あれやこれや

2007年07月19日
餌の味(餌3)


いつも書いている通り私のウリは偏食です.なので,大抵の食べ物は食べ物ではあ
りませんが,家族として一緒に暮らしている生き物達の食べ物の味見(毒味?)は飼
い主の義務.私がエビ,カニが食べられたら,先ず魚に与える前に味のチェックをし
てみるはずです.乾燥ミジンコならふりかけ代わり・・・.と冗談みたいに書いてます
が,これを実践している人が居ました.大昔に読んだ観賞魚雑誌の投稿欄への珍し
い小学生と思しき子供からの投書です.以下は内容を思い出しながら書いた私の創
作です.こんな内容でした.(ぼくは魚が大好きで,いつも魚の気持ちが分かったら
いいなぁと思っています.だから,餌をやる時はいつもその味を確かめています.初
めて買った餌はどんな味がするか分からないからです.A社のBは少し後味が残る
のですが香ばしくてなかなか美味しい.でもC社のDは苦くてとても好きになれませ
ん.それでも不思議なことに魚はBよりDの方をよく食べるのです.まだまだ僕は魚
の気持ちになることができません.これからも餌を通して魚の気持ちをもっともっと
理解できるようがんばります.)とか何とか言いながら,各社の餌の味を色々比較し
ていました.今時,彼もいい年のおじさんでしょうし,投稿して雑誌に載ったことは彼
にとっては忘れられない出来事でしょうから,どこかのホームページかブログにこの
時の体験談を書き込んでいることでしょう.気が付いた方が居られたら教えて下さ
い.

今となっては冷凍餌が近所のマーケットで売っているし,生き餌の確保にさほど努力
は不要な時代です.ブラインシュリンプを孵化させ,ミジンコを繁殖し,如何に長く赤
虫を生かしておけるかなどの話題がありましたが,今や昔の物語.魚たちが喜ぶな
らと,色々試してみるのですが,結局魚たちの大好きなのはテトラミン.冷凍ミジンコ
も冷凍アカムシもテトラミンには敵いません.研究熱心なドイツ人が何十年も掛けて
開発し,未だに世界のトップセラーなのですから仕方ありませんね.おいしそうなアカ
ムシを無視してペラペラのフレークをむさぼる魚たちを見ていると飼い主としては情
けなくなります.

ここで本題に入ります.ロンの時代のドッグフード(言葉として変ですが,そういうカテ
ゴリーで売られている犬用の専用餌という意味です)は開発初期ということもあった
かも知れませんし,ペット後進国日本の製品ということもあったかも知れませんが,
安かろう不味かろうの見本でした.それから何十年も経過し,熱帯魚のテトラミンの
ように大成功する製品もあるようにドッグフード業界も研究したのでしょう.今や犬の
最上の餌はドッグフードということになっています.勿論これは業界が裏で暗躍(?)
して犬の飼育書の著者や獣医を巻き込んだ結果に違いありません.まあ,今の物
は栄養的に問題があったり段ボールを混ぜ込んだりはできないでしょうから,知識
の乏しい,あるいは愛情に欠ける飼い主にとっては確かに理想的な餌かも知れませ
ん.でも私は違います.犬の餌に関してはチトうるさい.そんじょの獣医とは格が違
います.第一,桃は実の三女.父親の血を受けて桃も食い物にうるさいはずです.

これから本論が展開する訳ですが,今日は睡眠不足なのでここまで.





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