
あれやこれや
先日,出張で知多半島の武豊というところに行ってきました.名古屋駅から名鉄線.
これが凄いんです.もう既に何回か使ってますので何とか慣れましたが,お上りさん
にはちょっと覚悟が必要です.何しろ2分おきに次々に行く先の全く異なる電車が同
じホームに入って来る.うっかり間違うと思いも寄らない所に連れていかれてしまい
ますし,ちょっと逡巡していると乗りそこなって次の目的の電車まで何十分か待たね
ばなりません.こうなっては約束の時間に間に合いません.私は幸いなことに名古
屋に詳しい件のNさんからこの辺の事情を聞いていましたので,入念に調べ・・・と思
ったのに,やはりタッチの差で危うく乗りそこなうところでした.名鉄線恐るべし.
さて,先週の土曜日待ちに待ったトリノ王立歌劇場の引っ越し公演を聴きに行きまし
た.出し物はプッチーニのボエーム.同じくトリノ王立の公演は椿姫もありました.ど
ちらにするか難しいところ.もちろん両方行けたら理想ですが,そうすると1ヶ月は水
を飲んで暮らさなければなりません.椿姫はデセイ,ボエームはフリットリが主演.一
つ採れと言われたら困ります.後で書くと思いますが私はどうもプッチーニには馴染
めません.だからヴェルディ作品は耳にタコができる程聞いていますがプッチーニは
滅多に聞かない.ということで馴染みの薄いボエームの方にしました.
相手役はアルバレス.アルバレスを聴きたい(見たくはありません)というのも一つの
理由でした.フリットリとアルバレス.これ以上の組み合わせは望めない程の完璧な
配役です.
主人公達はヴィジュアルには不向きなので今日は双眼鏡は要らないかなとも思いま
したが,怖い物見たさ.やっぱり一応ご挨拶として持参.失礼なことを書いてしまいま
したが,フリットリはそれなりに貫禄はあるものの十分に美しく,ロドルフォが一目惚
れするのも無理はないかなと.ロドルフォの方も脂ぎったアルバレスを想像していた
のですが,そこはひげで見事に隠し,意外や予想以上にスマートになっていました
“うん,これならミミも我慢してくれるか”.
この後,感想やら色々書く予定でしたが,1回で書いてしまってはもったいありませ
ん.次回から少しずつ・・・.
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