第4話 酒宴の記憶は水に流れがち
担当:福永(2002/09/29)

福永です
お久しぶりの方はお久しぶりです。
報告してない方もいるかも知れないので、
念のため近況ですが、広島で単身赴任してます。

近くにお立ち寄りの際はどうぞ、ご利用ください。

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2002年夏合宿レポート 第4話(酒宴の記憶は水に流れがち)

山陽本線随一の標高を誇る「八本松」は冬に入らんとしているのに
夏合宿の酔態をいまさら思い出すのは、いかがなものかと思うが、
行きがかり上、止むを得ない。

およそ役に立たない雑文を送りつけられる方々の心中を察すると、
遅々として筆が進まないが、「三十路に入ると文章も書けなくなるらしい」と、
悪口が聞こえてくる気がするので、始めるとしよう。

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「茶道部だから佐渡」と安易な地口できまった昨年の夏合宿の流れを
継続し、今年は「佐渡の次は土佐」と安直に決めてしまった。

ところが、合宿当日は「よさこい」の影響で高知市内での宿泊は絶望的。
四国で最も飲み屋の質の高い高知市内を回避するのであれば、
四万十川まで足を伸ばしたいのだが、流石に遠すぎる。

百家争鳴、紆余曲折の末、大歩危峡観光に収束したものの、大歩危は高知じゃない!

讃岐合宿を避けるために、大杉の西方約20Kmの「さめうら」に投宿する
までの顛末は、3氏(岡田、高木、高野)の書いた通り。

さて、「さめうらダム」湖畔の「さめうら荘」に無事到着したが、まだ明るい。
日の高いうちから、盃を傾けるような不健康なことは受け入れがたいので、
ビールを1缶だけ空け、散策に繰り出すことにする。

「さめうら荘」は森に囲まれ、嵐気に満ちていて、清清しい。
遠藤と高野がまだ青い毬栗でキャッチボールをしているのを無視して、
ザウルスで花など撮影して歩く。

夏合宿は水と戯れるイベントを常としているので、湖水に足を浸し、無事吉野川を制覇。

1時間ほど森と湖を満喫していたら、なんとなく苦しくなってきた。
平生コンクリートのオフィスに逼塞している身としては、森に囲まれ、
いささか過酸素状態に陥ったらしい。
西の空が危険を暗示するかのように紅に染まっている。
Co2の含有量が多い液体を摂取しないと、どうにも落ちつかないので、宿に戻ることにする。

食事は、アマゴの塩焼きとエビフライ。
「カツオのたたき」がなかったのは残念だが、なかなかおいしい。
皆食べ終わったかなというタイミングで、岡Tが焼肉定食を米抜きでオーダー。
(さめうら荘のある土佐町は牛が名産)

さすが岡T、蕎麦屋でも天抜きを注文しているのだろうか?

食事の後、温泉風の風呂につかって消化を促進させながら、酒宴での仕掛どころを銘々思い描く。

酒宴には豊富にお酒が必要なのだが、宿の周辺は貨幣経済を拒絶するかのごとく、
闇に包まれているため、宿での調達を図る。

ビールと日本酒をある程度買いこむが、万が一足りなかったら、との不安が拭えない。
何かしら濃度の高いお酒を物色したところ、ショーケースの陰にリザーブのボトルが鎮座している。

すかさず、カウンターに持ちより、これは売り物なのか?
いくらで売ってくれるのか?交渉したところ、原価で譲りうける。
そんなに、すごい剣幕だったのだろうか?

酒と肴と酒乱が揃えば、あとは乾杯するだけで宴席は盛りあがる。
今年の乾杯の音頭は名誉幹事のあむみ。

なにやら、小難しい前置きがあったのか、なかったのか曖昧だがともかく、酒宴がはじまった。
若かりしころの様に、やたらな量を飲むわけではないのだが、
気がつくとビールがなくなってしまい、第2弾、第3弾の買出し部隊の投入が不可欠に。
公平にじゃんけんできめたのに、何故か年齢順に負けるのは不思議だけど、都合が良いので口に出さない。

不適当な言葉かもしれないけど、あむみの自爆テロ的なのみに遠藤がディープに絡む様をながめたり、
元々人に見せられる腕はないのだけれども、別の理由で見せることができない写真を撮ったりするうちに、
すっかり酩酊。

誰かが、「僕はいいことを言うために生きている」と発言したり、
イタ電を方々にかけたりしながら夜が更けていった。
(イタ電の被害者の皆様には、ご迷惑をおかけしました。申し訳ないです。)

宴の終いは、誰知らず、電池が切れたように倒れていったのか、
翌朝、目が醒めると、照明もテレビもついたままだった。

最近、こんないいかげんな飲み会をしていないので、とても嬉しい。
少なからず、宿酔気味だが後頭部の鈍痛までもがここちよい。

会社の飲みも楽しいけれども、楽しさの質が根本的に違う、このような酒宴は大事にすべきだと思いつつ、
朝食の誘いを無視して、再び睡魔に身を任せることを潔しとした。

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続きは、あむみは廃人になってたので、遠藤にお任せします。

では


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