコミも意地悪ですよね、自分たちで、「次は森」って書いておいて、でも「ワンポイント」じゃ。
国政をなめているんじゃないでしょうか、マスコミは。
正直言って、日本の首相って、本当に何のためにいるのでしょうか。
(ここの、「本当に」は、「ホント〜〜〜〜にっ」という感じで読んでください)
たしか、日本もちょっと前は、「アメリカを超えた」とか言っていましたよね。
今でも、GDPは世界何位なのでしょうか。
経済も、落ちぶれたとはいえ、世界全体からみたら、上位といって差し支えないですよね。
そんな国の首相が、「ワンポイントリリーフ」?
それって、外国から見たら、事実上の「空白期間」ってことじゃないですか。
だって、「リリーフ」じゃなくて、「ワンポイントリリーフ」ですよ。
横浜ベイスターズで言えば、(移籍した)大魔神佐々木を出すのではなくて、河原でも投入するという感じ(おわかりいただけますでしょうか・・・)。
でも、たぶんご本人も、「本格政権」みたいなことは、露ほども思っていないのでしょうね。
それが、日本の政治家の凄いところです。
自分の役回りを、しかと心得ているという。
この「空白期間」で、また世界のネット業界のスピードから、半年以上置いて行かれることが確実となってしまいました。
いや、これは日本の最先端のネット業界は変わらないでしょうが、学校教育の現場とか、今遅れいてるところでの、パソコン、ネットなどの導入が遅れるという意味です。
ミレニアムだというのに、何かもの悲しさが漂う政権交代ですね。
しかし、どいつもこいつも雄弁会出身なんだから、就任演説くらい原稿なしでやれよ。
何やってたんだ大学で。