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サッポロファクトリー、レンガ館 サッポロファクトリー
 札幌駅から徒歩約20分の所にサッポロファクトリーという、元サッポロビール工場跡に出来た複合商業施設がある。レンガ作りの元工場には、お土産屋などが入り、ブティックなど様々な店舗が入る吹き抜けのガラス屋根を持つドームは、屋内ながら広々とした空間で、寒い冬でも屋外感覚で過せる。

 今回、ここに足を運んだのは、大好きなジンギスカンを食べたかったからだった。独りでジンギスカン鍋に肉を載せジュージュー焼くのは少々寂しい作業だが・・・。それでもジンギスカンはやっぱり美味く、来て良かったと思った。
[2002,3月訪問]

桜の花咲く牛久保駅 牛久保駅、春の風景
 2002年春、青春18きっぷが使えるある日に、駅に咲く桜を求めて旅をした。駅の桜に誘われては下車し、また乗ってというきまぐれな旅だった。

 日が沈みかけた頃、飯田線の牛久保駅で下車した。古めかしい上屋の側に、濃いピンク色の桜の花が咲いていた。何両分かの長さのホームが3線と飯田線の駅にしては広い方だが、今はこの小さな樹が一番目を引く。この駅の最も華やかな時かもしれない。

 この桜の樹の横をいつものように今日も列車が通る。乗客は停車中の暫しの間、今日の疲れを忘れ、この美しい花を見つめるのだろう。
[2002,3月訪問]

伊予鉄道、三津駅 三津駅
 伊予鉄道、三津駅は開業の1888(明治21)年以来と言われている木造駅舎が未だに健在だ。

 古いという事だけでも貴重な駅舎だが、最も特徴的な点は、ファサードに大きな円を描いたような、アールヌーヴォー調の曲線だ。そのため、古さが目立ちながらも、洒落ていて斬新な感じさえする印象的な駅だ。

 この駅舎を見た時、ベルギーで見たコーヘルス・オジレイ通りの建物群がふと頭に浮かんだ。
[2002,7月訪問]

梅津寺駅ホーム 梅津寺駅〜東京ラブストーリー・
リカが完治を待った駅

 三津駅の隣りに、同じく伊予鉄道の梅津寺駅がある。この駅は下りホームから瀬戸内海が眺められる絶好の場所に位置している。

 この駅で目に付くのは、海辺のホームの柵に結ばれたいくつものハンカチだ。これらのハンカチは、10年程前の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」のクライマックスシーンを忘れられない人々が、わざわざこの駅を訪れ結んでいくのだ。ドラマを見ていた人に「最終回でリカが完治(カンチ)を待った海辺の駅」と言えば、梅津寺という駅名は知らなくても、ハラハラしながら2人の仲の行方を見守った事が思い出されるだろう。

 この場面の大まかなストーリーはこんな感じだ。
〜〜完治を愛していたリカは、完治への想いに決着をつけるため「駅で待っている」という内容のメッセージを残し、海辺の駅で完治が来るのを待った。完治はリカのメッセージに最初はためらったが、意を決したように駅に急いだ。完治は、愛する人がいながらも、かつて恋人だったリカの存在を心から拭い去る事が出来なかったのだ。
 だが、運命に賭けたリカの願いと、完治の想いは結びつく事は無かった。完治が駅に着いた時、リカの姿は既に無く、ただ、ホームの柵に結ばれたハンカチが残るのみだった。ハンカチを解くと、リカのメッセージが書かれていた。「バイバイ カンチ」と・・・。そして、電車に乗り、ひっそりと去ったリカは、夕日が射す車内で、人目も憚らず悲しみの涙に濡れたのだった。〜〜
(記憶違いが多々あるかもしれません)
[2002,7月訪問]

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