No。021
このレシートに何を思うか
2000.2.27
今日、マクドナルドに行きました。
うちの子供と二人で行ったのですが、その時食べたもののレシートが、右の写真です。
読めないと思いますので、レシートに書いてある品・金額などを書き出しますと・・・・
EAT IN |
1 |
0 |
(1K−CBセット) |
|
210 |
チーズB |
1 |
|
ポテトS |
1 |
|
フィレオフィシュ |
1 |
240 |
ダブルHB |
1 |
240 |
ミルク |
1 |
160 |
ホットココア |
1 |
100 |
グリマス |
1 |
90 |

要するに、子供が「ハッピーセットのおまけ」が欲しかったから、それを買って、私は、ポテトは食べたくないので、フィレオフィシュとダブルバーガーを、単品で食べ、飲み物は、子供に牛乳を飲ませるために「ミルク」を単品でいき、私はハッピーセットにある「ココア」を飲んだ・・・・というレシートです。
まあホント、どうってことないといえば、それまでなんですけど、私は、ふと思ったことがありました。
皆さんは、何か思いませんか。
私、いまだに、セット系と単品と、どっちが安いのかわからないんですよね。
最もわかりにくい料金体系じゃないですかね、マクドナルドの料金システムは。
たしかに、「バリュー」であるんでしょうけど、マクドナルドにとって、とってもバリューで、食べる人には、本当にバリューなのかどうかわかりにくいシステムです。
バリューセットに、ポテトはいらないと思うんですよね。皆さんは、食べてますか?
うちの子供は、確かにポテト好きなんですけど、「あんなにいらない」ですよね。
それに油で揚げているから、デブの素みたいな感じもするし、成人男性には、百害あって一利なしという気もしてしまいます。
やっぱり、これは全米ポテト協会(?)の圧力かなとも思ってしまいます。
ほとんど捨ててます、私は。
これだけではなく、子供向けの「ハッピーセット」も無駄というか、わかっていないというか困っています。
だって、「親なら飲ませたい牛乳(=ミルク)」が飲み物で選べないんですから。
「コーラ」や「ジュース」を飲ませて、どうするっちゅうねん、と毎回思ってしまいます、注文するたび。
これは、要するに、「牛乳」は原価が高いからなんですね。
コーラやジュースなんて、所詮ただみたいなものでしょうからね。
全米牛乳協会(?)の圧力は、ないんでしょうか。
いや、私が思ったのは、ポテトの不要さや、セットの無駄さ加減のことではないんです。
うちの子供は、「ハッピーセット」(=400円=チーズB&ポテトS&ココア&グリマス)を頼んだのです。
「1K−CBセット」というのが、社内の略称なのでしょうか。それはわかります。
でも、その内容である「チーズB」「ポテトS」には価格が書いてありません。
むしろ、私がやむなく注文した「ココア」(=100円)や、はては「グリマス」(=90円)なんてものに、価格が記入されています。
これは、どういうことでしょうか?
だいたい、子供がもらったのは、「グリマス」ではなく、「ハンバーグラー」という名前だったはずです。「グリマス」は、紫色のバーバパパみたいなヌメ〜っとしたキャラだったはずです。
こんなPOSデータでいいのでしょうか。
何のためのデータを、彼らは取っているのでしょうか。
彼らのメイン商品である「チーズB」の価格よりも、「グリマス」(本当はハンバーグラー)の価格の方が重要なのはなぜか、ということです。
これは、価格を下げるための調整弁に、「ハンバーガー類」と「ポテト」が使われているということではないでしょうか。
「チーズバーガー」も「ポテトS」も、それぞれ単品の価格がある以上、セット内の割引価格を表示するわけにはいかない。
さらに、セットのドリンクである「ココア」は、業者から仕入れたままを使っている商品(店内で特別な調理加工を必要としない商品)のはずだから、価格をはっきりさせておきたい。
「おもちゃ」はなおさらでしょう。
結論は、「やっぱり、自社で内製できる商品を、価格調整に使った方が便利」ということです。
調査会社でいえば、「分析費」とか、「企画設計費」を下げる感覚ですね。明確なる原価の換算はできないですから、逆に価格調整に使いやすいのです。
レシートを見ると、その会社の原価管理が見えてくる。
そんな気がしませんか。
今、一部のマクドナルドで、平日価格をやり始めましたが、是非ともレシートを見てみたいものです。