あれやこれや

2007年05月10日
連休の課題1


今朝はとうとうカモ(メ)は一羽もいませんでした.昨日書いた最後のカルガモの姿も
なかったので,まあ,一安心というところ.鳥はそれぞれ別の所に2羽の小さなサギ
と橋の下に巣くっているハト数羽だけ.ところで2羽のサギ,小さいからコサギなんで
しょうか? またCさんに聞いてみます.大きいのがダイサギ,小さいのがコサギ,中
間がチュウサギと勝手に決めていますがちゃんとした見分け方があるんでしょう.

さて本題.今年のゴールデンウィークも例年通り何ということもない休みでした.予定
していた作業は沢山あったのですが,結局予定通り実行したのは,どうしてもやらな
ければならない蘭の植え替えだけ.これも例年通り.それと幾つかの実験(樟脳船,
豆腐など)も考えていましたが,その内たった一つだけ中途半端ながら実行しまし
た.今日はこの話題.なお,有り余るそれ以外の残りの時間は溜まりに溜まったオ
ペラのDVDの(ゴロ寝での)鑑賞.毎日三作品くらいは見(聴い)ていました.これだ
けでフラフラ.

その前に例によって余談です.熱帯魚などの温度制御は大昔から比較的最近まで
バイメタル式以外には手段が殆どありませんでした.バイメタルとは膨張率の違う二
枚の金属を張り合わせた短冊状の棒.膨張率が違うので温度によって僅かに曲が
ります.この先端に接点を付けてON-OFFさせるという巧妙な仕掛け.でも,ON-
OFFの瞬間に出る火花が諸悪の根元で,テレビ,ラジオなどへのノイズ源であると共
に高温の火花ですので接点のこびりつきも生じ,よく煮魚(幾ら熱帯魚でも煮込まれ
たら堪まりません)を作ったものでした.気が付けば,今や半導体式が主流になり,
バイメタル式の欠点はことごとく解消されています.ところで,貧乏性で物が捨てられ
ない性格の私は,使えそうなら何十年も前からの機材であっても使っています.当時
としては珍しかった投げ込み式のヒーター兼サーモスタットもその一つ.当然バイメタ
ル式です.しかも投げ込み式にするために小さく作ってあるので精度が低い,ガラス
管に封じてあるバイメタルの調節ネジは簡単には回せないので設定も容易ではあり
ません.でも投げ込み式というのは貴重品で,ミニ水槽の温度制御にはこれしか手
段がなく,まとめ買い(これがいけない)をした物を今でも使っています.

この連休を利用してペンシル館を作ろう.つまり,一週間程度,繁殖水槽で産卵さ
せ,産まれた子供を歩留まり良く育てれば100匹くらいにはなりますので,これを
75cmの水槽に全部入れてペンシル館にしようという目論見です.あ,ペンシルという
のは店員の無知につけこんで金線ラスボラとして破格で入手した魚(ナノストマス・ベ
ックフォリディ)のことです(2006.3.8 白点病).36cmの繁殖水槽に例のバイメタル式
の投げ込みヒーターを入れ・・・,温度は26℃・・・よしよし.これに,A君と名付けた仲
間のオスを粛正した大きなボス(2006.11.4 ペンシルの子供)とメス三匹を入れまし
た.これが連休の一週間前.つまり稚魚の初期の餌付けに連休を予定していたの
です.初期の餌付けが歩留まりの殆どを決めるので,じっくり観察できる連休にとい
うことです.

中途半端に実行した実験というのはその餌付けに使うシュリンプの殻溶かし孵化法
のこと(2006.10.14 ブラインシュリンプ昔話)なんです.シュリンプを初期の餌付けに
利用できると歩留まりは圧倒的に良くなります.だからペンシル館が出来るはず.

また途中までで申し訳ありませんが,長くなったので続きは明日に・・・時間と元気が
あれば・・・.





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