2006年3月の研究開発記録&雑記帳>
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3月17日(金)「.s」
タイトルだけでピンとくる人はレゲースキーかな。
「.s」は「ドッツ」と読むトミーテックが昨年の7月に発売開始したおもちゃのことだ。
プレイステーション以降の最近のゲームキャラクターは
ポリゴンと呼ばれる三次元の面データで立体表現されているが
昔のゲームはスプライトと呼ばれる四角、例えば「16×16」の点(ドット)に色を着け
それを背景に重ね合わせることによってゲームを作っていた。
だから方眼紙に点で色を着けていけばキャラクターが正確に表現できるのだ。
たった256個の点に色々な色の点を付けるだけで
無限に深く豊かな表現をすることができる。
キャラクター製作にはゲームメーカー毎に独特の表現があり
デザイナーの考えひとつで微妙に違ってくる。
各社は長い年月そのデザインに命をかけてきたとも言える。
そんな点(ドット)を板にピンを刺して立体パズルとするおもちゃが「.s」なのだ。
これはパズル好きにも昔のゲーム好きにもたまらない。
簡単に思えるキャラクターもいざ作って見ると思いのほか難しい。
なかなか想像だけで正確に表現するのはできないものだ。
でも逆にいえばそれだけ複雑な創作表現がパズル感覚でできるのは
とても画期的なことだ。
無心に板にピンを刺していると結構ハマる。
規定のキャラクターだけ作っていても面白いのだけど
自分で勝手に作るのも面白い。
願わくば色々なカラーのピンが発売されたらより多くのキャラを作れるのだが・・
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