【翌朝(ラスト)】
朝は7:30に起床となっていた。そして7:30に旅館の人が起こしに来た。しかし誰も起きなかった。旅館の人は諦めて「起きたらフロントに電話してください」と言って帰っていった。結局8:00に起きて食事の用意をしてもらった(昨日温泉に浸りすぎて体内の水分が無くなり喉が渇いていたから起きたという説もある)。朝食は伝統的な日本の旅館の朝食であった。
焼き海苔を残していると旅館のおばさんが「もったいないから食べなさいよ」と。昨日のりんごの事(※)が頭に過り、ここで置いておくと何をされるかわかならないという懸念があったため「後で食べます」とポケットに詰め込む。
(※)この時点でまだ机の上にある。
食後の運動ということで再度露天風呂へつかりに行く。朝は男湯と女湯が逆になっており、こちらのほうが景色がよい。昨日に引き続き柵を乗り越え眼下の景色を眺めると谷底には小川が流れており眺めはよい。
10:00となりチェックアウトの時間となった。しかし動きたくない症候群に苛まれている我々は「チェックアウトが10:00って聞いてないし」との理由から露天風呂に居座り続ける。数分間うだうだした後にやっと出ることにした。しかしながら昨日から長時間にわたる入浴により、我々の足はずたずたになっており、ふらふらとした足取りでしか部屋に戻れなかった(心身共に癒されに来たはずであったが、心のみ満たされ肉体的には疲労感が漂っている。「疲れをとりに来たのか疲れに来たのかわからねーじゃねーか」と言う状態となった)。
着替をし終わり、鳩の湯旅館を撤収。宿泊代の支払時についにおかわんさんの資金繰りが悪化。急遽マサルさん、あ、から債権回収を行った。あ、から2万円、マサルさんから1万円(※1)の債権を回収し、宿泊代を支払った(※2)。
(※1)一人2万円(宿泊代、朝ビールを除く飲み会代込み)であったが、マサルさんの残りの1万円は貸倒懸念債権として計上。
(※2)宿泊代は支払われたものの、おかわんさんの口座には帰りの電車代は残ってなく、まさに自転車操業状態であった。
【パクリが多い】
駅に着き、「武州日野−一橋学園」間の切符を購入(運転資金が不足しているおかわんさんのみ「武州日野−御花畑」間の切符を購入し、その後はパスネットにて移動する方針とした)。武州日野駅から秩父鉄道で御花畑駅まで移動。西武秩父駅まで歩き、駅前の仲見世通り(←浅草のパクリ)を見学する。以下、主たる店の見学結果を記す。
◇地酒売場
おかわんさんが地酒を購入。購入資金が無いため、マサルさんに対する売掛金を担保に証券(※)を発行し、あ(個人投資家)、から資金調達。当該資金で酒を購入。秩父産の「源作ワイン」と地酒をゲット。あ、も秩父ではないが「長瀞」という地酒を購入。
(※)MABS(=Masaru's Asset-Bscked Securities)と業界では言われている。高野財閥の信用力を背景とした資金調達ツール。因みにここで言う信用力とはマサルさん本人の人間性に対する信用力とは無関係。
◇お菓子屋
秩父の銘菓を見てみると以下のような、かなり胡散臭いものがあった。
(1)鮎パイ(←鰻パイのパクリ)
(2)七福(←赤福のパクリ)
(3)秩父サブレ−(←鳩サブレ−のパクリ)
ぶらぶらした後、各駅停車の電車で小平へと向かう。西武秩父→所沢→小平→萩山→一橋学園と複雑怪奇な路線を乗継ぎ目的地である「藤乃木」へ向かった。