
あれやこれや
先ずは今朝の通勤情報.旧中川に架かるスカイツリーの絶好のビューポイントでも
あるふれあい橋は,このところ“撮り塔”が絶えません.あの人達はこの後,“撮り
鉄”になって江ノ電を写しに行くのでしょう.じゃない,今朝の通勤情報でした.旧中
川にやっとカモが来ていました.初ガモです.ヒドリガモとオナガガモ混成の小さな
群.余りに仲間が少ないので器量は気にくわないけどサイズが同じ位なので“まあい
いか”ということなんでしょう.あと,勤め先間近の細い歩道上で新手の巨大犬(しか
も3匹も)と遭遇しました.多分ボルゾイだと思います.3匹いても皆優しそうな顔をし
ていて擦り抜ける時,少しも怖くはありませんでした.巨大といってもグレートデンほ
どではありませんし,シェパードやドーベルマンよりは大きくても彼らほど怖い顔をし
ている訳でもないので私は何ともありませんでしたが,あんな狭い歩道を3匹も連れ
て歩くのはルール違反だと思います.犬嫌いな人にとっては通行止めと同じですか
ら.
さて,今日はカルメン話の続きです.引っ越し公演といっても超一流劇場のS席6万
円もする公演と違って人数も演出も抑えられているようです.それでも4,50人は舞
台に出ていたのかも知れません.何より簡素な舞台が美しい.簡素といってもチー
プではなく実に筋が通った簡素さです.そして演出も随所に簡略化が目立ちます
が,決して手抜きではなく,無駄,冗長とも思われる部分を排除した引き締まった演
出だったと私は思います.具体的には冒頭の街の風景.目一杯簡素化され,子供
達の悪ふざけもありません.また,最後の闘牛場回りの賑わいもほとんど省略され
ていました.豪華絢爛も良いのですが,このような引き締まった骨太の演出も素晴ら
しい.しかもその最大の効果として入場料が安い,時間が短い(早く帰れるのは有り
難い)と3拍子揃った名公演でした.そして,最重要なことですがミカエラ役のリリア・
フレヴツォヴァさんはじめ,歌手の皆さんも素晴らしかった.歌唱が立派なのは言う
に及ばず,何と言ってもどなたも姿が良い.そして何より・・・あ,これは次回にしまし
ょう.いずれにしても,私が見たカルメンの中ではトップクラスの公演でした.
ただ,カルメンに傷付けられたマヌエリータがどこにいるか分からず,大切な頬の×
印(2008.1.3 必要な×印)を確認できなかったことが唯一の心残りでした.
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