所長の小部屋 


<COLLECTION HALL>


’98CBR600F3 UK




97年の秋のこと
いろいろな事が原因で気分の優れない日々が続いていた
もうすぐ誕生日だなとか考えながら何か景気づけに大きな買い物しようと
思い立ったのがそもそものきっかけだった

大きな買い物と言えば車かバイク
車は気にいった奴が無かったしプレリュードを手放すのも惜しまれた
じゃあバイク買おうかな<短絡思考

他に誰も乗っていなさそうなのがいいなと考えたが
行き付けの店のメカニックさんがVTR1000の逆車に乗っていて
それが結構格好良かったのだ。
試乗させてもらったが格好とは裏腹にそんなに乗りやすくは無かった。
VTZと似た味付けかと考えていたがむしろドカティーなどに近い振動とパワー
GLに乗り付けているからトルクの出方が全然違う巨大ツインは感覚が違った


友人がCBR900RRに乗っていて面白そうだけど同じのを乗るのもなぁと
考えてたらその友人曰く「じゃあ600にすれば?」と
日頃周りにバイクは乗りやすいのが良いんだよと言ってきて
日本国内だったら600ぐらいが丁度良いんじゃない?思っていたが
実行に移せないでいたとこだった。


そうかじゃあ一度乗ってみるかと実車を本店に見に行って
その場で決断。


かくして流れで600のオーナーになったのだ。




画像クリックでスペック表示


実際に乗ってみたところこいつは本当に速かった
400のフレームに600のパワーしかも英国向け仕様だから
ライトの交換は不要でフルパワーだった


サーキットでは敵無しのスーパースポーツと公道では互角に競うことが出来た
高速道路では180Km/hで走る国産車を余裕で追い抜けた。
タンデムに人を乗せても無理なく走れそれでいて燃費は悪くなかった。
ブレーキ性能はノーマルでも抜群に良いしコントローラブルだ



まもなくVTZを手放すことになるのだが
VTZで行けるところはこいつでいっても全く問題無かった


強いて困るところを挙げるならばシートの脱着がボルト留めなのが旧世代かな
これも別にシート外さなければいけないことはほとんど無かったので
実際はそんなに困ってはいないが





結構気に入って乗っていたのだが人生最大の転機がここで訪れる




それは結婚
しかも相手はバイク乗りだ
一見理想と思えるのだがVTZを手放した理由がそこに絡んでくる

その婚約者のバイクが嫁入り道具として来るのだ・・・
GLと天秤に掛けられたCBRはあえなく落ちた



しかしCBRは運良く親切なオーナーに拾ってもらうことが出来た
そしてCBRの止まっていたところに新しく来たバイクは
カワサキのW650だったのだ。




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