寝台特急はくつる,レディースカー&立席特急券の旅(1)


寝台特急はくつる(上野-青森)

上野駅15番線に入線した青森行き
寝台特急はくつる。22時23分に上野
を出て、翌朝8時17分に青森に到着。
どれで行くべきか?
 3月で無くなってしまう下北交通大畑線特急白鳥に乗るべく、どのように青森で行こうか考えた。名古屋-青森の航空便にしようか?でも通常運賃は2万7千円もして割引運賃でも2万3千円で対して安くならない。ムーンライト越後で夜を過ごし村上から北上するか。白鳥と同じルートの寝台特急日本海で往復運賃にして安く上げるか。でも日本海のルートは白鳥乗車時に取っておきたく思った。あれこれ考え、最後に思いついたのが上野発青森行きの寝台特急はくつるにする事だった。これなら朝早く野辺地に着き、そこから大湊線で下北駅まで行き、大畑線に乗り換えられ時間を効率的に使える。名古屋発名古屋行きの本州の東側を一周するような長距離の乗車券を作った。長距離になるほど1kmあたりの運賃が安くなる遠距離逓減制のおかげで意外と運賃が安くついた。

寝台特急はくつる号発車前
の上野駅15番線

 東海道本線を乗り継ぎ、21時に上野駅に着いて、ぶらぶらして、ようやく出発30分前になり、はくつるが入線する15番線に向かう。ぼちぼち乗客が集まりかけているようで、ホーム上にあるコンビニも賑わっている。

 私の席は11号車の女性専用車両「レディースカー」で、機関車と電源車の次に連結され、客車の中では先頭の車両だ。停車位置の先端に向って歩き近づくたび、人が減っていき寂しくなていくなと思ていたら、11号車付近の駅長事務室の前のベンチとその付近に十数人ほどの乗客が居た。殆どが女性の乗客でレディースカーの乗客だろう。

 発車時間が近づくにつれ、11号車付近には乗客が増えていき、各年代の女性が勢ぞろいしていた。デイズニーランド帰りの親子、着物姿の初老のご婦人、20、30代の女性などなど。日曜日のせいか遊び帰りっぽい人が目立つ。

 22時8分になり、推進運転で青い客車のはくるつの編成が入線してきた。目の前を通り過ぎる客車はほとんどがどこかへこんいたりヒビが入っているか、また安普請でそれらの跡が目立ち驚いてしまう。もうちょとなんとかならないものだろうか・・・。

 8、9号車は欠車の9両編成で、10号車はあさかぜ1、4号の廃止ではくつるに転用された1人用の個室A寝台のシングルデラックスだ。その他の8両は2段式のB寝台となっている。

 目の前に11号車が停車し、待っていた女性達は待ちかねたように車内に入っていく。私も指定された11番の下段に座る。オンボロな車体と違って、車内はアコモデーションが改善され、古臭さは感じず不快な感じはしない。でも、あの車体を見たら、「見かけがボロい=車内もボロい」と連想されてしまい利用されにくくなってしまうだろう。。はくつる号だけでなく、ブルートレインに対する大きなイメージダウンだ。

 徐々に乗客が乗ってきて半分以上のベットが埋まっている。隣りにもベッドに中年の女性がいて、早々にカーテンを閉め寝に入ってしまったようだ。他の乗客も早く寝支度をすませようとしている。

 お見送りの方は外に出て下さいという放送が繰り返された後、22時23分になり、ガクンと一瞬強い衝撃があり、上野駅を出発した。

早くも寝静まる車内
 出発後、車内放送が始まり、停車駅と停車時間の案内があり一戸到着の20分前まで車内放送はしないといって締めくくった。

 車内は早くも半分以上のカーテンが閉まり、寝床に入った乗客が多いようだ。時々洗面所やトイレにに行く人が少し物音を立てるくらいで静かだ。

 検札がなかなか来ず、待ちきれず顔を洗いに行ってしまった。席に戻り洗面道具の整理をしてると車掌が私の席に来て検札を済ませ帰って行った。私がいない間に来てしまったみたいで手間を掛けさせてしまった。

 もう特にする事が無いので、明日に備え、23時30過ぎに布団を被り寝に入った。これから東北本線を北上し、7時38分に野辺地に到着する。起きた時、列車は白銀の東北を走っている事だろう。
寝台特急はくつるの車両、24系25形



寝台特急はくつるの車両、24系25形その2

ボロボロのはくつる号の車体。
はくつるに投入されている24系25形
客車は製造から25年以上過ぎている。
早く新車の投入が望まれる。でも
この場合は整備の手抜きか?
金帯車が泣いている!
寝台特急はくつる、B寝台車内

レディースカーと言っても、普通
のB寝台と変わらない。

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