
あれやこれや
1.ロケ
江ノ電沿線は富士山,江ノ島,大島,広い海岸,波打ち際,牧場(昔はあった),昔
ながらの踏切,花の寺,洋館,蔦の匍うレトロなトンネル,・・・と美しい景色に事欠か
ないのでテレビ映画等のロケによく使われます.私も何度も遭遇しました(2006.5.6
境川係留まで)が,画面に出して貰ったことは一度もありません.まあ,俳優さんが
かすんでしまうといけませんものね.
江ノ電とは関係ありませんが,お隣の家のベランダが洗剤のコマーシャルに使われ
たこともありました.女優さんがかすむという理由はこの場合成り立たないと思うの
ですが,出演したのはお隣の奥さんではなく,若いタレントさんだったそうです.また
別の隣家は診療所なのですが,道路を挟んだ向かいの家の痴話喧嘩から刃傷沙
汰になり,外人の奥さんが血まみれになって診療所に逃げ込み,その後マスコミの
来襲で大騒ぎだったこともありました.後日(翌日?),主婦向けの昼のバラエティー
番組はこの話で持ち切りだったそうです.これはロケとは言いませんね.
さて,付け足しのようですが,この項の本題です.極楽寺駅.江ノ電の駅の中でも最
も趣のある駅です.私は(他の乗客も)早く帰りたいのに乗っていた電車がロケに巻
き込まれて止まってしまいました.煌々とライトが点けられ,俳優が何度も乗ったり降
りたり,ドアが開いたり閉まったり.“俺たちの朝”(2006.5.6 境川係留まで)という
番組の収録です.関係のない我々はいらいらしているのに結局何のお詫びもありま
せんでした.しかも撮してもくれない(?).失礼な話です.なお,昔の江ノ電は乗客に
対してひどく不親切でした.この件は後で書きます.
2.遠足
花火大会の混雑もなかなかですが(2007.4.27 ひとり喧噪の中で),予め日時が分か
っているので避けることもできます.でも,突然降って湧く災難が遠足.長谷駅に着
いた時にホームに溢れんばかりの子供達を見た時のショックを想像できますか?
アレがみんな乗ってくるの? そうなのです.只でさえ子供はうるさいものですが,遠
足の時は格別.何しろ一人が騒ぐと,別の子は更に大きい声を出さなければ聞こえ
ない.そしてまた別の子は・・・.ということで,丁度音響機器のハウリング現象のよう
に止めどなく声は大きくなっていきます.車両全体が“ぐわ〜ん”と鳴っているような
ものです.おそらく外で聞いたらサイレンを鳴らしながら電車が走っていると思うかも
知れません.超満員の上に喧嘩はするは,食い物は食うは.もぅ最低(最高)!!
あれほどの経験が出来るのは江ノ電沿いの住民と小学校の先生だけだと思いまし
た.
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