あれやこれや

2010年05月01日
転倒の教訓3(鍵破損の恐怖)


新聞の投書欄にトイレに閉じこめられた主婦の恐怖が出ていました.ま,自分の家
でトイレに入って鍵を掛ける方も掛ける方ですが,密室で鍵が壊れたらもうどうしよう
もありません.この人は結局3時間の悪戦苦闘の末,旦那に金切り鋸でロックを切
り取って貰って救出されたそうですが,当家のトイレのロックは隙間が無く,それも出
来ない構造でした.もっとも,単にドライバーを使えば開けられるようにはなっていま
した.

前回“後悔先に立たず”を,身をもって経験したので早速実践.既に先輩の転倒とは
何も関係もない話です.当家の入口ドア(トイレではない)の鍵を入れ替えたのです.
新しい鍵は畏れ多くもスイス銀行御用達,カバ社の製品.もっともスイス銀行の大金
庫の鍵ではなく,社員の中に家の物置に使っている人が居たという程度なんでしょ
う.

当マンションに越して数年後,管理組合から対ピッキング防止用の鍵への交換斡旋
がありました.金目の物はスイス銀行に預けてあるし(ウソ),まあ冷静に考えるとド
ロボーに入られても困るようなことはない当家ですが,美形の桃を盗まれるのが心
配なので大枚をはたいて交換しました.それが最近どうも調子が悪い.やけに堅い
のです.回そうとするとカツンと当たる抵抗感がある.元もとピッキング防止用の鍵
です.開けようと思った時に部品の一部が壊れて開けられなくなったら目も当てられ
ません.“後悔先に立たず”などと言ってみてもハードディスクやトイレのドアとはチと
違う.こうなったらベランダから窓を割って侵入するしかなさそう.で,“そうだ,鍵を
交換しよう”.

ちょっと前のことですが,近所のマーケットで今使っているのと同じ鍵を売っているの
を見ました.何だ,プロでなくても交換が出来るのか・・・と思ったのが伏線.それと見
るからに同じ鍵なのに値段がえらく安いのです.前に取り付けて貰った時は何万円
か取られた様に思うのですが,数千円で売っていたのです.おそらく素人であること
の足元を見られてボられたに違い有りません.だからwebで調べて最強のヤツを今
回こそ自分で交換.やってみて分かったことは“実に簡単”.しかもスイス銀行御用
達の物置鍵(?)でギックリ腰の治ったばかりの桃を守れるのなら安いものです.

今朝も,ガツンと当たらず何の抵抗もなくスルリと鍵を掛けた時はつくづく幸せを感じ
たものでした.







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