空が暗くなってきたので、そろそろ夕食の時間(18:00)であろうと野天風呂を出る。 夕食は1階の広間でとるとのこと。下に行くと用意ができているようだった。(しかしそれは大きな勘違いであることが後ほどわかる) 献立は「2旬な素材を丹精込めて仕立てた料理」の期待を大きく裏切るものであった。主なメニュー(で印象に残ったもの)は以下の通り。
〔前菜〕よくわかんないものたくさん
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海の物関連に力を入れているのかもしれないが、いまいちな結果に終わった。
(箱根で海の物が出てくるとは東豆館(注)でハンバーグが出てくるのに次ぐインパクトであった。)
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タイは相模湾で獲れるかもしれない。だが、小田原の漁船でマグロは獲れんだろう。小田原沖でカニや甘エビは獲らんだろう。我々の認識違いで小田原で甘エビが獲れたとしても、小田原で水揚げされた物を冷凍して運ばんだろう。 これのどこが「小田原沖でとれた新鮮な地魚」なのかと小一時間問い詰めたい。 |
そして、米がない! 晩酌するから米は最後ね、という心使いと当初は考えていたものの、「米くれ」と注文したのにもかかわらず、一向にやってくる気配がない。「米なしで夕食がくえるか、こらー」と文句を言おうとするものの、「酒飲みながら米食うなんて、ちゃれーぞ、オー?」と言われるのが怖かったので、とりあえず待ちの姿勢に入る。 そうこうしているあいだに社会人である勝さん、あ、は、普段からの早飯の習慣が抜けず、おかずがなくなってしまった。(会社での昼飯時間10分) 唯一社会人ではないおかわんさんの、おかずがのこるのみとなった。
念願の米が来たときはおかずもなく、 隣の席はアベックであったが、彼等も米不足に悩んでいるようであった。 |