第2章 高崎駅ドラマツルギー
*ドラマツルギー(Dramaturgie・独語):戯曲創作の方法論。作劇法。また、演劇論。
こんな言葉、初めて知った。(^_^;;ゞ

あむみの経験上、西国分寺に着くのと武蔵野線が出るのが同時刻の場合が多いのでダッシュして階段を上るが、目の前を武蔵野線が発車していく。こうして出鼻をくじかれた。武蔵野線で大宮まで行き、そこからは高崎線で高崎へと向かった。終点の高崎は既に群馬県内である。よって電車の接続が頗る宜しくない。ここで昼食を取ることにした。高崎駅の駅弁の名物と言えば達磨弁当であるが、「ダ・カーポ」1月下旬の号に高崎弁当株式会社(通称たかべん)の鶏飯弁当が堂々1位にランクインされていた。これを食そうと言うもくろみがあった。(因みにそのランキングの第8位には立川駅の鱒寿司弁当がランクインされていた。意外だ。)
おかわんさんが青春18切符で交通費を出してくれたので、僕とマサルさんで達磨弁当と鶏飯弁当を一つずつおかわんさんにおごることにした。(おかわんさんは二つとも完食してしまった。余裕!(^-^)v
達磨弁当は山菜弁当であり適度にヘルシーである。しかも弁当箱は達磨型貯金箱(達磨の口からコインを入れる。)になっていて、弁当を食べた後はお金を入れておく事が出来る。一石二鳥かつ一挙両得かつ一粒で二度美味しい弁当である。
鶏飯弁当はご飯の上に鶏そぼろと照り焼き(?)がのっている。(そぼろが旨い。)この弁当は野菜類が全く入っておらず、野菜嫌いだった少年の頃にはよく食べた物である。達磨弁当か美味しいと感じるようになる事は、大人になるための一種の登竜門である。(群馬県限定。)群馬なので、両方の駅弁には当然のように玉コンニャクが入っていた。
当然の如く車内でビールを飲む。キオスクで買った缶ビールは“Traing”のロゴが入ったJR東日本仕様だった。まだ昼下がりであるが、旅情を求めている僕達にとっては時間など取るに足らない物であった。(正確に言うと単におやじモードになっているだけだった。←茶道部旅行ではいつもこうなってしまうのは何故だろう。)




 閑話休題。東京では左程有名でないが、群馬県では小暮洋史は有名人である。高崎駅にも彼のポスターが張って有った。
「一家3人殺人犯 小暮洋史容疑者」
の様に。このポスターをバックに記念撮影をした。(これをネタに茶道部の小暮洋をいじめようと言う深謀遠慮な企みが有った。←鬼だ。)この写真は茶会の時に部員紹介アルバムで使用して貰いたい物である。(例:商学部3年 小暮洋 彼は故郷の群馬県でストーカー殺人を犯し、今は茶道部員を演じて警察の目を眩ませている。云々)しかしこの事は小暮洋の惨劇の序章に過ぎなかったのである。

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