【羊】
西武秩父駅に到着。駅前の地図を見ると近くに羊山公園という公園があった。そこでは山の上から秩父市内が一望でき、敷地内には牧水の滝と言う風流そうな滝がある。今はなき小墓羊さんを懐かしむ趣旨と、電車の中で食べ過ぎたので散歩も兼ねて行って見る事にした。裏路地マニアが約1名存在していたので、大体の方角を定めた後、「道は狭ければ狭い程よい」と言う方針の下、公道か私道か判別不可能な道を進んだ。

滝に飛び込む人牧水の滝は遠くから見ると滝の近くに水車小屋があり、いかにも、と言った景観を構成していた。なんだか怪しいと近づいてみると水車小屋の中にはエンジンが装備されており、人工の水車であった。滝のほうは水量が少なくちょっとしょぼい。疑念を深めつつ案内書を読むと人工の滝であることが判明。「だまされた」ということで移動しようとすると滝の水が止まった。恐らく営業時間が終わったのであろうと思われる。広島の宮島では鹿が営業活動をしていたが、秩父地方では滝が営業活動を行っていた。

気を取り直して羊山を登る。見晴台に到着し、秩父市内を一望する。荒川にゴージャスな橋がかかっており、公共事業が盛んな一面を垣間見る。社会科見学のコースとしてもいけるのではないかと思料。因みに羊山と言われているが羊はいなかった。


【ラーメン大好き小池さん】
一通り羊山公園を制覇した後、ちょっと遅め(午後2時過ぎ)ではあるが、昼食をとることにした。場所は「手打ちそばこいけ」と言う蕎麦屋。前回の箱根山水荘旅行の時に箱根湯本駅近くの「はつ花」ではかなりしょぼい目に遭ったトラウマがあるものの、日野さん祝賀強化旅行接待班(班員:あ、以上)の事前調査により、西武秩父付近で一番よさそうな蕎麦屋であるとの事前情報を仕入れてあった。また、ここ1ヶ月で培った接待スキルを披露すべく臨んだ。(雰囲気がよさそうなのと、ラーメン大好き小池さんに対抗して蕎麦屋を営んでいる心意気に打たれた事が選定理由)

店に近づくとフランス料理屋の隣にあった。蕎麦屋とフランス料理屋というなんだか怪しい雰囲気が漂っているが、なにやとむぎきりの関係と思うと違和感も無い。店先には「強い香水の人立ち入り禁止、禁煙」と書かれている。「もしかして店高客低のマナーに厳しい蕎麦屋なのでは」との社会人としてのマナーが身に付いていない我々は不安も過りながら入店。店内は一見すると普通の蕎麦屋だった。

取敢えず酒かと思ったけど、メニューに蕎麦ビールなるものがある。好奇心旺盛な3名は蕎麦ビールを注文。ビールにはおつまみで蕎麦の唐揚みたいなものが付いてきた。とんちん館のよく頼むつまみみたいだと思いつつも蕎麦ビールを飲む。なんだか少し酸っぱい。蕎麦ビールに関する疑念が渦巻きつつある中、裏面の説明を見てみると特に秩父とは関係ない。それどころか「製造元:□□□□株式会社 東京都練馬区高野台X−XX−XX」との表記が。「またしても高野財閥の嫌がらせか」と不幸のどん底に陥れられたが、気を取り直して財閥系ビールを飲み干す。
蕎麦ビール 焼き味噌

蕎麦が来て酒を注文する。蕎麦よし、酒よし、とのことで箱根蕎麦失敗事件のトラウマが解消された。

蕎麦屋を出て武州日野駅に行くことにしたが、果たして駅周辺に店はあるのだろうかとの疑問が湧く。予約を入れたおかわんさんの「多分無い」と言う判断で、駅近くのスーパーで酒、つまみを購入。酒は秩父の地酒の「秩父錦」。秩父鉄道の御花畑駅から武州日野駅に向かう。
硬券乗車券
硬券乗車券


戻る 進む

ご意見・ご感想・お問い合わせは おかわん まで。