あれやこれや

2007年01月21日
いろいろの続き


今朝,朝食時にニュースを見ていて気になったので,いろいろの続きです.

あるテレビ番組が納豆のダイエット効果を放映したら売り切れ続出だったとか.そし
て,その放送そのものがヤラセで放送局が陳謝したとか.テレビの前で謝った人達
にはお気の毒ですが,これは只の茶番劇です.新聞や他のテレビ番組では“そんな
こと(ヤラセ)をしていないのでこんな不祥事は滅多にない飛んでもないことだ”という
ポーズのために謝らされたようなものです.私はこの人達をむしろ正直者あるいは
単に運の悪い人達だと思います.複数の大新聞や多くのテレビ局はさも偉そうに,
もっとひどい嘘をつき続けていながら正義の味方ぶっています.大体,この番組“あ
るある・・・”なんて罪のない只の娯楽番組で,始めから嘘ばかりと思って見るのが当
たり前.真に受けて納豆を買いあさる方が馬鹿です.何故なら幼い頃から納豆を食
べ続けている私は,直ぐに血圧が上がります(只の気短?)し,肥満と格闘の毎日で
す.

その次のニュースは,これまた詰まらないことですが,センター入試の英語ヒアリン
グ(リスニング)で聞き取りにくかった受験生数百人が再受験することになったという
内容です.これまた関係者が謝っていました.まあ不公平があったのだから謝るべ
きだし,不利があった子供達に再受験をさせるのは当然です.問題はそこではあり
ません.“ゆとり教育”なんて下らないことを言い出した人達と同根だと思うのです
が,ヒアリング(リスニング)などを受験科目に入れることの方が問題です.確かに語
学の主目的の一つは日常のコミュニケーションで,話す,聞くということは最重要な
目的ではあります.だから教育機関でも真剣に子供達に外国語の会話を身につけ
させねばなりません.このことには異論はありませんが,問題なのは大学受験の考
え方です.少なくとも建前は,専門教育に耐えうる能力があるかどうかを試すのが受
験だと思うのですが,そこに単に技術のテストを取り入れると,真の能力の差が分
からなくなってしまいます.今後の通学に必要なので自転車に上手く乗れるかどうか
を受験項目に入れるというのとのと大して違いがありません.こんなことをやってい
るから,考える力のない大学生だらけになってしまうのです.

最後は昨日と同じように頭を冷やすために何の関係もない話.前にちょっと書きまし
たが(2006.07.26 名演inビックリハウス),恐竜展というとつい我慢が出来なくて年甲
斐もなく見学に行ってしまいます.これは前回見学に行った時の目撃談.多分マイア
サウラという恐竜だったと思います.子供を養育している様子が発掘されたので有
名な恐竜の模型がありました.巨大なお母(父)さんの回りに群がる小さな子供達.
相手が恐竜と思ってもほほえましい図です.私の横で見ていた心優しいお母さんが
子供に教えています“あれは小さな恐竜が力を合わせて大きな恐竜をやっつけてい
るところよ”.あなたのお子さんもきっと良い子に育つでしょう.こんな楽しい会話が
聞かれるのだから恐竜展に来て良かったと思いました.確かに,大きい恐竜が小さ
な沢山の恐竜を引き連れている様を見れば,逆に小さい恐竜が大勢で大きい恐竜
を追いかけているように見えても不思議ではありませんよね.






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