
あれやこれや
新宿ピカデリー劇場でメトロポリタンオペラのネットビューイングなるものを鑑賞して
きました. 2008年のサロメ(2008.11.05 1勝1敗)に続いて2回目です.この時こんな
ことを書きました.[[ ]]として引用します.
[[通常の映画では,折角の良質な音響設備も台無しにする程の大音量にボリュー
ムを上げています.音が大きければ大迫力と思うのでしょうか? “これをやられると
かなわないなぁ”というのが始めからの気懸かりでした.でもこれは杞憂でした.きち
っと音量は調整され,フォルテッシモでも歪むことはありませんでした.]]
だから,ネットビューイングに限ってはうるさいだけの“超大作スペクタクル”映画と同
じようなことは起こらないと思っていましたが,これが誤り.ピカデリーの音響係は初
心を忘れていました.“これでもか,これでもか”と耳栓をして聞きたい位の大音響.
強奏になると歪み気味.音量をぐっと落としてもらいたいものだと思いました.音楽
の迫力とは音の大きさではないのです.困ったモノだ.
それはそうと内容は流石にメトロポリタン.企画も演出も出演者も申し分なし.本当
に素晴らしかったんです.音量さえもっと小さければ何度でも足を運びたいと思いま
した.
3階が開演待ちのエリアになっています.ここで沢山あるスクリーンの内,自分が見
る物のゲートが開くのを待つ訳です.大混雑の待合室.子供あり,若いアベックあ
り,じいさんばあさんあり(我々はこれに該当).各人各様に本を読んだりスナック菓
子を頬張ったり.そして“N0.6スクリーン開場です”の掲示とアナウンス.ゲートに集ま
ったのは大勢の人の中から選び抜かれたような高齢者集団.残った人達の平均年
齢は一気に下がったはずです.オペラなど知らない音響係はサービスのつもりで大
音響にしたのかも知れませんね・・・まさか.
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