
あれやこれや
ある人が話していた素朴な疑問.テレビドラマ(例,捕物帖)などで捕り物の場面に
決まって出る台詞“待てえーっ!!”.犬じゃあるまいし本当の泥棒さんは“マテ”と
呼ばれて待った例しがあるのでしょうか? 待つ訳ありませんよね.だから本当の捕
り物の現場で警察官が“マテ”と言うはずはありません.もしそう言った警察官がい
たとしたら,その人はテレビドラマの見過ぎか,自分の言うことは誰もが従うに決まっ
ていると思っている自己中心的な人なんでしょう.ご近所に警察官が住んでいますの
で,何時かその道のプロに真実の声を聞かせてもらいたいと思っています.
以前に,フルートの調整は業者任せにしてこれからは自分では調整しないというよう
なことを書きました(2007.5.4 バランス調整?).ところで,目次を見る限り私が最初に
使ったフルートの教則本(2007.4.18 フルートことはじめ)と同じ本が未だに出版され
ているらしいことを知り,早速購入しました.いやはや懐かしい.文章そのものさえ覚
えているフレーズが多々ありました.でも,記憶に残る部分のいくつかが無かった
り,結構改訂されているのかも知れません.当時の私はそれ程までに(つまり説明
のフレーズを半世紀近くも覚えている程に)本気になってフルートに取り組んでいた
んですね.そしてタンポやバネの交換を含めたメンテナンスのやりかたもちょっと変
更はあったかも知れませんがしっかり残っていました.ところで,“フルートの調整は
業者に任せて自分で決して触れてはいけない”というのが今の定説.これ,何かウ
サン臭いとは思いませんか? 昔,娘に古いフルートを使わせるためにオーバーホー
ルに業者に出して以来つい面倒で業者任せにしていましたが,この本を見て再び虫
が騒ぎ出しました.因みにこの時代(今から50年位前)のフルートにはミニドライバー
やスプリングフックという特殊な工具が仕込まれた掃除棒が付属していました.つま
り自分でメンテするのをメーカーも標準だと思っていたに違いありません.それが,
ある時から掃除棒は単なるガーゼを通す穴と17mmゲージ(面倒なので説明しませ
ん)の付いた唯の棒になってしまいました.この頃,メーカー(楽器業界)がピアノの
調律のように安定した定期収入を得るため,“素人にメンテはさせるな”との談合が
成立したのでしょう.そう思ったら意地でも自分でやってやる.
ま,今日は唯の独りよがりの決意表明でした.
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