珠玉の音楽とオーディオ

サブシステムの活用

VAIOの画像 現在、リビングのシステムを含めて3つのシステムで音楽を聴いています。音楽に浸りたい 時はメインシステムと向き合うわけですが、サブシステムで気軽に聴くことも好きだったりします。 ただ、私自身のサブシステムの歴史は浅いです。メインシステムの座を降りた機器で システムを組めるようになったのが、1年ちょっと前です。古い機器を売って一つの システムに集中する考えもありますが、せっかく出会った機器なので永く使いたいという気持ちもあります。 現有機器や未来の機器の配置や組み合わせを、あれやこれやと想像するのは結構楽しいものです。

サブシステムの活用とPCオーディオの導入は密接につながっています。ソースの管理が一元化され、 複数の部屋でPCオーディオを楽しめる状況が整いました。現在、NASは2階の書斎にありますが、 1階のリビングからワイヤレスで音楽データにアクセスできます。Wave File Playerのように、 一旦メモリにデータを読み込んで再生する方式であれば、ワイヤレスでも 遜色ない音を楽しめます。リッピングしていないCDをふと聴きたくなる時がありますが、そんな時はCD プレイヤーのあるサブシステムの出番です。

サブシステムは音質向上にも役立ちます。以前のシステムから 正しい方向に進んでいるのか、自分が好む音は何なのか、を実際に聴いて確認するわけです。 昔のシステムの音は記憶には 残っていてもかなり曖昧なものです。サブシステムで聴いて物足りなさがあるとすれば、 それが自分の求めている要素と言えます。 さすがに現在のメインシステムは調整を追い込んでいることもあり、 サブシステムとの比較の意味合いが薄れていますが、次は今のメインシステムが新しい基準となって グレードアップに貢献してくれるでしょう。

現在、CDプレイヤーを2台所有しています。デジタルファイル再生の幕が開いた今、これらの プレイヤーを持ち続ける意義が低下しているのは確かです。それでも、修理しながら今後も 使い続けたいと思います。20年選手のパイオニアのPD-T05は社会人2年目に購入しました。 定年退職するまでこのまま使い、身に付けたオーディオの経験や 知識を還元して鳴らすのも面白いと思います。 現在メインシステムの中核にある機器もいずれ、メインの座を明け渡すでしょう。その時は、 より広いリビングルームを与えてあげるつもりです。

2011年 2月19日