No。019
スキー場にて思う
2000.2.20
5年ぶりにスキー場に行って来ました。

よく行っていたのが10年も前で、まだあの頃は、「バブルの名残」もあったのか、非常に「混雑」の記憶だけが残っていました。
でも、いいのか悪いのか、最近のスキー場は空いているんですね。
昼の12時ごろにレストランに行っても、楽勝で座って食べられるんですもの。
「これだったら、もっと来てもいいな」と素直に思いました(もっとも、今回行った2つのスキー場が、いずれもファミリー向けのこぢんまりとした所だったということもあるのでしょうが・・・。それに、3連休の翌週というタイミングもよかったのか・・・)。
どちらのスキー場も、整備がしっかりとなされていて、レストランの料理もスキー場にしては、おいしかった気もします。
「いや〜、最近のスキー場は凄いな」
と思ったのですが、よく考えたら、当たり前なんですね。
「私をスキーに連れて行って」を観て感動して、スキーを始める人なんて、今はもういないでしょう。
10数年前に比べたら、遊びも、ゲームやらケータイやらで、随分変わってきているから、そもそもスキー人口が減っているのでしょうか。
さらに、長期的に見たら、「地球温暖化」で、スキーは絶対にできなくなるのだろうし。
どう考えても、スキー場の経営に良いことは、ひとつもないはずです。
だから、少しくらいの経営努力はあたりまえか・・・。
ま、私もこれを機会に、もう少しスキーに行くようにします。せっかくスキー場に行っても、ソリで遊ぶだけではなくて。
で、日本を代表するモバイラーの私は、当然のことながら、愛機ビブロMC30を持っていったんです。
しかし、使えませんでした。
肝心のピッチの電波がなくって。携帯電話とパソコンをつなぐものを、私は持っておりませんので、往生しました。
宿泊先の電話のジャックをブチっと引っこ抜いて、あれこれトライしてみたんですが、ついに回線接続はできませんでした。
さみしいものです、ネットの情報が取れないと。別に、そんなに情報が欲しいのなら、テレビをマメに見ればいいじゃないかと言われそうですが、このテレビが今時「100円を入れないと見れないタイプ」。
さらに、こういう状況になって、改めて、ネットの素晴らしさを再認識いたしました。
要するに、テレビから流れてくる情報は、「アナログ」なんですね。
自分が欲しい情報が、いつ流れるのか分からないし、その欲しい情報を得るために、膨大な無駄な時間が発生する。
これがネットだったら、欲しい情報があるサイトを登録していれば、あっという間だし、仮にどこにあるのか分からなくても、ちょっと調べれば何とかなるのだし。
こういうことを改めて書くと、この文章を読んでいただいているのは、すべてネット上ですから、「今さらなんだ」という風に思われそうですが、実際に、「一昔前の時代」に戻ると、ホント、ネットのありがたさが、よく分かります。
私は、東京を中心に生活していますから、「電波の不自由さ」を感じたことはありません。
いや不自由ではなく、日々、電車の中でのオタンコナスな携帯の会話に、苦々しい想いをさせられていることはあります。
リゾート地や過疎地にも、もう少し、携帯やネット関係の環境を整備して欲しいなと思います。。
当然、採算性は悪いことはわかりますが、冬季のスキー場、夏季の海水浴場など、「こういうところでこそ使えたらな」と思う場所で使えると、その会社(サービス)に対するイメージは、確実に上がるでしょうに。
少なくとも、ピッチの会社は考えて欲しいですね、私のためにも。
おかげで、何カ月ぶりかで、競馬ができなかったんだから。
NHKの視聴料の大義名分に、よく「難視聴区域」という言葉が出てきますが、「難電波区域」という言葉も、そろそろ問題になってくるのでしょうか。
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