あれやこれや

2007年03月10日
巨大犬に接近遭遇


ついにやってしまいました.それほどのことではありませんが,例の巨大犬に接近遭
遇.

いつもの川岸の通勤道.橋を渡って左に曲がり川岸の土手道に入ります.と,目の
前に例の巨大犬.でも,20mほど先で向こうを向いて,つまり同じ方向に歩いている
のでまず追いつく心配はない.なぜなら足の長さが違うし敵はなんと言っても4本持
ってます.で,観察の好機と,ついて行くことにしました.振り向かれるのは怖いので
すが,暫く行けば道を外れるのも分かっています.

ところがです.ちょっと気を許した隙に見えなくなってしまったのです.こりゃ大変.横
からわっと飛び出されたりしたら万事休す.私の出来ることは悲鳴を上げることだけ
しか残っていません.でも直ぐ訳が分かりました.更に前の方に柴犬が散歩していた
のです.つまり,無用のトラブルを避けようとの判断で平行している脇道へそれたの
でした.これほどの巨大犬ですので柴犬なんてハムスターと変わりません.気が変
わって一噛みすれば柴犬は半分になります.ということはこいつは凶暴?

脇道を行く2匹の巨大犬はその長足にも似合わず意外にゆっくり歩いて居るんで
す.だから短足が自慢の私との距離もさほど開きません.よって私も更にゆっくり.
追い越す程の蛮勇は私にはもちろんありません.このままのペースなら20mの間隔
を保ったままいつもの横にそれるところまで行き着けそうです.・・・と思ったのは素
人考えでした.困ったことに途中にある水飲み場で休憩を始めてしまいました.これ
じゃ私も追いつかないわけには行きません.私だって見栄はあります.犬たちの休
憩が終わるまでその場で立って待っているのは不愉快ですし,何より意気地無しみ
たいで(意気地無しですが)みっともない.そうは言っても引き返すのはもっとみっと
もない.一応,平行している脇道との距離は3mくらいありそうですし,勇気を振り絞
って(大袈裟),追い抜くことにしました.そしてついに,距離3mでオオカミより大きい
2匹の巨大犬が直ぐ脇にいます.

以下は,ちびりそうになりながらの勇気ある観察記録です.2匹とも短毛で薄茶と焦
げ茶のブリンドル(ブチ模様).1匹は断耳していますが小柄の方は垂れ耳.奥さん
か子供でしょう.それと犬種はウルフハウンドではなくグレート・デンでした.話には
聞いていましたが間近で見るとグレート・デンは流石に立派でした.見かけとは裏腹
に実に可愛い顔をしていました.そして,目が合ってしまいました.デン“やぁ,こんに
ちは”・・・私“は,は,はいっ,お日柄もよろしく・・・”.こうして見るからに怖ろしげな
巨大犬と会話が成り立つことが分かったのでした.

その後,いつもの自分が大型犬だと信じている実はダックス並みの黒いラブラドル・
レトリバーが前からやって来て,無謀にも尾を振りながら近付こうとし,デンの方もな
つっこい性格らしくそばへ寄ろうとするので,それぞれの飼い主は必死になって手綱
を押さえてました.





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