特急ワイドビューひだのパノラマ(1)


名古屋-岐阜-中川辺(通過駅)

特急ワイドビューひだ、富山行き。  ワイドビューひだ(以下ひだetc)という特急列車が、名古屋−高山間を約2時間半、名古屋−富山を約3時間45分で結んでいる(大阪発着も1往復あり)。車両は強力なエンジンを装備したJR東海の特急列車用の85系気動車だ。
 2001年3月3日のダイヤ改正で、ワイドビュー南紀に連結されていた先頭車のパノラマグリーン車がワイドビューひだの富山行き編成に連結される事になった。母が用事で北陸へ行く事になり、ついでに私も鉄道旅行をしようと思いつき、その時に下りのワイドビューひだ5号のパノラマグリーン車を選んだ。出発1週間前にも関わらず、1B、1Cという最前列を取る事ができた。下りの岐阜−富山間では10号車パノラマグリーン車が先頭で、ゆったり前面展望が堪能できそうなので楽しみだ。
ワイドビューひだ、先頭車グリーン車客室内  ワイドビューひだに連結されるようになったパノラマグリーン車は、横が3列で2−1のシート配置で、大きさや間隔が非常にゆったりしている。さすがはグリーン車だ。今回は最前列からの展望を目当てに選んだが、そうでなくても選ぶ価値はありそうだ。ちなみにダイヤ改正前から連結されている中間車の半室グリーン車もまだ連結さていて、そちらは横4列と格差が生じてしまっている。グリーン車も普通車も展望が少しでもいいようにと、通路から十数センチかさ上げされていて、窓も大型だ。
 私達親子以外、名古屋から誰も乗って来ず、贅沢な空間を独占してしての出発となった。
尾張一ノ宮を通過  名古屋から岐阜まではパノラマグリーン車が最後尾だ。20分もすれば高山本線に入り方向が変わり何時間も走るので、初めから座席が進行方向反対側を向いているのだ。

 座席が運転席の方を向いていて、車掌さんがてアナウンスをしている様子がガラス越しに見える。車窓の外には東海道本線を高速で走る何本もの列車が後方に飛ん行くように消えていく。

 高架の尾張一宮駅を通過し、すぐ右隣には名鉄の高架がしばらく寄り添うい、赤い電車が何本も出会う。
東海道本線から高山本線へ  岐阜駅のホームに停車したら、ちょうど最後尾10号車の運転室の横に運転手が立っていて、ドアを開け中に入って来た。いよいよ岐阜からは10号車パノラマグリーン車が先頭だ。さっき来た線を少し戻るように走ると、東海道本線に別れを告げ、コンクリートの高架の間を下り高山本線に入る。
単線を行く  高山本線は単線で、岐阜を過ぎてからは先ほどまでの都会の風景と違い、空地や畑などが多く、どんどんのどかな風景へと変わっていく。
 この後、犬山城、日本ライン、飛水峡と沿線の名所が車窓から望め、観光色が強い特急ワイドビューひだ号の車内では、名所付近を通る度に、名所案内の放送があり、観光客を楽しませていた。
中川辺で特急ワイドビューひだ6号とすれ違い  中川辺駅を100km近い速度で通過。富山発の特急ワイドビューひだ6号が待避して、こちら側の通過を待っていた。

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