あれやこれや

2007年08月16日
美人に追われて(大森4)


女性恐怖症の故に,この年になるまでさっぱり女性と縁の無い私ですが,誰でもが
一度位はこんな経験はあるものです.私にだって.直ぐ終わりますのでご面倒でもお
付き合いを.

その女性の名前はのりこちゃん.いかにも可愛らしい名前でしょ.母親似の目がパ
ッチリした美人で(母君も今でも思い出してもチャーミングな方でした)私より7歳下.
モモママと同い年です.昨日と同じ岩市荘に住んでいた頃の話です.ん・・・ということ
は・・・そう私が小学校の下級生,のりこちゃんはやっと歩き出したばかりの一歳か
二歳でした.トホホ.

彼女にとって“世間”を知ってからの最初の友達が私だったのです.何しろ,やっと
歩き出したのりこちゃんにとって階段を使わずに行ける“世間”は向かいの私の家だ
けだったのですから.それでも彼女は審美眼は確かだったのです.私を見ると飛ん
できて来て(当時は冷房なんて無いので,夏場は玄関のドアは開けっ放しでした),
家の中,何処へ行っても,私の後をついて来たものでした.

彼女にとっては私の後ろをついて歩くことが人生の最大関心事.自慢じゃありませ
んが,桃を除いて今に至るまで女性に付きまとわられたのはこの時だけです.でも
困ったことが一つ.これも桃とあまり変わりません.人生の最大関心事ということは
生理的欲求も忘れてしまうということ.私を追い掛けながらも何度も何度も家の中で
水溜まりを作られてしまったという次第.

モモママと同い年のあののりこちゃん,今頃は良いお母さんになっているんでしょう
ね.






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