
あれやこれや
今朝の新聞に,またまた納豆のダイエット効果を騙った某TV局が前にも同じ様なこ
とをやっていたとの大袈裟な記事が出ていました.以前(2007.01.21 いろいろの続
き)に書いた通り,こんな番組は只の娯楽で,始めから嘘ばかりということは分かり
切っています.今更,蒸し返して取りざたされても製作者が気の毒なだけ.この程度
で問題にされるのなら,どの番組からでも,幾らでもほころびは出てくるはずです.
何しろ,嘘と噂で構成されているのがテレビや新聞(やインターネット)なのですか
ら.私が問題だと思うのは如何にも本当らしく,実は嘘ばかりの“・・・ステーション”な
ど似非報道番組の方です.こちらは正義派ぶって,さも真実であるがごとくにうった
えますので,“あるある・・・”は信用しない程度の理性がある人でも,幾らか素直な
人なら,つい本当のことかも知れないと勘違いしてしまうおそれがある分だけ悪質と
いえます.
大昔,卒論の指導教授でもあった恩師IU先生が,つくづく新聞の無責任さを嘆いて
居られました.当時の私は幾ら何でも事実に関してはそれほど嘘は書けないと思っ
ていましたが,お上の色々な調査機関に関与されていた先生には真実をねじ曲げて
報道する新聞に余程腹を据えかねるところがあったようです.私も,その後何度も
報道のデタラメさ,無責任さを見て,遅ればせながらこのことを実感しています.で
も,いい加減さでは更にその上を行くのがnet情報ですね.まあ,この件は毎回でく
どいのでここでやめます.
今日のテーマはそのヤラセのハシリ.自分で言うのもナンですが,私は幼い頃,既
に新聞のグラビヤを飾っていた程の美童だったのです.その証拠写真もあるのです
が,実家のアルバムの中なので,出てきたらこのページに挿入します.写真のタイト
ルは“さくらほころぶ”.
幼い頃,“ほころぶ”の意味が分からず,勿論,辞書なんて持っていませんでしたの
で妙にこのタイトルが印象に残っていました.就学前,札幌円山公園での撮影なの
で,多分4,5歳の頃のことだと思います.私の美童ぶりに目を奪われた新聞記者
が,“すいません写真を撮らせて下さい”ということになったわけです.つい春風に誘
われて父の友人であるT氏に連れられ,姉と円山公園に行った時のことです.だか
ら,真実はカメラマンが私の美童振りに心を動かされたのか,(ちょっとあり得ません
が)姉の美少女振りを撮りたかったのか,はたまた美男子のT氏が絵になると考え
たのか・・・.可能性は低いのですが,ただサクラが咲き始めたのを記事にしたかっ
ただけで,我々は偶然そこを通りかかっただけ・・・ということも考えられなくもありま
せん.とすると,美童だったというのも錯覚?
モデルになることを承諾した(勿論,承諾したのはT氏です)結果,はしごに登ったカ
メラマンからの注文“こっちを見ないで・・・ほら後足を少し曲げて歩いている風
に・・・”,色々うるさいんです.子供心に,“それじゃ意味ないじゃん”と思ったことも良
く覚えています.これが世に名高きヤラセの始まりだったとは知る由もありませんで
したが.そして新聞に載った写真の中の私たちは美しさの片鱗も見えないピントの
合わないボケボケの只の背景でした(ピントはサクラに合っている).でも,足だけは
不自然に歩いているように写っていました.
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