名古屋ガイドウェイバス「ゆとり―とライン」乗車記(3)


小幡緑地駅ホーム

小幡緑地駅。どの駅のホームも同じような造り。
名古屋ガイドウェイバスの高架が続く

住宅地にゆとり―とラインの高架が続く。

白沢渓谷駅の周辺案内図と注意書き

白沢渓谷駅の周辺案内図と注意書き。
沿線散歩
 中志段味から折り返し小幡緑地で下車した。先程述べたように高架区間の末端部であり、名古屋ガイドウェイバス株式会社の本社があるところだ。大きな建物ではないが、運行管理やモニターカメラで守山-小幡緑地各駅の監視、車両の保守整備などをしているゆとり―とラインの中枢部と言える。

 小幡緑地の1つ大曽根寄りの駅に白沢渓谷という駅がある。名古屋市に渓谷と呼べるような場所は無いはずで、不思議に思った。私の知らない場所があるのではと思い周辺を探索する事にした。

 小幡緑地から高架の下を歩き白沢渓谷駅に着き、まず白沢渓谷駅を見てみた。名古屋の地下鉄駅の雰囲気に似ている。最近出来た駅らしくエレベーターも完備している。尚、専用道にある全駅にエレベーターが完備しているという。

 小幡緑地方面のホームの横が丘になっていて、その中に渓谷があるのではと思い急坂を登って歩き回った。眺めが良く庄内川や市街地を見下ろせる場所がある。しばららく高台を歩き回るとガイドウェイバスの高架と町並みが見下ろせる高台に達した。フェンスが立っているが、端のフェンスが無い所からの眺めは特に素晴らしく、しばらく眺めていた。だが渓谷らしき場所は見つからなかった。

 白沢渓谷駅から次の川村駅まで歩いていると、途中に公園があったので立ち寄った。白沢川沿いに桜が植えられていて7分咲きで、あと数日遅ければ美しく花開いていただろう。その上を横切るようにゆとり―とラインが宙を走る。公園に流れる川は岩場を模していて人工の滝とつり橋もある。どうもここが白沢渓谷らしく、後でゆとり―とラインご案内冊子を見てみると沿線のご案内に載っていた。ちょっと拍子抜けだが、地元のいい憩いの場になりそうな公園だ。

 再び高架の下を歩き次の川村駅を目指した。小幡緑地から30分ほど歩いたのだが、高架の上をバスが通っているかいないか分からない位静かだ。よく高架を見るとバスが通って行くのが見えたと言う程度だ。これが鉄道ならガタンゴトンと言う音がするのだが。

 川村駅は駅前にコンビ二があり、一休みし駅に入った。川村から白沢渓谷は沿線中1番の急勾配があり、ホームの先端からバスが上り下りする様が見られる。

 バスを待っていると親子で楽しそうにどこかに出かけるグループ、時刻表をメモしに来る人で賑やかだった。反対側の小幡緑地方面行きのバスが帰宅する乗客で混み始めてきている。

 大曽根行きのバスは3分遅れて入線してきた。やはり一般道の交通事情に影響されるようだ。でも、その後は大曽根まで快適に走った。

[2001,3月乗車]
 バス接近の案内表示

バス接近を知らせる案内表示。
川村駅入り口

川村駅の入り口。名古屋の
地下鉄の雰囲気に似ている。
急勾配を行き交う。

川村-白沢渓谷間での急勾配で
すれ違うゆとり―とラインのバス。

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